「喫茶山猫軒」で本とコーヒーにどっぷり浸かる!居心地の良い喫茶店【名東区・星ヶ丘】
#喫茶店

2021.11.14sun

「喫茶山猫軒」で本とコーヒーにどっぷり浸かる!居心地の良い喫茶店【名東区・星ヶ丘】

今年オープンしたばかりの自家焙煎したコーヒーと読書が楽しめる喫茶店。店内には約700冊もの本が棚に並び、コーヒーと本好きにはたまらない空間です。早速、本とおいしいコーヒーとの出合いを求めて、編集部が店長の鈴木さんに会ってきました。

昔からお店を出すことが夢だった

――「喫茶山猫軒」のトレードマークでもある猫の看板が印象的です。今回、お店をオープンされたきっかけや、コンセプトを教えてください。

鈴木さん  自分のお店をやりたいという夢が昔からあって、コーヒーと本も好きだったので、コーヒーと本に囲まれて、ゆったりくつろげる、隠れ家のような場所を作りたいなと思って、オープンさせました。

鈴木さん  店名の「喫茶山猫軒」の由来は、小学生の時から読んでいた宮沢賢治さんの『注文の多い料理店』から名付けました。猫が好きなのもありますが、童話作品『銀河鉄道の夜』に出てくるジョバンニなど、宮沢賢治さんの作品に猫が出てくることが多く、猫をモチーフにしようと決めました。

――店内にも猫モチーフの絵や置物が散りばめられていますね。

鈴木さん  壁に飾ってある絵は、イラストレーターの黒ねこ意匠さんのもので、店内に合うものを選んでもらい、飾っています。実は、看板に描かれている黒猫のイラストも黒ねこ意匠さんにお願いして描いてもらいました。個人的に好きで、お店をオープンする際に直接お願いし、描いていただくことになりました。

――カウンターにもびっしりと本がたくさん並んでいますね。

鈴木さん  店内に今は、700冊ほどあるかと思いますが、全体の4分の1は自分のもの。他には、近所の方が持ってきてくださったりすることもあり、置いてある本のジャンルは幅広いです。また、書籍5冊もしくは、文庫10冊などいらなくなった本と、コーヒーチケット500円分を交換する取り組みも以前しておりまして、様々な本が集まったと思います。カウンターに座った時に、目の前に並んでいる今まで知らなかったような新たな本との出合いがあるのもいいですね。

――メニュー表やショップカードのデザインも素敵ですね。

鈴木さん  ショップカードは、本に絡めてしおりにもなるデザインにしました。本を読む時にも使えて便利ですよ。また、少しでも楽しんでもらえるようにメニュー表も少し変えたく、原稿用紙のデザインにしました。

こだわりの喫茶メニューを楽しんでほしい

――コーヒーやメニューへのこだわりも教えてください。

鈴木さん  メニューは、喫茶メニューを中心にそろえています。また、私一人で一品一品思いを込めて丁寧に作っておりますので、複数ご注文をいただいた場合には、メニューのご提供時間にお時間をいただいておりますので、ご了承いただけますとうれしいです。

前職はサラリーマンでしたが、元々コーヒーが好きで、自分自身で豆を買って自分で焙煎をしていました。このあたりから本格的にコーヒーを追求し始めたかと思います。今回オープンするまでに、他の喫茶店で2年ほど経験を積んできましたので、過去の経験が今に生きています。

鈴木さん  コーヒーは、ストレートコーヒーとアレンジコーヒーを用意し、飲んだ時にすとんと飲みやすく、柔らかい滑らかな味わいになるように意識して焙煎することにこだわっています。

深煎りコーヒー「コロンビア」(500円)。

鈴木さん  コーヒーの種類としては、苦味が強い「コロンビア」や「グアテマラ」など深煎りが4種類、苦味と酸味のバランスが良い「モカ・マタリ」など中煎りが2種類、香ばしさと酸味を兼ね備えた「ブラジルブルボン」の浅煎りが1種類と、ストレートコーヒーで7種類あり、豆も新米の豆を厳選して焙煎しています。旬のコーヒーを楽しんでもらうために、季節でコーヒーの種類も変えていこうと思っています。

「かためのプリン」(350円)。

「焼きたてワッフル ミックスベリー」(450円)。

鈴木さん  コーヒーと合うスイーツは14時より提供しています。「かためのプリン」は、昔ながらの喫茶店のプリンをイメージして、全卵を使ったむっちり固めの食感に仕上げました。また、「焼きたてワッフル」は、焼きたてのあつあつワッフル×ひんやりアイスの温度感と、表面のカリカリとしたワッフルの食感を楽しんでもらえたらと思います。

――クリームソーダの見た目がきれい!トーストも食べ応えがありそうですね。

「ピリ辛ピザトースト」(550円)。

鈴木さん  トーストは、食べ応えがあるように厚切りにしています。たっぷりのチーズがのっている「ピリ辛ピザトースト」は、ピリ辛の中にもアクセントになるサルサソースを加えました。

「クリームソーダ 夕暮れ」(650円)。

鈴木さん  クリームソーダは「エメラルド」「夕暮れ」「青空」の3種類があります。見た目にもこだわって、「夕暮れ」はツートンで鮮やかにしてみました。混ぜるとまた色合いが変化するので、見た目も楽しみながらゆったりと過ごしてもらえるとうれしいです。

居心地の良さを大切に、新しいことにも挑戦していきたい

――今後どのようなお店にしていきたいですか。展望を教えてください。

鈴木さん  隠れ家のような心地良い空間を目指しながら、本棚ももっと増やしていく予定です。そして、オフラインオンラインでの豆の販売や、貸本など、新しいことも始めたいなと思っています。

一人でも気軽に入りやすい読書も楽しめる喫茶店へ、新たな本との出合いを求めて足を運んでみてはいかがでしょうか。おいしい喫茶メニューと本に囲まれて、ほっこり癒される時間が過ごせますよ。

喫茶山猫軒

場所
名古屋市名東区名東本通3-36 三田ビル1F
営業時間
12:00~22:00
定休日
木曜定休
駐車場
なし
カード・電子マネー
カード不可・電子マネー(PayPay、LINE Pay可)
Instagram
https://www.instagram.com/bookcafe_yamanekoken/


※掲載内容は2021年11月時点の情報です
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

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「喫茶山猫軒」で本とコーヒーにどっぷり浸かる!居心地の良い喫茶店【名東区・星ヶ丘】

WRITER

Mai Shimomura

Mai Shimomura

岐阜県出身。スタジオやブライダルでの 撮影経験を6年経て、編集者へ転身。 カメラと映画が好きなミーハー女子。 素敵な出会いを写真に記録しながら、 みんなの心に届くモノを発信したい。

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