2021.3.16tue
名古屋駅近くに「SUNDAY FULLER CAFE(サンデーフラーカフェ)」がオープン。NYスタイルの店内でコーヒーやスイーツを堪能
2021年2月24日、名古屋駅から徒歩約8分の場所に、「SUNDAY FULLER CAFE(サンデーフラーカフェ)」がオープン。こだわりのエスプレッソマシンで淹れたコーヒーや、口当たりなめらかなフォームミルクを使ったカフェラテ、今話題のクロッフルを、NYをイメージした店内で楽しめます。
名古屋駅近くに「SUNDAY FULLER CAFE(サンデーフラーカフェ)」がオープン。NYスタイルの店内でコーヒーやスイーツを堪能
名駅エリアにある「SUNDAY FULLER CAFE(サンデーフラーカフェ)」
名古屋駅から南東に歩くこと約8分、ビルの2階にある「SUNDAY FULLER CAFE(サンデーフラーカフェ)」は、2021年2月24日にオープン。コーヒーをはじめとする様々なドリンクとスイーツが楽しめるお店です。
カフェ未経験だったという店主・棚橋さん。この店を運営する「SUNDAY DESIGN」で働き、同店の店主に任命されました。
ゼロから始めた「SUNDAY FULLER CAFE」への思いやメニュー、店内デザインへのこだわりについて、お話を伺いました。
ゼロからのスタートだからこそ、コーヒーにはとことんこだわった
ーーカフェを始めたきっかけは何だったのでしょうか?
棚橋さん 心のどこかで、ずっとカフェをやってみたいと思っていました。このビルの上に美容院を作る際、空いていた2階を何かに使えないかと考えたとき、このタイミングでカフェをやってみようと決まったんです。
ーーゼロからのスタートってとても大変だと思うのですが、カフェ開業に向けてどうやって勉強したのでしょうか?
棚橋さん 「doubletall.into.cafe(ダブルトール・イントゥ・カフェ)」の店主兼バリスタである近藤さんの元で修業し、豆の挽き方や抽出方法について学びました。スタッフのメンバーは、特にみっちりと勉強してきましたね。
ーーコーヒーにかなり力をいれていますよね!コーヒーへのこだわりを教えてください。
棚橋さん 特にこだわったのが、「ドリップコーヒー」。コスタリカ、パプアニューギニア、コロンビア産の豆を使用してます。グレープフルーツのような爽やか香りと酸味のある味わいが特徴です。
そして豆のブレンドだけでなく、豆の挽き方や抽出の仕方、全てを少しずつ変えて飲み比べました。試行錯誤の末、このオリジナルブレンドにたどり着きました。
ーーでは、お店のおすすめは「オリジナルブレンド」ですか?
棚橋さん もちろん、「ドリップコーヒー」もですが、「カフェラテ」もおすすめです。フォームミルクを作る機械は、名古屋でも数台しか店に置いていない優れもので、フォームミルクの温度や舌触りなど、自分たちが納得いくまでこだわったフォームミルクを使っています。
ーーカフェオレと聞いて驚きましたが、使うコーヒーだけでなく、フォームミルクまで計算して作り上げていると聞いて納得しました!
棚橋さん コーヒーやエスプレッソを使ったドリンクの他にも、紅茶やオリジナルソーダ、ソフトドリンクもあるので、コーヒーが苦手な方でも選ぶのに迷ってしまうような、豊富なドリンクメニューを用意しています。
今話題の「クロッフル」などフードメニューも
フードメニューの中でもおすすめは、スタッフの声から生まれた「クロッフル」。クロワッサン生地をワッフルメーカーで焼いた、新感覚グルメです。
「SUNDAY FULLER CAFE」のクロッフルの上には、バニラアイスが乗っており、熱々できたてのクロッフルと冷たいアイスクリームのマリアージュはやみつきに。削ったホワイトチョコ、シナモンが、味のアクセントになっています。その他にも、ガトーショコラなど、スイーツメニューやフードのバラエティも増えていく予定です。
NYで出合ったあの雰囲気を作りたくて、築60年の歴史を活かした店内デザインに
築年60年があるビルの2階を改装してできた店内は、カウンターの奥にアートやファッション関連の本、海外の雑誌が飾られています。
ーーお店のコンセプトは何でしょうか?
棚橋さん テーマはニューヨークです。昔、ニューヨークに約1年間住んでいた時に、ニューヨーク・マンハッタンの高層ビル「フラットアイアンビルディング(Flatiron Building)」の近くにあるホットサンドとコーヒーの店がすごく好きで。その店と店周辺の雰囲気を、店内デザインに落とし込みました。
「ニューヨークをイメージした店内」というと、作り込んで綺麗にやっている店が多いですが、うちはこの古い建物を生かし、ちょっと粗くして作りこみすぎないように仕上げています。
棚橋さん ちなみに、「フラットアイアンビルディング」は、日本語で「平べったいアイロン型ビル」という意味で、三角形の珍しい建築様式の外観が特徴です。別名、「フラービル」とも呼ばれていて、そこから店名の「SUNDAY FULLER CAFE(サンデーフラーカフェ)」になりました。
ーーお店のテーマには棚橋さんご自身の思い出も含まれていて、独自性がありますね。
棚橋さん オリジナリティをもっと出していこうと思ったのも、それまで迷った経験があってこそでした。
有名なカフェのコーヒーの淹れ方やこだわりが知りたくて、名古屋市内のコーヒーショップを巡って店主さんに質問したり、様々な種類のコーヒーを飲み比べてきましたが、結局、自分の好きなことをやればいいと思ったんです。当たり前だけれど、道に迷うと忘れがちですよね。
棚橋さん コーヒーの淹れ方一つでも、ネットや本で調べたら、いろんな方法が出てきます。でも最終的には自分の正しいと思ったことを貫き、自信をもって淹れることを大切にいています。
「一人暮らしの方も多いので、一人でもふらっと立ち寄れるような、居心地の良い空間や交流の場をつくりたい」という棚橋さん。都心にひっそりと佇む「SUNDAY FULLER CAFE」が、大好きだったNYのあの店、あの町の雰囲気以上に、魅力ある場所になるはず。
ぜひ同店に足を運んでみてはいかがでしょうか。