犬山「HAU（ハウ）」で地元の人に愛されるシンプルなかき氷を堪能

店主の草野さんが「ぜひ食べてほしい」と、おすすめしてくれたのは「げんこつ（きなこ）」（800円）というメニュー。犬山の名物「げんこつ飴」のきなこを使ったオリジナルの一品。一口食べるとふわりと優しい口溶けに、香ばしいきなこの香りが広がり、食べる手が止まらなくなります。余計なものは一切入れない潔さが見事です。

煮詰めたミックスベリーを飾った「ミックスベリーピスタチオ」（1000円）。　

塗装職人の顔も持つ店主の草野さん。店の壁と天井の塗装は、自身で担当したそう。草野さんは「赤鰐」（P26）の店主・五島さんからかき氷作りを指南された弟子の一人。きめ細かな氷の削り方や成形の仕方、どこから食べても均一なシロップの打ち方など、技を受け継いでいます。バーでの間借り営業を経て、犬山に店を構えたのは3年前。地元の氷屋で純氷を仕入れ、この地で自身のかき氷を届けています。

カウンター5席の店内。メニューは常時3～5種類で、テイクアウトも◎。喫茶スペースの増設やイベント出店など、これからの活躍が楽しみです。

前店の看板をあえて残したユニークな外観。「氷」の提灯を見逃さないで。　

ハウでゆったりとかき氷を堪能してみてはいかがでしょうか。

※掲載内容は2021年6月時点の情報です