SCANDALの今後の活動について
――2023年は、どのような1年にしていきたいですか?
今年で結成17周年、デビュー15周年になるのと、はっきりとは言えませんが、ガールズバンドの世界最長記録を達成したいなと思っているので、自分たちにとってお祝いごとが多い年になります。なので、1年通してファンのみんなと派手にお祝いをして、楽しめたらなと思っています! 8月21日は、結成17周年記念イベントで「なんばHatch」、10月は、東名阪のZeppでデビュー15周年のツアーをやるので、たくさんの方にお祝いしてもらえたらうれしいです。
――最後に、ファンの皆さんへ一言お願いします!
ファンのみんなとメンバーの支えがあるから、いろんな苦しいことも乗り越えられているなと本当に感じるので、これからもそんなファンのみんなが笑顔になってもらえるようなライブをたくさんやりたいし、ファンのみんなが喜んでくれるような活動をやっていきたいなと思っています。いつも一緒にいてくれてありがとうって言いたいですね!
SCANDAL ニューシングル『Line of sight』
2023年5月10日(水)リリース
〈CD収録曲〉
1.Line of sight
2.Vision
●完全生産限定盤(CD+GOODS)/3300円
●初回BD盤(CD+Blu-ray)/2750円
●初回DVD盤(CD+DVD)/2750円
●通常盤(CD)/1100円
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SCANDALが新アルバム『MIRROR』をリリース!HARUNAさん(Vo&Gt)、MAMIさん(Gt&Vo)にインタビュー
昨年、結成15周年を迎えた、日本を代表するガールズバンド・SCANDAL(スキャンダル)が、2022年1月26日(水)に通算10枚目となる新アルバム『MIRROR』をリリース! 2021年にリリースしたシングル曲「eternal」「アイボリー」「one more time」を含む、計10曲が収録されています。 今回、愛知県出身メンバーのHARUNAさん(Vo&Gt)、MAMIさん(Gt&Vo)に、アルバムについてたっぷりとインタビューさせていただきました! SCANDAL(スキャンダル) プロフィール 2006年大阪・京橋で結成。2008年「DOLL」でメジャーデビュー。翌年には「少女S」でレコード大賞新人賞受賞。近年ではSCANDALの影響で楽器を始める女子も増え、10代女子を中心に絶大な人気を誇っている。2019年プライベートレーベル“her”を始動、名実ともに日本を代表するガールズバンド。 ――結成15周年おめでとうございます!15年目を迎えられたということで、今の心境はいかがですか? HARUNAさん この長い間、4人で一緒にやって来られたのはすごいなあと感じています。結成した当時は10代で、30代の自分たちのことは全く想像できなかったんですけど、大人になってもガールズバンドを続けられていることを誇りに思っています。メンバーは、家族のような存在ですね。 MAMIさん 思い返せば、本当にいろんなことをやってきて、15年もよくやってきたなって。人生の半分くらいバンドをやっているので、「バンドをやってなかったら何してますか?」って聞かれても思い浮かばないぐらい、SCANDALに捧げた15年でした。すごく貴重な経験をさせてもらって、転生しても味わえない人生だろうな、続けてこられて良かったなって思います。 ――SCANDAL結成日の8月21日には、15周年記念のワンマンライブもありましたね。 HARUNAさん 自分たちにとって大阪城ホールは、すごく大切な場所なので、まずはそこでライブができて、お客さんと一緒に過ごせたっていうのが、一番のお祝いだったなあと思います。こういった状況なのもあって、みんなで集まってご飯とかはできなかったんですけど、ライブがとっても良い夜だったので、もうそれだけで充分でしたね。 MAMIさん コロナ禍になるまで、今まで当たり前に8月21日はみんなで集まって、13年間ずっと何かしらやってました。コロナ禍になってから結成日を迎えるのは2回目だったんですけど、ものすごく久しぶりに感じましたね。去年は配信ライブだったので、大阪城ホールっていう広い会場で有観客ライブをやらせてもらえて、すごく感動しました。1年で状況もちょっとずつ良くなって、「大阪城ホールで絶対にライブをやる!」っていうのを決めていたので、無事に実現できて良かったです。 ――1月26日発売の新アルバム『MIRROR』は、どういったコンセプトで制作されたんでしょうか。 HARUNAさん コロナ禍になってから、制作面で立ち止まってしまったり、つまずいてしまうこともあって、シングルの「eternal」を何とかリリースできたところから始まりました。そこから「アイボリー」「one more time」とシングルをリリースしてきましたが、そのちょっと立ち止まってしまったところから、心境の変化も感じられるかなと思っていて。この一年半の中で自分たちも、もがいたり苦しんだりしながら、でもその間に有観客ライブができたりして、「もう一回、ちゃんと音楽で楽しむっていうことをみんなで感じたい」っていう前向きな気持ちになれたこともあったので、そういう気持ちの流れを綴ってこられたアルバムに仕上がったなと思います。 MAMIさん コロナ禍の影響もあったし、ライブがあまりできなかったというのもあって、楽曲制作の方向をどこに向けていいのかわからなくて、個人的にはすごく苦労しました。完成した時も、もちろん達成感があって、完成してよかったなっていう気持ちもありつつ、この状況が続くなら、もっともがいて苦しんで作っていかなきゃいけないなと、また一つ気合を入れて、「気を引き締めていかなきゃ」って感情になりました。でもそのおかげで、自分たちの寿命を延ばすことができたというか。ライブとか誰かに向けてとかを考えずに、自分が本当に作りたいものって何なんだろうって向き合ってできた曲たちでもあるので、改めて新しい可能性を感じていて。