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#音楽

2022.9.28wed

家入レオさん、デビュー10周年記念インタビュー!新曲「Pain」に込めた思いとは【前編】

17歳の時に「サブリナ」でメジャーデビューを果たし、今年でデビュー10周年を迎える家入レオさん。2月に発売したデビュー10周年記念アルバム『10th Anniversary Best』、8月リリースの配信シングル曲「レモンソーダ」に続き、9月28日には、家入さんのデビュー曲「サブリナ」を彷彿とさせるロックテイストの新曲「Pain」をリリースします。

今回は、そんな記念すべき年を駆け抜ける家入レオさんに、デビュー10周年を迎えての心境や、新曲「Pain」について、また10月からスタートする約3年ぶりの全国ツアー「家入レオ 8th Live Tour 2022〜THE BEST〜」への意気込みなど、たくさんお話を伺いました!

──10周年おめでとうございます。10年という一つの節目を迎えて、今の率直な心境を教えてください。

まずは、10年間、自分の好きな音楽をたくさんの方に届けることができて、感謝の気持ちでいっぱいです。

──8月にリリースした「レモンソーダ」の爽やかさから打って変わって、9月にリリースされる「Pain」は、荒々しい感情と尖った歌詞が印象的でした。この曲にはどのような想いが込められているのでしょうか?

ベストアルバムを2月にリリースして、「今までありがとうございました!」という気持ちをちゃんと作品にして伝えることができました。そこから「次は私に何ができるかな?」って考えた時に、やっぱり新曲をリリースしていくことだと思ったんです。今回の「Pain」は、10周年という節目のタイミングで原点回帰して、デビュー曲の「サブリナ」や「Bless You」のようなソリッドなバンドサウンドを目指して制作しました。

私は女子高出身で、中高大まであるエスカレーター式の学校に通っていました。思春期に加えて、女の子だらけの環境というのが相まって、クラスで一回でも失言をしたり、誰かのことを傷つけてしまったりしたら、取り返しがつかないんじゃないか。人間関係が終わってしまうんじゃないかと考えだしたら、手も足も出ない状態になっちゃって。クラスメイトが言うことをとにかく肯定して、笑顔で受け止めるのが窮屈な毎日で…。「学校に行きたくないな」と思っていた頃もありました。だけど音楽の中でだけは自分の心をさらけ出せることに気付いて、「サブリナ」という曲ができたんです。

そこから10年経って、色々な活動を通して嬉しいことも悔しいこともあって、自分の至らなさや、昇華しきれない感情をどうしたらいいんだろうと思った時に、それを音楽にしたいと改めて思って。音楽の素晴らしさって、それがたとえどんな闇や痛みだったとしても「私にとっての真実」として受け止めてくれて、誰も傷つけないことだと思うんですよね。曲にして昇華することで、歌詞を書いている自分自身が一番楽になったし、同じようなことを体験している人たちが、社会の中で言えない叫びを代弁できていたらいいなと思います。

できれば人を祝福したいし、笑顔でいたいし、近くにいる人たちに幸せを伝えられる自分でありたい。でも、やっぱり生きていると理想の自分でいられなくなる瞬間もある。その感情に蓋をして生きていると、どんどんそっちの方が膨らんできちゃって、苦しくなる。昇華したつもりにしているものと、もう一回ちゃんと向き合いたいと思って、歌詞にしました。生きていく中で生まれる違和感って、私だけじゃなくてみんな持っていると思うし。それが自分だけの痛みなのか、日本のどこかで生きている誰かの叫びなのか、それが自分に乗り移ったのかわからないけれど、日々生きている人の救いになれたらいいなという気持ちを込めました。

──「Pain」は、サビの”地獄のような天国”というフレーズが印象的でした。

エンタメの世界って、一見するとキラキラした雰囲気の天国みたいに見えるけど、実はその裏で皆さん身を削って表現活動をしていると思うんです。それってもう自分をどこまでいじめられるかみたいなことで、「地獄だなぁ」ってふと思うこともあるし。でもこれってエンタメに限らず、どの職種にも言えることだと思うんです。どんな職種でも「自分の夢やどうしても譲れないものを叶えたい」と毎日を生きている人その裏側には誰しも色んな苦労や葛藤があるわけで。自分が貫きたい意志を持ちながら仕事をするって、「地獄のような天国で生きていく」ってことなんじゃないかなと思ったんです。もちろん聴感上のインパクトも意識しましたが、そういうところから書いたフレーズですね。

――10周年ベストに収録されていた新曲の「花束」は、祝福に満ちたポップソングで、10年の道のりを温かく肯定するような曲だったのに対し、「Pain」はその真逆の印象でした。

「花束」も「Pain」も、私の中ではすごくピュアなものなんです。それは、自分に対して嘘をつかないことを大切にしているから。“ピュア”という言葉を聞いた時、美しいものや明るいものという印象が浮かんでくると思うんですけど、どうしようもなく何かを壊したかったり、どうしようもないジェラシーだったり、そういうことでも「これは言っちゃいけない」ってストッパーをかけるのではなくて、どこまでも自分に正直になってちゃんと曲に昇華することを、私は美しくピュアな行為だと思うんですよ。だから「花束」もピュア、「Pain」もピュアっていう。

自分にとっての真実を掘っていくことが曲を創っていくということだと思っていて、歌詞を書くのって、精神分析に近いんですよね。「このテーマで作りたい」って決めたら、短編小説みたいにガ―っとそのテーマについて書いたものを、うちのスタッフに展開するんです。それで、「これはちょっと共感できないです」とか、「共感はできないけど、すごく面白い発想だと思います」とか、精査して歌詞にしていく。無意識の領域にどれだけ意識を向けられるかみたいな。そうやって曲は作っていますね。

――お話の中で“共感”というキーワードがありましたが、世間の意見や価値観などを、意識的に見聞きすることはありますか?

