関東出身の2人が、瀬戸市の商店街でカフェをオープンした理由とは?
店長の本田さんとともに、お店の立ち上げから携わってきたスタッフの源平さん。東京や名古屋の有名店でバリスタとして多くの経験を積んできました。現在はバリスタとして働くほか、お店の内装や、ショップカードのデザインも手がけるなど、クリエイターとしての一面も持ち合わせています。
――源平さんも、店長の本田さんも、関東のご出身ですよね。瀬戸市を知ったきっかけは?
当時働いていた名古屋のコーヒーショップの常連さんが、私たちのPOPUPに来てくれて「瀬戸の町はおもしろいからおいでよ!」と声をかけてくれたんです。それをきっかけに瀬戸市に興味を持ちました。
――実際に、瀬戸市でお店をオープンしようと決めた理由は?
おすすめしてもらって、初めてこの町に訪れた時、瀬戸ものの歴史がある場所であるということはもちろん、焼きもの以外にも、様々なジャンルの作り手が集まり、一丸となって町を盛り上げている印象を受けたんです。その後も何度かこの町に足を運ぶうちに、瀬戸に住む人たちの温かみや、町の魅力に惹かれていきました。
また、お店をオープンするにあたって、私たちには”大きなコーヒー焙煎機を置く”という目標があったため、その焙煎機を置ける、十分な広さが確保できたという点も、この土地を選んだ理由の一つです。
――商店街ならではの良さはどんなところですか?
登下校中の小学生に手を振ったり、地域の人たちと気軽に交流ができたりするのは、商店街ならではの良さだなと感じます。お客さんの層も幅広くて、小さな子ども連れのママさんから、90歳のおばあちゃんやおじいちゃんまで、平日から世代を問わず多くの人が足を運んでくれます。
――これからどんなお店にしていきたいですか?
リトルフラワーコーヒーでは、スペシャルティコーヒーをより多くの人にデイリーに飲んでいただけるきっかけや、入り口になることを目指してブレンドコーヒー専門店として日々コーヒーを提供しています。
私たちが提供するコーヒーをきっかけに、もっと多くの人に、瀬戸市に来てもらって、魅力を感じてもらい、人と人がつながる町と、お店になると良いなと思います。
昔ながらの商店街に、おしゃれなカフェが仲間入りしたということで、ずっと気になっていたお店。店内では「今日も元気?」「おすすめは何?」と、商店街ならではのアットホームな会話も聞こえてきました。こだわり抜かれた温かいコーヒーとスイーツを楽しみながら、気さくなスタッフさんとお話していると、ほがらかな、優しい気持ちに包まれます。日々の喧騒から少し距離を置いて、一息つきたいとき、自分をリセットしたいとき、自然と足が向いてしまうようなお店です。
Little Flower Coffee(リトル フラワー コーヒー)
- 問い合わせ
- 050‐3561‐5587
- 場所
- 愛知県瀬戸市朝日町3‐6
- 営業時間
- 10:00~18:00(金、土曜は~21:00)
- 定休日
- 不定休
- 駐車場
- あり(共同)
- 支払方法
- カード・電子マネー可
- 公式Instagram
- @littleflowercoffee
- アクセス
- 名鉄「尾張瀬戸駅」より徒歩で約7分
焼き物の町・瀬戸市のおすすめ観光スポットまとめ!インスタ映えするランチやカフェも
焼き物の街・瀬戸に来たら外せない、陶芸体験やギャラリー、お土産屋などの観光スポットを厳選!また、ランチもスイーツも地元の瀬戸焼の器で味わえる、瀬戸のおすすめカフェもピックアップしてご紹介します。 コネル ネンドショップ&スペース|陶芸体験 家庭で陶芸を楽しめる陶芸粘土の販売や、誰でも気軽に参加できる陶芸体験を実施している「CONERU」。ここでは、ロクロを使わずに作品を作ります。すべて手で作るからこそ出る味わいや、素朴なかわいさが魅力です。 道具は一式そろっているので、手ぶらでOK!絵を描いても良し、粘土でパーツを作ってくっつけても良し、と自由度が高いので、オリジナリティあふれるデザインに仕上がります。