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ドラマ主題歌「星のタイヨウ」をリリース!ソロとして始動したアーティスト・まるりさんにインタビュー!
#インタビュー

2022.11.7mon

ドラマ主題歌「星のタイヨウ」をリリース!ソロとして始動したアーティスト・まるりさんにインタビュー!

「まるりとりゅうが」としてデュオで活動し、2022年8月にソロとして「ホントの私」でメジャーデビューを果たした、まるりさん。歌唱楽団時代から培ってきた高い歌唱力と、親しみやすいキャラクターが魅力で、「ZIP-FM」では2番組のパーソナリティを務めています。

10月19日(水)に配信された新曲「星のタイヨウ」は、ABCテレビドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』の主題歌に抜擢されました。

今回は、まるりさんに新曲に込めた想いや音楽活動に関するお話から、恋のお話なども幅広くインタビューさせていただきました!

音楽活動のきっかけは、父親が応募した「合唱団」

――音楽に触れたきっかけを教えてください。

自覚はないのですが、幼い頃からディズニーの『白雪姫』の劇中に出てくる曲や、『こいのぼり』などの童謡を歌うことが好きだったみたいで。よく歌っていたのがきっかけで、小学2年生の時に父親が市の合唱団に勝手に応募して、「今日オーディションやけ、行くよ!」って連れていかれたのが最初のきっかけです。最初こそ「合唱団に入りたい」という感じではなかったのですが、そこから唯一、12年間続いた習い事になりました。18歳で卒団なので、最初から最後までいた人みたいになって、今となっては父親に感謝しています。

――そこで興味を持って、プロでやっていこうと?

合唱団にいた頃は、歌手を目指したことはなくて、バスガイドや保健室の先生とか、やりたいことがころころ変わるタイプで(笑)。

高校3年生の文化祭の時、体育館で歌う機会があって、そこではっきりと「歌を職業にしたい」と思ったんです。その時は、西野カナさんの「Darling」と加藤ミリヤさんとHYの仲宗根泉(HY)さんの「YOU…」、JUJUさんの「奇跡を望むなら…」を歌いました。

あと、友達が失恋して西野カナさんの失恋ソングを歌ったときに、その子が泣き始めたこともあって。「私の歌で泣いてくれたん!?」と驚きましたが、自分自身も恋愛や友達関係でいろいろあった中で音楽を聴いて乗り越えてきたので、音楽の力を改めて感じて。自分の歌声で勇気づけることができるなら挑戦してみたいと思って、高校3年生の文化祭の後、バスガイドから進路変更をしました。

ホントの私【Music Video】(まるり Official Channel)

ドラマのために書き下ろした新曲「星のタイヨウ」

――新曲「星のタイヨウ」は、ドラマの主題歌になっていますね。

『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』という、漫画が原作のドラマ主題歌として書き下ろした曲です。ドラマには、守(まもる)くんと一星(いっせい)くんという、対極的な性格の男の子たちが登場します。2人は幼馴染で、守くんは教室の隅で絵を描いているタイプに対して、一星くんはクラスの人気者。守くんは一星くんに思いを寄せていますが、“太陽みたいな存在の人”と比べて、自分は“全然輝けない人”というコンプレックスを持っている。でも、そんなことない。守くんも輝いて見える場所が絶対にあると思うし、「星」みたいに輝いてほしい、って思ったんですよね。“太陽みたいな存在の人”をいつか自分のものにしたい。2人ではなくて1人のお話にしたい。そんな気持ちで、「星とタイヨウ」ではなく「星のタイヨウ」とタイトルを付けました。

原作の漫画を読ませていただいたんですが、合唱団時代の自分と守くんがすごく重なるところがありました。自分より歌が上手い子や、ミュージカルの主役を取る子と比べちゃう自分がいたので。でも、合唱団っていうところを飛び出して1人になって、「ここだったら私も輝けるんだな」って感じました。守くんと同じ気持ちの方って、意外といるんじゃないのかなと思います。そういう部分でも、ドラマだけじゃなくて、自分とも重ね合わせながら作りました。

――注目してほしい歌詞やポイントはありますか?