私は、生きている中で人間として持っているものは、みんな同じなんじゃないかなと思っています。友人と話したり、SNSをチェックしたりすると、私が抱えてることって、私だけのものじゃないんだなって認識することがあって。これはあるSNSの書き込みで見たんですけど、「小中高で協調性を求められる。大学で個性が評価される。就活であなたにしかない個性を求められる。社会人はまた協調性を求められる」という、永遠に出口がないループなんですよね。私も、「個性的でいていいんだけど、ちゃんと空気を読める人になってね」みたいなことを言われたことがあって。なんとなく頷いてその場を後にしたけれど、違和感は残るというか。私だけじゃなくて、“みんなが抱えてること”というテーマに、もしかしたら日々アンテナを張っているかもしれないですね。

──「Pain」は、作曲・編曲を新井弘毅さんが手掛けていますが、今回が初タッグ。一緒に曲を制作することになったきっかけを教えてください。

新曲をリリースする前に、チームのみんなでアイデアを出し合っている時に、「新井さんと家入、絶対に合うと思うよ」ってスタッフさんが言ってくださったんです。実際にご一緒した中で、すごく勉強になることがたくさんあって。また一緒に面白いことができたら良いなと思っています。

――様々な音楽クリエイターの方とお仕事をされていると思うのですが、お互いの相性の良さは、どんなところで感じるのですか?

せっかく一緒に音楽を作るので、お互いに面白がれるところは寄り添っていけたらいいなって思っていて。自分のやり方ばかりを相手に伝えると、広がりがなくなってくるというか。新井さんの場合は、誉め言葉として言うと“めんどくさい”んですよ(笑)。私もめちゃくちゃ“めんどくさい”んですけど。思いついたアイデアは、全部やってみないと気が済まないタイプで(笑)、それに最初から最後まで付き合ってくださる新井さんがいて。新井さんは新井さんで自分のイメージやアイデアがあるから、それを試してみたいっていう気持ちがあって。お互い音楽にどんどん浸食されていく。そこが見ていて気持ち良かったし、その濃度があるから、「3分ちょっとの短い曲の中でも、人の心に刺さる曲になる」って信じながら制作できました。ご一緒させていただいて、本当に誠実な方だなと思いました。

──「Pain」は家入さんが先行して歌詞を作り、それにメロディをのせていったのでしょうか?

「ロック調の曲を作りたいんです」と、先にメロディのオーダーをしました。メロディが上がってきて、それを受けて自分の中で生まれた刺激を膨らませて、歌詞のプロットを書いて、どんどん詰めていった流れですね。

――曲を作る時は、歌詞が先行することが多いのでしょうか?

本当にケイスバイケースですね。曲の想いやテーマを先に書いて、それを元にメロディを作って歌詞を乗せていくこともあれば、メロディが先にできてから歌詞を作ることもあるし、決まりは特に設けてないですね。自分のその時のフィーリングでやりたいなぁって。

──曲を作るときに、大切にしていることは何ですか?

聴いてくださる方の心に触れられるかどうかかなぁ。聴いてくれる人がいて初めて、自分も「曲を作って良かった」って思えるので。この間、友人と話していてその通りだなと思ったのが、「私たちがした失恋とか受けた傷とかって、全部演技や歌になるよね」って。表現方法を持たない人たちは、失恋したらそこからどう立ち上がっていいか分からない人もいるかもしれない。その時、自分の歌を聴いて立ち上がれたとか、ドラマを観て元気になれたって言ってもらえることができたら、私たちが存在する意味って初めて生まれるんじゃない?って、すごく盛り上がって(笑)。少しでも誰かの人生の逃げ場所や救いになれることが、私が大事にしていることかもしれないですね。

後半のインタビューは10月1日(土)に公開予定です!お楽しみに

「10th Anniversary Best」CDジャケ写
『10th Anniversary Best』
2022.02.16 リリース
3300円(CD)

<収録曲>
01 Borderless
02 空と青
03 Answer
04 未完成
05 Prime Numbers
06 この世界
07 Spark
08 もし君を許せたら
09 あおぞら
10 恋のはじまり
11 春風
12 Relax
13 ずっと、ふたりで
14 花束

『Pain』
2022.09.28 配信リリース
<収録曲>
01 Pain

家入レオ 8th Live Tour 2022 〜THE BEST〜
10月1日(土)神奈川 相模女子大学グリーンホール(相模原市文化会館)
10月8日(土)石川 金沢歌劇座
10月10日(月)静岡 三島市民文化会館
10月14日(金)愛知 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール
10月21日(金)兵庫 神戸国際会館 こくさいホール
10月23日(日)群馬 渋川市民会館
10月29日(土)福岡 福岡市民会館
10月30日(日)広島 広島JMSアステールプラザ 大ホール
11月18日(金)東京 中野サンプラザホール

公式サイト
http://leo-ieiri.com

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家入レオさん、デビュー10周年記念インタビュー!新曲「Pain」に込めた思いとは【前編】

WRITER

Kanon Imai

Kanon Imai

岐阜県・多治見市出身。グルメ・美容・スポーツ・カルチャーと欲張りな新人。趣味は読書とジョギングで、一人前の編集者になるために勉強中!地元の多治見市が大好きで毎週末帰省している。

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