茶室や雑貨店も!築145年の古民家を改築した商業施設「かまや 多治見」がオープン【岐阜】
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2023.5.13sat

茶室や雑貨店も!築145年の古民家を改築した商業施設「かまや 多治見」がオープン【岐阜】

2023年4月28日(金)に、岐阜・多治見市にてグランドオープンした「かまや 多治見」。地元の人はもちろん、観光客で賑わう人気エリア「本町オリベストリート」に軒を連ねる、築145年の古民家を改装した商業施設です。施設内にはお茶室や雑貨屋、シェアオフィスに加え、カレー屋さんまでオープン予定と、気になる情報を聞きつけ、さっそく取材に行ってきました!

築145年の古民家から、多治見市の魅力を発信

築145年の歴史ある古民家を改築し、新しい価値を吹きこむプロジェクトとして誕生した商業施設「かまや多治見」。

多治見市が世界に誇る「陶磁器産業」の発展に深く関わってきた「窯(かま)」。そしてそこから生まれる、陶磁器、工芸、食、そして暮らしを体感できるひとつの「家(や)」を作りたい、というコンセプトのもとオープンしました。

明治から昭和初期にかけて雑貨屋、薬屋、民家など様々な使われ方で、代々受け継がれてきたこの建物。今回、その長い歴史のバトンを受け取ったのが、建物の所有者であり、「かまや多治見」オーナーの加藤貴也さんです。

オーナー・加藤貴也さん

多治見で生まれ育った加藤さん。家業である「司電気炉製作所」の築炉師として、電気炉製作をする他、地元の若手作家の支援や、自身も陶芸家として作陶活動をするなど、様々な側面で多治見市の魅力を発信しています。

古民家を改築する際、「残せるものは残して、時代に合った要素を加える」ことを意識したという加藤さん。そのこだわりは、この施設の随所から感じられます。

例えば、庭の外壁には、古民家の屋根を張り替えたり、壁を壊す中で出てきた「土壁」が再利用されています。施工時には、近所の子どもたちや家族を呼び、みんなで壁を塗ったそう。良く見てみると、場所によって起伏の形が違ったり、あえて手形を残していたり。味わい深い手作りの跡にも、ぜひ注目してみてください。

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Kanon Imai

Kanon Imai

座右の銘は「百聞は一見に如かず」。気になったら、まずは体験する派な編集部員。趣味は読書とジョギングで、猫は目に入れても痛くないほど好き。

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