圧倒的ビジュアルと味わい。こだわり尽くしたパフェの秘密とは

「リメイクイージー」のパフェには、素材だけでなく、お皿やカトラリーにもおいしさの秘密がたくさん詰まっています。

例えば、長さ5センチ、幅2センチで作られたスプーンは、パフェをすくうときの量や、口の中に入れたときの味わいをコントロールできるとのこと。また、それぞれのパフェには、プロでデューサーの林さんが考えた食べ進めてほしい順番があるとのことで、グラスの長さや幅にも工夫がなされています。

どのパフェも、食材を際立たせるためにまずグラスに実際に配置してみてから、デザインを考案しているんだとか。今月の限定パフェは、ひとすくいでベリーとクリームを一緒に食べられるように計算して盛り付けられています。1グラム1ミリ単位で設計されているパフェは、まさに芸術作品そのもの。食べるのがもったいない!

Hoshikawa

パフェの中身ばかりに注目しがちですが、実はグラスやスプーンの違いで味が変わるなんて驚きです。スイーツを生み出すだけでなく、よりおいしさを追求した食器などを用いているなんて、林さんって、やっぱり天才……。

プロデューサー林さんにお話を伺いました

――毎月変わる「季節のパフェ」のアイデアはどこから?

2カ月先の気温と室温を体感できる部屋を用意して、そこでアイデアを練っています。現在は4月ですので、6月のパフェを考えるために、じめじめした気候の中で作業しています。そうすることによって、不思議と体が2カ月後の体感になり、アイデアが自然と浮かんでくるんですよ。

――お店の店内も素敵ですね。

ありがとうございます。実は、この空間も私のアイデアをたくさん詰め込んでいます。店内に入ってすぐ目に付く銅板は、ライトを反射させていることによって生まれる温かな光でよりパフェを美しく見せています。お客さんとの心の距離を縮めるため、カウンターテーブルの長さは90センチにするなど、こだわりだらけです。

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まさに大人の隠れ家。住所非公開の会員制パフェバー「Remake easy 名古屋」がオープン!

まさに大人の隠れ家。住所非公開の会員制パフェバー「Remake easy 名古屋」がオープン!