それはそれで良かったなって、ポジティブな気持ちになれました。 ――今回のアルバムは、温かさや前向きな気持ちになる歌詞が多く感じました。コロナ禍など環境の変化が大きいと思いますが、どんな思いで制作されたんでしょうか? HARUNAさん 制作期間は、バンドや自分自身に向き合う時間が多かったですね。改めて、自分たちがどういう経緯で結成したバンドなのかとか、どういう強みがあるのかを考えたりして。15年走ってきて、ちょっと忘れかけていたことを思い出して、ちゃんと自分たちで向き合って肯定できたような気がします。 MAMIさん そう、なんか「肯定」っていう言葉がすごくぴったりだなと思います。できることがたくさんあることにも気付けましたね。バンドだから、何々しちゃいけないとか。SCANDALは、そういった固定概念にとらわれないことを大事にしているバンドで、そこに気付けたから作れた曲がアルバムに入っています。大きな愛を感じる曲がたくさんできたなぁと思います。 ――主にMAMIさんとRINAさんが作詞作曲をされていますが、今回のアルバムで思い入れのある曲はありますか? MAMIさん 二人で作った曲だと、「one more time」はめちゃくちゃ楽しく制作できました。最近、K-POPにハマっていて、メンタル的にも音楽的にも、コロナ禍のおうち時間で影響を受けたジャンルで、「K-POPをバンドでやったらどうなるんだろう?」ってアイデアから生まれた楽曲です。楽器も歌も自分たちでディレクションしながら、本当にやりたいように制作しました。元々、ダンス&ボーカルスクールで踊っていた人間でもあるので、今一度、その時の気持ちをって訳じゃないですけど(笑)、「なんか踊れる曲やりたいよね」っていうのがまずあって。ものすごく自然体で、ルーツの楽曲をもう一回やるみたいな感覚で、楽しく新鮮にできました。 ――「one more time」はMVがすごく可愛くて、頻繁に見て元気をもらっています!ちなみにK-POPはどのグループが好きですか? MAMIさん 最初はBTSから入りました。存在は知っていても、名前も顔も曲も知らなかったんですけど、「Dynamite」が爆発的にヒットして、ミュージシャンとして見逃せない存在になっていたので、音楽をやる人間として聴いてみようというところからですね。音楽はもちろん、動画を観たり、SNSをチェックしていくうちに、人としてもすごいなって思うようになりました。スタッフも事務所も彼ら自身も、お互いがメンタルケアをして、辛い状況でも弱音を吐かずに、自分たちのためでもあり、人のためでもあるような生活を送っていることにもすごく感動して。これを自分たちができたら最高だよなって。すごくBTSが好きになって、そこから今はいろんなK-POPを聴いてます。いろんなチームがいろんなジャンルのK-POPを打ち出していて、それを聴くのがすごく楽しいですね。 ――HARUNAさんの歌声はすごく力強いんですけど、透き通っていて綺麗なのが魅力だと思っているんですが、今回は歌い方がいつもと違って、キュートな印象を受ける曲もありました。 HARUNAさん これまでのアルバムだと、一曲一曲に寄り添って、ガラッと違う歌い方にしてみようとか、主人公ごとに違う声色を出したいな、みたいなことを考えながら歌っていたんです。今回は、アルバムを通してちゃんと一人の人間でいようということを心掛けていましたね。しゃべっている話し声みたいな、心の声を歌でも表現できればいいなって。 ――シングル曲の「アイボリー」は、MAMIさんがメインボーカルですが、シングル曲でメインボーカルを務めるのは初めてですか? MAMIさん 初めてですね。もちろん楽曲自体は、HARUNAが歌うことを前提に作っているんですけど、“曲の良さが伝わる声”を基準にボーカルを決めていったのもあって。「アイボリー」は、私がデモで歌っている時点でみんなが「MAMIちゃんがいいんじゃない?」「この曲の良さが一番伝わる声だね」って推薦してもらった楽曲です。 ――SCANDALの皆さんは、メンバー全員、作詞作曲ができるというのがとても強みだと思うのですが、楽曲はどのように出来上がるんでしょうか? MAMIさん 私は、結構メロディは何でも浮かぶんですけど、歌詞を考えるのが苦手なので、RINAちゃんにばっかり頼ってます(笑)。だから「アイボリー」とか、アルバムの中に入っている「愛にならなかったのさ」とか、僕がどっちも書いている曲は、歌詞がパッて思い浮かんだものですね。 ――「愛にならなかったのさ」は、サビの最後の「その恋はもう終わったのさ/愛にならなかったのさ」がすごい考えさせられる歌詞ですよね。 MAMIさん でも、メンズは共感しがたいみたいで。ちょっと傷つくみたい。一緒に作ってくれた、アレンジャーの宗本康兵さんは、その歌詞に対して怒ってました。「なんでなの!?なんでこんなこと思うの?」って。歌詞の感情の時点で、女性ってもう絶対にその男性には戻らないじゃないですか。そういうところが、メンズを傷つけてるっていう。 HARUNAさん 宗本さんは、「好きなんだったら一緒にいればいいじゃん」って。違う、そういうことじゃないの!みたいなやりとりもありましたね(笑)。 ――HARUNAさんはどうですか?メロディが先か、歌詞が先か。 HARUNAさん 曲にもよるんですけど、今回の「夕暮れ、溶ける」っていう曲に関しては、タイトルが先に思い浮かんで、その言葉が頭に浮かんだところから始まって、短いサビだけを最初に作って、そこから広げていきました。SCANDALの曲って、歌詞を読んで理解できるものが多いと思うんですけど、抽象的な言葉をあえて使っているのは、自分自身が言葉にできない感覚みたいなものを信じるタイプで、大事な局面でそういう直感を信じてきたなって思うので、そういうのもわりと大事なんじゃないかなぁと。今の時代、「風の時代」みたいなことを言われている時代だからこそ、こういう抽象的な言葉で、それぞれの感覚を信じてもらえたら、なんていう思いで書きました。 ――「her」を立ち上げる前と今で、意識が変わったことはありますか? HARUNAさん メンバー全員30代に突入したというのが、結構大きなことだと思っていて、すごく気持ちが楽です。