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東海エリアで活躍する次世代アーティストを応援!vol.2 │ 話題沸騰中!名古屋発
#インタビュー

2023.7.15sat

東海エリアで活躍する次世代アーティストを応援!vol.2 │ 話題沸騰中!名古屋発"ソフト"ミクスチャーロックバンド「wowdow」

東海エリアで活躍する、次世代のアーティストを応援したい!
そんな思いから、先月から始動した、東海エリアのアーティストインタビュー企画。

第2回目は、ポップスやロックなど様々なジャンルの音楽を感じさせながら、突き抜けた音楽センスで次世代の音楽シーンを担う名古屋発バンド「wowdow」をご紹介します。
正規メンバーはVoのマルモトさんとGtのニシオさんの2人。演奏やアートワークを友人に手伝ってもらっており、様々なアーティストやクリエイターが参加しているところにも注目!

そんな今話題の実力派バンド「wowdow」と仲間たちに、バンド結成のきっかけやコンセプトなど、お話を伺いました。

★今回、インタビューを記念してwowdow 1stEP『wowdow 1』(サイン入り)を1名様にプレゼント!詳しくは記事最後に記載。

PROFILE

2021年8月結成の名古屋発バンド「wowdow」(ウォウドウ)。メンバーはマルモトタクミ(Vo)、ニシオダイスケ(Gt)の2人組。ポップスやロック、ファンクやフォーク等幅広いジャンルを独自の解釈で混ぜ合わせ、音楽を楽しむ形を追求するソフトミクスチャー・グループ。またライヴでは、友人達を率いての合奏形態により幅広いアプローチで表現している (公式より引用)。

※今回インタビューするのは、マルモトさん、ニシオさんのお二人。そして、演奏隊のsbeさん(Vo)、ごろりさん(key)、トガミコウジさん(Dr)、T.りょうさん(Ba)、ゐざやさん(Gt)。

戦友への“ウェディングソング”

左からマルモトさん、ニシオさん

——バンド結成の経緯を教えてください。

マルモトさん 元々、ニシオとは学生時代から「ゼローネ」というバンドを組んでいたんですが2020年に活動休止が決まって。でも、僕の中では“まだ音楽やりたい”という気持ちがあったんです。活動休止になってからもニシオとよく遊んでいて、家でお酒を飲みながら二人で曲を作ってたので「ライブやってみよっか」っていう流れになりました。

——wowdowの中でも「ウェディングソング」は一際異彩を放っていると感じました。どのような経緯で作られたんですか?

マルモトさん そうやって遊びながら作っていた時に「ゼローネ」の元メンバー、ドラムの結婚が決まって。それでお祝いの曲作ろうよ!っていうノリから、元メンバーのごろりも呼んで、3人で「ウェディングソング」を作り始めました。詞は僕とごろりで書いて、曲はニシオがつくりました。

友人の門出を祝福する歌詞に注目

――この曲は実際に結婚式で披露したんですか?

マルモトさん 披露するつもりは全くなくて、本人にも制作していることを伝えてなかったんです。それで結婚式の1カ月前、本人にこの曲をプレゼントしました。そしたら、式の一番良い場面で使ってくれていて“おぉ!”ってなりました(笑)。

「ゼローネ」の元メンバーの結婚式にて。左から、ニシオさん、マルモトさん、sbeさん、ごろりさん。

結成から約1年!メンバーの関係性とは

――それから、本格的に活動が始まったと。

マルモトさん そうですね。もうその時には「ウェディングソング」を含めて2曲できていたので、2曲あれば何とかなるだろう!って(笑)。それが2021年で、その1年後に1stEP『wowdow 1』をリリースしました。

——マルモトさんとニシオさんのお二人から始まり、それからこのwowdowの形になったんですね。皆さんはどのように集まったんですか?

ごろりさん 私は、wowdowでライブをするってなったときに、キーボードで誘われました。前のバンドから結構経っていたので、心境の変化もあったし「ウェディングソング」も一緒に作ってみて、“もう一回やってみようかな”って。

マルモトさん ごろりと僕は同じ大学で、バンドもずっと一緒にやってきたから“またやってみないか”って誘ったんです。ゐざやは、西尾が大学の時の軽音楽部の後輩なんですけど、僕はスタジオで初めて会ったんですよね。

Gt&Choを務めるゐざやさん

ゐざやさん 僕は学祭のライブイベントにゲストで「ゼローネ」が出ていたのを観たので、一方的に知っていました。その後、部活の他大学合同企画があったんですけど、マル(マルモトさん)さんが「yogee new waves」をべらぼうに酔いながらコピーしているのを見ました(笑)。

