日常に溶け込む甘い時間。香り高いコーヒー&スイーツ
クリームチーズと砂糖を多めに使用し、本場スペインの甘い味を再現したという「バスクチーズケーキ」。生地のしっかりとした甘さと、上の部分の焦げ目により、少し苦みも感じられる一品です。甘さと苦さのバランスが絶妙で、コーヒーとの相性も抜群!
「Buthtub」では、オリジナルブレンドを「Ordinary(オーディナリー)」と「Pastime(パスタイム)」の2種類を用意。
浅煎りコーヒー「Pastime」は、アプリコットのような華やかな香りとさわやかな酸味が楽しめます。コーヒーを「Pastime=“娯楽”」として楽しんでもらいたいという想いが込められているそう。
深煎りコーヒーの「Ordinary」はすっきりマイルドで、酸味が少ない味わいが特徴。苦みの中にほんのり甘さとコクが感じられるブレンドです。「Ordinary=“日常”」のように、普段から飲みやすい日常に馴染んだ、ずっと飲んでいられる風味を表現しているのだとか!
暑い夏にぴったりの「アフォガード」も人気メニューの一つ。エスプレッソには、「Buthtub」のオリジナルブレンド「Pastime」を使用しています。
「Pastime」は華やかな香りと紅茶のような味わいのブレンドで、エスプレッソにするとより濃度が高く良質な味が感じられるとのこと。エスプレッソの程よい酸味と甘いバニラが口の中で溶け合いまろやかに!
こちらは、何十回も試作を重ねたというこだわりの「珈琲ゼリー」。コーヒーには、「Buthtub」のオリジナルブレンド「Ordinary」を使用しています。
コクが感じられる深煎りコーヒーが、上に添えられたバニラアイスとぴったり◎。ゼリーとアイスをかき混ぜて食べるのもおすすめだそう!
「Buthtub」ディレクター・吉田さんにインタビュー!
――お店をオープンしたきっかけを教えてください。
私たちはもともと学生時代をこの東海地区で過ごしてきました。その後東京に移り、それぞれモデル業をしながら、私はアパレル、彼はコーヒーの商社に勤めていました。
お互いコーヒーが大好きで、特に彼はコーヒーに関わる仕事をしていたので知識も豊富だったんです。最初はポップアップやイベントなどでコーヒー屋の出店をしていましたが、活動をする中で「いつか岐阜でお店を出したいね」という話が出て。2023年5月にお店をオープンさせていただくことになりました!
――大垣市の歴史感じるこの街にお店を構えた理由は何ですか?
大垣の方々の人柄が温かく、素敵だなと感じたからです。当初は岐阜駅周辺で物件を探していましたが、なかなか良い場所が見つからなくて。
そんなとき、大垣にある「SIKAKU(シカク)」(@sikaku_furniture)という家具屋さんのおしゃれなポップアップに参加させていただきました。
その際に、大垣の方々の人柄がとても良く、おしゃれな方が多いなと感じて、大垣でお店を始めようと決めました!
――今後、お店をどのようにしていきたいですか?
大垣市にはハンドドリップで淹れるコーヒー店が少ないので、オリジナルブレンドコーヒーのメニュー名のように、お客様の“Ordinary(オーディナリー)=日常”に溶け込めるようなお店にしていきたいです!
また、アパレルにも力を入れていきたいですね。オンライン販売やSNSを通して、多くの人にアパレルグッズを届けたいです!
