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愛知県幸田町に開店した「庭園noue(にわのうえ)」で約500坪の日本庭園を眺めながら甘味に舌鼓
#カフェ

2022.3.18fri

愛知県幸田町に開店した「庭園noue(にわのうえ)」で約500坪の日本庭園を眺めながら甘味に舌鼓

岡崎市から国道248号線を南に進んで幸田町に入ったあたりに、今年2月、「庭園noue(にわのうえ)」はオープンしました。歴史ある建物を通って奥へ進むと、周囲を樹齢100年以上の大木をはじめとする緑に囲まれた、国道沿いとは思えない静かな日本庭園が現れます。広さはなんと約500坪。重厚な松の木や苔むした石灯籠、点在する離れや茶室など、非日常の世界が広がっています。

国道側の入り口。のれんをくぐり奥に進むと広大な庭が。

実は、この日本庭園は50年以上続く料亭「土筆(つくし)」の庭で、「庭園noue」は今風にいえばシェアして庭を活用しています。季節ごとに美しい表情を見せる料亭の庭園を眺めながら、気軽にお団子やどらやきなどの甘味、釜炊きのわさびまぶし飯が味わえるのが、「庭園noue」の大きな魅力なのです。

庭園の縁台や東屋、店内のテーブル席が選べる

約500坪の庭は高低差が設けられており、ぐるりと一周回れるように造られているので、より広く感じます。庭園内には、赤い布が敷かれた縁台や、屋根のついた東屋、縁側などがあり、庭を目の前に眺めながらゆったり過ごすことができます。

もちろん、庭に面した店内のテーブル席も利用できます。土日や祝日は席が埋まってしまうこともあるので、事前に予約していくのがおすすめです(最下段、公式SNSのDMより)。

火であぶって焼く、ひと手間が楽しい!

「もっちりお団子」(単品870円、ドリンク付き1240円)

13時半から17時のカフェタイムには、「もっちりお団子」、「特製タレがクセになる五平もち」、「庭園のどらやき」の3種類のメニューが味わえます(すべて単品870円、ドリンク付き1240円)。

八丁味噌に、隠し味として焼肉のタレやリンゴを加えた五平餅の味噌や、みたらしダレなどは、日本料理人が手がけています。また、たっぷりの生クリームを包み込むどら焼きの皮は、和菓子職人が一枚一枚手焼きしています。

そして、団子や五平餅の何よりもの醍醐味は、網の上であぶって香ばしい焼き立てを味わえるところ。自分で焼くというひと手間が楽しく、よりおいしく感じられます。団子は焼き目をつけた後、あずきか特製のみたらしダレをつけて味わいます。

ドリンクセットにすると、岡崎市額田地区の歴史ある茶農家「宮ザキ園」の煎茶、玄米茶、和紅茶から、好きなお茶を選ぶことができます。

朝10時半から13時半までは、「庭園のブランチ」として「わさびまぶし飯」(単品1180円、セット1450 円)を提供しています。お米は三河地域以外ではほとんど流通していないといわれる「ミネアサヒ」を、ワサビは本場・信州安曇野産を使っています。

釜で炊き上げるごはんも、席に運んでから目の前で火をつけてくれます。炊き上がるまでは20分ほど。ぶくぶくと吹き上がる湯気や、ごはんの炊き上がる香りなどのライブ感も楽しく、食欲をそそります。炊き上がったら、1杯目はかつお節とわさびを乗せ、数適のしょうゆをかけて。2杯目は薬味を入れ、だし汁をかけてワサビ茶漬けにして味わうのがおすすめとのことです。

この庭園を含めた日本文化を次の世代へ

——オープンした経緯を教えてください。
店長・田中さん 約500坪の広い庭の手入れがなかなか大変で、担い手を探していた「土筆」の店主と、新しいカフェを開く場所を探していた私どものオーナーが、共通の知人を通じて知り合い、一緒に庭を守っていってくれるならと土筆の庭と建物を共同で使用する形で「庭園noue」はオープンしました。

——店名に込めた思いとは?
店長・田中さん 「庭園noue」の“noue”には、フランス語で「結ぶ」という意味があります。この庭園と訪れるお客さまを結びつけ、日本文化を未来へと受け継いでいきたいという意味を込めて名付けました。

——これからのお店のことについて教えてください。
店長・田中さん テイクアウトのメニューを、新たに充実させていきたいと考えています。中でも、どら焼きの種類を増やしていけたらと検討中。ぜひ、楽しみにお待ちください!

ライター
杉山

これまでは、料亭のお客さんしか眺められなかった歴史ある日本庭園を、気軽に甘味を味わいながら楽しめるのが、とても嬉しいですね。庭の途中途中に縁台や東屋などの席があって、そこに腰をおろして庭を眺めていると、時間が過ぎるのを忘れそうです。次は、釜で炊く「わさびまぶし飯」を味わってみたいです。

取材・文/杉山正博 撮影/北川友美
※価格はすべて税込み
※掲載内容は2022年3月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

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愛知県幸田町に開店した「庭園noue(にわのうえ)」で約500坪の日本庭園を眺めながら甘味に舌鼓

WRITER

Masahiro Sugiyama

Masahiro Sugiyama

金沢の出版社、東京の雑誌『自休自足』(現『TURNS』)の編集部を経て、2009年に独立。2016年秋から、地元・愛知へUターン。月刊『KELLy』では、おでかけ記事を担当し、年間200軒以上のショップや飲食店を取材!著書に、『ふだんの金沢に出会う旅へ』『レトロカーと。』(ともに主婦の友社)など。

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