環境にやさしい料理をテーマに「Bistro Inachevé(ビストロ イナシュヴェ)」がミッドランドスクエアに誕生!【名古屋】
#ランチ

2021.5.2sun

環境にやさしい料理をテーマに「Bistro Inachevé(ビストロ イナシュヴェ)」がミッドランドスクエアに誕生!【名古屋】

環境にやさしい料理をテーマに「Bistro Inachevé(ビストロ イナシュヴェ)」がミッドランドスクエアに誕生!【名古屋】

有名なホテルなどで腕をふるってきたフレンチの酒井淳シェフがオープンさせた3軒目のお店は、環境にやさしい料理をテーマとした新ブランド〈ビストロ イナシュヴェ〉。さっそく、お店に込めた思いとこだわりのメニューについて酒井シェフに聞いてきました。

体にやさしいから、環境にもやさしい料理へ

「終わることのない料理への探究、そして進化」をコンセプトに「イナシュヴェ=未完」という名前で体にやさしい料理を創造し続けている酒井シェフ。そして、食のサステナブルへの取り組みもスタートさせるべく、その第一歩となるのが、今回オープンしたSDGsビストロ「ビストロ イナシュヴェ」です。人目を気にせず、くつろいで食事を楽しんでほしい思いはそのままに、フードロスを意識した食材でメニュー考案し、今の時代に合ったSDGsビストロをオープンさせました。

フランス料理を作る上で、地球にもやさしいということを大事にしたい

「ビストロ イナシュヴェ」をオープンさせた人気フレンチシェフ・酒井淳シェフが料理に込めた思いを語ってくださいました。

エコやサステナブルを意識し始めたきっかけを教えてください。

酒井シェフ シェフになった時、自分のオリジナリティを見つけるために、フランス料理を違う角度から勉強し始めました。そこで、フランス料理の歴史に行き着き、植民地支配によって発生した貧困問題について改めて考え、自分がフランス料理を作る上で、環境や人を大事にしたいと思ったことがきっかけです。そこから、フェアトレードのものを使ったり、捨てるものができるだけ少ない商品にこだわったりするようになりました。フードロスをなくす、地球にやさしいものを仕入れて料理するなど、そういうことを意識して料理を始めたのが29歳の時でした。今回もオープンのお話をいただいた時に、SDGsに取り組むフランス料理店としてオープンしたいなという思いがありました。

フードロスを意識したメインディッシュは、本格スープセット

可能な限り“フードロス”をなくすために考えられたメニューは、おいしくて体に良く、環境にもやさしいスープ。丁寧に煮込んだ4種類の日替わりスープの中から、2種類好きな味を選び、さらにサラダと主食、食前茶も付いた本格派スープセットです。旬の野菜、魚、肉を使って、塩、クリーム、トマトなど、さまざまな味をベースに洋風、和風、中華、アジアンと毎日4種類ジャンル問わず用意。スープにとどまらず、カレー、シチュー、スープパスタまで、ご飯やパン、ヌードルに合う汁物もあり、一人ひとり好きなスタイルでスープセットを楽しむことができます。

「SDGsスープセット」(税込1320円)※11:00~14:00 平日限定(売り切れ次第終了)

こだわりのサイドメニューには、食前茶として季節感あふれる香りの「ジンジャーハニーティー(春の時期は桜)」が付きます。契約農家から届く新鮮野菜に、酒井シェフ自慢のフレンチソースドレッシングをかけた、彩り豊かなニース風シェフズサラダ。主食には、パン・キヌアライス・ヌードルのいずれか一つもセットに含まれていて、スープに浸して食べるのも◎。

プラス300円で追加できるオプションの中には、こだわりの絶品白米や美容に最適な「ようさんたまご」のトリュフの温玉もあり、サラダやスープにトッピングしても、卵かけごはんにするのもおすすめ。楽しみ方を広げてくれるサイドメニューにも注目です。

★酒井シェフのSDGsスープセットのこだわりポイント
酒井シェフ  「SDGsスープセット」は、フードロスを意識したメニューになっています。野菜は多少形が悪くても、すり潰してしまうので問題なく、そういった商品化できなかった野菜を使うことで、環境にやさしいスープを提供します。また、エコフィードの豚肉は2007年に豊橋のホテルに着任した時から取り組みとして活用していて、おいしい三州豚を生産している豊田市の「トヨタファーム」と提携し、「あいちひめ(雌の豚肉)」を使うことで、SDGsにチャレンジしています。

リーズナブルな価格がうれしい!贅沢なアフタヌーンティー

※画像はイメージです

14時から17時の間の限定で提供される「アフタヌーンティー」。三重になったスイーツが目の前に運ばれてくるだけで気分が上がること間違いなし。約15種類のスイーツをぎゅっと詰めた3段のお重箱は、ビジュアルのインパクトはもちろん、一つひとつ丁寧に作られた品々が並べられた、大満足のボリューム内容に。ミニカレーとミニハンバーガーは、好きなほうをセレクトし、季節ごとに変わるメニューも一部あるなど、何度も訪れたくなるラインナップが魅力的。そして、満足感が高めな上に、リーズナブルな価格帯もうれしい。

アフタヌーンティーのメニューに含まれている「スコーン(季節のコンフィチュールと自家製バター)」は、うさぎモチーフの器で登場。細部までこだわったかわいらしい見た目にもときめきます。

★酒井シェフのSDGsスープセットのこだわりポイント
酒井シェフ  アフタヌーンティーのこだわりは、メニューのバリエーションが豊富なのと、写真写りを意識したメニューにしました。食べ残しがもったいないので、二の重の焼き菓子は、残れば持ち帰りも可能です。また、価格もいろんな方に味わっていただきたいのでリーズナブルにしています。しょっぱいものと甘いものでバランスを見ながら、食事のように楽しんでいただければと思います。

話のきっかけにもなるこだわりのランチョンシートにも注目!

席に着くと、真っ先に目に飛び込んでくるランチョンシートにもこだわりが!

酒井シェフ  パリの街をランチョンシートにしてほしいとオーダーしました。小さいお子さんが来たら、ぬりえをして楽しんでもらうこともできます。また、パリのカフェなどに行くと、老舗のランチョンシートが出てくるので、そういったところのイメージもあって、ランチョンシートにもこだわりました。フランスが好きな人は、会話のきっかけにもなりますので、ぜひ注目してみてください。

今後も意欲的に取り組みたい、サステナブルなSDGsビストロへの挑戦

フードロス削減の一環として、食べ物を余すことなく使うように、メインディッシュのスープは、肉も骨も野菜の端っこも使い、一流シェフの手ですべていい出汁に。少子化対策も考え、女性にとって大切なビタミン・葉酸を豊富に含む「AMBERようさんたまご」を使った料理も使用しています。今後は、卵の殻を肥料や土壌改良材として再利用していくことも考え、今後もまた違った角度からSDGsへの取り組みをしていく予定です。

おいしい料理を味わいながら、環境を考えるきっかけにもなる「ビストロ イナシュヴェ」。季節によって変わるメニューやSDGsを意識した取り組みなど、今後も目が離せません!人にも環境にもやさしいおいしいスープやスイーツで、ほっこり癒されてはいかがでしょうか。

※掲載内容は2021年4月時点の情報です
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

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