2023.2.16thu
【ジブリの大倉庫編】ジブリパーク第1期の見どころまとめ
2022年11月1日に「愛・地球博記念公園」内に開園した、スタジオジブリ作品の世界を表現した公園「ジブリパーク」。スタジオジブリのアニメーション作品の中に迷い込んだような体験が待っています。5エリアのうち、第1期として「ジブリの大倉庫」「青春の丘」「どんどこ森」の3エリアが開園しました。まずはメインエリア「ジブリの大倉庫」をご紹介!
「ジブリの大倉庫」の中央階段へ
ジブリ作品の展示物をぎゅっと詰め込んだ「ジブリの大倉庫」は、元々は温水プールだった建物で、構造や設備などあるもの活かして整備されました。エリアには短編アニメーション作品を順次上映する映像展示室をはじめ、企画展示室、オリジナルのグッズを販売するショップ、カフェも併設し、見どころ満載のエリアに!
中央階段のタイルをよく見てみると、ジブリ作品にまつわるキャラクターが。探してみるのも楽しいですね。中央階段の上には『天空の城ラピュタ』のオープニングシーンに登場する「空飛ぶ巨大な船」があり、その動く姿に目が奪われます。
短編アニメーションを上映する「映像展示室オリヲン座」
「三鷹の森ジブリ美術館」の短編アニメーション全10作品を順次上映している「映像展示室オリヲン座」。座席数は約170席で、開園してしばらくは『くじらとり』を上映中です。
中へ入って驚いたのは、重厚感あるシックな劇場の仕様。木の素材を使用した温かみのある内装。スクリーンに近い前方の席はベンチシートに!子どもと一緒に家族みんなで楽しめますね。
あなたも名シーンのキャラクターに!企画展示「ジブリのなりきり名場面展」
ジブリの大倉庫では期間限定で3つの企画展示を開催中。一つは、ジブリ作品の登場キャラクターになりきって、印象的なシーンの中に入り込める体験型の「ジブリのなりきり名場面展」。展示は13作品14シーンありますので、好きな作品の場所へ行ってみて。編集部も実際にやってみました!その一部を紹介します。
■千と千尋の神隠し(2001年)
千尋とカオナシが不思議な電車に乗って銭婆に会いに行くシーン。時間が経つと背景が夕焼けへと変わっていく様子もお見逃しなく。
■コクリコ坂から(2011年)
「週刊カルチェラタン編集部」と書かれた紙が表に貼られた部屋へ入ると、新聞部部長・風間俊の姿が。横に座って主人公の海になりきると、青春を感じられる。
■平成狸合戦ぽんぽこ(1994年)
小さい頃から何度も観た『平成狸合戦ぽんぽこ』。住む場所を守るためのタヌキたちの作戦会議に参加してみました。真剣な眼差しのタヌキたちに混じっていろんなポーズで参加してみてはいかがでしょうか。
■思い出のマーニー(2014年)
記憶にも新しい、ポスタービジュアルにもなっている主人公・杏奈とマーニーが背合わせに立っているカット。杏奈になりきって、遠くを見つめてみてください。
いかがでしょうか?スタジオジブリの名シーンがたっぷりと楽しめる体験型の展示。キャラクターになりきって、作品のことを思い出したり、語り合ったり、ジブリ作品の世界に浸ってください。
こちらも企画展示の一つ“「食べるを描く。」増補改訂版”。「三鷹の森ジブリ美術館」で2017~2018年に開催された、ジブリ作品の食べるシーンがなぜおいしそうにえがかれているのかをひも解く企画展示「食べるを描く。」がパワーアップして登場。『千と千尋の神隠し』の不思議な町の屋台、『コクリコ坂から』のコクリコ荘の台所、『アーヤと魔女』の作品資料が新たに追加されました。
企画展のもう一つは、世界中から集めたジブリ作品のポスター、映像、音楽パッケージ、書籍などが一堂に会する「ジブリがいっぱい展」。展示の中には、ネコバスも!スタジオジブリの打ち合わせスペースをモチーフにした「トトロ・バー」もありました。
『千と千尋の神隠し』の「にせの館長室」
『千と千尋の神隠し』の湯婆婆が執務室で仕事に没頭している様子を表した「にせの館長室」。散らばっている契約書が躍動感あふれ、迫力ある展示です。
『天空の城ラピュタ』のロボット兵が!
