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岡崎のマイクロホテル1階に誕生した「écumer ハナレ(エキュメ ハナレ)」で、そば粉100%ガレットのモーニングを
#カフェ

2022.3.15tue

岡崎のマイクロホテル1階に誕生した「écumer ハナレ(エキュメ ハナレ)」で、そば粉100%ガレットのモーニングを

岡崎市の中心部、籠田公園の向かいに建つ歴史あるカメラ店のビルを改装して、2020年6月にオープンした6室だけのマイクロホテル「ANGLE(アングル)」。その1階にはカウンターがあって、これまで週末バーが開かれてきました。

昨年12月からは、この場所に週末だけでなく平日の朝からガレット店やカフェなどが時間ごとに入れ替わり出店。宿でありながら地域の人も気軽に訪れやすい、地元の人と旅人がさらに交差する場所へと進化しました。今回は、朝7時半から11時までオープンするガレットのお店「écumer ハナレ(エキュメ ハナレ)」を紹介します。

旅行者と地元の人がつながる場所に

「小料理屋écumer(エキュメ)」は、アングルから徒歩2分ほど、籠田公園を挟んだ向かいにお店を構え、地元の食材を生かしてフランスの家庭に並ぶような料理を届けています。以前からアングルとは交流があり、今回2号店として「écumer ハナレ」をオープンしました。

カウンターに立つのは、店主のちゃむさん。昨年春に東京から岡崎へとUターンして、ハナレを任されています。3種類あるガレットは、注文を受けてから1枚1枚焼き上げています。

そば粉100%のもちもちの生地が魅力

「コンプレット(目玉焼き&ロースハム)」(700円)

最初に焼いてもらったのは「コンプレット(目玉焼き&ロースハム)」。ハナレのガレットは北海道産そば粉100%で、もっちりとした食感が特徴。手で刻む粗めのパセリやフランス産のゲランド塩がおいしさを引き立てます。中央の黄身に乗るのはピンクペッパー。カリッと噛むとコショウの香りが広がって、いいアクセントになっています。

「カソナード&バター(砂糖&バター)」(300円)

続いては、「カソナード&バター(砂糖&バター)」を焼いてもらいました。素材の持ち味を生かしたエキュメらしいシンプルなガレットで、3種類の中で一番そば粉の風味が感じられます。豊橋の中央製乳のバターと砂糖の甘じょっぱさが、癖になる一枚。女性でもコンプレットとカソナード&バターなど、2枚食べる人も多いそうです。

「マスカルポーネ&はちみつ&くるみ」

もう一枚、おまけで焼いてくれたのが「マスカルポーネ&はちみつ&くるみ」(マスカルポーネチーズの在庫がなくなり次第終了)。イタリア産のマスカルポーネの優しいミルクの味わいと、はちみつの甘さ、くるみの食感がよく合います。このガレットは、まかないのおやつで焼いたものがとてもおいしく、メニューに昇格。こんなふうに定番の3種類に加えて、気まぐれのガレットが登場することもあるそうです。

ドリンクは、コーヒーは「小料理屋écumer(エキュメ)」と同じく、1994年から続く岡崎の自家焙煎珈琲豆専門店「小野珈琲店」の豆を使用。紅茶には、岡崎の「宮ザキ園」の茶葉を使っています。

この場所から岡崎の魅力も紹介していきたい

ーécumer ハナレで働き始めたきっかけは?
店主・ちゃむさん 以前から、エキュメの店主である石川さんと知り合いで、「森、道、市場」にエキュメが出店するときに手伝っていました。当時は、東京の会社で働いていたのですが、10代のころに経験があり興味のあった飲食の仕事がしたいと石川さんに相談したところ、「ハナレを担当してみない?」と声をかけてもらって。地元の素材を丁寧に生かす石川さんの料理への考え方や、何よりも人柄に惹かれていたので決意しました。

ー「アングル」という場所の魅力とは?
店主・ちゃむさん 私自身も地元に戻りアングルに関わるようになって、岡崎には歴史あるお店から新店まで、面白い場所がたくさんあるんだと再発見しました。このカウンターに立っていると、旅行者や街の人などいろんな方と出会うことができます。常連さんとは、昨日の話の続きができるのがとても嬉しいですね。人と人のつながりを大切にしているこのアングルで、私も岡崎を訪れた方に、街の魅力を紹介していけたらと思っています。

ーこれから手がけて行きたいことを教えてください。
店主・ちゃむさん 今後は、体に優しい素材を使った焼き菓子も、ショーケースに並べていきたいと思っています。素朴な味わいで可愛らしい焼き菓子が届けられたらと、現在試作中。ぜひ楽しみにお待ちください!

試作中の焼き菓子

ライター
杉山

ハナレのガレットはそば粉100%だからか、もっちりしっとりしていて、そばの風味も濃厚でした。そのうえ、「コンプレット」は卵やハムを包み込むように折ってあったり、カソナード&バターはかけられた砂糖がキラキラと輝いていたり、見た目の美しさにも感動しました。現在、試作中だという焼き菓子も楽しみです!

取材・文/杉山正博 撮影/北川友美
※価格はすべて税込み
※掲載内容は2022年3月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

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Masahiro Sugiyama

Masahiro Sugiyama

金沢の出版社、東京の雑誌『自休自足』(現『TURNS』)の編集部を経て、2009年に独立。2016年秋から、地元・愛知へUターン。月刊『KELLy』では、おでかけ記事を担当し、年間200軒以上のショップや飲食店を取材!著書に、『ふだんの金沢に出会う旅へ』『レトロカーと。』(ともに主婦の友社)など。

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