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岐阜・多治見市に古民家を改装した「おむすび すずや」がオープン!
#和食

2022.10.3mon

岐阜・多治見市に古民家を改装した「おむすび すずや」がオープン!

2022年5月9日(月)に多治見市にオープンした「おむすび すずや」。古民家を改装したという、どこか懐かしさを感じる店内と、日替わりのおむすびメニューを楽しみに、地元の人を中心にオープンから多くの人が足を運んでいます。今回は、一人でお店を切り盛りしている若き店主さんに、多治見の地で手作りおにぎりのお店を始めた経緯や、おにぎりへのこだわりを聞いてきました。

「ただいま」を言いたくなる、おむすび屋

JR「多治見駅」より車で約12分程の場所に、今年の春にオープンした「おむすび すずや」。平屋の一戸建てに青色の暖簾が目印で、店先にはかわいらしい花がたくさん咲いていました。

お店で出迎えてくれる店主の井戸さんは、今年3月に高校を卒業したばかり。幼い頃から自分の店を持つことが夢だったという彼女が、一人でお店を切り盛りしています。壁には、井戸さんの祖父が好きだったというレコードが飾られておしゃれです。

ショーケースには、日替わりのおむすびが毎日6~7種類ほど並びます。人気の「天むす」をはじめ、「かつお梅」や「ごま高菜」など魅力的なラインナップで、どれにしようか迷ってしまうお客さんも多いそう。取材中にも多くのお客さんが訪れ、全種類買って帰る人の姿も。春のオープンから、毎日100個以上のおむすびを販売し、ほぼ毎日閉店時には売り切れてしまうほどの人気です。

おむすびはテイクアウトはもちろん、イートインも可能。店内席へ向かうため玄関から中へ入ると、古民家ならではの縁側が。初めて来たはずなのに、思わず「ただいま」と言いたくなる懐かしさがあふれます。

畳のスペースに、ゆったりとした空間がとられている店内には、大きなテーブルが3つ。日光が透けるすりガラスや木彫りの装飾は、古民家ならでは。日常の喧騒を忘れてゆっくり時間を過ごすことができます。おむすびを注文する際にビールや飲み物を注文すれば、奥の冷蔵庫から飲み物を取り出して食事と一緒に楽しむことができるシステムです。

ゆっくりとした時間が流れる店内で、おむすびを堪能!

「おむすび定食」(650円)
店内限定メニューの「おむすび定食」は、好きなおむすび2つに、みそ汁、揚げ物、漬物が付きます。

この日選んだのは「しゃけ(大葉入り)」と「牛しぐれ」。袋からおむすびを取り出す、この行程もどこか懐かしい気がしてワクワクしてしまいます。しゃけは毎朝焼き上げたものを一つひとつ丁寧にほぐし、おむすびに。程よい塩味で柔らかい鮭の身に、食べる手が止まりません。

具材がぎっしりと詰まったおむすび!お米は愛知県産のものを使用し、握ったあと時間が経つにつれて具材や海苔がゆっくりと馴染んでいくように、少し柔らかめに炊いているとのこと。一口目から具材を楽しんでほしいという井戸さんの想いで、上から下までバランスよく具材が入っています。

テイクアウトの際には、オリジナルの紙袋におむすびを詰めてくれます。蠟引きの加工が施された袋は耐水性にも優れているので、おむすびを食べ終わった後も活用できそうです。また、お店ではおにぎりに合う多治見市の茶葉を使用した「お茶」(150円)も販売しています。昭和レトロを感じられるポリ茶瓶とおむすびでピクニックはいかがですか?

店主・井戸さんにインタビュー

――お店を開いたきっかけを教えてください。
この場所はもともと私の父の実家だったのですが、私が高校3年生の時に、空き家になるという話を聞いて。この家を今後どうしていくかという話し合いになったときに、もともと自分でお店をやりたいと考えていた私が「お店をやりたい!」と立候補しました。

――なぜおむすび屋さんをやろうと思ったのでしょうか?
このご時世なので、何かテイクアウトができるものが良いなと考えていて、一番身近で、大人から子どもまで楽しんでもらえるのはおむすびかなと思いました。

――おにぎりではなく、“おむすび”なんですね。
そうなんです(笑)。せっかく生まれ育った地元でお店を開いたので、地域の人を“結ぶ”場所になるといいなという願いも込めて、“おむすび”にしました。

――お店はほとんど一人で切り盛りしているんですね!
はい。仕込みや買い出しを少し母に手伝ってもらいつつ、開店してからお店を閉めるまでは、一人で営業をしています。最初は、注文を受けて、おむすびを詰めて、お会計をして、もういっぱいいっぱいだったんですけど、最近ようやく慣れてきました。

――おむすびは毎日何個くらい握るのですか?

毎日100~120個程握ります。朝5時ごろから仕込みを始めて、11時にお店をオープンするのですが、うれしいことに、忙しい日には13時過ぎには売り切れてしまうこともあります。「天むす」や「まいたけ天」など、揚げ物メニューは特に人気です!

――おにぎりの具のアイデアはどこから?
買い出しに行った際に、おいしそうな食材があればそこから思いつくこともありますし、母の職場の方からのリクエストも多くて。「明日はしょっぱい系が食べたいな」と言われたら、梅を使った具材を考えたり、その時々で考えています。

――お店のロゴもとても素敵ですね。

ロゴは自分で描いたんです。おむすびを食べているお母さんをイメージして、落書きみたいな感じで描きました(笑)。かわいいと言ってもらえてうれしいです。

――これから挑戦したいことはありますか?

イベントで「おむすび すずや」として出店してみたいです。何度かお声がけいただいていたりもするのですが、今はすこし余裕がなくて…。でも、今後挑戦してみたいことの一つです!

EDITOR IMAI

高校を卒業したばかりとは思えないほど落ち着いている井戸さんですが、お話を聞く中で、おむすびへの情熱や、お店やお客さんへの強い愛情を感じました。彼女が丁寧に握るおむすびを求めて、地元だけでなく県外からも毎週足を運ぶファンがいるほど。愛情たっぷりのおむすびと、昔懐かしい店内で過ごす時間は、日頃の疲れを癒してくれること間違いなし!ぜひ行ってみてくださいね。

おむすび すずや

問い合わせ
0572-28-0343
住所
岐阜県多治見市美坂町8-52
営業時間
11:00~16:00※おむすびが売り切れ次第閉店
定休日
金・土・日曜定休
駐車場
あり
支払方法
カード・電子マネー不可
インスタグラム
@omusubi_suzuya


※価格はすべて税込。
※掲載内容は2022年9月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

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岐阜・多治見市に古民家を改装した「おむすび すずや」がオープン!

WRITER

Kanon Imai

Kanon Imai

座右の銘は「百聞は一見に如かず」。気になったら、まずは体験する派な編集部員。趣味は読書とジョギングで、猫は目に入れても痛くないほど好き。

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