M!LK全員で作詞した“応援ソング”

吉田さんは、雑誌『KELLY』のカフェ特集を読んで、さっそく名古屋の推しカフェを探していました!

――アルバム全曲の中で、特に思い入れのある楽曲は?

吉田さん 「Break it down」です。この曲は好き勝手歌わせてもらいました! 曲終わりあたりで、ずっとフェイクをしているんです。仮歌さんの段階で、なくすかどうかみたいな話が出ていて。でも、そこが一番好きで、一番練習していたので、「ちょっと歌ってみてもいいですか?」と提案しました。無事に採用されてうれしかったです!!
今までもフェイクはあったんですけど、この曲は長めのフェイクだったので、これは絶対にやりたいなと。あとは、Bメロの音程が高めだったので、練習も楽しかったですね。

山中さん 僕は「ジブンエール」ですね。この曲は、M!LKメンバーで作詞しています。一曲ごとにテーマがあるんですけど、テーマの中に「M!LKプロデュース曲」というのがあって、それが「ジブンエール」なんです。この曲はテーマからメンバーで決めたんですけど、「応援ソングってあんまりないね」と話し合って、その方向性になりました。
スタッフさんが何十曲か選んでくれた中から、メンバーで曲を絞って決めて、みんなで歌詞を出し合ってまとめていきました。ライブで盛り上がる大事な曲になってくるのかなと思います。

――メンバーの皆さんでの作詞は、どのように完成したんですか?

山中さん それぞれ歌詞を出し合った上で、そこからメンバー3人くらいが歌詞をまとめました。みんなスムーズに歌詞を提出していたし、今回は歌詞をまとめるのも比較的スムーズに進みましたね。

――以前もメンバーの皆さんで作詞されたことがあるんですか?

吉田さん はい。メジャーデビューシングルの『Ribbon』のカップリング曲「夢路」です。僕と山中で歌詞をまとめたんですけど、この曲の歌詞はだいぶ彷徨って、難航しました(笑)。今回は“応援ソング”というコンセプトがしっかりあった<ので、作詞しやすかったですね。

――「ジブンエール」で、特にお気に入りの歌詞はありますか?

吉田さん 1番のBメロ「溜まった洗濯カゴにため息 風呂に入るのも面倒な日 出来て当たり前なんてない 自分こそ自分を愛そう」ですね。ここは僕が書いたところなんです。
この歌詞が思い付いたのが、疲れて家に帰って来て、全く同じこの状況だったんです。「みんな疲れているはずなのに偉いよな」と思って。

山中さん 「自分こそ自分を愛そう」というフレーズが出てくるあたりは、いいなと思いますね。なんか…リーダーっぽくないな、と。

吉田さん っぽくない?! 基本スタンスでしょ(笑)

山中さん (笑)。僕は「幸せはのんびり屋」という歌詞を出して、自分でもお気に入りなんですけど、「大体はなんとかなるから!」のフレーズはすごい大事にしたい部分ですね。
ここはずっと歌詞がはまっていなくて、僕、吉田、曽野(舜太)で話してて、「とりあえずフレーズを出し合おう」となって、その時に僕の口からパッと出てきたんです。そうしたら、二人も「それでいこう」と言ってくれて。たまたま降りてきた歌詞なので、印象深いですね。

吉田さん 少し投げやりにも聞こえるんですけど、「それくらいの気持ちの持ちようでいいよ」という意味を込めています。

山中さん ここは一番大事にしたいという思いがあったので、結構悩みました。「大体はなんとかなるから!」の前の歌詞が「無理に笑っても疲れてる 負けないで腐らないで」と、重くなりすぎる感じがあって。決して軽い訳じゃないんですけど、良い感じにハマって良かったです。

――作詞する時のルーティーン化していることはありますか?

