特別な日や、自分へのご褒美に訪れたい飲食店も
・POSTO
多治見市根本町にあるレストラン「hoshizumi」のオーナー・星住夫妻による新しいパスタとスイーツのお店「POSTO」。旬、季節、素材を大事に料理を通して器と食の素晴らしさを表現します。5月15日(月)より予約制ランチコース(11:30、12:30の2部制)、13:30からの予約不要のアラカルトの提供がスタートします。
店内は、星住シェフが自らデザイン・塗装を行うなど、隅々までこだわりが詰まっています。カウンターには、陶器を乾かしたり運んだりする際に使用する「モロイタ」を取り入れるなど、この土地ならではの要素も。土から生まれた素材の”料理とうつわ”が生み出す調和を心ゆくまで楽しむことができます。
・Counter Kitchen
「本町オリベストリート」に面するこちらのスペースには、こだわりの空間、器で、日本食の代表ともいえる寿司と、東美濃の日本酒を楽しむことができるお店がオープン予定!※オープン日は未定
蔵をそのまま生かしたアートスペースや、レンタルスペース
・at Kiln MINO 蔵 - KURA Art Space –
「THE GROUND MINO」の中に残る蔵をそのままにリノベーションした、アートギャラリーです。美濃で活躍するアーティストの作品を中心に、土という素材を大胆に造形したアート作品の展示を行います。普段は見ることのできない、うつわになる前の土や木を、実際に触ることができます。
・Kitchen Studio
「うつわ」と「食」の親和性を発信していくために、施設内にはレンタルキッチンが併設されています。地域、産地産業に関わる人々を中心にシェアできるスタジオです。レンタルに関する詳細は公式サイトからチェック。
多治見市の観光通り「本町オリベストリート」に誕生した新たな複合施設。対面にオープンした「かまや」と共に、新たな観光スポットとして賑わいそうですね。こちらの施設を拠点に、ぜひ多治見市内を巡ってみてください!
THE GROUND MINO(ザ グラウンド ミノ)
- 問い合わせ
- 0572-26-8651
- 場所
- 岐阜県多治見市本町6-2
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 水曜定休
- 駐車場
- なし
- 公式サイト
- theground.jp
- アクセス
- JR「多治見駅」より徒歩で約15分
やきものの町・多治見の観光モデルコース!注目の最新スポットやグルメをチェック【岐阜】
駅周辺では大規模な再開発が進められ、地元を舞台にしたアニメも放送されるなど、まちの盛り上がりに視線が集まる多治見市。地元の良さに触れながら、発展中のまちの魅力とお気に入りの器を探してみてはいかがでしょうか? PRODUCTS STORE(プロダクツ ストア) 作り手の熱量など器の背景にあるストーリーを届けることを目指して店づくり。 陶磁器の商社が目利きする、ストーリーのある器たち。 多治見駅の駅前通りから一本入った小路で、ひときわ目を引くコンクリートの無機質なビル。店内に入ると、手仕事の温もりに満ちた表現豊かな器が並び、外観とのコントラストに胸が弾みます。長年、産地商社としてものづくりの現場に寄り添ってきた繋がりを生かし、作り手の思いが伝わる器をセレクト一期一会の器との出会いが待っています。 〈旅のメモ〉陳列には作り手の顔イラストも。器の無力を伝える工夫がすごい! 地元を拠点とする気鋭の作家作品や、オリジナルブランドの〈EDITIONS〉などが並びます。 再開発がすすむ「多治見駅」南側の一角、駅前通りから外れた閉静な場所にお店はあります。 PRODUCTS STORE(プロダクツ ストア) 問い合わせ0572-74-7700 場所岐阜県多治見市田代町1-59 営業時間11:00~19:00 定休日月曜日(祝日の場合は翌日休) ※臨時休業は公式Instagramを要確認 駐車場あり(2台) 支払方法 カード・電子マネー可 公式サイトhttps://news.products-store.jp/about/ アクセスJR「多治見駅」より徒歩で約3分 タネヲマク ランチは「VEG MEALS(ベジミールス)」(1000円)。ノンべジトッピングは各300円。 エキゾチックな風に包まれて、南インドカレーを召し上がれ。 南インドカレーが評判だった瑞浪市のカフェが「オリベストリート」に仲間入り。店主の増田さんが、インドを訪れた時に味わった食堂の味を頼りに、独学で再現した定食プレート「ミールス」がお目当てです。カウンターで最初に会計を済ませるセルフスタイルは、インドのフードコートがヒントに。