絞り込んで探す

▼ジャンルで絞り込む

▼エリアで絞り込む

    • ▼主要駅で絞り込む

    • ▼区で絞り込む

初めての作詞にメンバーの個性がキラリ

お母さんへの感謝の気持ちを独特の視点で語ってくれた三隅さん。

――「ありがとうの音。」は、BMKメンバーの皆さん全員で歌詞を作られていますね。今だから言える、制作時秘話はありますか?

三隅さん 5人でこんなに机を囲んで話したことって今までなかったんじゃないかなっていうくらい、ギリギリのギリギリまで話し合いを重ねました
今回、「ありがとう」というテーマのもと、メンバー全員で作詞をしますってなった時に、いつもお世話になっていて、今回も僕たちの作詞をカタチにしてくれた、作詞家のYUMIKO先生へ各々が入れたいフレーズとか伝えたいこと、感じていることを送りました。
そこからパズル形式で全体にはめていただいて。その後、メンバー5人でどれを使って、どれを削るか、どういう構成にするかを話し合いました。この話し合いがすごく難しかったですね。
個人でメモに書き出している時は、「こういうの入れたいな」とか「こういうの伝えたいな」ってポンポン出てきたんですけど、メンバーの意見を聞いたら「それもいいな」っていうものしかなくて、削っていくのが本当に大変でした。

佐藤さん しかも、誰がどのフレーズを考えたものなのかも分からないから“削る”という行為が誰の心を傷つけてしまうのかって不安になったよね(笑)。

メンバー わかる!(笑)

三隅さん 序盤は多数決で決めたりしてたんですけど、人数が多い方が良いってわけでもないし…ってなって。多数決しても何も決まらず、時間だけが過ぎていくこともありました。とても難しかったですが、やりがいは感じましたね。

――「ありがとう」というテーマに対して、はじめに皆さんそれぞれどんな「ありがとう」を提案したんでしょうか?

三隅さん 米谷が「普段、ファンの方に“ありがとう”って言っていただく機会がたくさんあるけど、見えないところで支えてくださっている人もたくさんいるから、そういう人たちにも“ありがとう”と伝えられるような曲にしよう」って言ってくれたんです。
僕は突飛な発想でいこうと思って、“家のホコリにありがとう”っていうのをメモに書きましたね。一人暮らしを始めて、ホコリを見つける度に「実家にホコリが落ちてなかったのは母親のおかげだったんだな」と気づいたので。母親のありがたみに気づかせてくれてありがとう、という意味を込めて“家のホコリにありがとう”にしました。

佐藤さん 直接「お母さんありがとう」ではなく、ホコリだったのね(笑)。

メンバー (笑)

三隅さん あと、“めざまし時計にありがとう”とかですね。毎朝、決まった時間に起こしてくれてありがとうっていう思いを込めて。一個も採用されなかったんですけど(笑)。でも、そんなことも思い浮かべながら歌っています!

中原さん 僕が印象に残っているのは、松岡が「自分たちの身の回りのモノを作ってくれている人たちにありがとうを伝えたい」って言ったのを、作詞の先生がその意図を汲み取って「第一次産業支える人」っていうフレーズができたんです。自分がそのパートを歌ってるんですけど、正直ぼんやりとしたイメージしか持っていなくて。
でも、このあいだ牡蠣の養殖をやられている方のお手伝いに行くロケがあって、冬場だったので水温7℃くらいの中で、カゴを変えたり掃除したりしたんですよ。水温7℃は、プロの方からすると温かい方みたいなんですけど、僕たちにとっては、足のつま先の感覚がなくなるくらい冷たかったんです。
普段、こんな過酷な状況の中で作業しているんだっていうことや、そうやって作られたものを僕らはお店に行けば簡単に提供してもらえているってことに気づかされました。「第一次産業を支えてくれてる人にありがとう」っていう気持ちを深めることができた経験になりましたね。

松岡さん 打ち合わせの時に「身の回りのモノを作ってくれている人」って言ったら、作詞の先生が「第一次産業」っていう言葉にしてくださいました。「第一次産業」という言葉を今まで知らなかったので、新しい知識が一つ増えましたね。そういう意味でも良かったです。他にもいろいろなことを知りたいと思います!

ツッコミをしたり、ボケたりして場を和ませていた米谷さん。

米谷さん メンバーそれぞれが箇条書きで書き出して、そこから歌詞を組み立てていったんですけど、作詞が初めてだったんで、どうやったらいいか分からなかったんですよね。
そうしたら先生が「いろいろな視点から見るといいよ」ってアドバイスをしてくれたので、僕は幼馴染を思い浮かべて、ありがとうの気持ちを書き出しました。でも、そこは全然使われませんでした(笑)。あまりにも視野が狭くなっちゃったんですよね。
そこから、これまで見逃していたことや、当たり前のように使っていたもの、陰ながら支えてくれている人のことに視点を当てられたので、すごく自分の身になった時間でした。同時進行で作詞と作曲が行われて、歌割も決まってなかったので、メンバー全員たくさん歌って聴いた曲だと思います。

佐藤さん はじめに箇条書きで先生に送るところを、僕は勘違いして、一曲丸々作って送ったんです。その後、改めて箇条書きで送ったんですけど、最近「あれ? ここ僕が最初に書いた歌詞じゃないかな」と気づいた部分があって。ちょうどメロディーと歌詞がハマったのかな、と思ってうれしいですね。ちなみに、最後の方の「ありがとうを いま 伝えたいから」っていう部分です!

LINEお友だち登録

RANKING ランキング

TAGS #人気のタグ

MAGAZINE 雑誌『KELLY』

Please Share

BMK、1stアルバム『the FIRST』リリース記念インタビュー!

WRITER

Satomi Hirata

Satomi Hirata

千葉県出身。週末の楽しみは、東海の温泉やスパに足を運ぶこと。ヨガ、お散歩も大好きな健康オタク。名古屋歴は浅いながらも、日々の発見を大事に、新鮮で楽しい情報をお届け。

  1. トップページ
  2. ENJOY TODAY
  3. Satomi Hirata
  4. BMK、1stアルバム『the FIRST』リリース記念インタビュー!

KELLY’S
RECOMMEND
おすすめ記事

RANKINGランキング

PICK UP! 注目の記事

SERIES 連載もの

ABOUT日刊ケリーとは

"GOOD LOCAL"な、
東海のライフスタイルマガジン。

雑誌『KELLY』がお届けする、"GOOD LOCAL LIFE(地元でのよりよい暮らし)"のためのWebマガジンです。「地元での暮らしがより心地良く、自分らしく、喜びを感じる日々になりますように」。そんな思いを込めて、まちの情報を丁寧に編んだコンテンツを配信します。身近な巡り合いで、地元がもっと好きになるはず。