2020年9月、東京・渋谷に1号店をオープンして注目を集めた“会員制パフェバー”の「Remake easy」。SNSで会員を募れば、わずか3分で完売する盛況ぶり。 2022年11月1日(火)、ついに第2号店を名古屋にオープン。住所は非公開で、会員だけが味わえる、上質な食材のみを使った贅沢パフェとは? 編集部がさっそく取材へ行ってきました。 オトナが集う秘密のパフェバー 名古屋市内某所にある「Remake easy 名古屋」は、約200年前のアメリカの禁酒法時代のスピークイージー(隠れ家バー)を彷彿とさせるパフェバー。会員だけに教えられる住所を頼りにお店の扉を開けると、ヴィンテージとモダンをかけ合わせたラグジュアリーな空間が広がります。 ※個室席は別途チャージが必要 合計12席あるカウンターは、シェフの華麗な手さばきを目の前で見ることができたり、パフェの説明を受けられたりとライブ感満載。奥には、最大で8人が収容可能な個室席も完備されています。さらに、店内に隠された秘密の席も。女子会やカップルでなど、様々な用途で活躍しそうです。 煌びやかなパフェにうっとり 一流パティスリーでの修業経験を持ち、現在に至るまでに、数々のスイーツブランドのプロデュースに携わっている、パティシエの林巨樹さん。そんな彼が手がける、良質な食材のみを使用したパフェは、定番メニューの他、名古屋限定や、毎月変わる旬の素材を使った季節のパフェがラインナップ。それぞれのパフェと相性の良い、オリジナルのペアリングアルコールと一緒に提供してくれます。 「イチゴの花畑パフェ」(7000円 ※ウェルカムドリンク、ペアリングドリンク付き) グラスの上に咲き誇ったお花畑のようなパフェ。クリームと相性の良い甘酸っぱいイチゴと、色鮮やかなキンギョソウやナデシコのエディブルフラワーが飾られ、まず見た目の華やかさに惹きつけられます。 パフェ全体で、イチゴ1/2パックを贅沢に使用して作られるパフェは、イタリアのアマレットリキュールを使用したクリームをコーティング。口に運ぶと、杏仁のような甘く優しい香りに酔いしれてしまいます。スプーンでパフェをすくって食べ進めていくと、ラズベリージュレと、最後までザクザクとした食感に加工されたクランブルが。口に入れる度に、楽しい発見がいっぱい詰まった、丁寧な一品です。 また、「イチゴの花畑パフェ」とのペアリングでいただいたドリンクは、「アマレットジンジャー」。辛口のジンジャーとパフェの甘さが相性抜群です。 「プリンアラモードパフェ」(7000円 ※ウェルカムドリンク、ペアリングドリンク付き) 名古屋店だけで味わえるのが、こちらの「プリンアラモードパフェ」。昔ながらの喫茶店で定番のプリンアラモードにインスパイアされた、五感に響くパフェです。主役のプリンは、名古屋コーチンを使用していて、究極のねっとり食感にたどり着くまでに、約300店舗のプリンを食べ比べて研究を重ねたそう。 ベースには、カスタードとオーガニックのカカオニブを加えたバナナのタルタルを敷き詰め、その上には、リキュール香るイチゴのマリネが濃厚キャラメルソースにマリアージュ。最後に、名古屋を代表するしゃちほこのように輝く金粉を飾り、「Remake easy」でしか味わえない、贅沢なプリンアラモードです。エスプレッソシロップをかけて召し上がれ♪ パフェに合わせて提供してくれるペアリングのアルコールは、「アイリッシュコーヒー」です。本来は、ホットで楽しむドリンクですが、アイスにリメイク。スペシャルティコーヒーにウイスキーを加えた、大人のコーヒーカクテルです。 来店してくれた人に良い思い出を作ってほしいとの思いから、カウンターには、一席ずつ真上にライトが付いています。出来上がったパフェが自分のもとに来た時に、光に当たって、キラリと宝石のようにパフェが輝くような工夫がされています。写真映えも間違いなし! パティシエの林さんにお話を伺いました ――食べ方のこだわりは? 林さん 上から順番に食べ進めていってください! 「イチゴの花畑パフェ」に使われているアーモンドと、イチゴはどちらもバラ科の食材なので、香り豊かで相性抜群です。そして、3~4口目で、中のバニラアイスを食べたときに、口の中の温度が下がり、アマレットの香りをより感じることができますよ。スプーンの幅にもこだわっていて、口に運んだときにイチゴの酸味とクリームの甘さがバランスよく感じてもらえるように工夫しています。 ――なぜ名古屋に2店舗目を出店したのですか? 林さん 名古屋は喫茶店文化が発達しているので、「自分たちのパフェも愛してほしい、愛してくれるのでは?」との想いから出店を決意しました。名古屋はパフェやプリンアラモードの歴史を作ってきたのではないかとも思っています。今後は、“夜パフェ文化”がある札幌・すすきのにも出店してみたいと考えています。 ――来店するお客さんはどんな人が多いのですか? 林さん 女性同士で来店される方が多いです。名古屋でも、小人数でお酒とスイーツを楽しむ“しっぽり女子会”として利用してほしいです。スイーツ好きの男性1人で来るお客さんもいらっしゃいますし、カップルで来店される方もいますよ。この前は、男性の方で、一人で4杯パフェを食べるお客さんもいました。名古屋店には、個室席も用意しているので、様々な人に利用してほしいですね。 会員になるには 公式SNSにて不定期に会員を募集しています。会員には、月額3000円の会員費も必要で、1カードにつき、同伴者3人と本人の計4人が来店可能。また、完全予約制なので、事前に予約が必要です。 星川 店内に入った瞬間から、高級感のある厳かな雰囲気に圧倒されました。パフェは食べ進めていくたびにストーリーがあり、特別なひと時でした。「贅沢すぎて私にはもったいない!」と思いながらも、一瞬で完食。会員制なので足を運べる人は多くはないですが、ぜひ1度味わってみてほしいです! Remake easy 名古屋(リメイクイージー ナゴヤ) 営業時間 17:00~22:00 (土・日曜は13:00~24:00) 定休日 無休 駐車場 なし 支払方法 現金不可、カード・電子マネーのみ可 Twitter @Remakeeasy_ Instagram@remakeeasy 撮影/小島隆史 ※価格はすべて税込。 ※掲載内容は2022年10月時点の情報です。 ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。

Hoshikawa

素材だけではなく、器やカトラリー、店内の空間デザインによってパフェをさらにおいしく魅せているということに、とても感動しました。5月からのメニューも常識の枠を超えた素敵なアイデアが詰まった限定品が登場するとのことなので、期待大です!

Remake easy 名古屋(リメイクイージー ナゴヤ)

営業時間
17:00~24:00(LOは23:00)
(土・日曜、祝日は13:00~)
定休日
不定休
駐車場
なし
支払方法
現金不可、カード・電子マネーのみ可
公式サイト
Twitter/@Remakeeasy_
Instagram/@remakeeasy

※価格はすべて税込み表記
※掲載内容は2023年4月時点の情報です

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【4月限定】会員制パフェバー「Remake easy」の芸術的なパフェにうっとり

WRITER

Yuna Hoshikawa

Yuna Hoshikawa

愛知県出身。まだまだ未熟なひよっこ編集部。ファッションと旅行が好き。暇を見つけては、お気に入りの洋服を着て、一人旅へ出かけるほど。何事も、思い立ったらすぐ始める派。

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