「her」を立ち上げる前は、同じレーベルに10年いたんですけど。10代から20代を駆け抜けてきたので、一生懸命、目の前の出来事に向き合っていたな、走ってきたなぁって感じがするんですけど、「her」を立ち上げてからは、30代になってちゃんと大人の女性としてバンドに向き合えているなぁと思うので、この先、自分たちがまたどんな風に大人として変化していくのか楽しみにしながらバンドをしています。 MAMIさん 本当に自由にやらせてもらってるので、めちゃくちゃありがたいのと、すごい迷惑かけてるんだろうなぁと(笑)。10年一緒にやってきた前のレコード会社は、私たちと同じ気持ちで同じように成長して、年をとっているような感覚でした。ただ、一緒に作ってきたっていう感覚もありつつ、私たちはもう大人になっているんだけど、関係はその当時のままというか。一緒に年をとっているはずなのに、抜けきらない感覚みたいなものがあって。それも新しい環境に行ってみたいなと思ったきっかけの一つでもあったので、今のSCANDALの等身大でちゃんとバンドを扱ってくれているのも、うれしいなぁと思います。 ――15年経って、ファン層の変化についてはどんな風に感じていますか? HARUNAさん 一緒にみんな大人になっているなーっていう感じはしていて。「結婚、出産を経て、子どもが大きくなって落ち着いてきたから、また曲を聴き始めました」とか「ライブに来られるようになりました」みたいな同世代の子たちもいるので、一緒にそうやって変化していってるんだなぁって。 ――今回、久しぶりの海外ツアーですが、意気込みを教えてください。 MAMIさん やっと海外に行けるんだなって。2020年に予定していたツアーがダメになってしまった時に、「絶対また来られるようになる。信じて待ってるから」って、海外のファンのみなさんのエールをいっぱいもらって。その時のチケットをずっと持っていてくれている人たちがいるので、2年越しに「必ず行く!」っていう気持ちでいますけど、ちょっとどうなるかわからないのが本音です。海外のファンのみなさんにも支えられているバンドだと思うので、成功させたいなっていう気持ちが今一番大きいですね。 ――最後に、愛知県出身のお二人ですが、好きな地元のグルメを教えてください。 HARUNAさん 地元の名物で、「大口屋」の餡麩三喜羅っていう麩饅頭です。小さい頃からよく食べているお菓子で、今でも大好きすぎて愛知に戻ってきたら絶対に買って帰るし、親にも持ってきてもらったりするくらい大好きなんですけど、愛知県民でも知らない人が結構いるんじゃないかなと思って。名駅の新幹線乗り場の近くでも買えるので、すごいおいしいから食べてみてほしい。あと私、ラーメンが好きなんですけど、「スガキヤ」が食べ物の中で一番好きかもしれない。味が好きなんですよ。ソウルフードなんで、一番落ち着きますね。東京でも食べたいんだけどなくて。帰ってきたら、絶対スーパーのスガキヤに行きます。 MAMIさん 「コンパル」が好きですね。エビフライサンド一択だと思ってたんですけど、玉子サンドとかもめちゃくちゃおいしくて。最近は、他のサンドイッチにも浮気してます(笑)。あとは「李さんの唐揚げ」がめっちゃ好き。大須に行くと、唐揚げ食べて、タピオカ飲んで、昔ながらの揚げパン買って、牛乳にミルメーク入れて飲んだりしてました。あと「赤から」。お母さんが赤からのお鍋の出汁を送ってきてくれたりして、たまに家でもやります。店舗はあるんですけど、東京では売ってないんですよね。でもコメダもそうで、「東京のは名古屋と違う!」って思うんですよね。名古屋人の意地で、フィルターかかってるかもしれない(笑)。 ――最後に、ファンの皆様へメッセージをお願いします! MAMIさん まだ15年前の制服のSCANDALをイメージされている方って結構いて。今回のアルバムは、その時を動かせるようなアルバムになっていると思うので、「あ、まだやってたんだ」とか「もう制服じゃないんだ」とか、何でもいいので、SCANDALのことをちょっとでも思い出してもらえたら、ぜひ聴いてほしいアルバムだなぁと思うので、楽しみにしていて欲しいです! HARUNAさん 去年からツアーがまたできるようになってきて、改めて「ライブって最高だな」って。やっぱりステージに立ってる自分が好きだなって思ったし、バンドってめちゃくちゃ楽しいなぁって思っている日々ですね。今年もツアーを周って、ワクワクする日々がまたやってくると思うとすごくうれしくて、できるだけたくさんの人とそれを共有したいなぁという思いでいます。初めてライブにくる人たちも全然ウェルカムです。ホールライブなので、ゆったりした空間で楽しめると思いますし、『MIRROR』からSCANDALを知った人たちにも、ぜひ足を運んでほしいですね。 10th Album『MIRROR』 通常盤(CD)3300円 初回限定盤A(CD+DVD)4400円 初回限定盤B(CD+雑誌)4400円 完全生産限定盤(CD+DVD+GOODS)1万1000円 1月26日(水)より各ストリーミングサービス、ダウンロードサービスにて配信スタート <収録曲>※全形態CD共通 1. MIRROR 2. eternal 3. 愛にならなかったのさ 4. 彼女はWave 5. 愛の正体 6. アイボリー 7. 夕暮れ、溶ける 8. 