お店の詳細は、下記の記事からチェック! 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2023.03.31愛知で、ものづくり体験 vol.1|瀬戸市「コネル」のロクロを使わない、"...https://kelly-net.jp/enjoytoday/2023033112003082358.html CONERU nendo shop & space(コネル ネンドショップ&スペース) 問い合わせ 0561-57-1654 場所 愛知県瀬戸市朝日町28 営業時間 10:00~17:00 定休日 水曜 駐車場 なし Instagram @coneru_nendo_oventougei アクセス 名鉄「瀬戸尾張駅」より徒歩で約5分 瀬戸くらし研究所|ギャラリー 常設のカフェ「ie珈琲」などの飲食ブースやギャラリー、シェアキッチンにコワーキングスペースを備えた「瀬戸くらし研究所」。 瀬戸市に昔からある工房や会社、瀬戸市在住の作家やクリエイター、飲食店に携わる方など、“ツクリテ”の想いを応援し、街を盛り上げる場所として誕生しました。 入口すぐにあるギャラリーでは、瀬戸市で活躍するツクリテの作品が展示されています。お店の詳細は、こちらの記事からチェック! 瀬戸くらし研究所 場所 愛知県瀬戸市末広町2-22 営業時間・定休日 店舗によって異なる ※「ie珈琲」は火・水曜 駐車場 なし アクセス 名鉄「尾張瀬戸駅」より徒歩で約6分 Instagram @setokurashiken ヒトツチ|お土産 「せと末広町商店街」内にオープンした、“メイドイン瀬戸”のお土産屋「ヒトツチ」。 店内には「せともの」の伝統的なものから、モダンで個性的なものまで展開されています。 焼き物の他、焼菓子やアクセサリー、知育玩具まで幅広いラインナップ。置かれているものはすべて、瀬戸出身・瀬戸在住の作家さんや、瀬戸にある会社の商品なんだとか。お店の詳細は、こちらの記事をチェック! ヒトツチ 場所 愛知県瀬戸市末広町2-22 せと末広町商店街内 営業時間 10:00~17:00 定休日 火・水曜 駐車場 なし ※近隣に市営駐車場あり(1時間無料) Instagram @hitotsuchi_seto アクセス 名鉄「尾張瀬戸駅」より徒歩で約8分 ソボカイ食堂|ランチ 「豚肩ロースの大きなポルケッタ イタリアンパセリとローズマリー」 2023年4月にオープンした「ソボカイ食堂」で楽しめるランチは、 素材のおいしさを最大限に引き出しながら、“ハーブ&スパイス” を掛け合わせる、贅沢なコースメニュー。 ランチコースでは、「スープ」「フォカッチャ」「セコンド(肉や魚を使った前菜)」「パスタ」を提供していて、14時からは、タルトやハーブティーが楽しめるカフェタイムになります。お店の詳細は、下記の記事からチェック! 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2023.06.21おいしさ引き出す “ハーブ&スパイス” の贅沢ランチ!「ソボカイ食堂」【瀬戸...https://kelly-net.jp/enjoytoday/2023062100004687971.html ソボカイ食堂 問い合わせ 0561-88-1211 場所 愛知県瀬戸市祖母懐町45 営業時間 11:00〜17:00 定休日 火曜 駐車場 21台 Instagram @sobokaishokudo_marumitsu 公式サイト https://www.marumitsu.jp/sobokai-shokudo/ アクセス 名鉄「尾張瀬戸駅」より徒歩で約15分 アートスペース&カフェ バラック|ランチ 週替わりのメイン料理と、野菜中心の副菜がのったプレートランチ 美術家の二人が運営するカフェ&ギャラリー「Art Space & Cafe Barrack(アートスペース&カフェ バラック)」。