2020.12.13sun
【連載コラム】名古屋・新栄のブックカフェ「CENTRE(センター)」店主の『CENTREと、本と、人。』
日刊KELLYをご覧の皆様、初めまして。
名古屋市中区新栄で、『CENTRE(センター)』(@centre.nagoya)という本屋と喫茶店が混ざり合った、小さな図書館のような店舗を運営しております、中村恭平と申します。
この度ご縁を頂戴しまして、CENTREの代表者として、私なりに感じていることを書きながら、本も紹介させていただけるということで、有難く筆を取らせていただいております。
どうかお楽しみいただければと思います。
本日は第1回ということで、兎にも角にも「CENTRE」という店舗が何なのか、中村という人間がどんな人間なのか、少しでもご理解いただければと願いながら、その根幹に関わる書籍の紹介もいたします。
中区・新栄のブックカフェ「CENTRE(センター)」
「CENTRE」という店舗は、新栄のランドマークビルである「雲竜フレックスビル」東館の1階に、2020年7月1日に開店いたしました。新しくも古くも感じる落ち着いた店内には、壁一面に設置した本棚に約2,000冊のノンフィクション書籍が収納されています。こちらの書籍は、入口正面のカフェカウンターにてご注文を頂戴いただければ、大きなテーブルやソファなどのお席で自由にお読みいただくことができます。
書籍については、店内でお読みいただくだけではなく、それぞれ裏面に記載されたお値段でご購入も可能です。そうです、「CENTRE」は本屋でもあります。
「CENTRE(センター)」の成り立ち
「CENTRE」は、私自身の基本的人格、大切にしている思いが詰まりに詰まっています。それは、人間が必ず持っているはずの「もっと知りたい、もっと学びたい」という、新たな物事への好奇心、成長への欲求、進化への欲求、明日はもっと良い自分でいたいという願いそのものが、私たち人間を強く支えていること。そしてそれが、変わり続ける時代の中で人間が人間らしくあるための、中心的感情であると固く信じていることです。
普通に働く私たちにとって、様々な職業や知恵についての見識を拡げること、心に抱える悩みを少しでも軽くしてくれること、残った仕事を整理すること、目指す資格取得に向けて勉強を続けること、就職や転職への情報を収集すること、どんな使い方でも構いません。
個人個人が自分と向き合い、日々の中に溶け込んで自分を前に進めてくれるような店舗を創りたいと思い、「CENTRE」を開業しました。
ノンフィクションという選書
ノンフィクションの書籍に絞っているのは、先に述べたような理由からです。この世界で現実に生きる私たちが書いた、人間のこと、職業や生活の知恵のこと、自然現象のこと、世界で起きた事実や争い、他者との関係性や精神世界など、「人と世界」に関わる本を幅広く取り扱っています。好奇心や自分の世界を拡げるにふさわしい本です。
もちろん、PCやタブレットを持ち込んでお仕事に没頭するための電源や、フリーWi-Fiなどの環境も整っており、お客様の現実のお役に立てるような店舗だと自負しております。ぜひ美味しい珈琲やスイーツなどと合わせて、店内を覗いていただきたいと思います。
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「好奇心から生まれる」今月の本
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