モダンでおしゃれな瀬戸焼「翠窯(すいよう)」の食器が新登場。現代の食卓に合うカレー皿や和食器たち【ケリーストア】
#暮らし

2020.12.26sat

モダンでおしゃれな瀬戸焼「翠窯(すいよう)」の食器が新登場。現代の食卓に合うカレー皿や和食器たち【ケリーストア】

愛知県瀬戸市にある窯元「翠窯(すいよう)」が手掛けるのは、モダンでおしゃれな食器たち。

陶芸家の穴山大輔さんと、妻で画家の穴山文香さんが、「古き良きものを現代の食卓に」をコンセプトに、瀬戸焼の魅力を現代の食卓に提案しています。

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モダンでおしゃれな瀬戸焼「翠窯(すいよう)」の食器が新登場。現代の食卓に合うカレー皿や和食器たち【ケリーストア】

愛知県瀬戸市にある窯元「翠窯(すいよう)」が手掛けるのは、モダンでおしゃれな食器たち。 陶芸家の穴山大輔さんと、妻で画家の穴山文香さんが、「古き良きものを現代の食卓に」をコンセプトに、瀬戸焼の魅力を現代の食卓に提案しています。 ▼「ケリーストア」はこちら 【新商品】「翠窯(すいよう)」が新店舗に加わりました。【新商品】「翠窯(すいよう)」が新店舗に加わりました。https://kelly-net.shop/news/5fe4312072eb461010c5e5f8愛知県瀬戸市の「翠窯(すいよう)」が「ケリーストア」に仲間入り。モダンでおしゃれな食器たち。陶芸家の穴山さんの代表作「カレー皿」や、美しい蓮のデザインを現代にアレンジした、オーバル型のうつわがそろいました。料理の時間が楽しくなったり、盛り付けにちょっぴり自信が持てたりする。「翠窯(すいよう)」のうつわをぜひ食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?▼詳しくは日刊ケリーの記事でも紹介していますhttps://kelly-net.jp/enjoytoday/2020122605504936785.html モダンでおしゃれな瀬戸焼「翠窯(すいよう)」の食器が新登場。現代の食卓に合うカレー皿や和食器たち【ケリーストア】 「古き良きものを、現代の食卓に」 そんな想いを掲げているのは、瀬戸焼で有名な愛知県瀬戸市にある「翠窯(すいよう)」の穴山さん。落ち着いた色合いでありながら、個性的なデザインと、細部に宿るあしらいで、ファンを増やしている「翠窯(すいよう)」。その誕生のきっかけや思いについて、穴山さんに伺いました。 きっかけは、瀬戸の町が持つエネルギー 愛知県瀬戸市に窯を持つ「翠窯(すいよう)」。手描きの絵をそのまま彫った石膏型から生まれた「陽刻」シリーズや、ろくろを使ったカレー皿などを中心に、食器を制作しています。 「翠窯(すいよう)」を手掛ける、栃木県出身の穴山大輔さん。大学で陶芸を勉強後、2005年に市の運営する瀬戸市新世紀工芸館にて、2年間の陶芸研修を受けます。 穴山さん  大学卒業後も焼き物を作りたいと思っても、ろくろや窯をそろえるのは金銭的にも難しい。陶芸に必要な設備や道具があり、好きな制作ができる瀬戸市新世紀工芸館に、入りたいと思って瀬戸に来ました。 全国の中でも拠点として瀬戸を選んだ理由は何だったのか。穴山さんは、瀬戸の持つエネルギーに惹かれたのがきっかけと言います。 穴山さん  僕が来た2005年は、ちょうど愛・地球博(2005年日本国際博覧会)の年だったので、会場だった瀬戸からエネルギーを感じました。移住前に全国各地の産地を見てまわり、どこで制作したいかを考えていたの中でも、特に町に活気があって、期待させるものがあったんです。 瀬戸に魅了された穴山さん。しかし瀬戸に来る前から瀬戸焼にこだわった訳ではないのだとか。 穴山さん  大学時代は美大生の多くが現代アートに夢中で、僕も工芸科でしたが、憧れがあり、オブジェやインスタレーションアートに関心がありました。 でも瀬戸に来てから、瀬戸焼の作家や歴史と触れ合って、器って面白いと気づいたんです。 学生時代に必須でろくろや器の技法を学んできた穴山さんが、器の世界に飛び込んだきっかけは、瀬戸焼の骨董だったと言います。 穴山さん  古い焼き物の骨董に出合って、うつわのサイズ感でもこんなに表現できるんだって思いました。次第に器にどんどん興味が出てきましたね。 瀬戸市新世紀工芸館に在学中から現在に至るまで、数々の陶芸展にて受賞経験を持つ穴山さん。 穴山さん  在学時もコンペで受賞しましたが、金銭的にも十分でなく、工場やコンビニ、飲食店など、瀬戸で制作を続けるためにバイトを掛け持ちしていました。それでも制作を続けたかったんです。 ありのままに惹かれている。瀬戸焼の持つ人間味 一体、数ある焼き物の中でも、瀬戸焼に惹かれた理由は何だったのでしょうか。その理由は、瀬戸焼の持つ長い歴史や人間味にあると言います。 穴山さん  積み重ねてきた歴史があって、技術を持った人がすごくたくさんいます。そして、人間味が出ている点も瀬戸らしいなと。 例えば、昔の白磁のお皿に転写シールを貼る技法があるのですが、ちょっとずれていたりするんですよね。きれいに貼れるはずなのに、それでもいいや!って出荷している、そういった良さがある。 程よいゆるさや人間味があって、実に自然的で、そのまま人間が見えてくるような美しさがあります。本当に出てくる美しさって、意図していない中で生まれると思っています。 しかし、瀬戸焼の歴史が長いことや、大衆化されていることから、高い技術に対して評価がされていないこともあるのだとか。 穴山さん  あらゆる人が関わっているので、正直なんでもできる。それが故に、食器のブランドとしては大衆化されてしまっていて、値段がそこまでついていないこともあります。 なぜ技術力が高いのかというと、昔は作り手と売り手の間に問屋がいて、問屋がデザインの発注などを行うディレクター的な存在でした。だから、製造元は作るだけでよく、作り手の技術レベルがすごく高いんです。 また、問屋から次々と依頼を受けた経験から、常に新しい挑戦をしてきたので、ものすごく技術がアップしていきました。 2人の共作によって生まれる日常使いの瀬戸焼を、1000年先へ 高い技術力を持つ職人が多い瀬戸で、全国的にも知名度を誇る「翠窯(すいよう)」。 穴山さん  1000年以上の歴史を経ても受け継がれる瀬戸焼に、僕は惹かれています。その魅力を、今の時代のものとして生み出したい。だから、コンセプトとして「古き良きものを、現代の食卓に」と掲げています。 穴山さんが得意とする、ろくろを用いて作り上げた「カレー皿」は、自然的な曲線美が特徴的です。 また、「翠窯(すいよう)」の代表作「lotus/ロータス」シリーズは、2000年も続く蓮の意匠を取り入れた食器。奥様の文香さんが絵を描き、コンマ数ミリの高低差を付けながら、丁寧に彫り上げた型を用いて仕上げています。 ※上記のお皿は販売が終了しています 穴山さん  古き良きものを現代の食卓に合わせることが重要だと思っています。良いものを作っても、使いやすくないと日常に取り入れにくいですよね。良いだけでなく現代の食卓にも合う、デイリーに使えるものを手掛けていきたいです。 「うちの食器も、1000年先にも残していきたい」 と語る穴山さんの挑戦はまだまだこれからも続きます。 また、クリエイターズショップ・ループでも出店中です。ぜひ店頭にて実物を見てみてください。 ▼「クリエイターズショップ・ループ」について、詳しくはこちら https://kelly-net.jp/enjoytoday/2020120305502635290.html ▼「ケリーストア」はこちら https://kelly-net.shop/news/5fe4312072eb461010c5e5f8 ※掲載内容は2020年12月時点の情報です。