蒼の鳴る夜の隙間で 9. プリズム 10. one more time bonus track 1. Living in the city 2. SPICE 予約特設サイト https://www.her-label.com/MIRROR/ SCANDAL WORLD TOUR 2022 “MIRROR” 国内公演 2022年3月12日(土)神奈川・厚木市文化会館・大ホール 2022年3月21日(月・祝)兵庫・神戸国際会館 こくさいホール 2022年3月26日(土)宮城・仙台市民ホール 2022年4月09日(土)福岡・福岡市民会館 2022年4月10日(日)広島・上野学園ホール 2022年4月17日(日)北海道・カナモトホール 2022年4月29日(金・祝)石川・金沢市文化ホール・大ホール 2022年4月30日(土)愛知・愛知芸術劇場 2022年6月07日(火)大阪・フェスティバルホール 2022年6月10日(金)東京・中野サンプラザ 2022年6月11日(土)東京・中野サンプラザ North America 2022.07.09 SAT. Queen Elizabeth Hall(Toronto) 2022.07.11 MON. Sony Hall(New York City) 2022.07.13 WED. Big Night Live(Boston) 2022.07.15 FRI. The Masquerade(Atlanta) 2022.07.16 SAT. House of Blues(Chicago) 2022.07.18 MON. The Imperial(Vancouver) 2022.07.20 WED. The Neptune(Seattle) 2022.07.22 FRI. House of Blues(Anaheim) 2022.07.26 TUE. Legacy Hall (Dallas) Europe 2022.09.22 BERLIN ‒ LIDO 2022.09.24 LONDON ‒ 02 Academy Islington 2022.09.27 PARIS ‒ Yoyo 公式サイト https://www.scandal-4.com/ Twitter https://twitter.com/scandal_band Instagram https://www.instagram.com/scandal_band_official/ Facebook https://www.facebook.com/scandalofficial tiktok https://www.tiktok.com/@scandal_band_official YouTube https://www.youtube.com/channel/UCSNX8VGaawLFG_bAZuMyQ3Q ※掲載内容は2022年1月時点の情報です ※価格は税込み表記です
ヤングスキニー、1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』リリースインタビュー
今、最も注目を集めているロックバンドのヤングスキニーが2023年3月15日(土)に、1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』をリリース! “嘘だらけで、矛盾だらけな日常の歌を歌う”をコンセプトとした、どこか切ない楽曲で、若者の心を鷲掴みにしているヤングスキニー。今回、バンド初のフルアルバムをリリースしたということで、アルバムに対する想いやツアーに対する意気込み、名古屋の思い出など、かやゆーさん(Vo/Gt)&しおんさん(Dr)にお話を伺いました! ヤングスキニー プロフィール かやゆー(Vo/Gt)、ゴンザレス(Gt)、りょうと(Ba)、しおん(Dr)の4人からなる、平均年齢20歳の4ピースバンド。シンガーソングライターとして活動していた“かやゆー”が中心となって、2020年8月に結成。2021年2月に「世界が僕を嫌いになっても」のMVを公開後、SNSを中心に反響を呼びTikTokで楽曲を使用した動画が急増、現在MVの再生回数は100万回を突破。若者のリアルな思いを描く等身大の歌詞に、10代や20代から熱い支持を受けている。 初の1stフルアルバム、タイトルは1年半前から ――バンド初のフルアルバムということですが、今作はお二人にとってどのような作品になりましたか? かやゆーさん どの曲を取っても“良い”と思えるアルバムが出来上がりました。初のフルアルバムなので、バンド結成2年半の集大成としてふさわしいものになったんじゃないかなと思います。 しおんさん 今までのファースト、セカンドミニアルバムと比べて、10曲それぞれに個性がしっかりあって、色んなジャンルが詰まっているので、音楽性を感じてもらえるアルバムを作れたと思います。かつ、メンバーで意見を言い合ったり話し合ったりして、一曲一曲に時間をかけられたので、納得のいくものになりました。 かやゆーさん メジャーデビューしたからといって、これまでと変わりなく今まで通り、自分の好きなように曲を作ることができました。ただ、これまでのアルバムと比べると、最後までワクワクしながら聴くことができる、ジャンル豊富なアルバムになったなと。バンドとして、大きく成長できたアルバムになったと思います。 ――タイトルの『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』は、収録曲「ごめんね、歌にして」の歌詞から付けられていますね。 かやゆーさん 「ごめんね、歌にして」ができたのが1年半前で、この曲の中にあるフレーズを“次のアルバムのタイトルにしよう”ってずっと決めていました。でも、これといった理由は正直なくて。歌詞の一節をタイトルにしたいと考えていたくらいですね。 アルバムタイトルが決まってからもどんどん曲が出来ていったんですが、結果、どの曲にも「歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた」という部分を持ってるなと感じます。 ――収録曲の中で特に思い入れのある曲や、特に好きな曲を教えてください。 かやゆーさん 僕は「ゴミ人間、俺」の歌詞と曲調が一番好きですね。まさに「どんなことでも許されると思っていた」っていう要素が出ている曲だと思いますし、なかなかこういうことを歌っている曲もないと思うので、自分じゃなきゃ書けないんじゃないかな、と。 しおんさん 僕は「美談」という曲が好きです。このアルバムの中で一番歌詞が共感できるんじゃないかな。付き合っていた人のことを思い出すときって、悪い思い出よりも良い思い出とか、その人の良いところばかり浮かんでくるっていう、多くの方が共感できる歌詞だと思います。