Buthtub(バスタブ)
- 問い合わせ
- 070-8354-556
- 場所
- 岐阜県大垣市本町2-53 サンクチュアリ大垣1F
- 営業時間
- 10:00~19:00(土・日曜は11:00~19:00)
- 定休日
- 水曜
- 駐車場
- 3台
- 支払方法
- カード・電子マネー可
- @ bu___coffee
- アクセス
- JR「大垣駅」より徒歩で約15分
レストラン、パン屋、カフェが一棟の古民家に。新たな繋がりを育む場所「SoN」が誕生【愛知県・知多市】
2022年6月、地域の歴史を物語る立派な古民家をリノベーションして造られた、小さな複合施設「SoN(ソン)」が愛知県・知多市岡田に誕生! 立ち上げたのは、2019年より地元・岡田で「OKD KOMINKA BREWING」を営み、地の素材を生かしたクラフトビールを手がける、醸造家の新美泰樹(にいみ たいき)さん。 古民家や蔵を改装した店内には、OKDのクラフトビールと愛知の食材を生かした料理が味わえるダイニングをはじめ、コーヒースタンドやベーカリー、ギャラリーなどがそろいます。また、建物前や中庭には、空の下でコーヒーやビールを飲んだり、読書を楽しんだりと自由に過ごせるウッドテラスを設けるこだわりも! 小さな施設の中に、新たな魅力や可能性がたっぷりと詰まった「SoN」の楽しみ方をご紹介します! 地元食材の新たなおいしさが発見できる「SoN DINING」 「岡田街並み観光駐車場」に車をとめ、土蔵やレトロな郵便局などが立ち並ぶ通りを歩いて5分ほど。最後に少し坂を登った見晴らしの良い場所に、「SoN」の古民家はあります。 正面の入り口を進んで左手に広がるのは、吹き抜けのある開放的な「SoN DINING」です。 こちらで味わえるのは、OKDのビールを醸造するときに出る麦芽を蕎麦粉に混ぜ、毎朝厨房で打つ「木麺(オリジナル蕎麦)天ぷら付き」。 さらに、6種類の地物野菜のデリが楽しめる「VAGE PLATE」、愛知県産の錦爽どりのトマト煮込み「CHICKEN PLATE」、OKDビールで煮込んだアジアンラフテーの「PORK PLATE」と、4種類のランチがラインナップされています! 「VAGE PLATE カラダにやさしい6種類の地野菜デリのお重&小木麺」(1870円) 「CHICKEN PLATE 愛知県産錦爽どりのトマト煮込み&小木麺」(1870円) 料理で大切にしているのは、新たなおいしさの発見があること。例えば、「錦爽どり」はトマトだけでなくプルーンと一緒に煮込んだり、デリの「おから」はトマトとチーズを混ぜディップに変身させたり。 地元の身近な食材を使いながら、ちょっと意外性のある食材と組み合わせることで、新たな味わい方を提案するよう心がけています。 約8000個の王冠を、地元の人たちと貼って作られたビアカウンター すべてのランチにはドリンクが付き、コーヒーやアップルジュースだけでなく、テイスティングサイズのビールも選べます。もちろん、別途レギュラーサイズのビールを注文することも可能! 愛知県産のイチジクを使用したOKDイチ押しの「フィグ イチジク ヴァイツェン」の他、ゲストビール数種類を含む16タップのクラフトビールが、お昼から楽しめるのも魅力◎。毎週金・土曜は、ディナーも営業しています。 ダイニングの2階にも多数の席を用意 太い梁の下に大きなテーブルを配置した屋根裏の個室 店主・新美さん「SoN DININGをはじめ、コーヒースタンドやベーカリーには、若い世代の方だけでなく、おじいちゃんやおばあちゃんなど地元の方もよく足を運んでくれます。自分たちをはじめ、岡田に暮らす皆さんの日常をより楽しく豊かにしたいという思いが、ブリュワリー(醸造所)やSoNを始めた原点にあるので、地域に受け入れられているのはとてもうれしいですね」 「SoN DINNING」には、シンボルツリーを中心にした中庭があり、ここでもビールや食事を楽しむことが可能。