モダンでおしゃれな瀬戸焼「翠窯(すいよう)」の食器が新登場。現代の食卓に合うカレー皿や和食器たち【ケリーストア】

「古き良きものを、現代の食卓に」

そんな想いを掲げているのは、瀬戸焼で有名な愛知県瀬戸市にある「翠窯(すいよう)」の穴山さん。落ち着いた色合いでありながら、個性的なデザインと、細部に宿るあしらいで、ファンを増やしている「翠窯(すいよう)」。その誕生のきっかけや思いについて、穴山さんに伺いました。

きっかけは、瀬戸の町が持つエネルギー

愛知県瀬戸市に窯を持つ「翠窯(すいよう)」。手描きの絵をそのまま彫った石膏型から生まれた「陽刻」シリーズや、ろくろを使ったカレー皿などを中心に、食器を制作しています。

「翠窯(すいよう)」を手掛ける、栃木県出身の穴山大輔さん。大学で陶芸を勉強後、2005年に市の運営する瀬戸市新世紀工芸館にて、2年間の陶芸研修を受けます。

穴山さん  大学卒業後も焼き物を作りたいと思っても、ろくろや窯をそろえるのは金銭的にも難しい。陶芸に必要な設備や道具があり、好きな制作ができる瀬戸市新世紀工芸館に、入りたいと思って瀬戸に来ました。