歌詞もそうですし、サウンド的にも、ヤングスキニーの中でもテクニカルなことに挑戦している曲なので、ぜひ注目していただきたいですね。 次のページ… 8割が実体験で、2割は妄想 8割が実体験、2割は妄想 ――代表作「本当はね、」をはじめ「美談」「好きじゃないよ」など、恋愛や失恋をテーマにした曲が多いですが、どれも実体験に基づいて書かれているのでしょうか? かやゆーさん 8割が実体験で、2割は妄想で作っています。自分が主人公だったり、相手を主人公にして自分のことを客観的に書いてみたり、自分のことを女性目線で書いてみたり……。色んなパターンがありますね。「コインランドリー」の歌詞に出てくる「どこの誰のかもわからないTシャツも一緒に取り出して」とか、そういうアイテムや場所は、曲に合わせて2割の妄想で書いてます。 ――曲によって「僕」や「俺」「わたし」と一人称が異なっているのも印象的で、アルバムの中に色んなストーリーが詰め込まれていますよね。 かやゆーさん 作詞の際に、この曲は女性視点、この曲は男性視点で書こう、とかはあんまり考えてなくて。「僕」よりも「わたし」のほうがメロディに当てはまるな、とかそういう直感で選んでいます。「本当はね、」もAメロ、Bメロではまだ性別がはっきりしていないのも、初めは女性視点で書こうとは考えてなくて、書いているうちに決まっていきました。 ――「本当はね、」は特に、曲が進んでいくことで、主人公の輪郭がはっきりしていく感じがします。 かやゆーさん そうですね。「メイクもヘアセットも全部あなたのため」ってフレーズを入れてから、この曲は女性視点で書こう、って決めたので、曲の後半は女性視点として具体的な表現が入っていきます。 ――ヤングスキニーといえば、若い世代から共感を集めるリアリティな歌詞や心理描写が聴きどころですが、普段どのようなものからインスピレーションを受けていますか? かやゆーさん ものではないですが、影響を受けたアーティストは、「クリープハイプ」と「マカロニえんぴつ」ですね。あと、小さい頃は、「Mr.Children」、学生の頃は「back number」や「ゆず」をよく聴いていました。恋愛ソングはとても親しみがあって好きなので、自分から出てくるものも恋愛をテーマにした曲が多いんだと思います。 次のページ… 初の県外ライブは名古屋!が、苦い思い出も…? 初の県外ライブは名古屋!が、苦い思い出も…? ――今回、全国ツアーも決定し、4月14日(金)には名古屋CLUB QUATTROでワンマンライブも行われます。名古屋にはどのような印象がありますか? かやゆーさん 僕がバンドを結成する前の弾き語りをしていた時から、名古屋のバンド「ねぐせ。」のりょたちくんに仲良くしていただいているので、めちゃくちゃ来てたわけではないんですけど、りょたちくんに案内してもらいながら、古着巡りに行ったりご飯食べたり、ちょくちょく遊びに来てます。 しおんさん 味噌カツも、ちょうどさっき食べてきました! かやゆーさん 初めての県外でのライブも名古屋だったと思います。 しおんさん 「GOLD RUSH」でしょ。 かやゆーさん 「GOLD RUSH」だ。夜行バスで行って、ライブして、夜行バスで帰って。 しおんさん いや、違うよ。かやゆーくんは帰れなかったんだよね?(笑) かやゆーさん そう!僕とりょうと(Ba)は帰れなかったんだ(笑) 打ち上げにギリギリまで参加してたら、帰りのバスを逃してしまって……。 ――他のメンバーたちは乗れたんですよね? かやゆーさん 僕とりょうとは、めちゃくちゃ走ってバスを止めようとしたんです。なんならバス停にも二人よりも早く着いていたんですけど、乗るバスを知っているのはゴンザレス(Gt)だけで。着いていたにも関わらず、乗るバスを知らずに乗りそこねて、結局当時のドラムメンバーとゴンザレスだけがバスに乗れて、僕たちは置いて行かれました。 しおんさん (笑) かやゆーさん ゴンザレスも「出発を待ってほしい」とバスの人に交渉してくれてたみたいなんですけど、「もう止められない、出ちゃう!」っていうメッセージがきて(笑)。そのあと駅前のビジネスホテルに泊まって、悲しみの牛丼を食べました。 ――名古屋でのライブの思い出はありますか? しおんさん ライブでいったら、一番難しいと思ってます。だからこそ今回のツアーで覆してやろうと。 かやゆーさん あえて言わなかったのに(笑)。たしかに名古屋は、他県でのライブと比べると、リアクションがあまりなくて、難しいかもしれないです。 しおんさん シャイな方が多いのかも。 かやゆーさん だからこそ、今回やってやろうじゃないですけど。 しおんさん 気合入ってます。一番。 ――お二人とも、古着が好きとお聞きしたのですが、古着の街・大須商店街には行かれたことはありますか? かやゆーさん 名古屋に来て時間があるとき、よく行きますね。 しおんさん 東京の下北沢と比べて、価格帯が安くて良い! かやゆーさん 下北沢とか大阪のアメ村とかは、結構チェーン店が多いイメージがあるんですけど、名古屋に来たらそこにしかないお店がたくさんあって面白いですね。 二人のこれから挑戦したいこと ――結成から約2年半でメジャーデビューから1stフルアルバムのリリースと、勢いが止まりませんが、今後挑戦してみたいことはありますか? かやゆーさん 誰かと共作してみたいと思っていたんですが、今回のアルバムに収録されている「夜のままで」でメンバーのゴンザレスと初めて共作ができたので、次は楽曲提供をやってみたいなと思っています。 ――具体的に「この人に提供したい」というのはありますか? かやゆーさん 最近、アイドルにハマっていて。アイドルに限らず、自分とはかけ離れたジャンルの音楽で自分の色を出せたら、今までにない音楽を作り出せると思うし、カッコいいなって思います。 しおんさん 僕は音楽に専念しながら、音楽以外でも活動の幅を広げていきたいなと思っています。洋服が好きなのでモデルもやってみたいし、今年はマルチな活動にチャレンジしたい。バンドとしても、大きなステージやフェスに立ちたいですね。