名古屋の“要注目”アイドル・FaMが、東名阪ワンマンツアーの開催を発表!
#インタビュー

2022.6.28tue

名古屋の“要注目”アイドル・FaMが、東名阪ワンマンツアーの開催を発表!

2020年2月デビュー。兵庫県出身のtawa、えむ、東京都出身のゆめみーの3人組アイドルグループ・FaMが、自身初となるワンマンライブ、しかも東名阪ワンマンツアー『Bring It On !!!』の開催を発表した。

デビュー以来、ほぼ毎週のようにステージに立ち、1日2ステージは当たり前。とにかく無心にライブパフォーマンスを磨いてきた彼女たちが“機は熟した”と言わんばかりのワンマンツアーについて、お話を伺いました。

そしたらなんと、本インタビューの直後、日本最大級のアイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL(TIF)』への、念願の初出場も発表されました。FaMはライブの最後を、必ずこの一言で締めくくります。名古屋はもちろん、東京でも、大阪でも、日本全国どこでも。「名古屋のFaMでした」。

――名古屋や愛知に所縁のない3人が、名古屋を拠点にアイドル活動している。どうですか、名古屋の印象は?もう慣れましたか?

えむ 名古屋がさまざまなジャンルで独自の音楽シーンを築いているっていうのは何となく知っていましたが、色がないというか、あまり明確なイメージを持ててはいませんでした。アイドルシーンは、特に。ただ活動して気づいたのが、私みたいな関西人以上に“人に興味を持ってくれる”人が多いなって感じています。グイグイ来る(笑)。色がないなんて間違っていて、人もキャラクターも濃い場所でした。あと、何より住みやすいです。

tawa 分かるわ~。住みやすい。ギュッと凝縮されている感じ。

えむ 大阪や東京みたいに行かなきゃいけない場所が散らばってないというか、栄から大須だって歩いていけるし、ひとつの場所にすべてが集まっている。

ゆめみー 名駅と栄も近いし、アクセスも便利だから車がなくても大丈夫だしね。

tawa 名古屋は、出かけるのが苦にならない街です。ちょうどいい。名古屋駅に着いたら、「はい、もうここが名古屋です!」って感じ。ただ、私のそれまでの人生にとって、名古屋はあんまり関わりのなかった街で、東名阪の中でも特定のイメージの持っていない街でした。でも名古屋の人って癖が強くて、いい意味で(笑)。自己PRが上手いというか、話をするのが本当に楽しい人ばかりです。

――今年でデビューして3年目。FaMはライブがいい、ライブこそFaM、という言葉をよく聞きます。ほぼ毎週のようにステージに立って、お客さんと真っすぐ向き合ってきた3年間ですね。

ゆめみー 自分たちでも、分かりやすい言葉で言うと“ライブアイドル”っていう自覚はあります。アイドルの楽しみ方っていろいろあるけれど、とにかくFaMのライブを観て欲しい。アイドルに興味のない人も、ライブを観てもらえたら少しは興味を持ってもらえるんじゃないかなって、活動3年目になってやっとそう言える自信がついてきました。

えむ ライブが多いことで、もっとライブを好きになっていく。よく来てくれるお客さんには毎回違うところに気づいてもらおうって思えるし、初めての人やまだ少ない人には、いかに(自分たちを)残せるかって考える。

ゆめみー 私はとにかく歌が好き、歌うことが好きなので、ライブ(歌う場所)があることは幸せでしかないです。週末だけじゃなくて平日でも、もうずっとライブしていたいぐらい。私にとっては、笑って、笑顔で自分らしくいられる場所でもあるので。

tawa 毎週のようにライブをやっていると、ライブに来てくれる“人”のことをよく考えるようになりました。ライブごとに、お客さんが来てくれた意味を持たせたいというか、MCで話すときもお客さんの気持ちに少しでも寄り添えるように。そのためにはもっと言葉のボキャブラリーを増やさないといけないと思えるし、ただ楽しい、だけじゃないライブにしたいって考えています。

tawa

えむ

ゆめみー

――先日、ライブも観させてもらいました。アイドルというか、人間って感じがしました。リアルでした。自然と伝わってくるものがあるというか、熱。人の温度があるライブ。

ゆめみー 私自身は、アイドルとして魅せるということよりも、とにかく熱く感情をぶつけるっていうのを一番意識しています。歌はもちろんダンスでも、一つひとつの表現を丁寧に。だけど、とにかく感情を込めることだけは忘れないように。

tawa FaMの楽曲は、歌詞のテーマが深すぎるほどに深くて、歌詞をじっくり聴いてくれている人はそこでも伝わるものがあるんじゃないかなって思います。FaMが大事にしていることは、これは先輩グループの言葉ですが、「100点のライブより、100%のライブ」。全身全霊で汗かいて、目で、言葉で訴える。それってアイドルとして恥ずかしいことじゃなくて、それをすれば、きっとお客さんも何かを感じてくれる、受け取ってくれるんじゃないかなって。上手に顔を作ったり、可愛い顔したりじゃなくて、心から出てしまっている部分。それがFaMの強みなんじゃないかなと。