気軽にインド旅行気分を満喫できます。 〈旅のメモ〉珍しい南インドのカレー!早くも地元のリピーターが多いらしい 陶器屋や飲食店が集まる「オリベストリート」にあり、店内は異国情緒いっぱい。 大工と相談しながら作り上げた店内。増田さんが手作りした看板などにも注目を。 タネヲマク 問い合わせなし 場所岐阜県多治見市小路町3 営業時間11:30~16:00(LOは15:00) 定休日不定休(公式Instagramを要確認) 駐車場なし 支払方法カード・電子マネー不可 予算昼1000円 Instagramhttps://www.instagram.com/tanecurry/?hl=ja アクセスJR「多治見駅」より徒歩で約15分 喫茶ZOHO(キッサゾーホー) コーヒーのブレンドは季節替わり。「カフェ百時」のチーズケーキと相性ばっちり。 器工房の一角にある古民家へ、窯元の器でコーヒーブレイク。 陶器の窯元である「蔵珍窯」の敷地内にできたカフェ。職人が丹精して作る華やかで美しい器たちが、オリジナルブレンドコーヒーやチーズケーキなど、こだわりの味わいを引き立てます。木と畳の香りが郷愁をそそる古民家や情緒あふれる庭など、和の心が宿る空間に癒されながら、器の温もりや優しさを肌で感じてみてはいかがでしょうか。 毎月1回工房見学を実施(専用サイトから要予約)。敷地内には器のショップもあります。 店内には囲炉裏があり、夏と冬で建具の模様替えをするなど、季節の移ろいを大切にしています。 喫茶ZOHO(キッサゾーホー) 問い合わせ0572-25-6255 場所岐阜県多治見市太平町6-87 営業時間10:00~16:00(LOは15:30) 定休日日曜日・水曜日(祝日の場合翌日休) ※イベント時の臨時休業は公式サイトを要確認 駐車場あり(8台) カード不可 電子マネー可 予算昼900円 公式サイトhttps://cafe-zoho.com/ アクセスJR「多治見駅」より徒歩で約20分 テラスカフェ織部(テラスカフェオリベ) 光がたっぷり差し込む開放的な店内。ペット同伴可能なテラス席もあり、家族がそろって過ごせるのがうれしい。 郊外ならではの風景と、器を堪能するティータイム。 美濃焼を中心に、陶磁器を豊富にそろえるショップ・窯元「織部」がリニューアル。新設したカフェの大きな窓からは、緑豊かな山々と四季折々に変化するガーデンを眺めることができます。もちろん、メニューとともに楽しみなのは味わい深い美濃焼の器たち。同時にオープンした「アトリエ織部」の陶芸体験も合わせてチェックを。 挽きたての豆で淹れる「竹炭焙煎スペシャルコーヒー」(450円)。 作家の器で提供する「抹茶セット」の他、よりカジュアルな「わらび餅抹茶ラテ」(500円)も。 テラスカフェ織部(オリベ) 問い合わせ0572-26-7850 場所岐阜県多治見市旭ヶ丘10-6-130 美濃焼卸センター内 営業時間10:00~17:30(LOは17:00) 定休日無休 駐車場あり(40台) 支払方法カード・電子マネー可 予算昼1000円 公式サイトhttps://oribe-honten.owst.jp/ アクセス中央自動車道「多治見IC」より車で約7分 新町ビル 10月には「国際陶磁器フェスティバル美濃」の関連イベント「aside(アサイド)」を開催。 まちを歩く人と作り手を繋ぐ、ものづくりの拠点に新工房誕生。 「オリベストリート」のほど近く、大正期に建てられた古いビルをリノベーションした建物です。地元作家の陶磁器を扱う2階のショップ「山の花」、県内外のクラフトを販売する4階の「地想」に加え、9月には近くに工房も完成。まちを行き交う人と作り手が、互いの息づかいを感じられる、新たなクリエイティブスポットに期待が高まります。 〈旅のメモ〉花山さんに聞くと、近くのイベントや展覧会情報を教えてもらえます。 近隣に工房ができる新しい動きが。ここから生まれる陶芸作家の作品も、「山の花」で販売予定。 新町ビルを主宰する、「山の花」の店主・花山和也さん。イベントなども手がけています。 新町ビル(シンマチビル) 問い合わせ0572-44-7711 場所岐阜県多治見市新町1-2-8 営業時間12:00~19:00 定休日月曜日 駐車場なし カード・電子マネー可 公式サイトhttps://yama-no-hana.com/ アクセスJR「多治見駅」より徒歩で約15分 ※価格はすべて税込み ※掲載内容は2021年9月時点の情報です ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。
岐阜・多治見市に古民家を改装した「おむすび すずや」がオープン!