歌詞は本当にこだわって作りました。ドラマと一緒に楽しめるポイントとしては、守くんと一星くんの名前を1曲の中に入れ込んでいて、それを探しながら聴いてほしいです。あとは2番のAメロの「いっせーのーで飛べたらいいな」というところは、音も含めてハモリがよく書けました。

Bメロの「君の光を包む雨雲 溢れた雨粒怯える日も」の部分は、最後にフレーズを変更したところ。わりとふわっとした楽曲なので締まりがないな、と少し悩んでいたんです。星や太陽など、惑星的な言葉がたくさん出てくるので、天気にちなんでみました。きっと、一星くんもずっとキラキラしている訳じゃない。そんな部分を曇り空や雨で表現した部分なので、気に入っています。聴いてて元気にもなるし、癒されるなっていう部分は残しつつ、今回は少し切なさもあるのかな。でもその切ないに振り切らずに、なぜか温かくなるような、不思議な楽曲になったのではないかなと思います。

――作曲や編曲の方との制作は、どのように進めていったんでしょうか。

作曲をしてくれた“あっくん”っていう男の子がいるんですけど、その子には私からオファーをしました。彼はゲイの方なんです。同い年でずっと友達で、よくカラオケにも一緒に行くんですが、すごく良い曲をつくっていることは聞いていて。たまたま今回の話をもらったときに、本人もゲイだし、「こういうドラマなんだけどどうかな?」って言ったら、本人も「やりたい!」ってすぐに言ってくました。

私の声をカラオケで聞いてくれているし、ライブも観に来てくれている子なので、「まるちん(まるりさん)は高音で歌うイメージがあるけど、今回は歌いやすい、みんなが口ずさめるような雰囲気の楽曲にしよう」という話をして。私の声をもうちょっと入れてほしいというのも伝えながら、一緒につくっていきました。

編曲の方には、「ストリングスとかを使って、どんどん広がっていく壮大な感じ。現実離れしているようなファンタジックな雰囲気の編曲をお願いします」と要望しました。最初に送られてきたもので、ほとんど理想通りのものができていて。レコーディングにも2人が来てくれて、本当に2人がいたからできた楽曲ですね。“まるり”として出した曲の中で、全部作詞をしたのが初めてだったので、自分の言葉で作詞をして、作曲と編曲とでこんなに素敵な楽曲になったということに感動してしまって、思わず泣いちゃいました(笑)。

まるり – 星のタイヨウ【Music Video】(ABCテレビドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』主題歌)

――MVの見どころや、撮影エピソードなどはありますか?

今作の「星のタイヨウ」は、地球上のお話ではないというところから、私が宇宙にいて、星の上、雲の上から私が歌いかけているような世界観にしてもらいました。絵本の中に入ったような世界観が見どころですね。

あと、MVとは全く関係ないのですが、私、キウイにハマっていて。撮影の前にマネージャーさんに「やばい、めっちゃキウイ食べたい!」って言ったら、コンビニにキウイが売ってなかったみたいで。でもマネージャーさんは「まるりに絶対キウイを食べさせたい!」ってスーパーまで行って、皮が付いたまん丸のキウイと包丁を買ってきてくれたんですよ(笑)。

それで喜んで切って食べていたら、めちゃくちゃ舌が痺れてきちゃって! 「マジでやばい!」と思ってネットで調べたら、「一度に食べ過ぎてしまうとアレルギー反応が出ることがある」って書いてあって。急に2個も食べてしまったので、とんでもなく舌が痛い状態で撮影を行いました(笑)。隠れエピソードですね。多分、毛も食べちゃったみたいで、チクチクしてびっくりしました。今日もキウイを食べてきましたが、今日は大丈夫です(笑)

まるりさん自身の“輝ける場所”

――自分が一番輝けているなと感じる場所や瞬間は?

やっぱり、ステージに立っているとき。後からライブの映像を観ても、自分ってこんなに楽しそうに歌ってるんだなあって。SNSに載せたカラオケ動画がきっかけでデビューすることになったんですが、当時は表情に自信があるタイプではなかったので、部屋を暗くしたり、後ろ姿や横顔しか映してなかったんです。その頃と比べると、ファンのみんながいてくれて、ステージに立っているときの自分は別人に思えるくらい、輝けているんじゃないかな。

――デュオからソロになって、心境の変化はありましたか?