より多くの人に僕たちの音楽を届けたいです。 ヤングスキニー 1stフルアルバム 『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』 2023年3月15日(水)リリース 初回限定盤(CD+DVD)4400円 通常盤(CD)2970円 【CD収録内容】 1. ヒモと愛 2. ゴミ人間、俺 3. 本当はね、 4. 美談 5. コインランドリー 6. 好きじゃないよ 7. 夜のままで 8. 東京 9. らしく 10. ごめんね、歌にして 【初回限定盤付属DVD収録内容】 「保証はないけどあなたを幸せにできる気がするワンマンツアー Live at SHIBUYA CLUB QUATTRO」 1. 東京 2. ゴミ人間、俺 3. ヒモと愛 4. バンドマンの元彼氏 5. ごめんね、歌にして 6. 本当はね、 7. コインランドリー 8. また冬が終わって 9. 憂鬱とバイト 10. ロードスタームービー 購入URL https://jvcmusic.lnk.to/yanski_1stalbum 【全国ツアー情報】 「歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていたワンマンツアー」 4月1日(土)新潟・GOLDEN PIGS RED STAGE 4月5日(水)仙台・darwin 4月8日(土)札幌・BESSIE HALL 4月12日(水)大阪・UMEDA CLUB QUATTRO 4月14日(金)名古屋・NAGOYA CLUB QUATTRO 4/月16日(日)山梨・KAZOO HALL 4月18日(火)香川・高松 DIME 4月20日(木)広島・SECOND CRUTCH 4月22日(土)福岡・BEAT STATION 4月27日(木)東京・LIQUIDROOM ALL SOLD OUT 公式サイト https://www.yangskinny.com/ ※掲載内容は2023年3月時点の情報です
人気絶頂のgo!go!vanillasが新アルバム『FLOWERS』をリリース!Gt.柳沢進太郎さんにインタビュー
go!go!vanillas(ゴーゴーバニラズ)のニューアルバム『FLOWERS』が12月14日にリリースされました。アルバムの制作には、井上惇志さん(Piano / showmore)、手島宏夢さん(Fiddle)、ファンファンさん(Tr)も参加。多彩な全12曲がそろう今作の制作エピソードや、2023年にインディーズ・デビュー10周年を迎えるバニラズの“今”について、柳沢進太郎さん(Gt.)にお話を伺いました。 今回のアルバムは“人間力”で勝負 ――ニューアルバム『FLOWERS』は1年半に及ぶレコーディングを経て完成されたとのことですが、どのような気持ちで制作がスタートしたんでしょうか? 柳沢さん 前回の『PANDORA』というアルバムを録り終わった際に、Vo&Gt.の牧から「次の音源は、自分たちの人間味が強く出るような作品にしたい」という話がありました。現代は、デスクトップミュージックがどんどん発達していっていることもあり、誰でも簡単にカッコいい音に辿り着ける状況にあって。自分たちも前回のアルバムで、「アダムとイヴ」と「倫敦」という、サンプリングを使った曲を作ったんですけど、そういう技をなしにして、“人間力”で勝負していきたいという話になりました。 そして自分たちと同じアーティスト――“表現者”と、お互いを高め合っていく関係を作りながら音楽を作りたいというのもあって、ゲストミュージシャンの3人を迎えました。 ――今年10月には、今回のアルバムにも収録されている、バニラズ初のコラボ曲「Two of Us」がリリースされました。コラボ相手であるHump Backの林萌々子(Vo&Gt.)さんとの交流はいつから始まったのでしょうか? 柳沢さん 交流が始まったのは、3年前ぐらいからで、一番初めはメンバーのプリティ(Ba.長谷川プリティ敬佑)が事故に遭って、ライブができていなかったタイミングで出会いました。彼女たち、本当にもう、えげつない数のライブをしてるんですよ。そのライブも、もちろんカッコよくて。自分たちもライブ力に自信があるからこそ、彼女たちに惹きつけられていきました。 僕ら漫画『ジョジョの奇妙な冒険』が大好きなんですけど、“スタンド使い同士が出会ったな”という雰囲気になりましたね(笑) 「Two of Us」はももちゃんに歌ってもらいたい ――林さんにオファーした理由は何でしょうか? 柳沢さん アルバムを制作している中で、牧が「男女混声の楽曲をつくりたい」と。歌詞を書き終えたタイミングで、牧が2020年に参加した「FM802 ACCESS!キャンペーンソング」に今年、ももちゃん(林萌々子)が参加していて、それを聴いたときに牧が「Two of Us」を歌ってもらいたい、と思ったらしく、お誘いしました。柔らかい歌い方をしていて、Hump Backの時の歌い方とはまた違う、彼女の良さが楽曲に詰まっていたんですよね。 レコーディングもサクサクとやってくれて、僕らが着いた頃にはもう終わってるくらいの感じで。その後、ライブで2回披露しているんですけど、回を経てどんどん良くなっていくんですよね。素晴らしいスキルを持っていて、僕らも鼓舞される部分がたくさんありました。 ――今回が初のコラボ曲とのことですが、これから色んなアーティストさんとのコラボを楽しみにしています! 柳沢さん そうですね、これを機にやっていきたいなというところではあるんですけど、相手のスケジュールによっては、ライブで披露できないかもしれないというのがネックですね。男性の曲だったら僕が歌えばいいんですけど、女性だとなかなか難しいですよね。特に「Two of Us」は、えげつないキーの高さなので(笑) 次のページ… 一曲一曲が“種”として皆さんの心の中に溶け込んでほしい 一曲一曲が“種”として皆さんの心の中に溶け込んでほしい ――アルバムタイトルである「FLOWERS」にはどのような思いが込められていますか? 