蔵は、展示やイベントなどを行うギャラリーとして活用しています。 「SoN LIVING」と名付けられたウッドテラスも。ここに複数の出店が集い、夏祭りなどの様々なイベントが開催されているそうなので要チェック! 次のページ… 思い思いの時間を過ごせる「SoN COFFEE」 広い縁側やモダンな店内で、思い思いの時間を過ごせる「SoN COFFEE」 建物の左手にあるのが、コーヒースタンドの「SoN COFFEE」です。こちらでは、知多市にある「OISEAU COFFEE(オワゾーコーヒー)」が焙煎を手がけるオリジナルブレンドのスペシャルティコーヒーや、地元のフルーツを使った自家製ジュースなどと共にスイーツが味わえます。 「自家製ガトーショコラ」(495円)と「ミルクプリン」(420円)、「カフェラテ」(600円) OKDのクラフトビールをリキュールの代わりに使った濃厚な「ガトーショコラ」や、常滑牛乳を使用した「ミルクプリン」など、スイーツもすべて自家製! 「SoN COFFEE」では、施設内にあるベーカリー「かもぱん」で購入したパンのイートインもできます。 「かもぱん」で購入したパンを、「スペシャルティコーヒー」(550円)や夏みかんを使用したイタリアで定番のジュース「自家製キノット」(600円)と共に 「SoN COFFEE」には、懐かしい広い縁側があるのも特徴。ここで岡田の風景を眺めながら、コーヒーやビールを楽しむ人も多いそうです。 「SoN COFFEE」でもOKDのクラフトビールが味わえるうえ、他では買えないボトルビールも購入できる SoN COFFEE・スタッフのお二人「SoNにはじめて来られた方には、どんなお店があるのかなど、施設について丁寧にお伝えするよう心がけています。また、お客さまは、友達との会話を楽しんだり、ゆっくり読書をしたり、作業をされたりと、過ごし方は様々。それぞれのお客さまに寄り添うような、接客ができればと思っています」。 長時間発酵で甘みやうま味を引き出したパンがそろう「かもぱん」 もう1店舗、正面入り口の右手にある小さな扉をくぐった先にあるのが、「かもぱん」です。 「かもぱん」には、長時間発酵で甘みやうま味を引き出した「バゲット」や、高加水により歯切れと口どけの良さを実現した、もちふわ感がたまらない「食パン」など、ハード系のパンを中心に20種類以上がそろいます。 ▼詳しくは、こちらの「かもぱん」の取材記事をチェック! 日刊KELLY|名古屋の最新情報を毎日配信!2023.06.15味わい深いハード系パンがそろう「かもぱん」が、複合施設「SoN」に開店【愛...https://kelly-net.jp/enjoytoday/2023061500000887391.html オーナー・新美さんにインタビュー ――新美さんが岡田で、ブリュワリーや複合施設を始めた理由とは? 岡田のまちは、かつて知多木綿で繁栄し、通りには劇場や商店、木綿工場などが立ち並んでいたそうです。しかし、僕たちの世代は、その賑わっていた岡田を知りません。 だからこそ、僕たちが知多木綿だけではない、クラフトビールやコーヒー、パンなど新たな魅力を作り上げることで、「岡田のまちをもう一度、世界中から多くの人が集まる場所にしたい!」と思ったことが、ブリュワリーや「SoN」を始めた理由です。 私の実家は、岡田であられやおかき、せんべいなどの製造販売を手がけています。私もそこで働いていましたが、34歳のときに一念発起し、徳島や鳥取でクラフトビール作りを学びました。その後、2019年にブリュワリー、2022年に「SoN」をオープンし、ようやく大きな目標に向かって一歩を踏み出したところです。 ――「SoN」という名に込めた思いとは? 店名には、3つの思いを込めています。 一つは、「SoN」=「村」という意味で、もう一度この岡田のまちを、いろいろな商店が集う、かつての賑やかな村のような場所にしていきたいと思っています。 