山中さん 今回は、人から話を聞くようにしましたね。応援ソングだし、身近にある嫌なこと、キツいこととか、そういう話を聞いた方が良いと思って、メイクさんとか周りの人たちに話を聞きました。

吉田さん メンバー5人での歌詞なので、みんながどんな歌詞を出すのか想像しました。メッセージとして響く、元気な感じの曲なので、みんなは元気な歌詞を出すのかなと思って、僕はあえてしっとりめの言葉とかリアリティーのある情景を意識して作詞しました。
あと、さっき話した「“自分こそ自分を愛そう”が基本スタンス」というのは冗談で、そういう言葉を入れた方が良いだろうなと考えて、ピックアップしました。

――リアリティーのある情景は、まさに「溜まった洗濯カゴにため息~」のところですね。曲を聴く人の日常と重なると、応援ソングだけど共感もできて、より親しみをもって曲を聴けそうですね。

山中さん そうですね。そういうところを目指して作詞しました。

――次は、お二人の好きな曲を教えてください。

吉田さん 「コトノハ」ですね。この曲は「さくらしめじ」という、フォークデュオから楽曲提供してもらったんです。「さくらしめじ」は全くの同期なんです。楽曲提供のことは知らされてなくて、後でスタッフさんから「実は…」とサプライズ発表がありました。
「さくらしめじ」にとって初めての楽曲提供で、それは僕たちにとってもうれしかったし、光栄でした。道は違えど、「さくらしめじ」とはお互い近くで活動を見てきたので、歌詞が「さくらしめじ」らしい、風が吹いているようなさわやかさがありつつ、リアルなことを言っていて、その点でも僕たちの思い入れも強くなりましたし、僕たちのことをそういう風に見てきてくれたんだなと感じました。「さくらしめじ」二人の気持ちも垣間見えるような曲で、すごく好きです。

山中さん 僕が好きな曲は、1曲目の「Aiシャンデリア」です。これはM!LKにありそうでなかった曲で、テーマパークのような、パレードの始まりのような曲です。ライブをする時に「この時間だけは現実を忘れて楽しんでほしい」と僕たちは思っているので、ライブでも映えそうだし、ファンの皆さんがこの曲を聴いた時に、M!LKのライブを思い出してくれるような曲になればうれしいですね。

――10月に開催される「横浜アリーナ」でのライブでもカギになるような曲ですね!

吉田さん そうですね。どう入ってくるかはまだわからないですけど、楽しみです!

――ライブのセットリストはどのように決まるんですか?

吉田さん メンバーの塩﨑(太智)が演出を担当しています。セットリストもメインで考えてくれて、彼と一緒にみんなで作っていく感じですね。

山中さん 僕らはそんなに関わっていないですね。

吉田さん そんなにっていうか、全く関わっていないですね(笑)。塩﨑はサプライズ好きのテーマパーク好きで、脳内が異次元に、演出に富んでいるんです。なので、彼の色に染めてもらおうかなっていう。
もう2~3年くらい演出に関わってくれていて、もうカタチが出来上がっているというか、太智の脳みそが“M!LKらしさ”になっているので、そこは信頼していますね。

――塩﨑さんは頭の中で想像したことをカタチにするのが得意なんですね。

吉田さん そうですね。毎回、雰囲気が違うので「どうやって考えているの?」と聞いてみたいです。太智が考えていることをベースにライブを創り上げていくので、これはグループにとって良いことですね。

――次のライブでの演出も楽しみですね!

吉田さん もうそろそろリハーサルが始まります。太智は会議に出ているので、もう頭の中で出来ているかもしれないですね。、あれ、山中も会議に出てたよね?

――ライブ開催にあたって、メンバーそれぞれ担当や役割があるんですか?

山中さん 僕は洋服が好きなので、衣装担当になりました。ぼちぼち考え始めています。

吉田さん 佐野(勇斗)と曽野は、ライブ中の煽り担当ですね。盛り上げ役です!

▼HIKARI (from M!LK CONCERT TOUR 2023「CHECKMATE」)

今年10月の「横浜アリーナ」でのライブがより一層楽しみになるライブ映像はこちら!!

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「M!LK」メジャーデビュー初アルバム『Jewel』リリース記念! 吉田仁人さん、山中柔太朗さんインタビュー

WRITER

Satomi Hirata

Satomi Hirata

千葉県出身。週末の楽しみは、東海の温泉やスパに足を運ぶこと。ヨガ、お散歩も大好きな健康オタク。名古屋歴は浅いながらも、日々の発見を大事に、新鮮で楽しい情報をお届け。

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