廃墟となったラピュタの庭園を表した「天空の庭」で、高さ約4mもあるロボット兵が主の帰りをじっと待っています。つたと苔に覆われた壁には古き紋章も。足元までゆっくりと観察してみて。
子どものための遊び場「ネコバスルーム」
『となりのトトロ』の世界を表現した子ども向けの遊び場「ネコバスルーム」。パッチワーク調の愛らしいネコバスの姿が!小学生以下の子ども限定でネコバスに乗ることができます。その他にも、子どもサイズの「サツキとメイの家」や、あの大きなウロもあり、中をのぞくことができます。
「ネコバスルーム」の隣には、スタジオジブリがある東京・小金井市のちょっと昔の街並みをモチーフにした子ども向けの遊び場「子どもの街」も。
『借りぐらしのアリエッティ』の世界を表現した「床下の家と小人の庭」
『借りぐらしのアリエッティ』の小人たちに、世界はどう見えているのか。小人であるアリエッティたちの世界を体験できるこの展示では、写真を撮るとまるで自分が小さくなったかのようなかわいらしいサイズに。
細部にまでこだわりが詰まった展示です。さぁ、あなたもアリエッティの世界に迷い込んでみましょう。
実際に購入もできる、懐かしい雰囲気たっぷりの商店街風の「南街」
ジブリ関連の書籍を取り扱う「熱風書店」、模型を集めた「大空模型」、お菓子を販売する「駄菓子 猫かぶり姫」が並び、実際に商品のお買い物もできますよ。どこか懐かしい雰囲気を楽しみながら、ふらりと立ち寄ってみてください。
過去の展示物に出合えるかも!?「公開倉庫」も要チェック!
三鷹の森ジブリ美術館の企画展示や、国内外の展覧会で展示した制作物・造形物を保管している倉庫の一部を公開。貴重な過去の展示物を見ることができます。入り口に鎮座するコニャラ大仏も見逃さないで。
そして、気になる2023年度に開園予定の第2期は、「もののけの里」「魔女の谷」の2エリア。24年3月に開園予定の「魔女の谷」では『ハウルの動く城』の「ハウルの城」や『魔女の宅急便』の「グーチョキパン屋」をモチーフにした建物などが誕生します。
スタジオジブリ作品の魅力に改めて気づかせてくれる、楽しいことが盛りだくさんのジブリパーク。知っている作品はもちろん、観ていなくてもこれからも観る時にさらに面白くなること間違いなし!
ジブリパーク
- 問い合わせ
- 0570-089-154(ジブリパーク営業時間内)
- 場所
- 愛知県長久手市茨ケ廻間乙1533-1
愛・地球博記念公園内
- 営業時間
- 10:00~17:00(土・日曜、祝日は9:00~)
※学校の長期休暇期間の平日は9:00~17:00
- 休園日
- 火曜定休(祝日の場合は翌日休園)※学校の長期休暇期間は営業
- 料金
- ■「青春の丘」「ジブリの大倉庫」セット券
平日:大人3000円、子ども(4歳~小学生)1500円、土・日曜、祝日:大人3500円、子ども(4歳~小学生)1750円
■「ジブリの大倉庫」
平日:大人2000円、子ども(4歳~小学生)1000円、土・日曜、祝日:大人2500円、子ども(4歳~小学生)1250円
■「どんどこ森」
全日:大人1000円、子ども(4歳~小学生)500円
※3歳以下は入場無料です。
※ジブリパークの入場(チケット)は日時指定の予約制
※「青春の丘」「ジブリの大倉庫」セット券の場合、「ジブリの大倉庫」の入場時間指定はありませんが、 15:00までにご入場ください。ジブリの大倉庫の観覧時間の目安は2~3時間です。
※ジブリパーク指定の障害者手帳をお持ちの方と、同伴者1名までは「障害者 大人」もしくは「障害者 子ども」の券種をお買い求めください。一般券種の半額料金です。ご入場の際に手帳の原本またはコピー、ミライロIDのいずれかをご提示ください。
※別途、購入にあたりシステム利用料(1枚につき110円)が必要になります。
※2023年2月入場分以降の価格です
※ジブリパークには専用駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
- 公式サイト
- ghibli-park.jp
© Studio Ghibli
※一般のご来園者は撮影できないエリアがあります。
WRITER
- トップページ
- ENJOY TODAY
- おでかけ
- 【ジブリの大倉庫編】ジブリパーク第1期の見どころまとめ