2022.5.21sat
映画『劇場版 おいしい給食 卒業』名古屋での舞台挨拶に主演の市原隼人さん、綾部真弥監督、勇翔さん、田村侑久さん、辻本達規さんが登壇!
2019年にドラマシーズン1が放送され、ハマる人が続出したテレビドラマ『おいしい給食』。翌年には、劇場版第1弾『劇場版 おいしい給食 Final Battle』が公開し、2021年にはシーズン2が放送され絶大な支持を集めた本作が、笑いも涙も飯テロもスケールアップしてスクリーンに帰ってきました。劇場第2弾では、長く続いた給食バトルが、宿敵・神野ゴウの卒業によって終止符を打つまでを描きます。
5月15日(日)には、名古屋のミッドランドスクエア シネマにて公開記念舞台挨拶が行われ、主演の市原隼人さん、綾部真弥監督、勇翔さん、田村侑久さん、辻本達規さんが登壇。MCは岩淵規プロデューサーが務めました。映画の裏話や名古屋ならではのお話も聞けましたので、その様子をお届けします。
『劇場版 おいしい給食 卒業』STORY
(岩淵規プロデューサー)――ご挨拶をよろしくお願いいたします!
市原さん 本日は、劇場まで足を運んでいただきまして、本当にありがとうございます。甘利田を演じさせていただきました市原隼人です。短い時間ですけれどもよろしくお願いします。
勇翔さん 真野浩太を演じました勇翔です。僕たちグループのホーム名古屋で舞台挨拶ができてとてもうれしいです。今日はよろしくお願いします。
田村さん 真田役を演じさせていただきました田村侑久です。もうご覧になられたと思いますが、今日は朝から鉄板ナポリタンを食べてやってきました!よろしくお願いします。
辻本さん 鷲頭星太郎役を演じさせていただきました辻本達規です。本当に大好きな映画を皆さんに観ていただいて、感想が言えるのがうれしいので、今日も1日よろしくお願いします。
綾部監督 本日はご来場いただき、ありがとうございました。監督の綾部です。すごい満席で本当にうれしいです。日曜日の一番いい時間で皆さんもお腹が空いているかと思いますが、もう少し楽しんでいただいてから、カレーかナポリタンか選んでいただけたらと思います。どうもよろしくお願いします。
CONTENTS
- 名古屋で10年前に食べた鯛めしが忘れられない、人生で一番おいしかった
- 学校に行けなくなっちゃった小学生の子が、甘利田先生から手紙をもらって学校へ行けるように
- 市原さんの前腕と血管が好きすぎて、市原さんから「芝居も監督見てください!」と言われる一面も
- 最後のシーンが本当に涙を流してしまうほど良くて、僕がなりたかった学校の先生はこれだ!って、思いました
- みんなに楽しんでもらって、いまの給食や子どもたちの時間が少しでも良い方向へ変化していくといい
- 役者としていろんなお芝居をやっていきたい
- 「誰かが決めたルールやしがらみに縛られて、どうしようもなくなった時もみなさんは、みなさんの道を歩いてください」と市原さんからエール!
名古屋で10年前に食べた鯛めしが忘れられない、人生で一番おいしかった
(岩淵規プロデューサー)――こうして名古屋でたくさんのお客さんに来ていただきましたが、今の気持ちをお聞かせいただけますでしょうか。
市原さん この作品がシーズン2を迎えて映画第2弾が生まれたのは、本当にひとえにこの作品を好いてくださり、応援してくださるこの作品のファンの皆さんのお気持ちの賜物です。本当に心から、本当にこれ以上にない感謝を申し上げます。本当に本当にありがとうございます。
(岩淵規プロデューサー)――市原さんは名古屋での思い出はありますか?
市原さん 名古屋は、ひつまぶしとか蓬莱軒で良く食べていました。すごくおいしくて。また名古屋で10年前に食べた鯛めしもすごくおいしくて、それがどこの場所だったか全くわからなくて、路面店で結構な路地にあって、店と路地の境目も仕切りもなくて、お世辞にもきれいとは言えないお店で出てきた鯛めしがすごくおいしくて、人生で一番おいしくて、それが今でも忘れられないですが、場所がわかんなくなっちゃって(笑)。名古屋へ来る度にどこなんだろうって、ずっと探しているんです(笑)。
辻本さん 本当に名古屋ですか?10年以上名古屋にいる僕たちもわかんないですね(笑)。
学校に行けなくなっちゃった小学生の子が、甘利田先生から手紙をもらって学校へ行けるように
(岩淵規プロデューサー)――シーズン1、映画第1弾、シーズン2と甘利田先生と共に駆け抜けられた市原さんですが、今作の甘利田先生はどのように演じられたのでしょうか?
