2021.11.28sun
ニンジン農家が営む「ホカルノコーヒー」で、自家製野菜たっぷりの自然派ランチを味わう【岐阜・各務原市】
毎日農業に関わる生産者だからこそ作れる、環境に向き合ったメニュー。自家製野菜たっぷりのランチを楽しむことで、地球のために私たちができることを考えるきっかけに。今回は、岐阜・各務原市「ホカルノコーヒー」をご紹介します。
CONTENTS
規格外野菜を使ったランチでフードロスを削減!
「気まぐれ魚ランチ 鮭の竜田南蛮あんかけ」(1280円)。肉・魚、パスタ、カレーの4種類からメインが選べるランチです。
見渡す限り、名産品であるニンジンの畑が広がる岐阜県各務原市。野菜が育つ基礎となる土作りを大切にし、できる限り見た目の良いものを生産しているが、それでも出てしまうのが規格外野菜だ。自身の畑で毎年大量に捨てられてしまう規格外のニンジンをどうにか活用できないかと、ドレッシングやジュースに加工。それだけにとどまらず、それらを料理にして提供するカフェ「ホカルノコーヒー」を2019年11月10日にオープンしました。
ニンジンはラペやサラダにして、野菜を中心とした旬のメニューを提供。形の悪いものは下処理が大変だが、「無駄にしたくない」という一心で手間をかけて調理しています。ニンジンをたっぷりと使った炊き込みごはんは、その甘みを存分に感じられる一品です。
自然豊かなこの地でニンジン農家「フォレストファーム」を営む社長の林さん。父から受け継いだ畑で、「各務原ニンジン」を育て、農業の新しい形を追求し続けています。フードロスや高齢化をはじめ、農家が抱える問題にも目を向け、若い担い手の育成、農地の保護も。地元の小中学校では、「ニンジンを食べることは、地元農家の応援になる」と伝えています。
「フォレストファーム」のニンジンは臭みが少なく、甘みたっぷりなのが特徴。
社長の想いに共感し、共に店を一から作り上げてきた店長の福久さん(中央)。
社長自らがデザインした、見た目もかわいい商品はプレゼントにも◎。
ランチで味わえる炊き込みごはんの素などの加工品は、店頭で販売もしています。商品を購入し、自宅で味わうことでもこの農家の活動を応援できそうです。
「岐阜の旅ガイド」でも掲載中!
https://www.kankou-gifu.jp/
大垣「kahan(カハン)」こだわりの空間でゆったりとランチタイム【岐阜】
岐阜県大垣市にあるカフェ「kahan(カハン)」。店内には、いつかカフェをオープンするときのため、店主・佐竹さんがコツコツと収集してきたアンティークのインテリアや、作家もののオブジェが散りばめられています。1種類のみのランチの主役は、野菜。農家の実家や、ファーマーズマーケットで仕入れた採れたてを、焼く・煮る・和える、様々な方法で料理されています。 1日約16食限定「おひるごはん」 1日約16食限定で提供される「おひるごはん」。急須で淹れる麦茶に、6種類の前菜、日ごとに替わるメインのおかず、スープ、十六穀米のセットです。食材の味や食感を活かしたおかずは、一品ずつじっくりと味わいたくなるお味。 必ず前菜に登場する「キャロットラぺ」は、細切りのニンジンにクミンやハチミツ、キヌアをプラス。 メインの一例「ブリの香草パン粉焼き」。たっぷりのミニトマトに絡めたソースと一緒にどうぞ。 店主のこだわりが詰まった空間 ランチの他、コーヒーやジュースなどのドリンクとケーキも数種類あります。 すべて種類の異なる器やインテリアは店主さんが約10年に渡り、作家の個展や古道具屋で一つひとつ集めたものです。 店主さんの「好き」が詰まった空間で、滋味深い野菜のおかずを堪能してみては。 kahan(カハン) お問い合わせ 070-1670-0816 場所 岐阜県大垣市東外側町1-1-3 営業時間 11:30~18:00(LOは17:30) 定休日 月・木・土曜 駐車場 なし Instagram https://www.instagram.com/kahan_shokudo/ アクセス JR「大垣駅」より徒歩で約3分 「岐阜の旅ガイド」でも掲載中! https://www.kankou-gifu.jp/ ※掲載内容は2021年4月時点の情報です ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。
南インドカレーが味わえる「タネヲマク」がオープン【岐阜・多治見】