カフェでは身体にやさしい食材を使ったランチ、自家製のスイーツやドリンクなどが味わえます。 カフェの奥には、ギャラリースペースに。定期的に開かれる作家の個展を、ぜひお店の公式サイトやSNSでチェックしてみてください。 Art Space & Cafe Barrack(アートスペース&カフェ バラック) 問い合わせ 080-8268-1992 場所 愛知県瀬戸市末広町1-31-6 タネリスタジオビルヂング1F 営業時間 11:00~18:00(土・日曜は~19:00) 定休日 月~水曜 公式サイト http://www.cafebarrack.com/ 庭禾(ニワカ)|ランチ 「本日のランチ」 中心市街地から北へ約15分。次第に色濃くなる緑の中に、かつて窯元だったという築50年の建物で営む「庭禾(ニワカ)」。薪ストーブが燃える温かな空間で味わえるのは、地元産の無農薬野菜と、豆と雑穀を組み合わせたオーガニック料理のランチです。 「金柑のブラウニー」など、毎日3~4種類を用意しています。 また、カフェタイムのコーヒーのお供にしたい、自家製スイーツは、豆乳や未精製の砂糖を使った、やさしい味。自然の恵たっぷりの料理と、非日常の時間で、心をリセットしてみてはいかがでしょうか。 庭禾(ニワカ) 問い合わせ 0561-65-3611 場所 愛知県瀬戸市穴田町291 営業時間 11:30 ~16:00(LOは15:30) ※土曜は~17:00(LOは16:30) 定休日 不定休(オープン日は公式サイトで要確認) 公式サイト http://niwakalife.com/ 様時 -SAMATIME-|ランチ 「様時ブッタボウル」※土・日曜のランチ限定 肉や魚、卵、乳製品などを使用しない、環境と動物にやさしいヴィーガン料理専門店「様時 -SAMATIME-(サマタイム)」。地元農家で採れた旬の無農薬野菜を堪能できます。 グルテンフリーパスタや卵と使わないオムライスなど、アレルギー対応も充実していますよ。 築100年余年の古民家をリノベーションした店内は、まるでタイムスリップしたような、ノスタルジーに浸れます。 様時 -SAMATIME-(サマタイム) 問い合わせ 080-7887-8123 場所 愛知県瀬戸市末広町1-23-1 営業時間 11:30~14:00、18:00~22:00 定休日 月~木曜 公式サイト https://www.instagram.com/samatime/ Little Flower Coffee|カフェ 「せと銀座通り商店街」に、2022年4月にオープンしたカフェ「little flower coffee(リトルフラワーコーヒー)」。誰もに愛されるスペシャルティコーヒーを目指し開発した、オリジナルブレンドや、パティシエが丁寧に作り上げるスイーツを楽しめるお店です。 コーヒーが注がれたマグカップは、瀬戸焼の陶芸作家・長江哲男さんの作品 スペシャルティコーヒーとぜひ一緒に味わってほしいのが、毎日お店の厨房で焼き上げる、「無添加バウムクーヘン」です。甘すぎず、それでいて食べ応えのあるバウムクーヘンは、テイクアウトもできるので、家族や友人への素敵なお土産になること間違いなし。 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2023.04.06商店街の憩いスポット「Little Flower Coffee」で、一杯の優しいコーヒーを。...https://kelly-net.jp/enjoytoday/2023040600005482657.html Little Flower Coffee(リトル フラワー コーヒー) 問い合わせ 050‐3561‐5587 場所 愛知県瀬戸市朝日町3‐6 営業時間 10:00~18:00(金・土曜は~21:00) 定休日 不定休 駐車場 あり(共同) 支払方法 カード・電子マネー可 Instagram @littleflowercoffee アクセス 名鉄「尾張瀬戸駅」より徒歩で約7分 ベイクショップ&カフェ ミトン|カフェ 「シフォンケーキ」と「キャロットケイク」 必要以上に砂糖やバターを使うことなく、素材本来の味わいを大切にした焼き菓子が並ぶ、「BAKE SHOP & CAFE mitten(ベイクショップ&カフェ ミトン)」。 