島根半島沖50㎞に位置し、大小180以上の島からなる隠岐諸島。そのうち人が暮らす4つの島は、島後水道を境に最も大きな隠岐の島町・島後（どうご）と、西ノ島、中ノ島、知夫里島の3島からなる島前（どうぜん）に分けられます。火山噴火によって生まれた地形は変化に富み、大地の誕生を感じさせる自然美は圧巻。解放感あふれる自然の恵みは、健やかな肌へと導いてくれます。また古くは配流の島でもあり、天皇や貴人が暮らした御所跡が、島の歴史を伝えています。

隠岐の恵みを五感で味わう贅沢タイム

大小の島々からなる隠岐諸島では、島から島への移動は海路のみ。島後の玄関口、西郷港からフェリーで島前・海士町の菱浦港へ。徒歩3分の海沿いにたたずむのが、泊まれるジオパーク拠点施設「Entô（エントウ）」です。

全36室はすべてオーシャンフロントで、まるで自然の中に溶け込むような雰囲気。夕食は、豊かな海と肥沃な大地が育んだ隠岐の恵みを満喫できます。旬のものを旬の時期にいただくというホンモノの贅沢。五感でキャッチする大自然のエナジーが、疲れ切った心と体に染み込んでいきます。

高さ257mのダイナミックな断崖絶壁

お腹を満たしたら、隠岐ナンバーワンの景勝地「摩天崖」へ。海士町の隣、西ノ島町の国賀海岸にある高さ257mの断崖絶壁です。日本有数の海食崖が、海から垂直にそそり立つ景観は圧巻。海と空が溶け合う360度のパノラマは、一瞬たりとも同じ景色に留まらず、時間を忘れて見入ってしまいます。

台地上には馬や牛が放牧されていて、青空と緑の中、触れ合うことも。明日へのエネルギーを生み出すセラピー効果もありそうです。

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