えむ 私たちが伝える前に、お客さんから伝わるものがあって。ステージとフロアで向き合ってライブをしていて、お客さんが楽しいのか楽しくないのか、あんまり興味がないのかなとか、興味あるけど恥ずかしいのかな…とか、先にお客さんが私たちに伝えてくれているものがあるので、だから私たちも素直に伝えられる、伝えようってできるんじゃないかなって思います。

ゆめみー セットリスト(曲順)を自分たちで決めているのも大きいのかもしれません。今日はどうしよう、どういう表現をしようか、みたいな。セットリストを決めている時点で何を伝えたいか、どうしたいかっていう形が自然とできていたりするのかも。

――アイドルの活動の特徴として、ライブ後にお客さんと話す機会(物販)があります。それもやっぱり大きい存在ですか?

tawa めちゃくちゃ大事な時間です。

えむ ライブの感想を直に聞けるのはもちろんですが、そのお客さんがそれまでにどういう人生を送ってきて私たちと出会ったのか、相手のことを知る機会。だから、たまにライブ後に物販(チェキ撮影会)がないときは、怖くなります…。来てくれたお客さんに直接、目を見て「来てくれてありがとう」って言える場所であるので、それが言えない辛さも。

ゆめみー お客さんと直接話ができることは、必ず“次につながる何か”になっています。

えむ お客さんは、家族や友だちではないけど、やっぱり“人”であって、相手が自分で向き合ってくれるので、私も自分で向き合います。(アイドルの私というよりも)自分ってものを見て好きになってもらいたいし、お客さんと向き合うときにアイドルっていう仮面をかぶっていたら、それってやっぱり失礼なことだと私は思う。あと、これは3人ともですが、アイドルと自分を上手く使い分けができるほど器用じゃない…。不器用。

tawa アイドルになってからも、あんまり自分の見た目に興味がないというか、化粧とかもそこまでだったし、最初はよく注意されたりもしていました(笑)。アイドルって普通はどうするものなのかも知らなかったし、物販でも、素の自分そのままだった…。それが今になっては良かったのかもしれません。アイドルっぽくない、親近感が湧くって言ってもらえる理由になったし、えむが言ったように不器用なので、私たちは何でもがむしゃらに、自分でいることしかできないので。

ゆめみー 今いる環境がそうさせてくれたというか、メンバーやスタッフの方、お客さんのハッピーな雰囲気の中にいると、気づかないうちに素の自分でいれた、自分らしく自分を出せるようになってきたなって思います。心の距離が縮まった。

tawa

えむ

ゆめみー

――先日、新曲『愛に会いに来た』のミュージックビデオが公開となりました。この曲は、これまでとは違ったアプローチで作られた、と伺いました。

tawa 私たちが活動していく中で、ライブに対して、お客さんに対して、メンバーに対して…それぞれが思っていることをまずは箇条書きにして作詞家さんに提出しました。それを基に、今回の新曲『愛に会いに来た』の歌詞を書いてもらっています。

ゆめみー とにかく、愛です。自分たちの気持ちを文字にして渡してから曲ができるまでちょっと時間が空いたこともあってか、初めて聴いたときはこんなに私たちの言葉を上手くまとめられるんだなって思いました。私のイメージでは、「みんなで頑張ろう」ってなれる曲です。

えむ 初めて自分たちから生まれた言葉が反映された曲なので、これまでの曲以上に、きっと(ライブでも)伝わるものがあるんじゃないかなって思っています。

――そして、今日の本題です。3年目にして、初のワンマン。しかも、東名阪ワンマンツアーの開催が発表になりました。まさに、『Bring It On !!!(かかって来い!!!)』なツアーですね。

えむ ある日の朝、プロデューサーから電話がかかってきて(電話で起こされたんですが…)、最初は何気ない普段の話をしていました。そしたら急に「そういえばさ、先に言っておくけど、東名阪ワンマンツアー決まったから。小さい会場でやっても面白くないから、大きい会場でやろうや。今年中にやるから、2人には伝えておいて、じゃあ」みたいな。え?そんなん、どうやって2人に伝えたらいいん?ってなりました…。「ワンマン決まりました!」みたいなサプライズ発表動画とか撮った方がええんかなみたいに。

