黒川にベーカリー「パネム イテウルトラ」がオープン!自家製酵母を使用したふわモチパンが話題【名古屋・北区】
#テイクアウト

2022.11.10thu

黒川にベーカリー「パネム イテウルトラ」がオープン!自家製酵母を使用したふわモチパンが話題【名古屋・北区】

2022年10月12日(水)、名古屋市北区・黒川にオープンした「Pànem ite ultra(パネム イテウルトラ)」。自家製の天然酵母を使用して作る、ふんわりモチモチ食感のパンの甘い香りに誘われて、オープン初日から連日多くの人で賑わいます。編集部が、話題のニューベーカリーにさっそく取材に行ってきました!

パンダ?それともクマ?なオリジナルキャラクターがお出迎え

黒川駅から徒歩で約10分、人の行き来が多い大通り沿いに店舗を構える「Pànem ite ultra (パネム イテウルトラ)」。店名は、ラテン語で“パンのその先へ”という意味で、他のパン屋では見ることのできない珍しい創作パンや、自慢の天然酵母を使用したパンが並びます。

店の看板にも描かれている、パンを大切そうに抱きしめているパンダ。彼の名前は“ヒグマのパンさん”。そう、実はパンダではなく、動物界の人気者パンダに憧れる「ヒグマ」という設定があるんです。

オールドアメリカをイメージした温もりのあるカントリーな雰囲気の中に、北欧の要素も散りばめられた、おしゃれな店内。この店のオーナーさんは、インテリア関係の仕事もしているそうで、様々なテイストの素材やインテリアを組み合わせることによって店全体がより魅力的に見えるよう、バランスを大切にしているんだとか。 厨房と店内をつなぐ小窓からは、スタッフが生き生きと働く厨房の様子をうかがうことができます。

とにかく味にこだわった種類豊富なパン

(左)生地に紫芋パウダーを練り込みサツマイモ餡と角切りのサツマイモを入れた「さつま金時」(300円)、(右)お店自慢のモッチリとしたブールにクルミを練り込んだ「ブール五穀クルミ入り」(260円)

シンプルな見た目ながらも、一口食べると病みつきになってしまうような、味重視のパンがずらり。毎日、約30〜40種類の焼きたてパンが並びます。扱いが難しいと言われる、自家製の天然酵母と加水率にとことんこだわったパンは、持ってみるとずっしりと重く、食べる前からモッチリとした感触が手から伝わってきます。

お店自慢の「ブール」を食べてみると、口当たりはふんわり、噛んだ瞬間モッチリという、パン好きにはたまらない食感に思わず笑みがこぼれます。天然酵母の奥深い香りは、シンプルな素材を使用しているからこそ引き立つんだとか。

「アボカドシュリンプサンド」(480円)

「クロックマダム」(300円)

お店自慢のシンプルな天然酵母パン「ブール」に、ぷりぷりのエビやアボカドなど具材がぎっしり詰まった「アボカドシュリンプ」や、ミニトーストの上に自家製のベシャメルソースやウインナー、目玉焼きを乗せた「クロックマダム」など、総菜パンも豊富。

サンドしてある具材は、厨房の小窓部分、パンが並ぶカウンターのすぐ近くで調理されているので、パンを焼く香りにプラスして肉や野菜を炒めるおいしそうな香りが漂います。

(右)くるみあんぱん(190円)、(奥)アールグレイベーグル(420円)

次から次へと新しいパンが登場する店内。おいしそうなパンに釣られてどのお客さんもトレーいっぱいにパンをのせていました。

お店のオーナーさんにインタビュー!

――お店を開いたきっかけは?

僕はずっとインテリア関係の仕事をしているのですが、もともとパンが大好きで、全国各地の名だたるパン屋さんに足を運んでいました。最初はただの趣味程度だったのですが、仕事の関係で色々なお店の施工やオープンに携わらせていただいているうちに、自分が一番良いと思うパンを提供できるパン屋さんを作りたい!と思うようになりました。

そんな時に、学生時代の友人の妹が、自家製の天然酵母を使ったパンを作っていると聞きつけて、一緒にお店を開こうと提案しました。彼女はとてもこだわりが強い人なんですけど、素材も作り方も一つも妥協しないから、出来上がるパンは本当においしいんです。

――パンへのこだわりは?

自家製の天然酵母を使用して作るスタンダードなパンに、うちならではのひと工夫を加えることで、同じ種類のパンを他のパン屋さんと食べ比べてもらったときに、絶対に負けないパンを作ることにこだわっています。また、サンドなどの総菜パンに挟む具材は、厨房のキッチンで調理したものをすぐサンドして店頭に並べているので、本当の意味で出来たてホカホカの状態を楽しんでもらえます。

――今後どのようなお店にしていきたいですか?

地元の方はもちろんなのですが、この黒川の街を盛り上げるためにも、黒川に普段は来ないような若いカップルや家族連れのお客さんにもぜひ足を運んでいただきたいです。「パネムがあるから黒川に行ってみよう」とか「デートの時にパネムに行ったね」とパンを買うだけでなく、その先の彼らの楽しい記憶の中に残り続けるようなお店になったらと思います。

EDITOR IMAI

取材中、パンが並ぶカゴが何度も空になっては焼き立てのパンが追加され、新しい種類のパンが登場したりと、店内が常に出来たてのホカホカな雰囲気に包まれている印象でした。「ヒグマのパンさん」のストーリーや、お店のコンセプトを考えているオーナーさんもおもしろく、これからの展開が楽しみなパン屋さんです。まさに“PLUS ULTRA”!

Pànem ite ultra (パネム イテウルトラ)

問い合わせ
 なし
場所
 愛知県名古屋市北区黒川本通4-35-2 1F
営業時間
9:00~19:00(完売次第閉店)
定休日
 月・火曜
駐車場
 3台
支払方法
 カード・電子マネー不可
Instagram
 @panem_ite_ultra
アクセス
 地下鉄「黒川駅」より徒歩で約7分


※価格はすべて税込。
※掲載内容は2022年10月時点の情報です。
※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

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黒川にベーカリー「パネム イテウルトラ」がオープン!自家製酵母を使用したふわモチパンが話題【名古屋・北区】

WRITER

Kanon Imai

Kanon Imai

座右の銘は「百聞は一見に如かず」。気になったら、まずは体験する派な編集部員。趣味は読書とジョギングで、猫は目に入れても痛くないほど好き。

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