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【連載コラム】編集部コバヤシの「美術館と癒しの備忘録」-memo.14 『バッティングららら 緑店』-

2021.06.15〈Tue〉

最終更新日:2021/06/10

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最終更新日:2021/06/10

こんにちは! 今月発売になる『ケリー8月号』の最終締め切りを終え、一息ついているコバヤシ(@maikoba_22)です。23日(水)に発刊されるので、ぜひチェックしてみてください。

さて、今回はこれまでの常識を覆す、最新の展示場所ができたと聞きつけて、「バッティングららら 緑店」さんに行ってきました。アートとどんな関わりが?と思った方、早速スクロールしてみましょう。

【連載コラム】編集部コバヤシの「美術館と癒しの備忘録」-memo.14-

『バッティングららら 緑店』

無意識的に存在する、最新のアートスペース


バッティングららら」さんは、創業50年にもなる老舗のバッティングセンターで、愛知県内に8店舗あります。地域の人々の憩いの場として、それぞれの地元に根付いている場所ですが、中でも注目したいのが、2021年3月にリニューアルをした緑店!
“バッティング=野球好きが来る場所”という常識を覆し、「バッティング×現代アートの空間」を実現させています。


エントランスが大きなホワイトキューブとなり、インスタレーション作品が飾られています。ローカルカルチャーである“バッティングセンター”に、“現代アート”という異なるカルチャーを掛け合わせることで、野球に興味がなくても入れる、まさに新しいバッティングセンターが誕生したのです。
まだまだ敷居が高いとされる“現代アート”に対して、バッティングをしに来た人たちが自然と興味を持ってもらえるような、きっかけの場になっています。


《neuro―muscular interaction》

現在は、人体構造や身体の仕組みを着想とした立体作品を主に制作している安宮理子さんの作品が飾られています。シャンデリアにも見えるような作品は、神経から筋肉へ情報伝達する様子を表現していて、バッティングをしている時に無意識的に身体が行っていることを可視化できるようになっています。出入りする人の動きに合わせ、独特な光り方を見せてくれるので、私はしばらくエントランスで棒立ちでした(笑)。


今回の取り組みは、アートの展示や空間プロデュースを手がける「SYNONYM」とコラボしたアートプロジェクト。展示テーマ「Growing Space(成長する空間)」に沿って、作品も特定の展示期間は設けず、空間や時代に呼応したアーティストの作品を随時追加されていくそうです。これからも楽しみですね。

もっと気軽に現代アートを楽しむために


店内のネオンもおしゃれなデザインがきいています。

私は「美術館が好きで巡っています」と公言しているので、「どうやって楽しむんですか?」と、最近よく聞かれますが、正解と思う答えは分かりません(笑)。
技術的に優れた部分や時代背景、作品に込められた思いなどは、もちろん知るに越したことはないですが、知っていなくても、作品を見た瞬間に「なんかすごい!」とか「これ好き!」とか「へぇ~これはなんだろう?」とか…素直なままに感じてみるのが一番だと思っています。

作品を初めて見た時に感じるものもあれば、何回か見たあとにようやく気が付けるものもあると思います。時には、以前感じたこととは違うことを感じ取れるようになっているかもしれません。

現代アートは難しいと言われることが多いですが、「バッティングららら」の社長さんは「アートは気付き」と言っていました。
目の前にある作品と、普段私たちが考えていることや思っていることにどんな結びつきがあるのか。みなさんも気軽な気持ちで作品と向き合って、いろいろな思想を膨らませてもらいたいです。

今月の癒し

しっかりとバッティングもしましたが、バットがボールに当たった時はとっても感動! 久しぶりに身体を動かして、清々しい気持ちにもなりました。
1ゲーム100円で10球打つことができます。バットやヘルメットなど、無料貸出用品もあるので手ぶらでOK! ぜひスカッとしたい時は足を運んでみてください。

今後も緑店では作品点数を増やしたり、尾張店では平面作品の公募展をしたりしていくみたいです。新しい感性が磨かれそうな「バッティングららら」に注目です!

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