【岐阜・関市】“両面宿儺”開祖の古寺「日龍峯寺」で聖地巡礼!
#おでかけ

2022.1.3mon

【岐阜・関市】“両面宿儺”開祖の古寺「日龍峯寺」で聖地巡礼!

高沢山の中腹、緑多い山の中にある「日龍峯寺」。本尊が千手観音菩薩であることから、地元では“高澤観音”とも呼ばれています。そんな知る人ぞ知る古刹が今、アニメ化もされた人気漫画の聖地として話題に!

寺の開祖は、仁徳天皇の時代に飛騨の国で権勢を誇った豪族・両面宿儺。『日本書紀』には凶賊と記される宿儺ですが、ここでは龍を退治した英雄として語り継がれています。

まるで京都の清水寺!見事な舞台造りの「本堂」。

入口の仁王門をくぐって階段を登っていくと、傾斜面にそびえ立つ、舞台造りの本堂が見えてきます。舞台からは境内を一望でき、堂内には“撫仏”とも呼ばれるびんずる様、甲子の日に祭ると福運を授かる大黒様の像も。

現在の本堂は、江戸時代(1671年)に再建したもの。京都の清水寺に似ていることから、「美濃清水」と呼ばれています。

高さ約20メートルもの「千本桧」は、関市の天然記念物。宿儺が登山に使った杖を刺したものといわれています。

滅多にお目にかかれない!「両面宿儺像」の御開帳。

寺に祭られている宿儺の仏像は、通常は年に一度(11月第3日曜)の御開帳でしかお目にかかれない貴重なもの。毎月第2日曜は、両面宿儺像特別拝観プログラムが実施されます。詳しくは体験予約サイト「VISIT岐阜県」をチェック。

その姿は、一つの体に二つの顔と、表裏2本ずつの手足を持つ“両面”の鬼神で、中国風の甲冑を身に着けた姿は迫力大!貴重な姿を拝み、寺の伝承とともに心に焼きつけましょう。

御開帳の時だけいただける、両面宿儺像の特別御朱印(右300円、左500円)。

歴史の息遣いを感じる、木造の文化財があちこちに。

境内の参道には、鐘楼、不動堂、薬師堂、金毘羅堂などの歴史的建造物が点在。中でも、鎌倉時代に尼将軍・北条政子によって建立された「多宝塔」は、約800年の時を刻む遺構で、重厚な雰囲気が漂います。

本堂裏から湧き出る、「みたらしの霊水」。

参拝を済ませたら本堂裏に立ち寄って、洞窟から湧き出る「みたらしの霊水」を汲んで帰ろう。眼病、ぼけ封じ、子宝、病気平癒に特に効くといわれ、願い事をして飲むか、病気や傷の患部につけると良いそう。

「みたらしの霊水」(100円)。備え付けのペットボトルに汲んで持ち帰ることができます。

日龍峯寺(にちりゅうぶじ)

問い合わせ
0575-49-2892
場所
岐阜県関市下之保4585
時間
参拝自由(納経所は9:00~17:00)
※年末年始を含む冬季期間中は9:00~16:00
駐車場
あり
カード・電子マネー
不可
公式サイト
https://www.takasawakannon.com/
アクセス
東海環状自動車道「富加関IC」より車で約15分
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WRITER

Wakana Yamauchi

Wakana Yamauchi

兵庫県出身。京都の大学を卒業後、 編集者になるために名古屋へ。ゲーム、猫、ファッション、写真が好き。自宅をリノベーションして以来、インテリアにハマっている。

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