二つ目は、「Symbol of Neighborhood」=「近隣地域のシンボルになる場所」という意味です。「SoN」に行けば、誰かとつながり様々な情報が得られる。そんな地域のシンボルになるような場所を目指しています。 最後は、「息子」という意味の「son」です。自分たちが作り上げていくものを、地域に根付かせ、次の世代に繋げていきたいという思いを込めて、「息子」という意味も重ね合わせました。 エントランス上の照明には、木綿工場から譲り受けた機織り機をリメイクして使用 ――これから力を入れていきたいことを教えてください。 新しいお店が2、3店舗できただけで、まちは大きくは変わりませんが、それでも地元の人間である僕たちが、空き家を活用するモデルケースを作れたことは大きな前進だと思っています。 これからは、岡田で新たなことにチャレンジしたいと外から来てくれる方たちが、物件をスムーズに見つけられるよう、地元の皆さんの理解を少しずつ広げていくような取り組みに、力を入れたいと考えています。 取材に訪れたのは平日でしたが、オープン時間が近付くと次々とお客さんが訪れ、あっという間にダイニングは2階席まで埋まっていました。若い人たちだけでなく、地元に暮らす年配の方なども、ゆったり過ごされているのが印象的でした。その秘密は、この岡田の地域や建物の歴史を受け継ぎながら、新しいものを融合させた居心地の良い空間と、スタッフの皆さんの温かい接客にあるのだと感じました。中庭などには、まだ活用されていない建物もあり、これからどう発展していくのか、とても楽しみです! SoN 問い合わせ 0562-77-4901 場所 愛知県知多市岡田東島9 営業時間 【SoN DINING】 11:00~17:00(ランチ・アラカルトLOは14:30、ドリンクLO16:00) ※金・土曜は〜21:00(ランチLOは14:30、ディナーLOは20:00、ドリンクLOは20:30) ※日曜は~17:00(ランチLOは14:30、アラカルトLOは15:30、ドリンクLOは16:00) 【SoN COFFEE】 9:30~17:00(LOは16:00) 【かもぱん】 10:00~17:00※なくなり次第終了 定休日 月・火曜 駐車場 あり(共同)※岡田街並み観光駐車場 支払方法 カード不可・電子マネー可(PayPayのみ) 公式サイト https://son-okada.com/ Instagram @ son___okada アクセス 西知多産業道路「長浦IC」より車で約10分 撮影/Ubud伊藤公一 ※掲載内容は2023年6月時点の情報です ※価格は全て税込み表記です
店主のコーヒー愛にあふれた空間で、自家焙煎コーヒーとモーニング。コーヒー専門店「尾州暁珈琲焙煎所」【愛知・稲沢市】
2023年3月1日(水)、自家焙煎のスペシャルティコーヒーのみを取り扱う、コーヒー専門店「尾州暁珈琲焙煎所」がオープンしました。 こだわり抜かれた本格的なコーヒーと、コーヒーをよりおいしく飲むためのおやつを展開しています。ドリンクを頼むと、バタートーストorチーズトースト(追加料金で小倉バターに変更可能)と、ゆで玉子がついてくる大満足なモーニングサービスも用意。さらに、自分だけのオリジナルなコーヒーを作れる「シェアロースター」も行なっているそうです。 店主のこだわりが光る空間に、コーヒーマニアやカフェ好きの間で、一躍注目の的となっている「尾州暁珈琲焙煎所」に、編集部も行ってきました! “コーヒーを愉しむ”ためのお店 「尾州暁珈琲焙煎所」は、JR「稲沢駅」から少し歩いた先にある、レトロなビルの中にあります。一見すると、何をやっているお店なのか分からない、だけど何だか惹きつけられる…。そんな外観に誘われてきます。 焙煎したての豆はガスを大量に放出しているため、瓶は開けたままの状態に お店に入った瞬間、コーヒーの香りに包まれます。