柳沢さん アルバムタイトルは牧が決めてるんですけど、コロナ禍で人と会えなかったり、緊急事態宣言下で自宅にいなきゃいけなかったりで、「家で自分の気持ちを上げれることってなんだろう」って考えた時に、牧はお花にハマったんです。花を生けて、自分の部屋で花の生き様を見ながら生活するのが楽しかったらしくて。そこから「FLOWERS」というタイトルが候補に挙がりました。 楽曲ができていく中で、一曲一曲が“種”として皆さんの心の中に溶け込み、僕らの曲が種に“栄養”を与えるような、皆さんの日常生活を豊かにするものとなって、“花”が咲いてくれたらなという思いがありました。 ――リリース後、ファンの皆さんの反応はいかがですか? 柳沢さん アルバム発売日のその日に、バンド初のTikTok LIVE生配信も行わせていただいたんですが、すごい反響があったなと思っています。今回のアルバムは、どこを切り取っても自信のある作品になったし、街中やSNSなど、色んなところから自分たちの曲を聴く場面がすごく増えて。自分たちが地道に頑張ってきたこともそうだし、皆さんの力添えがあってのことだと思っていて、この作品を色んな人に届けれられるチャンスをいただいたなと感じます。 ――バニラズの曲は日常の色んなシーンに寄り添った曲がたくさんありますよね。特に今回のアルバム収録曲「LIFE IS BEAUTIFUL」は、まさに結婚式にぴったりな曲だと感じました。 柳沢さん ありがとうございます。実際、「結婚式の入場や退場で使いました」っていうメッセージもいただいてて、メッセージだけじゃなくて動画も付けてくれたりすることもあって。最近でいうと、友達の結婚式で「エマ」を使ってくれたりだとか。 ――私の知人も、結婚式で「エマ」を使っていました! 柳沢さん そうなんですね!うれしいですね、やっぱり。メンバー皆、常に時代の先を見るっていうのを意識してて、言ってしまえば後から評価されることを意図して作ったともいえるので、すごくうれしいです。それと、僕たちは常にアップデートしているので、音源を聴いてライブに来た方に「ライブのがかっこいいやん!」と思っていただくことで、僕らが常に掲げている“サイシンサイコウ”というテーマが実現できているなと感じています。何回ライブに来ても、飽きないと思います! ――3月には「青いの。」のMVが公開されました。コロナ禍のため、思うように青春できていない学生もたくさんいる中で、この曲をきいて励まされたひとも多いと思います。 柳沢さん まさに作り始めた理由がそこにあって。牧自身がテレビで放送されていたインタビューで、「コロナ禍の状況に慣れちゃいました」と答えている学生を見て、すごく悲しくなったという話をしていて。1回しかないものじゃないですか、青春って。それを、1回だけじゃなく何度でもできる音楽を作りたいなと思って制作した楽曲ですね。 柳沢さん 『青いの。』のMVでは、実際に学生のみなさんにも出演していただいて、学生さんたちの生の声も聞いたんですけど、やっぱり「何もできない」と言っていて。でも、「この曲を聞いて、自分のやりたいことに向き合ってみたいと思いました」「こういう現場に来れたことで、自分の夢に一歩近づけました」とも言ってくれたんです。それが本当にうれしかったです。自分自身もこの曲をやっていると、がむしゃらに生きていた青春時代のことを思い出すんですが、若い子たちには常に上を目指して、努力したら楽しい未来に辿り着けると思って、頑張ってほしいですね。 次のページ… 地元である秋田県・鹿角市で初のライブが決定 地元である秋田県・鹿角市で初のライブが決定 ――来年から始まる「FLOWERS」TOUR 2023では、柳沢さんの地元である秋田県・鹿角(かづの)市でのライブもありますね。地元に帰省されるのは久しぶりですか? 柳沢さん 約半年ぶりですね。今回の会場(鹿角市文化の杜交流館コモッセ)にはまだ行ったことがないんですけど、マジで田舎なので(笑)、ここに数百人集まることが可能なのか、ドキドキでしょうがないです。秋田県って聞くと、秋田市から行くって考えると思うんですけど、実際は秋田市から行くと遠いんです! 新幹線で岩手県盛岡市に向かって、そこからバスで行くのが一番早いっていうパターンなんです。秋田よりも岩手県寄りというレアケースです。ちょっと、みんな気を付けて?っていう(笑) ――記事でも強調して書いておきます!(笑) 柳沢さん 僕もなるべくSNSで発信しようと思います。「行き方これが一番ベストです」って教えてあげないと(笑)。秋田市からだと4時間かかるので。 ――ええ! 柳沢さん そうなんです。盛岡からだと1時間くらいでいけるんですよね。 ――全然違いますね!岩手県や秋田県在住の方や鹿角市在住の方にとってはうれしいライブですよね。 柳沢さん 僕はずっとバンド仲間としかつるんでなかったので、僕のことなんか知ってる人いないだろうなって思ってたんですけど、先輩や同級生など色んな方が「行くよ!」っていってくれて、知ってもらえてるんだとうれしくなりました。 ――ご両親も見に来られますか? 柳沢さん さすがに来ると思います!普段は全然来てくれなくて、1回目の武道館ライブの時もかなり渋ってて、「初武道館は1回しかないよ!」って言ったら来てくれて。2回目は来なかったですが(笑)、地元ならさすがに来てくれると思います。 ――秋田県で、柳沢さんがおすすめしたいスポットやグルメはありますか? 柳沢さん 大人になってから、何なら自分たちのライブの打ち上げでお店を初めて知る、みたいなことが多くて。なかなかココっていうところは言えないんですけど、やっぱり鹿角が発祥といわれている「きりたんぽ」がソウルフードだなって思います。きりたんぽは、郷土料理というより、おもてなし料理なんですけど、「だまこ鍋」っていうきりたんぽの家庭料理版があるんです。ごはんをすりつぶして団子状にして、きりたんぽだと棒を挿したり焼いたりするんですけど、それをせずにそのまま入れるっていう。それがめちゃくちゃ美味いんで、ぜひ向こうで友達を作って食べさせてもらってください(笑)。 ――家庭でしか食べられないんですね。 