「多治見駅」から徒歩で約15分、バスで5分ほど。陶器屋や飲食店が集まる「オリベストリート」に新しい店が仲間入りしました。 2021年3月、瑞浪市から移転オープンした「タネヲマク」は、珍しい南インドカレーの店。 瑞浪市から移転し、改装した新店舗で再スタート 数種類のカレーやおかず、ご飯を一皿に盛り付けた、現地流の定食プレート“ミールス”を提供しています。 元々は瑞浪市でカフェを始めた、店主の増田さん。提供しやすいカレーをランチにしようと、かつてインドを訪れた際に食べた味を独学で模索しました。 「インドの食堂に入ったとき、色々なカレーやおかずをドバーっとどんどんプレートに盛られて。混ざり合って何を食べてるのか分からなかったんですが(笑)、それがとてもおいしかったんです。」 帰国後、カフェで提供し始めた南インドカレーは当時珍しかったこともあり、県外からのファンも店を訪れるように。この度、名古屋からのアクセスも良い多治見市で、再出発を決めました。 広々とした店内はセルフサービスで 前店からかなり広くなった店内は、新しくオープンしたとは思えないほど、温かみのある落ち着く空間。 奥にカウンターがあり、そこでメニューを注文します。 最初に会計を済ませるセルフサービスや、カウンター上のボックスなど、店内はインドのフードコートを意識したんだとか。 飾られている雑貨やインテリア、カトラリーも素敵で、隅々まで見入ってしまいます。店内には、雑貨の販売コーナーも。 店は、最初からすべて図面を引いて一気に工事するのではなく、「ここはどうしよう?」と大工さんと相談しながら、少しずつ作り上げていったそう。看板など、増田さんが手作りした箇所もあります。 南インドカレーのミールスをいただきます! ランチは「VEG MEALS(ベジミールス)」(1000円)の一つのみ。そこに日替わりの「NON VEG TOPPING」(300円、この日は「フィッシュマサラ」)や、移転前から出しているという「ミニチャイ」(200円)などを、好みに合わせて注文します。 南インドのカレーを忠実に再現しつつも、「毎日でも食べたくなるやさしい味」を意識。カレーやおかずは小分けのカップに入れ、初心者にも食べやすいよう工夫されています。 甘い・辛い・酸っぱい・苦いなど、様々な味わいが一皿に盛り込まれていて、食べ応え満点。この日の内容は、写真右下から左回りに以下のようなメニューでした。 ●トーレン キャベツのココナッツ炒め ●フィッシュマサラ 日替わりのノンベジトッピング ●サンバル 日本の味噌汁的な、野菜のカレー ●ラッサム “ジュース”という意味。シャバシャバしていて酸っぱい ●ヨーグルト 食後のデザートにすっきりと ●ダル ご飯の上にかかっている、豆のカレー ●パパド パリパリの豆のせんべい ●レモンのピクルス 衝撃の味!実際に食べて、確かめてみてください。 手間暇かかった一つひとつのおかずは、それぞれを味わった後、ぜひ混ぜながら食べてみてくださいね。 「岐阜の旅ガイド」でも掲載中! https://www.kankou-gifu.jp/
岐阜・山県市で終日モーニングを20年提供する「ロータリー松葉」へ
本日紹介するのは、3月23日(火)に発売した『月刊KELLY』5月号、特集内の企画「モーニングで充実。レトロ喫茶で1日をスタート」の中でも取り上げている、岐阜県山県市の「ロータリー松葉」。なんと約20年前から続けているという終日モーニングを、誌面では掲載しきれなかった写真とともにご紹介します。 岐阜・山県市で終日モーニングを20年提供する「ロータリー松葉」へ。 切りたてふわふわパンで、たっぷり具材をサンド。 朝8時から夕方5時まで、「終日モーニング」として提供されるミックスサンドを一口頬張ると、パンはふわふわで、玉子やハムなどの具材もたっぷり詰まっていてびっくり! 小倉クリームサンドも、小倉あんと生クリームがぎっしりで、その優しい甘さに思わず笑みがこぼれます。これがドリンク代だけで、しかも終日味わえるなんて、にわかには信じられません! 「ロータリー松葉」が、オープンしたのは50年ほど前のこと。2代目マスターの小森さんに話をうかがうと、「実は、初代マスターである父が、20年くらい前にテレビの取材があったとき、『一日中、サービスでサンドウィッチを出します!』と、つい言ってしまったらしいんです。それが、この終日モーニングの始まりです(笑)」と教えてくれました。 生の食パンでサンドしたものと、ホットサンドの2種類だったミックスサンドのモーニングに、新たに小倉クリームとそのホットサンドが仲間入り。4種類から選べるようになりました。 創業から変わらぬ鉄板イタスパやビーフカレーも人気! ドリンクには、「コーヒー」や「チョコカフェオレ」などに加えて、「クリームソーダ」や「レモンスカッシュ」などの懐かしいメニューもそろいます。ランチで人気なのは、鉄板で提供している「イタリアンスパゲティ」と「ビーフカレー」。老若男女に愛される、懐かしい味わいです。 手土産にも喜ばれる、サンドウィッチのテイクアウト。 終日モーニングやランチメニューを目当てに、休日には名古屋などの遠方からも多くの人が訪れる「ロータリー松葉」。人気のサンドウィッチは、うれしいことにテイクアウトもできます。その包み紙をはじめ、メニューや看板、ステッカーに添えられている、かわいいイラストも要チェックです。 「ロータリー松葉」の他にも、月刊『KELLY5月号』では、モーニングやおいしいコーヒー、料理など、お客さんに喜ばれるサービスによって、長年愛される「レトロ喫茶」を多数ご紹介しています。次号の発売まで間もないので、気になる方はぜひ、書店やコンビニへお急ぎください!
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