見た目がかわいいクッキーや、もちもちのシフォンケーキが人気で、テイクアウトもOKです。カフェでは、家族が作る瀬戸染付の「眞窯」の器と一緒に味わうことができます。 そんな同店の焼き菓子や「眞窯」の食器は、編集部のECサイト「ケリーストア」でも購入できます。ぜひ覗いてみてください。 BAKE SHOP & CAFE mitten(ベイクショップ&カフェ ミトン) 問い合わせ 0561-78-5774 場所 愛知県瀬戸市中品野町330 営業時間 12:00〜18:00(LOは17:00) ※土・日曜、祝日は〜17:00(LOは16:00) 定休日 火・水曜(臨時休業あり。詳しくはInstagramを要確認) Instagram @mitten.seto 公式サイト https://mitten-seto.shopinfo.jp/ 綱具屋 SETORe|カフェ 「ケーキセット」 伝統的な瀬戸焼や地元作家による陶芸作品、生活雑貨、アクセサリーなど、「綱具屋 SETORe(ツナグヤ セトリ)」は、「背景のあるモノをセレクト」しています。 一番人気の「ダークスイートチェリーチーズケーキ」をはじめとする、日替わりのチーズケーキは、コーヒーなどドリンクとの相性も抜群。瀬戸で約300年続く窯元が作る、三色の釉薬を使ったマグカップを使って、特別感のあるティータイムを。 店内には、瀬戸織部や染付など、瀬戸焼を代表する器に加え、若手作家の作品も数多くそろっています。 綱具屋 SETORe(ツナグヤ セトリ) 問い合わせ 0561-57-9470 場所 愛知県瀬戸市朝日町36 営業時間 11:00~17:00 定休日 月~水曜 Instagram @tunaguya_setore 日本茶専門店 茶のいろは|カフェ 「いろはのかりがね茶」 日本茶ソムリエの資格を持つ店主が、自らブレンドしたお茶や、全国各地の銘茶がそろう「日本茶専門店 茶のいろは」。奥深く上質な味と香りに、日本茶の魅力を再発見できます。 写真の「いろはのかりがね茶」は、茎を多く含んだ、さっぱりとした味わい。お茶菓子とセットで、二煎目、三煎目まで楽しめます。 カウンター席の奥には、茶葉やティーバッグ、日本茶にあうお菓子も販売しています。一杯のお茶を飲んで、心に安らぎを。 日本茶専門店 茶のいろは 問い合わせ 0561-58-3149 場所 愛知県瀬戸市平町1-76 営業時間 10:00〜18:00(LO17:30) 定休日 火・水曜 Instagram @chanoiroha
【瀬戸へおでかけ~前編~】リニューアルした宿・喫茶「ますきち」へ
こんにちは。ケリー編集部水野です。 最近はすっかり暖かくなって、おでかけ日和が続いていますね。 今回は、瀬戸にある「ゲストハウスますきち」がリニューアルしたとの情報をキャッチし、試泊体験 & 瀬戸のまち散策へ編集部・下村さんと行ってきました。 その様子を前編・後編でお届けします! 瀬戸へ取材にやってきた編集部・水野。撮影は編集部・下村さん。 瀬戸観光の拠点「ますきち」って? 「ますきち」は2018年に瀬戸市にできたゲストハウス。オープンした際には、ケリーでも取材をさせていただきました。 今年の4月には、喫茶営業を見直したり、個室やワークスペースを新設したりしてリニューアル。屋号は「ますきち -宿泊・喫茶・土産・案内-」になりました。 16時頃に到着すると、迎えてくれたのは代表の南さん(右)。お隣は今年新しく入ったという、こちらも加藤みなみさん(左)です。お二人の笑顔にほっこり。 【1F】ロビーでチェックイン&喫茶スペースで休憩 まず、靴を脱いでロビーへ。ここでチェックインを行います。「旅に来た!」という実感がわきますね。 