WAHAHA本舗の我さん、元・モーニング娘。の新垣里沙さん、元・宝塚歌劇団の緒月遠麻さん、アイドルの関西ジャニーズJr.のお二人、俳優一本の津山直紀さん、劇団で殺陣の道場もされている清水順二さんなど、出演者の方々のバックボーンを集めるだけでも、すごいものができそうですが、みなさんの稽古を見ていて刺激になることはありますか?

やっぱり、遠麻さんのあの声の出し方は、かっこいいなって思いますよね。宝塚が染みてる声の出し方をするんですよね。あれはかっこいい。憧れますね。

声の出し方のコツを聞いたりとかは?

「その声はどうやって出してるんですか」って聞くほどの関係じゃないんで、まだモジモジしてます。僕が遠くから見て、そうやって思ってるだけです。遠麻さんも、俺が稽古中に言うことで笑ってくれるようになってきてるので、もうちょっとですね。

稽古現場でお話しするにしても、ソーシャルディスタンスがゆえに、なかなか距離が縮まりにくいとか、コロナ禍の影響って稽古場にもありますか?

ありますね。やっぱり一番困るのが、しょうがないですけど、みんなマスクしてやるじゃないですか。基本、顔芸の人なんで、ちゅうえい。目でしか演じることができない。それだと、なかなか感情が伝えられなくて。なので、マスクを剝ぎ取った瞬間に、野坂さんも立ち上がって拍手するんじゃないですかね。最後まで、こういうことやってたんだねって。

稽古中は、やはりずっとマスクなんですね。最後のゲネプロとか本番直前は、マスクはずしてやるかもしれませんね。そのときに、全貌が明らかになるというか。

稽古中は、本当にみんなずっとしてます。だから声がこもっちゃってるのは、しょうがないんですけど、みんながマスク解放した時も楽しみの一つなんですよね。で、もう今江くんは「(サンシャイン)池崎に似てるな」って思ってる。

本当に今、マスクしてる顔しかみなさんのイメージがないくらいずっとしてて、もしかしたらとったときに一瞬気付かないくらいの人もいるかもしれないですよね。マスクで印象変わるんで。ポスターだと、今江くんの鼻と口隠しても池崎に見えないんですけど、マジで稽古中の今江くんを見てほしいです。あれに水玉の鉢巻つけたら、池崎なんですよ。

池崎さん説も。

「マスクをしたとき」って忘れないでくださいね。そうしないと僕、叩かれちゃう(笑)。

マスクをしてる時に、そう見えるってことですもんね!本当に初舞台で初対面の方ばかりでとなると、チャレンジングでしたよね。

そうですよね。稽古中もそうですけど、休憩中も換気しながらマスクしながら、できるだけ会話もしないじゃないですか。その時に目だけしか見えないから、表情が全部見えればいいんですけど、みんなお互いに何を考えているかわからないし。そういう意味では、仲良くなるのもゆっくりになってきますよね。

チームワークで一つの笑いを生み出して、それぞれの間も掴まないといけないですもんね。

やってみると、お笑いの“間”とそんなに違わないのかなって感じはありますね。あと僕は元々、リアクション大きめの人なので、「リアクション大きめにとってもらいたい」って野坂さんに言われてたんですけど、そこらへんは肌に合ってるというか。引っ掛かりなくできますよね。

野坂さんからの言葉で、印象に残っていることはありますか?

野坂さんと一回盛り上がった話が、子どもに「くさい」って言われるとへこむよねって話。
「子どもに“くさい”って言われても、もうどうしようもできないんだよ」って野坂さんが言ってて、俺も「そうなんですよ。朝起きて、2歳の娘に“おはよう”って言うと、おえってやられてるんですよ」って。

お父さん同士の切ないエピソードですね…。

演出家と芸人の枠を超えて、二人の初老の男性の話ですよ。

プライベートのちょっとしたことですけど、お父さんとしての心境を語り合うのは、親密になる一つの手段ではありますよね。最後に、舞台の意気込みと、見てくださるファンの方へのメッセージをお願いします。

お笑いでは見られないような一面が見られると思います。みなさんに気を付けていただきたいのが、本番中はギャグやると思われると思うんですけど、ギャグは一切やりません、というかできません。その代わり、カーテンコールで今まで話したような爆笑ギャグが見られるので。絶対、爆笑ギャグです。笑う準備しておいてください。以上です。

カーテンコール“も”、楽しみですね。

爆笑しすぎなきゃいいけどっていう。

コロナ禍だと劇場で、「声出しはひかえてください」とアナウンスがありますけど、爆笑ギャグに関しては、お客さんに心置きなく笑ってほしいですか?

笑ってほしいですけど、大丈夫ですよ。みなさんの笑顔を見るだけで、ウケてたって分かるので。逆を言うと、声を聞かなくても「みんなどうせ笑ってるんだろうな」ってプラスに考えれるので、声出さなくて大丈夫です。飛沫は一番ダメですからね。「どうせ笑ってるんでしょ」ってこっちも思いますから。全部プラスに考えますんで。

出演
ジョン・スミス役:今江大地(関西ジャニーズJr.)
スタンリー・ガードナー役:河下 楽(関西ジャニーズJr.)
ボビー・フランクリン役:ちゅうえい(流れ星☆)
メアリー・スミス役:新垣里沙
バーバラ・スミス役:緒月遠麻
ポーターハウス警部役:我善導(WAHAHA本舗)
新聞記者役:津山直紀
トラウトン警部役:清水順二(30-DELUX)
公演日程・会場
名古屋公演:2021年4月23日(金)〜25日(日)/ウインクあいち
チケット
前売:8900円 当日:9200円(全席指定)※税込
好評発売中
取り扱い:チケットぴあ、ローソンチケット、e+(イープラス)
※未就学児入場不可
スタッフ
脚本:レイ・クーニー
翻訳:小田島雄志・小田島恒志
演出:野坂 実
プロデューサー:山田とゐち(LIVEDOG)
主催:中京テレビ放送
主催・企画・製作:SHY BOYプロデュース
公式ホームページ
https://shyboy.jp/runfor/

※掲載内容は2021年4月時点の情報です

LINEお友だち登録

Please Share

ちゅうえいさん(流れ星☆)にインタビュー!SHY BOYプロデュース舞台『ラン・フォー・ユア・ワイフ』の意気込みを語る

WRITER

KELLY Editors

KELLY Editors

「地元での暮らしがより心地良く、自分らしく、喜びを感じる日々になりますように」。そんな思いを込めて、まちの情報を丁寧に編んだコンテンツを配信します。

  1. トップページ
  2. EVENT
  3. インタビュー
  4. ちゅうえいさん(流れ星☆)にインタビュー!SHY BOYプロデュース舞台『ラン・フォー・ユア・ワイフ』の意気込みを語る

KELLY’S
RECOMMEND
おすすめ記事

PICK UP! 注目の記事

SERIES 連載もの

ABOUT日刊ケリーとは

"GOOD LOCAL"な、
東海のライフスタイルマガジン。

雑誌『KELLY』がお届けする、"GOOD LOCAL LIFE(地元でのよりよい暮らし)"のためのWebマガジンです。「地元での暮らしがより心地良く、自分らしく、喜びを感じる日々になりますように」。そんな思いを込めて、まちの情報を丁寧に編んだコンテンツを配信します。身近な巡り合いで、地元がもっと好きになるはず。