2021.3.3wed
舞台『魔界転生』天草四郎役・小池徹平さんインタビュー!
2018年に上演され、豪華キャストによる壮大なエンターテインメント時代劇が話題を呼んだ、舞台『魔界転生』。原作は、1967年に『おぼろ忍法帖』として単行本化された、山田風太郎の伝奇小説です。そんな大ヒット作が2021年4月の愛知・刈谷市総合文化センターを皮切りに再演!
今作で天草四郎役を演じる小池徹平さんに、作品への意気込みをインタビューしてきました。
舞台『魔界転生』で演じる、“天草四郎”役への意気込み
『魔界転生』の初演は映像で観たんですが、プロジェクションマッピングなどの現代技術と時代劇が見事に融合していて、思わず見入ってしまう作品でした。設定はSFチックですが、転生の理由となる登場人物の未練など、柳生十兵衛を中心に巻き起こる人間ドラマも見どころで、とても面白かったです。
今回演じる天草四郎は、“妖術使い”という肩書きが昔から印象的な人物で、ポスター撮影の時に「ちょっと妖艶でミステリアスな感じで」という要望があり、僕の中のイメージともしっくりきました。悪役と言われたりしますが、僕はそう思っていなくて。本当は純粋な少年で、彼なりに理由があって蘇っているので、そこに説得力をもたせたいというか。彼の悲しみや人間らしさを表現できるといいなと思います。
初演舞台の、柳生十兵衛が「俺は空っぽだから全部受け止めてやる」というシーンで、泣けてきちゃって。そんな台詞が響くような天草四郎を演じたいですね。