全国の中でも拠点として瀬戸を選んだ理由は何だったのか。穴山さんは、瀬戸の持つエネルギーに惹かれたのがきっかけと言います。

穴山さん  僕が来た2005年は、ちょうど愛・地球博(2005年日本国際博覧会)の年だったので、会場だった瀬戸からエネルギーを感じました。移住前に全国各地の産地を見てまわり、どこで制作したいかを考えていたの中でも、特に町に活気があって、期待させるものがあったんです。

瀬戸に魅了された穴山さん。しかし瀬戸に来る前から瀬戸焼にこだわった訳ではないのだとか。

穴山さん  大学時代は美大生の多くが現代アートに夢中で、僕も工芸科でしたが、憧れがあり、オブジェやインスタレーションアートに関心がありました。
でも瀬戸に来てから、瀬戸焼の作家や歴史と触れ合って、器って面白いと気づいたんです。

学生時代に必須でろくろや器の技法を学んできた穴山さんが、器の世界に飛び込んだきっかけは、瀬戸焼の骨董だったと言います。

穴山さん  古い焼き物の骨董に出合って、うつわのサイズ感でもこんなに表現できるんだって思いました。次第に器にどんどん興味が出てきましたね。

瀬戸市新世紀工芸館に在学中から現在に至るまで、数々の陶芸展にて受賞経験を持つ穴山さん。

穴山さん  在学時もコンペで受賞しましたが、金銭的にも十分でなく、工場やコンビニ、飲食店など、瀬戸で制作を続けるためにバイトを掛け持ちしていました。それでも制作を続けたかったんです。

ありのままに惹かれている。瀬戸焼の持つ人間味

一体、数ある焼き物の中でも、瀬戸焼に惹かれた理由は何だったのでしょうか。その理由は、瀬戸焼の持つ長い歴史や人間味にあると言います。

穴山さん  積み重ねてきた歴史があって、技術を持った人がすごくたくさんいます。そして、人間味が出ている点も瀬戸らしいなと。

例えば、昔の白磁のお皿に転写シールを貼る技法があるのですが、ちょっとずれていたりするんですよね。きれいに貼れるはずなのに、それでもいいや!って出荷している、そういった良さがある。

程よいゆるさや人間味があって、実に自然的で、そのまま人間が見えてくるような美しさがあります。本当に出てくる美しさって、意図していない中で生まれると思っています。

しかし、瀬戸焼の歴史が長いことや、大衆化されていることから、高い技術に対して評価がされていないこともあるのだとか。

穴山さん  あらゆる人が関わっているので、正直なんでもできる。それが故に、食器のブランドとしては大衆化されてしまっていて、値段がそこまでついていないこともあります。
なぜ技術力が高いのかというと、昔は作り手と売り手の間に問屋がいて、問屋がデザインの発注などを行うディレクター的な存在でした。だから、製造元は作るだけでよく、作り手の技術レベルがすごく高いんです。

また、問屋から次々と依頼を受けた経験から、常に新しい挑戦をしてきたので、ものすごく技術がアップしていきました。

2人の共作によって生まれる日常使いの瀬戸焼を、1000年先へ

高い技術力を持つ職人が多い瀬戸で、全国的にも知名度を誇る「翠窯(すいよう)」。

穴山さん  1000年以上の歴史を経ても受け継がれる瀬戸焼に、僕は惹かれています。その魅力を、今の時代のものとして生み出したい。だから、コンセプトとして「古き良きものを、現代の食卓に」と掲げています。

穴山さんが得意とする、ろくろを用いて作り上げた「カレー皿」は、自然的な曲線美が特徴的です。

また、「翠窯(すいよう)」の代表作「lotus/ロータス」シリーズは、2000年も続く蓮の意匠を取り入れた食器。奥様の文香さんが絵を描き、コンマ数ミリの高低差を付けながら、丁寧に彫り上げた型を用いて仕上げています。
※上記のお皿は販売が終了しています

穴山さん  古き良きものを現代の食卓に合わせることが重要だと思っています。良いものを作っても、使いやすくないと日常に取り入れにくいですよね。良いだけでなく現代の食卓にも合う、デイリーに使えるものを手掛けていきたいです。

「うちの食器も、1000年先にも残していきたい」

と語る穴山さんの挑戦はまだまだこれからも続きます。

また、クリエイターズショップ・ループでも出店中です。ぜひ店頭にて実物を見てみてください。

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※掲載内容は2020年12月時点の情報です。

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