歌手を目指して上京したときは、お互いに彼も私もソロでデビューしたいって目標にで活動していました。相方の喉の不調もあり、「今は一旦休憩して、各々で活動していこうね」という状態です。ソロになっても、りゅうがくんからは強いパワーをもらっています。りゅうがくんも頑張ってるし、私も頑張ろうって思える。ユニットのときって2人で支え合えていた部分もあったけど、1人になったことでファンのみんなとの絆もより自分の中で大切なものになりました。

――2人の関係は、親友みたいですね。

家族みたいな気もするし、二人で一つみたいな感じだったので、不思議な関係だなとは思っています。男女ユニットってなかなかないと思っているので、もちろんケンカとかもありましたけど、活動休止中も音楽はずっと残っていくじゃないですか。私もマルチにやってきた音楽が基盤になっているので、大切にしていきたいし、みんなの中に残っていったらうれしいなって思います。

恋愛は、こじらせ系?アタック系?

――ドラマはこじらせ男子が奮闘する内容ですが、まるりさん自身のこじらせエピソードはありますか?

ファンの方からは明るい感じに思われているのかもしれませんが、結構こじらせがちなのかもしれません(笑)。ドジですし、火傷とか怪我がめっちゃ多いんですよ! つまずいたり、爪が折れたりとか、生きてる中でのミスは昔から多くて直したいなーとは思いつつ、そういうのを受け入れてくれるような人たちと過ごしていきたいなと思っています(笑)。

――恋愛に対してもこじらせ系ですか?それともアタック系ですか?

基本的には自分から好きになって、告白はできなかったりします。中学生の時には、女子3人で同時に1人の男の子に告白しましたが、全員振られてしまいました(笑)。「誰が選ばれてもケンカしないようにしようね」って言っていたのですが、3人とも振られる展開を全然考えていなくて(笑)。仲間を見つけがちですね。片思いも最初は楽しいんですけど、あまりにも無理そうだったら諦めちゃう。恋愛で辛くなるのがすっごいストレス。大人になるにつれて、自分に興味がなさそうな人には、だんだんいかなくなりました。昔は「それでも振り向かせたい」って気持ちもあったんですけどね。

1作目に「好きだよ」という楽曲があるのですが、それも私の恋愛のお話です。当時、お付き合いしていた方は、私から好きになって付き合って、ずっと私のほうが好き好きって感じで付き合っていたんですが、結局ダメになったんですよね。そういう経験を経て、女の子って想われてどんどん可愛くなって輝けていくし、幸せになれるんじゃないかなって私の中では思うので、そういう方を選ぶようになりました。

できればあんまり病みたくないんだけど、アタックは絶対にしますね。アタックしてみて、「響かんやん、この人!」となると、もう嫌になっちゃうので、最初からはアタックしない。ただ、「好き」って思うタイミングが早いかも(笑)。

自分の人生にも彩りを与えてくれたラジオの仕事

――ZIP-FMでは、2番組のナビゲーターとして活動されていますね。

喋ることが大好きなので、ラジオ番組にはオーディションで入らせていただきました。自分の番組は初めてで、リスナーさんと触れ合うこと自体が初めてだったんです。この間、「たくさんメッセージをください!その数を数えます!」というコーナーをやった時、夜中の番組なのに100通以上メッセージが届いたんです。本当にたくさんメッセージが来て、自分一人でしゃべってる訳じゃないんだなって。みんなからのメッセージを読む番組なので、そこが一番楽しいなぁって思っていますね。

「DRAMA QUEEN」は収録ですが、「GENZ(ジェネジー)」は生放送で、最初はドキドキでした。2時間番組なので、変にだらけちゃってもダメだし、早く終わり過ぎてもダメだし、「私がちゃんとやっておかないと」という意識がありますね。でも、なんとなくやってくうちに感覚をつかんできてるのかなぁ。メッセージを読んでお答えするという部分は、今まで以上に自分の引き出しがたくさんないとパっと答えられないから、自分が思ったことをメモするようにしていますね。「あ!これラジオで話したいな」「この間メッセージもらったの調べてみよう」とか、そういった部分がすごく増えたので、自分の人生にもすごい彩りを加えてもらってるような感じです。

――ラジオ番組を始めて、興味を持ったことは何ですか?