それもそのはず、1階のキッチンでは、焙煎したてのコーヒー豆がたくさん並べられているんです。 精製方法、品種、生産地の標高、焙煎レベルと細かい説明が書かれています 1階では、オリジナルドリップバッグを販売。豆は18種類用意しており、手を出しやすいお手頃な価格帯となっています。焙煎豆の販売も行っており、前日までに注文すると、好きな豆を、好きな焙煎レベルで用意してくれるそう。 それでは、さっそく2階に上がってみましょう! 細部に店主のセンスが光る店内 窓際の席では、誰にも邪魔されない、一人時間を満喫できる レトロな外観から打って変わって、店内は一気に落ち着いたモダンな空間となっています。 「尾州暁珈琲焙煎所」のメインコンセプトは、“コーヒーを嗜む人のための珈琲屋”。さらに、セカンドコンセプトは“珈琲好きの大人の逃げ場”。そのコンセプトの通り、日々の喧騒を忘れられるほど、落ち着いた静かな空間が広がっています。 店内にあるインテリアや雑貨、照明などはすべて店主・中島さんによるセレクト。2人掛けのストライプ柄のソファがとってもキュートで、個人的に一番のお気に入りです!皆さんもぜひ、お気に入りの席を見つけてみてください。 こだわりづくしのモーニングとコーヒー 「モーニングサービス」(ドリンク代+小倉バターに変更110円) お目当ての「モーニングサービス」では、ドリンクを頼むと、バタートースト、チーズトースト、小倉バター(+110円)、ハニーチーズトースト(+60円)の4種類から選べ、どのメニューにもゆで玉子がついてきます。 コーヒーはポットに淹れた状態で提供され、およそ2杯分でお得感満載! トーストの温度で、バターがとけて浸み込んでいきます 今回は、厚切りの焼きたてトーストの香ばしさと、あんこの甘さのハーモニーがたまらない「小倉バタートースト」をセレクト。使用している食パンは、なんと自家製とのこと。外はサクサク、中はモチモチな食感と素材の味を味わえる、納得のおいしさです…。 提供しているコーヒーはすべて、産地や生産者ごとに細かくロットを分けられた「シングルオリジン」のコーヒー豆を使用。その中から日替わりで、浅煎り・中煎り・深煎りの3種類を用意しています。 一つ一つ丁寧に、時間をかけてドリップするのがこだわり 「ホットコーヒー」(520円) 取材時は、「インドネシア(深煎り)」、「ブラジル(中煎り)」、「エチオピア(浅煎り)」がありました。その中から、店主にどんな味が好きかなどいろいろヒアリングしてもらいながら選んでいただいた、「エチオピア(浅煎り)」。コーヒー初心者でも、店主に相談しながら決められるのも魅力のひとつです。 いただいた「エチオピア(浅煎り)」は、飲み口がまるで紅茶のようで、苦味が一切なく、フルーティーな味わいです。自分好みの産地と焙煎レベルを知ることができて大満足! コーヒーゼリー、生チョコ…午後のおやつも見逃せない! 「生チョコレート」(ドリンク代+110円) 11時から提供の「生チョコレート」は、なめらかな口どけで濃厚。スイートビターな味わいで、コーヒーとの相性も抜群です。そのまま食べるのも、コーヒーに入れてチョコ風味のコーヒーを味わうのもいいですね。 「コーヒーゼリー」(600円) 「コーヒーゼリー」は、自家焙煎のコーヒーを使った、本格的な味わい。バニラアイスがコーヒーの香りと深さを引き立てています。 ゼリーには、ゼラチンではなく、あえてアガーを使用しているそう。透明度が高く、プルンとした食感が特徴的なゼリーに、コーヒーが染みわたっています。 焙煎機の時間貸し「シェアロースター」とは 「シェアロースター」(利用料金2時間2800円) お店でも実際に使用している〈FUJI ROYAL(フジローヤル)〉のロースター「COFFEE DISCOVERY」。「尾州暁珈琲焙煎所」では、そんな本格的な焙煎機が誰でも利用できる「シェアロースター」というサービスを提供しています。 