市原さん 辻本くんはシーズン1の時で、シーズン2で勇翔くんと今日そろってうれしいです。水野くんがいないのがさみしいところでもありますが、本当に何もない0から1を作り出す苦労を深く感じさせられました。正直、すごい苦しかったです。手探りの中、泥水に手を突っ込んでなんとしてもその作品の存在意義を見出さなくてはいけないという想いで、約40度を超える撮影期間中、そんな中、みんなで共闘しながら闘ってきたんです。生まれたての赤ん坊から100歳を超えるご年配の方まで、全ての方に楽しんでいただける、大衆に向けるエンターテインメントを掲げて作って参りました。
市原さん 1つお話があって、この作品のファンであり、僕の知り合いで小学生の子なんですが、学校に行けなくなっちゃった子がいて、甘利田として手紙を書いたんです。そしたら、涙を流して喜んでくれて、学校に行けるようになったんです。その動画を見せていただいて、涙が止まらなくなって、役者とかドラマとか映画とか、舞台、アーティストもそうですが、僕らの根源はやっぱりお客さまにあるんです。コロナ禍で皆様にお会いできないことがすごく苦しくて、いまこうして皆様とお会いできて、有観客でこうして舞台挨拶ができることを心からうれしく思っています。いつまでもぜひこの『おいしい給食』という作品を胸に刻んで、週刊誌とかではなく、“書籍”としてずっと心に残していけるような作品になればと思っています。ぜひ、これからも末永くよろしくお願いします。
市原さんの前腕と血管が好きすぎて、市原さんから「芝居も監督見てください!」と言われる一面も
(岩淵規プロデューサー)――綾部監督からも今作の甘利田の見どころを教えてください。
綾部監督 昨日も言いましたが、給食対決がもちろん見どころだったり、宗方先生とのちょっとしたロマンスの恋の行方だったり、そういったところが最初に挙げられるんですが、僕は市原くんの前腕と血管が大好きでして(笑)、どうやってその前腕と血管を美しく描くかということにかなり凝って考えていました。みんな我々スタッフもそのことを知っているので、シーズン2の2話?だったかな?市原くんが駄菓子屋の糸引き飴を食べるというシーンがありまして、普通だったら顔が隠れないようにカメラの逆側の手でお芝居をしますが、カメラマンから逆の手のほうが前腕と血管が映るんじゃないでしょうかと(笑)、じゃあ芝居をこっちの手に変えてほしいと言われるくらい、前腕にこだわってずっとやって参りました。
綾部監督 この映画では、いとうまいこさんから渡されるプリントを甘利田先生が離さないシーンがあって、あそこの前腕の血管がすごかったんですよ!テスト撮影が終わった時にもう少し血管が浮き出るとうれしいと話をしたら、市原くんが脇をしめてかなりパンプアップしてくれました。僕がカット!いい血管で素晴らしい!って、話をしたら、「芝居も監督見てください!」って言われて(笑)。あの血管は本当にすごいです!2回目、3回目と観られる方は血管に常に注目していただければと思います。
田村さん 監督、そこじゃないです!(笑)。机にダイブしていたじゃないですか、あの時の血管もすごい!って、いや、血管の話しかしてないじゃないですか(笑)。
(岩淵規プロデューサー)――また、名古屋を代表する人気グループボイメン!みんなの活躍が欠かせません!そして、シーズン2から登場し、今作でも活躍している勇翔くん。『おいしい給食』の現場がいかがでしたか?
勇翔さん そうですね。すごいみなさんの作品に対する熱意がすごく伝わってきて、僕はシーズン2からなので、前作からやっているみなさんの熱気にどうにか追いついて、その熱気と同じところで共に頑張りたいなと思って、この作品に挑んでいました。
(岩淵規プロデューサー)――シーズン1に出ていた辻本さんからはどんなアドバイスをいただきましたか?