2022年5月9日(月)に多治見市にオープンした「おむすび すずや」。古民家を改装したという、どこか懐かしさを感じる店内と、日替わりのおむすびメニューを楽しみに、地元の人を中心にオープンから多くの人が足を運んでいます。今回は、一人でお店を切り盛りしている若き店主さんに、多治見の地で手作りおにぎりのお店を始めた経緯や、おにぎりへのこだわりを聞いてきました。 「ただいま」を言いたくなる、おむすび屋 JR「多治見駅」より車で約12分程の場所に、今年の春にオープンした「おむすび すずや」。平屋の一戸建てに青色の暖簾が目印で、店先にはかわいらしい花がたくさん咲いていました。 お店で出迎えてくれる店主の井戸さんは、今年3月に高校を卒業したばかり。幼い頃から自分の店を持つことが夢だったという彼女が、一人でお店を切り盛りしています。壁には、井戸さんの祖父が好きだったというレコードが飾られておしゃれです。 ショーケースには、日替わりのおむすびが毎日6~7種類ほど並びます。人気の「天むす」をはじめ、「かつお梅」や「ごま高菜」など魅力的なラインナップで、どれにしようか迷ってしまうお客さんも多いそう。取材中にも多くのお客さんが訪れ、全種類買って帰る人の姿も。春のオープンから、毎日100個以上のおむすびを販売し、ほぼ毎日閉店時には売り切れてしまうほどの人気です。 おむすびはテイクアウトはもちろん、イートインも可能。店内席へ向かうため玄関から中へ入ると、古民家ならではの縁側が。初めて来たはずなのに、思わず「ただいま」と言いたくなる懐かしさがあふれます。 畳のスペースに、ゆったりとした空間がとられている店内には、大きなテーブルが3つ。日光が透けるすりガラスや木彫りの装飾は、古民家ならでは。日常の喧騒を忘れてゆっくり時間を過ごすことができます。おむすびを注文する際にビールや飲み物を注文すれば、奥の冷蔵庫から飲み物を取り出して食事と一緒に楽しむことができるシステムです。 ゆっくりとした時間が流れる店内で、おむすびを堪能! 「おむすび定食」(650円) 店内限定メニューの「おむすび定食」は、好きなおむすび2つに、みそ汁、揚げ物、漬物が付きます。 この日選んだのは「しゃけ(大葉入り)」と「牛しぐれ」。袋からおむすびを取り出す、この行程もどこか懐かしい気がしてワクワクしてしまいます。しゃけは毎朝焼き上げたものを一つひとつ丁寧にほぐし、おむすびに。程よい塩味で柔らかい鮭の身に、食べる手が止まりません。 具材がぎっしりと詰まったおむすび!お米は愛知県産のものを使用し、握ったあと時間が経つにつれて具材や海苔がゆっくりと馴染んでいくように、少し柔らかめに炊いているとのこと。一口目から具材を楽しんでほしいという井戸さんの想いで、上から下までバランスよく具材が入っています。 テイクアウトの際には、オリジナルの紙袋におむすびを詰めてくれます。蠟引きの加工が施された袋は耐水性にも優れているので、おむすびを食べ終わった後も活用できそうです。また、お店ではおにぎりに合う多治見市の茶葉を使用した「お茶」(150円)も販売しています。昭和レトロを感じられるポリ茶瓶とおむすびでピクニックはいかがですか? 店主・井戸さんにインタビュー ――お店を開いたきっかけを教えてください。 この場所はもともと私の父の実家だったのですが、私が高校3年生の時に、空き家になるという話を聞いて。この家を今後どうしていくかという話し合いになったときに、もともと自分でお店をやりたいと考えていた私が「お店をやりたい!」と立候補しました。 ――なぜおむすび屋さんをやろうと思ったのでしょうか? このご時世なので、何かテイクアウトができるものが良いなと考えていて、一番身近で、大人から子どもまで楽しんでもらえるのはおむすびかなと思いました。 ――おにぎりではなく、“おむすび”なんですね。 そうなんです(笑)。せっかく生まれ育った地元でお店を開いたので、地域の人を“結ぶ”場所になるといいなという願いも込めて、“おむすび”にしました。 ――お店はほとんど一人で切り盛りしているんですね! はい。仕込みや買い出しを少し母に手伝ってもらいつつ、開店してからお店を閉めるまでは、一人で営業をしています。