「焙煎機を買いたいけど、手を出せない」という方や「自分好みのコーヒーを作ってみたい」という方にぴったり。リーズナブルな価格で、特別な体験ができます。 さらに、会員になると、店内ドリンクがすべて100円引きという、うれしい特典も付いてきます!※モーニングを除く 尾州暁珈琲焙煎所「シェアロースター」 入会費 2000円 ※年会費不要 利用料金 2時間2800円 入会特典 店内ドリンクすべて100円引き ※モーニングをのぞく 利用時間 11:00~18:00 ※定休日を除く ※予約制で、当日空き状況で延長可能 予約方法 InstagramでのDMまたはLINE公式アカウントに 「ご利用日時」「お名前」をメッセージ 入会条件 「焙煎機の使い方講座」(コーヒー生豆込み5000円)の受講が必須 「いつ死ぬか分からないから、後悔したくない」店主・中島さんにインタビュー! 取材中もコーヒーについて、分かりやすく教えてくれた中島さん ——お店を始められたきっかけはなんですか? この店を始める前はもともと、地方公務員として働いていたんです。安定した職業ではあったんですが、40代に突入して、「このままでいいのか」と考えるようになって。父親は僕が小さい頃に他界しているんですが、生前は繊維会社を経営していました。僕は、仕事に全力投球だった父のことをずっと尊敬しています。46歳で亡くなったんですが、もうすぐ自分がその年を迎えることに気づいて、「いつ死ぬか分からないから、後悔したくない」と思いました。それで、ずっと大好きだったコーヒーの仕事で食べていくことを決意したんです。 ——そうだったんですね。周囲の人から反対もありましたか? そうですね。「安定した公務員を辞めるなんて、もったいない」なんて声も。僕には妻子がいるので、葛藤もありました。だけど、自分がそうだったように、いつか子どもに尊敬されるような父親になりたいというのもありましたし、「好きなことをしてもいい」じゃないですけど、父親である自分が道をあけていって、選択の視野が広がればと思いました。 幸い、妻には応援してもらえていて、普段は一人で営業しているんですが、土曜日はたまに手伝ってくれて。自分の体力や時間を忘れて没頭してしまい、家族に心配されることもあるので、無理をしないようにやっていけたらと思っています。 ——あえて“喫茶店”ではなく、“コーヒー専門店”に? そうなんです。ありがたいことに、喫茶にすごく好評をいただいているんですが、もともと、コーヒー豆販売のみのお店をやろうと思っていたんです。今よりもさらに、“コーヒーを嗜む”に重きを置いたものに。ですが、ここ一帯に根付いているモーニング文化の継承にも貢献したいと思って、モーニングメニューを入れました。ですが、あくまでコーヒー専門店なので、喫茶をきっかけに、おいしいコーヒーを知ってもらえたらうれしいです。 話し上手な中島さんに思わず聞き入ってしまいます ——セカンドコンセプト“珈琲好きの大人の逃げ場”には、どんな想いが込められていますか? 僕自身、公務員時代、ストレスから逃れるためにコーヒー店に行っていたんです。かつての僕みたいに、日常から逃げたいひとにとって、居心地のいい空間になってほしいという想いを込めています。ここで過ごして、「明日からまた頑張ろう」と思っていただけたらうれしいです。 ——これからどんなお店にしていきたいですか? コーヒーが好きだけど、家ではインスタントという方も多いと思っていて。そういう方にも、お店を通して、おいしいコーヒーに触れるきっかけになりたいと思ってます。もともと、コーヒー豆販売のお店をやろうと思っていたんですけど、豆だけだと集客的に厳しいと考えた末、喫茶をはじめたんです。ありがたいことにとても好評で、SNSを通してたくさんの方に来ていただいてて。喫茶もがんばりながら、今後はもっと焙煎豆の販売にも力を入れていきたいと思っています。 eri kimura WRITER Kimura 私自身、コーヒーが大好きで毎日飲んでいますが、忙しさからインスタントや缶コーヒーばかり。