勇翔さん 朝集合してロケバスで学校まで移動するんですけど、そのロケバスになるべく早く行って自分の席を確保したほうがいいよって(笑)。
辻本さん おいおい、俳優として僕がへぼいみたいじゃん(笑)。もっとあっただろ~、なんでそれをチョイスするんだよ(笑)。確かにね、東京から1時間半くらいかけて一番大きいロケバスで移動するんですけど、子どもたちがみんな早いうちに場所をとっちゃうから、補助席で行くことになるぞっていうアドバイスはしたけどさ(笑)。
(岩淵規プロデューサー)――コロナ禍で乗車を半分に制限したから、今回は大丈夫だったんだよね。
辻本さん じゃあ、僕のアドバイス何にも生きてないじゃん(笑)。
勇翔さん 最初のほうは早く行かなきゃって思って行っていたけど、あれ?そこまでだぞって思って(笑)。
田村さん ちょっと待って、お前なんでおんの?やっぱり(笑)。
辻本さん いやいや、シーズン1の伝道師じゃん!熱量をやっぱり伝えていかないと!(笑)
田村さん 今までありました?舞台挨拶で映画に出てない人が出ていることって。僕見たことないですけど(笑)。
辻本さん 僕を映画で見つけたよって人いない?いる?(手を挙げている人を見て)それ、俺じゃないです!(笑)。
田村さん え!この映画の何を観ていたんですか(笑)。
(岩淵規プロデューサー)――そして、田村さんは、現場はいかがでしたでしょうか?
田村さん さっきも言っていましたけど、本当に暑かったですが、優しさがあふれる現場でした。僕は撮影期間が短かったから、そんなにいられなかったんですけど、もっといたかったなって思いましたね。
(岩淵規プロデューサー)――辻本くんや勇翔くんからは何かアドバイスはもらいました?
田村さん 辻本くんは、市原さんの自慢みたいな感じでしたけど(笑)、俺会ったんだぜ感すごくて、めっちゃ暑いけど、お前も頑張れよ!みたいな自慢話でしたね(笑)。勇翔くんからは特に何もです!(笑)。
最後のシーンが本当に涙を流してしまうほど良くて、僕がなりたかった学校の先生はこれだ!って、思いました
(岩淵規プロデューサー)――改めて辻本さんにとって『おいしい給食』とはどんな作品でしたか?
辻本さん 本当に1に出てすごく楽しませてもらったんですけど、2からの映画は台本を全く知らない状態でした。1の面白さって台本を読んで自分の中で想像したのを甘利田先生が次々に越えていくという面白さが現場ではあったんですけど、全く台本を知らない中で観ていたら、すごい驚きと甘利田先生の発想と、また違った面白さがありました。僕はボイメンに入るまで学校の先生になりたくて、教職を受けていましたが、最終的にいつか僕も学校の先生になりたいなって思ってしまって、それが公開日の2日前なんですけど、もしかしたら、40歳か50歳になった時に学校の先生になっていると思います!それくらい最後のシーンが良くて、本当に涙を流してしまうほど良くて、僕がなりたかった学校の先生はこれだ!って、思いました。結構、給食に対する熱い愛が先行していたんですけど、やっぱり最後に給食愛がゴウくんとしっかり重なって、あのずっとライバルだった二人が最後にはああなるなんて、すっごいいい映画だなって思いましたね。
田村さん 辻本くんでした!ありがとうございました!(笑)。
辻本さん おいおい、帰すな(笑)帰すな~(笑)。
(岩淵規プロデューサー)――綾部監督から見た、現場の雰囲気はいかがでした?
綾部監督 『おいしい給食』にとってボイメンはもう欠かせない存在になってまして、シーズン1では本当につーじーが筋肉バカな体育教師ということで演じてくれたから、この体育教師は1つの枠と言いますか、シーズン2でも同じようなちょっとまぬけなところを勇翔くんが受け継いでいくという、劇場版でも水野くん、そして、たむたむと参加していただいて、ボイメンがいるおかげで現場もやっぱり明るくなるんですよね。彼らがいるおかげで、ちょっと辛い時でも、元気よく笑ってくれたり、新しい風を吹き込んでくれるので、どうしても僕らは撮影が進むにつれて疲れやストレスが重なっていても、このメンバーのおかげで本当にすごく助かりました。なくてはならない存在だなと思うんですけど、さすがにつーじーが今日いるのは、ちょっと(笑)。
辻本さん 何ですか、監督~!(笑)。
綾部監督 出てないのに(笑)。告知見た時にびっくりしましたよ!(笑)。
辻本さん お疲れかな~と思って、僕行かなきゃって思って来ました(笑)。
岩淵規プロデューサー 宣伝部にね、これ間違ってますよって(笑)。
辻本さん え?これ間違いじゃないですよね?…良かったです。僕の分のお弁当もちゃんとありましたもん(笑)。
田村さん 出てないのに、辻本くんが真っ先に誰よりも早く食べてました(笑)。
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