最初は、注文を受けて、おむすびを詰めて、お会計をして、もういっぱいいっぱいだったんですけど、最近ようやく慣れてきました。 ――おむすびは毎日何個くらい握るのですか? 毎日100~120個程握ります。朝5時ごろから仕込みを始めて、11時にお店をオープンするのですが、うれしいことに、忙しい日には13時過ぎには売り切れてしまうこともあります。「天むす」や「まいたけ天」など、揚げ物メニューは特に人気です! ――おにぎりの具のアイデアはどこから? 買い出しに行った際に、おいしそうな食材があればそこから思いつくこともありますし、母の職場の方からのリクエストも多くて。「明日はしょっぱい系が食べたいな」と言われたら、梅を使った具材を考えたり、その時々で考えています。 ――お店のロゴもとても素敵ですね。 ロゴは自分で描いたんです。おむすびを食べているお母さんをイメージして、落書きみたいな感じで描きました(笑)。かわいいと言ってもらえてうれしいです。 ――これから挑戦したいことはありますか? イベントで「おむすび すずや」として出店してみたいです。何度かお声がけいただいていたりもするのですが、今はすこし余裕がなくて…。でも、今後挑戦してみたいことの一つです! EDITOR IMAI 高校を卒業したばかりとは思えないほど落ち着いている井戸さんですが、お話を聞く中で、おむすびへの情熱や、お店やお客さんへの強い愛情を感じました。彼女が丁寧に握るおむすびを求めて、地元だけでなく県外からも毎週足を運ぶファンがいるほど。愛情たっぷりのおむすびと、昔懐かしい店内で過ごす時間は、日頃の疲れを癒してくれること間違いなし!ぜひ行ってみてくださいね。 おむすび すずや 問い合わせ0572-28-0343 住所 岐阜県多治見市美坂町8-52 営業時間11:00~16:00※おむすびが売り切れ次第閉店 定休日金・土・日曜定休 駐車場あり 支払方法 カード・電子マネー不可 インスタグラム@omusubi_suzuya ※価格はすべて税込。 ※掲載内容は2022年9月時点の情報です。 ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。
茶室や雑貨店も!築145年の古民家を改築した商業施設「かまや 多治見」がオープン【岐阜】
2023年4月28日(金)に、岐阜・多治見市にてグランドオープンした「かまや 多治見」。地元の人はもちろん、観光客で賑わう人気エリア「本町オリベストリート」に軒を連ねる、築145年の古民家を改装した商業施設です。施設内にはお茶室や雑貨屋、シェアオフィスに加え、カレー屋さんまでオープン予定と、気になる情報を聞きつけ、さっそく取材に行ってきました! 築145年の古民家から、多治見市の魅力を発信 築145年の歴史ある古民家を改築し、新しい価値を吹きこむプロジェクトとして誕生した商業施設「かまや多治見」。 多治見市が世界に誇る「陶磁器産業」の発展に深く関わってきた「窯(かま)」。そしてそこから生まれる、陶磁器、工芸、食、そして暮らしを体感できるひとつの「家(や)」を作りたい、というコンセプトのもとオープンしました。 明治から昭和初期にかけて雑貨屋、薬屋、民家など様々な使われ方で、代々受け継がれてきたこの建物。今回、その長い歴史のバトンを受け取ったのが、建物の所有者であり、「かまや多治見」オーナーの加藤貴也さんです。 オーナー・加藤貴也さん 多治見で生まれ育った加藤さん。家業である「司電気炉製作所」の築炉師として、電気炉製作をする他、地元の若手作家の支援や、自身も陶芸家として作陶活動をするなど、様々な側面で多治見市の魅力を発信しています。 古民家を改築する際、「残せるものは残して、時代に合った要素を加える」ことを意識したという加藤さん。そのこだわりは、この施設の随所から感じられます。 例えば、庭の外壁には、古民家の屋根を張り替えたり、壁を壊す中で出てきた「土壁」が再利用されています。施工時には、近所の子どもたちや家族を呼び、みんなで壁を塗ったそう。良く見てみると、場所によって起伏の形が違ったり、あえて手形を残していたり。味わい深い手作りの跡にも、ぜひ注目してみてください。 