「尾州暁珈琲焙煎所」でコーヒーをいただいて、そのおいしさに感動しただけでなく、“ここは自分のためにある”と感じるほど、ゆっくりとした時間が流れる空間に心やすらぎました。毎日頑張った自分へのご褒美として、“逃げ場”として、また訪れたいと思います。 尾州暁珈琲焙煎所(びしゅうあかつきこーひーばいせんじょ) 場所 愛知県稲沢市小池1-6-13 営業時間 8:30~17:00(金・土曜のみ 8:30~22:00) 定休日 月・日曜 駐車場 あり(5台) 支払方法 カード・電子マネー可 アクセス JR「稲沢駅」より徒歩で約6分 Instagram @bishu_akatsuki_coffee_roastery 撮影/千葉亜津子 ※掲載内容は2023年5月時点の情報です ※価格は全て税込み表記です
古民家カフェ「珈琲とお食事 トット」で、温かさとかわいらしさに包まれながら、ゆったりモーニング。【稲沢市】
2022年12月12日(月)、愛知県稲沢市にオープンした「珈琲とお食事 トット」。古民家をリノベーションした一軒家カフェで、レトロな雰囲気が残る店内とかわいいインテリア、そして、モーニングに「肉寿司」が提供されるという珍しさから、オープンから話題を呼んでいます。 今回は、魅力がたくさん詰まったお店の様子、気になるカフェメニューをご紹介。さらに、店主・安藤さんからカフェオープンまでの道のりを伺いました。 稲沢市の住宅街に悠然と佇む一軒家カフェ 閑静な住宅街を進んでいくと、開けた先に存在感のある古民家が現れます。すぐ隣には広い駐車場がありますが、ピーク時には満車になることもあるのだとか…! 店頭の暖簾と看板には、食いしん坊なクマさんのロゴマークが。そのかわいさに思わず足を止めて写真をパシャリ!としたくなるはずです。 “古き良き”を残したリノベーション レトロなオープンガラスから日の光が差し込み、温かい雰囲気の店内に癒されます。モーニング時には、縁側に座って朝日を浴びて、朝食を。ここで一日の始まりを迎えられたら、素敵な一日になる予感! 店内には、天井のむき出しの梁や風格のある欄間が残されています。どこか懐かしさを感じながら、伝統と歴史を味わえるのが古民家カフェの魅力の一つ。 子ども連れ歓迎!おもちゃや絵本も完備 子ども連れにも安心な座敷席には、子ども用のイスも。キッズメニューも用意されているため、一緒に食事を楽しめます。 「クマさん」関連の絵本が集められているのもポイント♡ 絵本やおもちゃも完備されているため、子どもも退屈させません。おもちゃは安藤夫妻のお子さんが実際に使っていたものなんだとか! 次のページは… コスパ最強♡おいしくてかわいいメニュー コスパ最強♡おいしくてかわいいメニューがそろう 「トットの贅沢モーニング(ローストビーフのお寿司、茶碗蒸し、味噌汁、わらび餅)」(ドリンク代+290円)。 こちらが、SNSでも話題の「トットの贅沢モーニング」。なんとドリンク代に290円プラスするだけで、朝からローストビーフの肉寿司が食べられるんです!一晩かけてじっくり焼き上げる自家製のローストビーフとトット特製の醤油ダレは、朝から食べても重たくない味付けで、モーニングにぴったり。 他にも、「トットのサービスモーニング」はドリンク代のみで「トーストモーニング」、「卵かけごはんモーニング」の2種類を選べます。毎朝通って、全メニュー制覇したくなります…。 「クリームソーダ(緑・青)」(590円) クリームソーダのグラスは、昭和から愛され続ける「アデリアレトロ」が使用されています。レトロなグラスと昔ながらのクリームソーダが、古民家の雰囲気とマッチしていて、フォトジェニック! 左から「カヌレ(プレーン)」(130円)、「カヌレ(ショコラ)」(190円)※テイクアウト可能 「カフェをオープンしたら絶対に出す!」と決めていた安藤さんが独学で研究を重ね、試行錯誤を重ねた末に完成した「カヌレ」。