2022.3.19sat
本屋・珈琲屋・写真館が融合した、新しい形の施設「メゾンヒガシマチ」がオープン【三重県・いなべ市】
三重県いなべ市に2022年1月、写真館、本屋、珈琲店の3店舗が併設した施設「メゾンヒガシマチ」がオープン!イベントやポップアップショップの開催もされ、店内奥には版画作家のアトリエも併設されているなど、様々なカルチャーに触れられる場所です。
モノと人とが出会える写真館
風情のある古民家の入り口を入ると、最初に現れるのが「鈴麓寫眞」。こちらは、写真家・浦田さんの写真館で、”何年経っても色あせない写真”をコンセプトに、スタジオ・ロケ撮影の受付を行っています。店頭では、自身の撮影した写真のポストカードなども販売。
店の一角には、蝋燭作家・ウラタアンナさんの作品販売スペースも。季節に合わせた素材や色を組み合わせて作られた、様々な大きさのキャンドルが並びます。
このスペースでは、定期的にポップアップショップやイベントも開催されます。
ジャンルを絞らず、様々な人にこの場所を活用してもらうことで、色んな人が集まり、新たな発見ができる場所を目指していると言います。
写真館中央の扉を進むと、次の店舗へ。
こだわりのスペシャルティコーヒー
メゾンヒガシマチ廊下部分にあるのは「幻珈琲店」。こちらでは厳選した様々な産地の珈琲豆の販売を行っており、ドリップした珈琲は試飲ができます。
試飲をしながら、少し腰をかけ、来店客同士が繋がる場所だといいます。
不定期で店主さんによる珈琲講座も開催中。
アートの文化を残す本屋
さらに奥に進むと、陽の光が差し込む小さな部屋の中に現れるのは、本屋「granne308」。1900年代から2000年代の国内外の写真集を中心に、店主・山下さんが厳選した絵本や新書も並びます。
自身も好きだという写真集・アートの文化をこれからも残していきたいと、お世話になった写真家から譲り受けたものを中心に店を開いた山下さん。
「本の交換所」というスペースでは、持ってきた古書を置いて、別のものと交換して持って帰ることができます。
granne308 books & gallery
原風景を形にした版画作品
廊下の突き当たりにあるのは、版画作家・小寺さんのアトリエ。アトリエ前には、作品がずらりと並び、購入することもできます。
「作品を見てもらいながら、お客さんと直接話せるのがうれしいです。」と語るのは店主の小寺さん。版画にする作品は、一度写真に撮ることで陰影を捉えているそう。様々な色を重ね、立体的に表現された作品の数々は必見です。
カルチャー発信の場へ
それぞれの店主がそれぞれの個性を生かして店作りをしているメゾンヒガシマチ。「何かできないか」と浦田さんがふと考えていた時に、たまたま同じように場所を探していた4人が集結したと言います。
元々は和菓子屋であったという古民家を改装しているため、当時の面影が残る部分も。あえて手直ししすぎず、昔の風情を大切にしているそうです。
店主らによって塗装された外壁。「個人経営という形態ですが、この場所に集結することで自然と助け合えるようになり、お互いが刺激になっています。」と店主らは語ります。
2階部分にも新たな店舗が入店予定だといい、新たな可能性を広げ続けるこの場所から目が離せません。
メゾンヒガシマチに足を運び、様々なものや人との出会いを楽しんでみては。
メゾンヒガシマチ
- お問い合わせ
- 0594-37-5289
- 場所
- 三重県いなべ市北勢町阿下喜2696-3
- 営業時間
- 10:00~17:00
- 定休日
- 不定休(店舗により異なる)
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