次のページ 日本の伝統文化を体感できる茶室&イベントスペース 日本の伝統文化を体感できる茶室・かまわ菴 1階はイベントスペースと茶室、2階はシェアオフィスとして営業する「かまや 多治見」。さっそく茶室におじゃましました。小さな「にじり口」の扉には、改築前は屋根として使われていた木材を使用しています。 茶の湯の文化を通じて、器の魅力を発信していきたいという想いで作られた茶室。床の間の床柱は、電気炉に使用される鉄材を取り入れています。プロ監修のもと、伝統的な様式はしっかりと押さえられていますが、どこか親近感のあるホッとする雰囲気です。 茶室の庭側の壁は開閉式になっており、外の風景を楽しむことができます。庭に植えられているのは枝垂桜で、春には美しい姿を見せてくれるのだとか。 茶室の靴脱ぎ石には、陶磁器に使う粘土の元となる「花崗岩(かこうがん)」を使用。加藤さんの焼き物への強い思いや、こだわりが感じられますね。 庭の「水琴窟(すいきんくつ)」。日本庭園の装飾の一つで、手水鉢の近くの地中に作りだした空洞の中に水滴を落下させることで、涼やかな反響音が聞こえてきます。この施設には、日本の伝統や文化を、知識としてだけでなく、誰もが身をもって体験できるような工夫が隠されています。 作り手と使い手をつなぐイベントスペース 大人から子どもまでが参加できるワークショップや、展示などを行っていくというイベントスペース。町を盛り上げようとしている作り手や店主たちとともに、様々な企画を行う予定とのこと。 観光客だけでなく、地元の人に、陶器の価値や素晴らしさを改めて感じてもらえる場所にしたいといいます。 加藤さんが作る電気炉を使っている陶芸家さんたちのマグを集めた「大ワンダーマグ展」が5月14日(日)まで開催中。個性豊かな作家たちの作品が勢ぞろい! 多治見でカップをメインに製陶している「丸朝製陶所」協力のもと、マグカップの製造過程が分かる特別展示を開催中。 マグカップの持ち手(ハンドル)は、付ける高さ、その向きでカップの見た目や使い勝手ががらりと変わる重要な要素なんだとか。そういった普段は見られない、モノづくりの背景や楽しさを、このスペースを通じて伝えていきます。 次のページ… 暮らしを彩る器や生活雑貨がそろうショップと2Fシェアオフィス 暮らしを彩る器や生活雑貨がそろう、注目の2店舗 ・ハナタロウ商店 思わず手に取りたくなるような陶芸品や、アクセサリー、生活雑貨など感度の高いアイテムを取り扱う「ハナタロウ商店」が移転リニューアルオープン。作家の現場に店主自ら足を運び、実際に使ってみて良いと思ったものを販売しています。 ・Grass&Leaves 岐阜県を中心に、全国の有機農園で収穫された新鮮な有機野菜や、有機先進国産のオーガニック食品など、一般的なスーパーには並ばない、こだわりの食品がたくさん!美しいオーガニックフラワーやハーブ、生活雑貨などはギフトにもぴったりです。 古民家の魅力が詰まったシェアオフィス 今後、シェアオフィスとして使用されるという2階フロア。開放感あるスペースは、古民家の温かみを残しつつ、スタイリッシュさも感じるデザインです。 シェアオフィスでは、「かまや 多治見」のコンセプトや活動に共感してもらえる入居者を募集中。気になる人は公式サイトよりお問い合わせを。 5月中には、1階にて、陶芸作家の田中太郎さんが、自身が栽培した野菜を、自身が作った器で提供するカレー店「タナカリー」がオープン予定!地元の人を中心にファンが多いカレー店の開店に、期待も高まります。 「かまや 多治見」では、今後も様々なイベントやワークショップが開催予定。向かいには、五感を通して美濃焼の魅力を発信する複合施設「THE GROUND MINO」もオープンし、さらに注目が集まるエリアとなりそうです。 かまや多治見 問い合わせ 0572‐23‐2636(たじみDMO) 場所 岐阜県多治見市本町6-59-2 営業時間 各店舗により異なる(各店舗SNSのプロフィール欄よりチェック) 定休日 水曜定休 公式サイト https://kama-ya.com/ アクセス JR「多治見駅」より徒歩で約15分 ※掲載内容は2023年5月時点の情報です
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