「DRAMA QUEEN」のお相手の方は、ゲイのアンジェリカさんという方なんですが、「LGBTQの森」というコーナーの中で、毎週なにかしらのLGBTQのトピックスを紹介してくださるんです。結構入り組んだ話をしてくださるので、すごく興味を持ちましたし、もっとちゃんと理解していきたいなと思っています。アンジェリカさんにはすごく助けられてますね。

今まで食べた中で一番おいしかった“名古屋めし”

――名古屋の好きなところってありますか?

私、今まで「ひつまぶし」を食べたことがなかったんです。それでこの間、「GENZ」の番組企画で“勝ったらひつまぶし”っていうのがあって、マジで本気でやって(笑)、勝ち取れたんですね。「蓬莱軒」に行ったんですけど、本当に今まで食べた中で一番おいしかった! 地元の福岡にもおいしいものはたくさんありましたけど、それも含めて、ひつまぶしがもうダントツで。食べ物界一位。今まで一位はチキン南蛮だったんですけど、塗り替えちゃってビックリしましたね。衝撃的でした。昨日の「GENZ」でも“これを勝ち取ったらまた何かご褒美”というのがあったので、それも「じゃあ、ひつまぶしで!」って(笑)。またお願いさせてもらったんで、絶対勝ってきます!

名古屋で好きな場所は、大須ですね。「昔ながらの商店街」というイメージだったんですけど、入ってみるとスイーツのお店とか、最新の流行りものがたくさんあって、「めっちゃいいやん!」って。1回行くと何時間もいたりして、めっちゃ好きです。

“令和の歌姫”を目指して、ずっと歌い続けられたら

――今後の目標は?

音楽に関わって、歌い続けたいですね。時代が変わってSNSが普及して、今って全部見えちゃってすごく近い分、嫌なところももちろんあるけれど、チャンスも転がっている時代。15年後には、私もちゃんと時代を1つつくるくらいの、“令和の歌姫”って呼ばれるような存在になりたいです! 紅白歌合戦にも出たいですね。

――最後に、ファンのみなさんやケリーの読者さんにメッセージをお願いします。

私自身、まだ始まったばかりのアーティストになるので、“まるり”としての楽曲も少ないです。でも、SNSなどで繋がれる時代ですし、みんなと繋がるのがすごく好きなので、今回をきっかけに知ってくれた方、そしていつも応援してくれているみなさんには、「応援してて良かった」って思ってもらえるような活動をしていきます。「まるりちゃん応援してたら、なんかすごい景色見せてくれるかも!」と、ずっと期待してもらえるような人間でいたい。音楽や歌でも癒しを届けていきたいと思っているので、もし気になった方はぜひ“まるり”を調べていただけるとすごくうれしいです。頑張ります!

まるりDigital Single「星のタイヨウ」
配信日:2022年10月19日(水)
配信サイト一覧:https://jvcmusic.lnk.to/maruri_hoshinotaiyo

ABCテレビドラマ『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』
ABCテレビ(関西) 2022年10月スタート 月曜深夜放送(予定)
★毎話放送終了後より、Rakuten TV 及び TVerにて配信

【番組公式ホームページ】
https://www.asahi.co.jp/kabekoji/

【キャスト&スタッフ】
出演:松岡広大 中尾暢樹 立石俊樹 木原瑠生 小西詠斗 
加治将樹 上田航平(ゾフィー) 宮下かな子 髙橋里恩
シュウペイ(ぺこぱ) 矢作穂香 斉藤陽一郎 ほか

【原作情報】
ミナモトカズキ 『壁サー同人作家の猫屋敷くんは承認欲求をこじらせている』(徳間書店「COMICリュウWEB」連載)

【スタッフ】
脚本:保木本真也
主題歌:まるり『星のタイヨウ』(ビクターエンタテインメント)
音楽:森優太
監督:佐藤竜憲 八十島美也子 原田健太郎
プロデューサー:稲熊洋介 山崎宏太 宮川宗生

製作幹事:楽天グループ
制作:ABCテレビ
制作協力:ホリプロ
製作著作:ミナモトカズキ・徳間書店/2022「壁こじ」製作委員会

ラジオ レギュラー番組
ZIP-FM「GENZ」〈毎週月~木曜日 23:00~25:00〉※水・木担当
ZIP-FM「DRAMA QUEEN」〈毎週金曜日 23:30~25:30〉

※掲載内容は2022年11月時点の情報です

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