その横には広々とした喫茶スペースが! リニューアルを機に、今までは金・土曜の夜のみだった営業時間を、木曜から日曜の15:00から21:30まで(日曜は18:00から)に変更。 仕事終わりの地元の人も含め、宿泊者以外の方も、より気軽に利用できるようになりました。 「ジンジャーエール(スパイス)」(左550円)と「ルイボスティー」(右500円) この日一息つくためにいただいたのは、〈TEMTASOBI〉の「ジンジャーエール(スパイス)」とますきちオリジナルの〈Herb hub〉の「ルイボスティー」。 器も近隣の作家さんのもので、とっても素敵でした。 その他、地元のものや、繋がりのある生産者さんのものなど、ゆっくり味わいたくなるドリンクが用意されています。 旅の道中の疲れも、癒されますね~。 【2F】新しくできた個室へ コロナ禍でも利用者がゆっくり、安心して泊まれるよう、今回のリニューアルでは4つの個室を新設。今回案内して頂いたのは、2階の204号室です。 温かみのある雰囲気が素敵な204号室。すっかりくつろいでしまいました。 扉を開けると、窓から庭の見える、明るくて気持ちのいいお部屋! ベッドの他、椅子とテーブル、コンセントが4つ、USBポートが2つあり、カメラやパソコン、スマホで仕事をする我々には有難い…! お邪魔した3月末は古民家なのでちょっと寒いのかな?と思っていましたが、断熱材が入っているそうで、エアコンも効き、暖かく快適でした◎ テーブルには今年4月、近くの「銀座通り商店街」にオープン予定の「Little Flower Coffee」による、オリジナルのドリップバッグのプレゼントも。うれしい! 【2F】仕事が捗りそうなワークスペース 個室を出た共有スペースには、窓際にテーブルと椅子があり、仕事や読書ができるようになっていました。長期滞在のワーケーション利用を想定されているそう。 自然光がたっぷり入って気持ちがよく、仕事もはかどりそうですね。 また、1階のキッチンでは、自分で買った食材で調理をすることも可能。瀬戸に移住を考えている人がお試しで、長期利用をされることもあるんだとか。 「ますきち」南さんへインタビュー ぐるりと全体を見せてもらったら、南さんに今回のリニューアルについてお話を伺いました。 ——リニューアルのきっかけは? コロナが蔓延してから、ゲストハウスとしての営業はやはり難しい部分がありました。「まちへ来た人に瀬戸の魅力を発信したい」という想いに立ち返ったとき、「ゲストハウスは一番大事じゃないな」と思って。 「瀬戸で何ができるか?」を考えて、宿泊だけでなく、瀬戸の本を作ったり、喫茶営業を充実させたり、ツアーを企画したり…様々な方法で地元の魅力を伝えられるよう、屋号も「ゲストハウス ますきち」から、「ますきち -宿泊・喫茶・土産・案内-」に一新しました。 ——「瀬戸の本」というのは? 元々、旅の雑誌などを作っていた編集者で、瀬戸のローカルWebメディア『ほやほや』を運営している妻が作った本『まちをあるく 瀬戸でつながる』です。 この日はまだ発売前だったので、入稿した中身を少し見せていただきました。160Pに渡る大作に驚き…!地元に住んでいる方ならではのお店選びと登場されている皆さんのお写真が素敵でした。 出版社を立ち上げるところから行い、妻がほぼ一人で制作してきました。「瀬戸はどんな空気感なのか?」「どういう人がいるのか?」住んでいる人の目線で地元の魅力を届けたいと、エッセイ調で綴っています。 4/16(土)から市内の書店やオンラインショップなどで販売していくので、ぜひ手に取ってみてください! 【オンラインショップでの購入はこちらから】 ——これからやっていきたいことは? 夏頃には、発売した本を元に瀬戸を巡ったり、普段ふらっとは行けない陶器の窯元などへ行ってみたりするツアーを企画していきたいなと思っています。喫茶スペースに作家さんなどの“ゲスト”を呼んで、ラフな催しみたいなものもやっていきたいですね。 「瀬戸の魅力を発信したい!」