柳沢さん お店とかにいったら、ちゃんとしたきりたんぽが出てきちゃう(笑)。きりたんぽももちろんおいしいんですけどね。何の躊躇もなく、日本のナンバーワンの鍋だと言えます! ――さらに、2月の17日と18日の2日間と4月21日は、名古屋公演ということで、名古屋の思い出で印象に残ってることはなんですか? 柳沢さん 初めて名古屋でライブする前に、「名古屋でのライブは結構難しい」「本当に好きって思わないと喜ばない」っていう話を色んな方面から聞いていたのでドキドキしながら挑んで。しかも、僕がバニラズに入りたてのライブだったんですよ。場所は「BOTTOM LINE」だったと思うんですけど、ライブしてみたら、「あの話、マジやん…」ってなって(笑)。そこから、ライブやツアーを重ねて何度か来るうちにいきなり、めっちゃ盛り上がるようになったんですよ! 多分、地道に愛を伝え続けた結果、どこかのタイミングでそれが届いて、一番盛り上がる町になったんですよね。 ――一番ですか! 柳沢さん いや、もう本当に一番盛り上がる町だと思います。盛り上がり方は色々あると思うんですけど、名古屋は音楽を好きで来てくれてるのが伝わってきて、音楽とお客さんの気持ちがリンクしてるような印象を受けるので。だからこそ、今回のアルバムもすごくぴったりだと思います。名古屋の方々にとって、心の支えになったらいいなと思いますね。 ――最後に、ファンの皆様に一言、お願いします。 柳沢さん “サイシンサイコウ”を掲げている僕たちですが、僕個人として、メジャー1stアルバム『Magic Number』の“正統進化系”のようなアルバムがここにきて出せたなって。より多くの人にバニラズの音楽を楽しんでもらえる糸口になるアルバムだと思います。このアルバムから、「エマ」がバズったように、昔の楽曲にもフォーカスを当ててもらえたらとも思いますし、今作『FLOWERS』自体が、皆さんの生活に根差していけるようなアルバムだと思うので、色んな場面で聴いていただけたらうれしいです。 ライブに来ていただければ、僕らのライブが一味違うというのも分かってもらえると思うし、“そんな訳あるか”って来た皆さんをひっくり返すくらいのライブをする用意ができていますので、ぜひ「FLOWERS」TOUR 2023に来てください! go!go!vanillas アルバム『FLOWERS』 2022年12月14日リリース 完全限定生産盤(CD+Blu-ray)5500円 完全限定生産盤(CD+DVD)5500円 通常(CD)3300円 【CD収録内容】 01. HIGHER 02. The Marking Song 03. ペンペン 04. I Don’t Wanna Be You 05. 青いの。 06. Two of Us feat.林萌々子(Hump Back) 07. Dirty Pretty Things 08. My Favorite Things 09. 硝子 10. RUN RUN RUN RUN 11. LIFE IS BEAUTIFUL 12. きみとぼく 【Blu-ray/DVD収録内容】 ・「FLOWER OF LIFE」 LIVE & DOCUMENTARY at大分iichikoグランシアタ2022.5.5」(79分) 今年5月5日開催、牧達弥(Vo/Gt)と長谷川プリティ敬祐(Ba)の地元大分凱旋ワンマン“「青いの。ツアー2022」-FINAL-”より、厳選ライブ映像 ・実家で家族との時間を過ごす牧や、出身中学校で旧友と再会するプリティなど、生立ちまでに肉迫した超貴重な密着ドキュメンタリーを収録したスペシャルムービー ・「FLOWERS “プログラムノート”INTERVIEW」(58min) アルバム完成直後に撮り下ろしたメンバー全員のアルバムディープインタビュー 【予約・先着購入特典】 ・go!go!CLUB/ビクターオンラインストア特典 限定インストCD「FLOWERS (instrumental)」(全12曲収録) ・対象チェーン(タワーレコード全国各店・タワーレコードオンライン/HMV全国各店・HMV&BOOKS online/TSUTAYA RECORDS全国各店・TSUTAYAオンラインショッピング/楽天ブックス/セブンネット)→「FLOWERS」特製ポストカード ※Amazon.co.jpのみメガジャケ付 go!go!vanillas「FLOWERS」TOUR 2023 1月17日(火)KT Zepp Yokohama 1月20日(金)Zepp Osaka Bayside 1月21日(土)Zepp Osaka Bayside 1月26日(木)長崎DRUM Be-7 1月27日(金)大分DRUM Be-0 1月29日(日)Zepp Fukuoka 2月4日(土)郡山HIPSHOT JAPAN 2月5日(日)仙台GIGS 2月11日(土)Zepp Sapporo 2月17日(金)Zepp Nagoya 2月18日(土)Zepp Nagoya 2月26日(日)Zepp Haneda 3月9日(木)岡山CRAZYMAMA KINGDOM 3月11日(土)BLUE LIVE広島 3月12日(日)高松festhalle 4月7日(金)長野CLUB JUNK BOX 4月8日(土)りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館劇場 追加公演 3月24日(金)中野サンプラザ 3月25日(土)中野サンプラザ 4月20日(木)大阪オリックス劇場 4月21日(金)名古屋国際会議場センチュリーホール 4月23日(日)福岡市民会館 5月5日(金・祝)鹿角市文化の杜交流館コモッセ文化ホール チケット一般発売 https://gogovanillas.com/feature/flowers#ticket 公式サイト https://gogovanillas.com/ ※価格は税込み表記です ※掲載内容は2022年12月時点の情報です
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