外はカリッと、中はもっちりとした食感がたまりません。さらに、デザートはランチメニューを注文した方限定で100円割引!手作りカヌレを100円以下で買えるなんて驚きです。 カヌレはその時々で期間限定の味も販売しているとのこと。 都度Instagramで更新されているため、チェックしてみてください♪ 次のページは… 店主・安藤さんにインタビュー 店主・安藤さんにインタビュー 温かい雰囲気をまとう店主の安藤伸晃さん ――安藤さんのこれまでのキャリアについて教えてください。 高校を卒業してからずっと飲食をやっていました。両親が喫茶店を営んでいたのですが、常連さんからお声がけいただいて、ホテルのフレンチレストランで修業することに。そのあとは、居酒屋、実家の喫茶店、和食料理店と経験して、2016年に、兄が鉄板バルのお店をオープンしたので、料理長を務めることになりました。 ――自分のお店を持とうと思ったきっかけはなんですか? 2店舗目ができたときに、店長兼料理長を務めることになったんですが、それがちょうど新型コロナウイルスが流行しはじめた時で。休業や時短営業など、コロナの影響で厳しい状況に立たされて、色々考えさせられました。それから“起業”に興味を持ち、考え始めましたね。 ――奇しくもコロナが考えるきっかけになったんですね。 カフェのオープンはコロナ禍が明けてから、と考えていたので、それまでは本業の飲食店と副業のネット物販で資金を集めることにしました。ちょうどその頃、お義父さんがこの古民家を購入して、「物置に使ってもいいよ」と言ってくれたので、お言葉に甘えて使うことに。それで、初めて中に入ったときに、カフェをオープンするなら「ここだ!」って思ったんです。 ――とても立派なおうちですよね。 そうなんです。「もしかしたら開業できるかもしれない」という考えが頭をよぎりました。奥さんも賛同してくれて、お義父さんにも快諾してもらえました。 ――そこからオープンに向けて動き出したと。 飲食店のデザインをやっている友人に頼んだり、その頃たまたま幼馴染がコーヒー豆の自家焙煎を始めたのでそこから仕入れたり。その幼馴染の奥さんがインテリアコーディネーターをやられている方だったので、お願いして。周りにも縁にも恵まれて、驚くくらいトントン拍子で進んでいきました。 ――安藤さんのお人柄があってのことだと思います。 ありがとうございます。住宅街で人が来るか不安だったのですが、インフルエンサーの方がインスタに上げてくれてどんどん人が集まるようになって、メディアの方々にも取り上げてもらって、皆さんに感謝でいっぱいです。 ――今後、どのようなお店にしたいですか? 子どもたちの思い出に残るような場所にしたいです。キッズスペースで遊んだこととか、放課後にカヌレを買いに来たこととか。そういうことを大きくなって、「こんなカフェあったよね、行ったよね」って思い出してもらえるようなカフェにしたいですね。 eri kimura EDITOR Kimura こだわり尽くされたメニューと店内の雰囲気、かわいいインテリア、そして安藤さんの優しいお人柄にとても癒されました。近所にあったら通い詰めていただろうな、と思うほど……。素敵な空間とおいしいメニューの数々を、ぜひ一度味わってみてほしいです。 珈琲とお食事 トット 問い合わせ 080-8911-6013 場所 愛知県稲沢市西島中町135 営業時間 8:00~17:00(LOは16:00) ※モーニングは8:00~11:00 ランチは11:00~14:00 アフタヌーンサービスは14:00~17:00 定休日 日曜 駐車場 あり Instagram @inazawa.totto アクセス 名鉄「山崎駅」より徒歩で約14分 撮影/竹内恵美 ※価格は全て税込みです ※掲載内容は2023年2月時点の情報です
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