ゆめみー 3人のグループLINEにえむちゃんから、「2人に大事な話があるから部屋に来て」って。え?え?ちょっと、なになに?どうした?思っていたら、東名阪ワンマンツアーの話でした。

tawa ありがとう、ちゃんとドキドキさせてくれて(笑)。

えむ 会場の大きい小さいはあるけど、アイドルってワンマンライブをやるもの。今ではデビューライブがワンマンっていうグループもいる世界なので、ワンマンってもっと気軽なイメージを持っていました。普段一緒にライブに出ているようなグループは、ほとんどがワンマンをやっている。何で(3年目の)私たちはまだできないのだろう。自分たちのペースでやればいいって分かっているけど、焦り、正直、引け目みたいものはありました。

ゆめみー これまでにも、どっかで小さな会場だったとしてもワンマンやるかなって思っていた部分はあったけど、まさかの東名阪ワンマンツアー。しかも大きな会場。さすがにびっくりしました。

tawa デビューして3年目。アイドルにとっては大きな節目で、グループとして中堅になっていく時期。これまでにワンマンをやらなかったFaMとしては、明確に残せたものがなかったと思っていたので、このワンマンツアーは3年間の集大成として大きな意味があります。お客さんの力を借りながら「FaMってこういうライブをします!」って表現する場所。ただ、ここから先のFaMを楽しみにしてもらうための時間でもあって、3人(の未来)に期待してもらうための時間にもなるんじゃないかなって思っています。このワンマンツアーに詰まっていることが大きすぎて、実はもうすでに緊張しています…。でも、自分ってこんなに緊張するんだ、臆病だったんだなって気づけているし、それはある意味で、このワンマンツアーに覚悟を持てているってことなんだなって。

えむ 東名阪ワンマンツアーが発表になってから、圧倒的に考えることが増えました。どうしたらもっと、FaMを好きになってもらえるんだろうかって。

tawa ライブじゃない時間に、ライブのことを考えることが多くなった気がします。3人でライブの話をするのはもう日常会話みたいになっていて、ふとしたキッカケで、ライブの話に自然となっていく。ライブのあった日は終わったら、えむの部屋に集まって3人で夜ごはんを食べます。その日に撮影してもらったライブ動画を見ながら一緒にご飯を食べる。かしこまったミーティングの場というよりは、会話、コミュニケーションとして常にライブの話をしています。

えむ 私たちにはライブしかないので、何気ない生活の話(日常会話)が自然とライブの話になる。アイドルでいることが、生活。だから一般的なアイドルっていうイメージや雰囲気に、いい意味でつながらないのかも。

ゆめみー グループの名前の由来でもある「FaMily(家族)」。スタッフもお客さんも含めて“家族”だって、3人がそう思っていることもその理由かもしれません。

FaM 東名阪ワンマンツアー『Bring It On !!!』
2022年9月4日(日) Electric Lady Land(名古屋)
2022年11月12日(土) 新宿BLAZE(東京)
2023年1月9日(月・祝) BIG CAT(大阪)
名古屋公演のチケットは、好評発売中!
https://eplus.jp/sf/detail/3644180001-P0030001

FaM

公式サイト
https://fam-web.jp/
Twitter
https://twitter.com/FaMofficial3
楽曲のサブスクリプションサービスはこちら
tawa Twitter
https://twitter.com/FaM_tawa
えむ Twitter
https://twitter.com/FaM_emu
ゆめみー Twitter
https://twitter.com/FaM_yumemi
LINEお友だち登録

Please Share

名古屋の“要注目”アイドル・FaMが、東名阪ワンマンツアーの開催を発表!

WRITER

KELLY Editors

KELLY Editors

「地元での暮らしがより心地良く、自分らしく、喜びを感じる日々になりますように」。そんな思いを込めて、まちの情報を丁寧に編んだコンテンツを配信します。

  1. トップページ
  2. ENJOY TODAY
  3. インタビュー
  4. 名古屋の“要注目”アイドル・FaMが、東名阪ワンマンツアーの開催を発表!

KELLY’S
RECOMMEND
おすすめ記事

PICK UP! 注目の記事

SERIES 連載もの

ABOUT日刊ケリーとは

"GOOD LOCAL"な、
東海のライフスタイルマガジン。

雑誌『KELLY』がお届けする、"GOOD LOCAL LIFE(地元でのよりよい暮らし)"のためのWebマガジンです。「地元での暮らしがより心地良く、自分らしく、喜びを感じる日々になりますように」。そんな思いを込めて、まちの情報を丁寧に編んだコンテンツを配信します。身近な巡り合いで、地元がもっと好きになるはず。