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【8月20日公開】松坂桃李さん×鈴木亮平さん共演の映画『孤狼の血 LEVEL2』の白石和彌監督が名古屋の先行上映会に登壇!

2021.08.20〈Fri〉

最終更新日:2021/08/11

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最終更新日:2021/08/11

【8月20日公開】松坂桃李さん×鈴木亮平さん共演の映画『孤狼の血 LEVEL2』の白石和彌監督が名古屋の先行上映会に登壇!

映画『孤狼の血 LEVEL2』の先行試写会が名古屋で先日行われ、前作に引き続き監督を務めた白石和彌監督とプロデューサーの高橋大典さんが登壇されました。映画の見どころや現場の雰囲気について語っていただきましたのでご紹介します。

原作は、柚月裕子さんの『孤狼の血』シリーズ三部作。前作から3年後が描かれた本作は、広島の裏社会を治める刑事・日岡(松坂桃李)と、刑務所から出所した上林(鈴木亮平)を軸に、原作では描かれていないオリジナルストーリーです。

いろんな思いを吹き飛ばす映画となった『孤狼の血 LEVEL2』

――この作品に込められた思いを教えてください。

白石監督  世の中の状況が変わり、撮影が延期になるなど、撮影が止まってしまって大変な時もありましたが、松坂桃李さん演じる刑事・日岡の敵役となる鈴木亮平さんは、クランクインすると「セリフの言い方を忘れちゃいました」と言いながらも、ファーストカットから「映画を作るってこんなに素敵なことで、こんなに楽しいことなんだと思って毎日夜、泣いていました」と、本作でこんなひどい役をやらされながら、喜びに打ち震えていましたと言っていました。いろんな思いを吹き飛ばすような映画ができて、僕はもちろん、スタッフキャストも、本当にうれしい時間を過ごさせていただいたなと思いました。

高橋さん  前作では、映画館でのセールスをやらせていただいておりましたが、今回は制作に参加させていただきました。仕上がった時は、こういった作品に参加できて本当に良かったなと思いました。ぜひ、名古屋や中部地区のみなさんにも楽しんでいただきたいと思っています。

白石監督  前作は大上という役を演じた役所広司さんが主演を務めていたのですが、実は『孤狼の血』の後に原作で『凶犬の眼』が出ていて、映画の終わりを変えてしまった関係もあり、イメージとして本作は、『孤狼の血』と『凶犬の眼』の間くらいのエピソードかなと原作者の柚月さんに相談しながら考えたオリジナル作品です。

作りながら少し肌触りを変えたいなとも思っていました。役所広司さんが演じる大上の代わりは誰にもできないので、本作では、日岡の前にクセの強い人がどんどん出てきて、どちらかと言えば日岡にみんなが襲い掛かっていって…そしてアクションを増やすようなイメージで作りました。

――暴力の連鎖の悲しみや権力の闇のような部分に込められた思いも教えてください。

白石監督  僕の師匠が反権力の人だったというのもあって、「警察は国家権力の犬だ」と僕らにずっと言っていましたし、映画というメディアはそういうメディアかなとも思っています。前作の時もテーマにしていたものでもありますし、続編の『LEVEL2』でも入れられるといいなと思いました。

鈴木亮平さんの圧巻の演技は、役作りのレベルの高さから

――鈴木亮平さんの演技に圧倒されました!演出やアドバイスについて教えてください。

白石監督  鈴木亮平さんの役としての作りこみはハリウッド的で、準備をものすごくしていて、例えば、広島弁も通常は方言があったら、制作者側のこちらが方言テープを作って渡すのが通常の日本のやり方ですが、彼はテープを渡す半年前くらいから友人に教えてもらって完成していて、セリフだけでなく日常会話でも広島弁を喋れるようなレベルの作りこみができる信頼できる人で、そこに関しては安心していました。

コロナ禍ということもあり、当時は読む台本が本作だけだったようで、台本を読み込んでくれて深掘りし、3周くらい回ってこういうふうになっていますね。夜中に、こういうイメージどうですかって写真が送られてきたこともあって、髪型の相談もしていました。

――鈴木亮平さんの役は、特殊な役のようで役作りも大変だったかと思いますが・・・

白石監督  前作の『孤狼の血』は、実録ヤクザ映画のようなリアルな感じで作ろうと思っていましたが、『LEVEL2』では、リアルというよりは少し作り込んだ世界観にしたほうが面白くなるのではと思って、亮平くんとも、リアルのぎりぎりの線を少し超えた役作りをしたほうが面白くなるという話はしていました。そういうのも踏まえて作ってくれたと思います。

前作を超える勢い!パワーアップした日岡を演じた松坂桃李さん

――今回、松坂桃李さんのイメージが前作と違って驚きました。パワーアップしたなと感じた部分や、白石監督が描く人間模様などにおいて、演技指導などこだわったポイントを教えてください。

白石監督  松坂桃李さんは、直前まで映画『いのちの停車場』に出られていて、本作との間が短かったのもあるかと思いますが、本人から思い切って髪型を短くしたいと話がありました。緊急事態宣言中には、桃李くんから誘われてオンライン飲み会をしたんですよ。その時に桃李くんが髭を生やしていて、「なんで生やしているの?」って聞いたら、「こういう時にしか生やせないので、どんな感じになるのか見たくて生やしています」って言っていましたが、たぶんあれは僕に見せたかったのかなと思っています(笑)

あとは、本作にアクションが多いことを、本人もすごく意識していて、衣装合わせなどでも前より全然シャープに絞り込んでいで、腹筋を見せるシチュエーションはあまり作れませんでしたが、腹筋も割れていましたね。脚本も前作から時間も飛んで、大上の代わりを軽くこなしているような役でスタートしていましたので、ワイルドな感じを出せたらいいよねと話していました。日岡のキャラクターを本人も気に入ってくれているので、そんなに言わなくても既にできていましたね。

――松坂桃李さんからは「僕はトム・クルーズじゃない」という発言も!?