と語る南さんのお話を聞いていると、こちらもワクワクしてきました^^ お話を伺った後は、瀬戸の気になる!おすすめのスポットを教えてもらうことに。マップを広げてたくさん教えてもらったので、次の日は気になる場所へ行ってみました♪ その様子は~後編~でお届けしますね。 (おまけ) この日の夕食は、南さんに教えてもらった麵処「賀登光本店」さんへ。 悩んだ末に冬限定の「いもうどん」を頼んでみました(南さんは「からあげ定食」がおすすめとのこと)。 コシのあるうどんがおいしかったー! それではまた。 ※価格はすべて税込 ※掲載内容は2022年4月時点の情報です ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください
モダンでおしゃれな瀬戸焼「翠窯(すいよう)」の食器が新登場。現代の食卓に合うカレー皿や和食器たち【ケリーストア】
愛知県瀬戸市にある窯元「翠窯(すいよう)」が手掛けるのは、モダンでおしゃれな食器たち。 陶芸家の穴山大輔さんと、妻で画家の穴山文香さんが、「古き良きものを現代の食卓に」をコンセプトに、瀬戸焼の魅力を現代の食卓に提案しています。 ▼「ケリーストア」はこちら 【新商品】「翠窯(すいよう)」が新店舗に加わりました。【新商品】「翠窯(すいよう)」が新店舗に加わりました。https://kelly-net.shop/news/5fe4312072eb461010c5e5f8愛知県瀬戸市の「翠窯(すいよう)」が「ケリーストア」に仲間入り。モダンでおしゃれな食器たち。陶芸家の穴山さんの代表作「カレー皿」や、美しい蓮のデザインを現代にアレンジした、オーバル型のうつわがそろいました。料理の時間が楽しくなったり、盛り付けにちょっぴり自信が持てたりする。「翠窯(すいよう)」のうつわをぜひ食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか?▼詳しくは日刊ケリーの記事でも紹介していますhttps://kelly-net.jp/enjoytoday/2020122605504936785.html モダンでおしゃれな瀬戸焼「翠窯(すいよう)」の食器が新登場。現代の食卓に合うカレー皿や和食器たち【ケリーストア】 「古き良きものを、現代の食卓に」 そんな想いを掲げているのは、瀬戸焼で有名な愛知県瀬戸市にある「翠窯(すいよう)」の穴山さん。落ち着いた色合いでありながら、個性的なデザインと、細部に宿るあしらいで、ファンを増やしている「翠窯(すいよう)」。その誕生のきっかけや思いについて、穴山さんに伺いました。 きっかけは、瀬戸の町が持つエネルギー 愛知県瀬戸市に窯を持つ「翠窯(すいよう)」。手描きの絵をそのまま彫った石膏型から生まれた「陽刻」シリーズや、ろくろを使ったカレー皿などを中心に、食器を制作しています。 「翠窯(すいよう)」を手掛ける、栃木県出身の穴山大輔さん。大学で陶芸を勉強後、2005年に市の運営する瀬戸市新世紀工芸館にて、2年間の陶芸研修を受けます。 穴山さん 大学卒業後も焼き物を作りたいと思っても、ろくろや窯をそろえるのは金銭的にも難しい。陶芸に必要な設備や道具があり、好きな制作ができる瀬戸市新世紀工芸館に、入りたいと思って瀬戸に来ました。 全国の中でも拠点として瀬戸を選んだ理由は何だったのか。穴山さんは、瀬戸の持つエネルギーに惹かれたのがきっかけと言います。 穴山さん 僕が来た2005年は、ちょうど愛・地球博(2005年日本国際博覧会)の年だったので、会場だった瀬戸からエネルギーを感じました。移住前に全国各地の産地を見てまわり、どこで制作したいかを考えていたの中でも、特に町に活気があって、期待させるものがあったんです。 瀬戸に魅了された穴山さん。しかし瀬戸に来る前から瀬戸焼にこだわった訳ではないのだとか。 穴山さん 大学時代は美大生の多くが現代アートに夢中で、僕も工芸科でしたが、憧れがあり、オブジェやインスタレーションアートに関心がありました。 