白石監督  窓の3階から飛び降りる場面があったのですが、ガッチャマンも7階から飛び降りるシーンがあるので、3階ならいけるかなと思って話したら、「それだけは無理です」って言っていました(笑)台本上には書かれていない部分でも、可能であればアクションに持ち込んだりしていました。

桃李くんが撮影に入ってくるのが、亮平くんの1週間後くらいだったので、亮平くん演じる上林組の大変な撮影を終えた後に桃李くんが入ってきました。メイクさんや衣裳さんが「松坂さん何とかしてくださいよ」と言っていたり、そういうのも面白くて良かったなと思いました。

――人間模様について大切にされていることは何でしょうか。

白石監督  日岡や上林などのメインキャラクターはもちろんですが、細かいところまで、裏設定など一人ひとりの役にストーリーを作ってあげることですね。あとは、どんな悪い人にもいいところがあるというか、優しい一面があるとか、そういうのを見せることで膨らんでいくのかなと思って、映らないところまでいつも細かくやっています。

――キャストの方とはキャラクターについて話されたりしましたか?

白石監督  前作に引き続き、広島で撮影しましたが、コロナ禍なので、外に出歩くのは禁止にしていましたが、こういった作品なので静かに部屋にいるのもなと思っていたところ、関係者しか入れない「居酒屋孤狼の血」のお店をプロデューサーが作ってくれたので、夜な夜なそこへ通って、僕のいないところで設定を膨らませていたようです。また、西野七瀬さんもそこへ行っていたようで、煙草を吸ったことがないという話をしていた時に、上林組に囲まれて吸い方を教えてもらったりなど、楽しんでいたようです(笑)。

――2作目とのことでプレッシャーはありましたか。

白石監督  プレッシャーはもちろん、ありましたが、それよりもこの状況下で新たに映画監督としてデビューするような気持ちで臨んでいました。もしかしたら炎上するかもしれない内容でも、そんなことより、やりたい映画を作りたいという思いでやっていたので、そんなにプレッシャーに感じてはいなかったです。

心を掴む演技で、今後も期待したい村上虹郎さん

――――村上虹郎くんの演技にも驚きました。そのあたりもぜひ教えてください!

白石監督  虹郎くんは、とても考えているし、会話の仕方が相手の心を掴むと言いますか、そういう感じがありましたね。あの若さでいろんな経験を積んでいるでしょうし、上手な俳優さんで、どんどんいい役者さんにさらになっていくんだろうなと期待もあります。僕も彼の人生にあと何本かの映画で関わっていきたいなと思います。

原点回帰でちゃんと暴れられる映画を作りたい

――作品から監督のエネルギーもとても感じました。この作品で、力を注いだ部分やエピソードなどがあったら教えてください。

白石監督  今作はみんなの熱量が高くて、意外と僕は冷静ではいましたね。けがのないように、スケジュールもタイトではあったので、天気の心配だったり、不安要素はありました。前作のほうが、僕がエネルギーを出さなくてはという思いが強かったかもしれませんね。今回は、逆にみんなが暴走したがっていたので(笑)展開がとにかく早く、次から次へといろんなことが起こるので、1つひとつのシーンに力を入れてやっていました。上林がとにかくひどいことをしてくるんですよ。今回は、ジャンル映画として、原点回帰でちゃんと暴れられる映画を作りたいと思って作りました。

STORY
3年前に暴力組織の抗争に巻き込まれ殺害されたマル暴の刑事・大上の後を継ぎ、広島の裏社会を治める刑事・日岡(松坂桃李)。しかし、刑務所から“ある男”が出所したことにより、今まで治めていた危うい秩序が崩れていく。やくざの抗争、警察組織の闇、マスコミによるリーク、身内に迫る魔の手、そして圧倒的な“悪魔”の上林(鈴木亮平)の存在によって、日岡は絶体絶命の窮地に立たされることに―。

映画『孤狼の血 LEVEL2』
2021年8月20日(金)よりミッドランドスクエアシネマ他にて公開
監督 / 白石和彌
原作 / 柚月裕子『孤狼の血』シリーズ(角川文庫/KADOKAWA刊)
脚本 / 池上純哉
出演 / 松坂桃李、鈴木亮平、村上虹郎、西野七瀬、中村梅雀、斎藤工、滝藤賢一、中村獅童、吉田鋼太郎 他
公式サイト / https://www.korou.jp/ R15
©2021「孤狼の血 LEVEL2」製作委員会
※掲載内容は2021年8月時点の情報です

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