でも瀬戸に来てから、瀬戸焼の作家や歴史と触れ合って、器って面白いと気づいたんです。 学生時代に必須でろくろや器の技法を学んできた穴山さんが、器の世界に飛び込んだきっかけは、瀬戸焼の骨董だったと言います。 穴山さん 古い焼き物の骨董に出合って、うつわのサイズ感でもこんなに表現できるんだって思いました。次第に器にどんどん興味が出てきましたね。 瀬戸市新世紀工芸館に在学中から現在に至るまで、数々の陶芸展にて受賞経験を持つ穴山さん。 穴山さん 在学時もコンペで受賞しましたが、金銭的にも十分でなく、工場やコンビニ、飲食店など、瀬戸で制作を続けるためにバイトを掛け持ちしていました。それでも制作を続けたかったんです。 ありのままに惹かれている。瀬戸焼の持つ人間味 一体、数ある焼き物の中でも、瀬戸焼に惹かれた理由は何だったのでしょうか。その理由は、瀬戸焼の持つ長い歴史や人間味にあると言います。 穴山さん 積み重ねてきた歴史があって、技術を持った人がすごくたくさんいます。そして、人間味が出ている点も瀬戸らしいなと。 例えば、昔の白磁のお皿に転写シールを貼る技法があるのですが、ちょっとずれていたりするんですよね。きれいに貼れるはずなのに、それでもいいや!って出荷している、そういった良さがある。 程よいゆるさや人間味があって、実に自然的で、そのまま人間が見えてくるような美しさがあります。本当に出てくる美しさって、意図していない中で生まれると思っています。 しかし、瀬戸焼の歴史が長いことや、大衆化されていることから、高い技術に対して評価がされていないこともあるのだとか。 穴山さん あらゆる人が関わっているので、正直なんでもできる。それが故に、食器のブランドとしては大衆化されてしまっていて、値段がそこまでついていないこともあります。 なぜ技術力が高いのかというと、昔は作り手と売り手の間に問屋がいて、問屋がデザインの発注などを行うディレクター的な存在でした。だから、製造元は作るだけでよく、作り手の技術レベルがすごく高いんです。 また、問屋から次々と依頼を受けた経験から、常に新しい挑戦をしてきたので、ものすごく技術がアップしていきました。 2人の共作によって生まれる日常使いの瀬戸焼を、1000年先へ 高い技術力を持つ職人が多い瀬戸で、全国的にも知名度を誇る「翠窯(すいよう)」。 穴山さん 1000年以上の歴史を経ても受け継がれる瀬戸焼に、僕は惹かれています。その魅力を、今の時代のものとして生み出したい。だから、コンセプトとして「古き良きものを、現代の食卓に」と掲げています。 穴山さんが得意とする、ろくろを用いて作り上げた「カレー皿」は、自然的な曲線美が特徴的です。 また、「翠窯(すいよう)」の代表作「lotus/ロータス」シリーズは、2000年も続く蓮の意匠を取り入れた食器。奥様の文香さんが絵を描き、コンマ数ミリの高低差を付けながら、丁寧に彫り上げた型を用いて仕上げています。 ※上記のお皿は販売が終了しています 穴山さん 古き良きものを現代の食卓に合わせることが重要だと思っています。良いものを作っても、使いやすくないと日常に取り入れにくいですよね。良いだけでなく現代の食卓にも合う、デイリーに使えるものを手掛けていきたいです。 「うちの食器も、1000年先にも残していきたい」 と語る穴山さんの挑戦はまだまだこれからも続きます。 また、クリエイターズショップ・ループでも出店中です。ぜひ店頭にて実物を見てみてください。 ▼「クリエイターズショップ・ループ」について、詳しくはこちら https://kelly-net.jp/enjoytoday/2020120305502635290.html ▼「ケリーストア」はこちら https://kelly-net.shop/news/5fe4312072eb461010c5e5f8 ※掲載内容は2020年12月時点の情報です。
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