マルモトさん そのコピーのベースをやってたのが、T.りょうなんだよね。

ゐざやさん すごい、つなげた(笑)。

ニシオさん 僕とT.りょうは軽音楽部の同期で、一緒に組んだことは何度もあります。

左からVoとアートワークを手がけるsbeさん、key&Choのごろりさん。

——まとめると、マルモトさんとごろりさんが同じ大学の軽音楽部で、ニシオさん、ゐざやさん、T.りょうさんが同じ大学の軽音楽部なんですね。

マルモトさん sbeも学生時代からの友人で、デザインとかも当時からやってもらってて。

ニシオさん マルと二人でライブをやっていた時も、コーラスをやってもらったりとか。

マルモトさん そうだね、sbeは自然と“いつのまにかいた”って感じ(笑)。

ニシオさん トガミくんは、俺が以前サポートをしていたシンガーソングライターの子がいるんですけど、トガミくんもその子のサポートで入っていて、一緒にライブに出たのが出会い。wowdowで誰にドラムを叩いてもらうか考えたときに、最初に思い浮かんだのがトガミくんでした。

マルモトさん トガミくんもゼローネで対バンしたことがあるので、学生時代には皆もう顔見知りでしたね。

「みんなで遊びながら」の作詞作曲

——作詞作曲はどのように行なわれてるんですか?

マルモトさん 基本的には、つくる曲の方向性は皆で決めて、詞を僕が書いて、曲をニシオが作るっていう流れですね。曲によっては原案を僕がつくって、それをwowdowの色に染めるような編曲をするのが西尾がやってくれて、時々ごろりやゐざやも。

——メンバーの皆さんも“ここはこうしたい”と言ったりも?

マルモトさん T.りょうとかはレコーディングの時に気づいたら“あれこんなんやってたの?”みたいなことはありますね。

BaのT.りょうさん

ニシオさん トガミくんも、最初の段階である程度ここはこうやってほしいって伝えるんですけど、いつももっと良くしてくれます。

マルモトさん バンドの中には一人で全部作りこんで、っていうのもあると思うんですけど、僕たちは結構各々で遊びながら作っているかも。

——マルモトさんとsbeさんのユニゾンも素敵ですよね。

マルモトさん ありがとうございます。僕が元々、男女混合ボーカルが好きで。詞を書いているときに、“ここが組み合わさったら良い”と完全に僕の好みで考えてます。

社会人とバンドの両立「仲間との遊びの“延長”」

――また、メンバーの中には仕事と両立しながら活動している方もいるとお聞きしました。

ごろりさん 私は普段働いています。wowdowでは自分の日常を持ちながらも、友達と遊んでいる延長の感覚でやれていて。それは趣味とはまた違うような感じなんです。

ニシオさん これめっちゃ良いコメントだから、一同の意見として書いてください。

一同 (笑)

ゐざやさん 僕も働ぎながらですが、こうやって皆と音楽活動ができているのは、生活の中で本当に大きいです。

Voマルモトさん

――正規メンバーをマルモトさんと西尾さんの二人としているのにも理由が?

マルモトさん そうですね。社会人として働いているメンバーに対してもそうですが、“正規”にすることで、荷が重いと感じてほしくなくて。無理のないように、自分のペースで活動してほしいと思っています。

それと、これからも、wowdowという“バンド”というよりも、演奏メンバーや撮影メンバーだったり、ライブでのフード出店だったり、それぞれの関わり方で仲間を増やしていって、“team wowdow”として活動していけたらなと思ってます。

sbeさん みんなが個々の日常を持っているからこそ、間口が広がっていくこともあって、面白いなと思います。色んな出会いが巡ってくるっていう意味でも、“team wowdow”という形であり続けたいです。

あの“アイドルグループ”に影響を受けている?

――wowdowとしての曲のコンセプトはありますか?

マルモトさん 自分的には偏見を持たないように曲作りしたいっていうのはありますね。こんなに人数がいるんで、それぞれ好きな音楽も違うと思うので。色んなジャンルを取り入れていきたいし、あまり“これ!”と決めずに型にとらわれない自由な音楽をしていきたいです。

Gtニシオさん

——確かに、好きなジャンルがそれぞれ違うような気がしていました。皆さんはどんな音楽が好きですか?

ニシオさん ルーツはボサノバ。その時々で変わるので難しいですが、今はK-POPをよく聴いています。最近は「TWICE」や「LE SSERAFIM」とか。一番好きなのは「少女時代」。

sbeさん 私はなんだろう。K-POPも聴くし、「aiko」も好きです。「YeYe」とか、日本や海外のシンガーソングライターとかも。元々、学生時代に吹奏楽やジャズをやっていたので、そういう曲も聞きます。最近は、ジャケットやアー写とかで惹かれたバンドをどんどん掘っていくのにハマっていて、かわいいと思ったジャケットの曲を集めたプレイリストも作りました。ジャケットが好きな曲は絶対良い曲だから!っていう謎の自信があって、わりと“ビジュアル重視”です。

マルモトさん 僕は「SMAP」かな…。高校時代は、両親がビートルズがすごく好きだったので影響を受けて、コピーもしていました。当時から「Base Ball Bear」や「東京カロンコロン」とかアンダーグラウンドな曲調のバンドをよく聞いていました。今は色んな音楽を幅広く聞いていて、それが集約されているのが「SMAP」だなと。

ゐざやさん wowdowの音楽スタイルも「SMAP」に近いかもしれないですね。最近はメンバーみんなで合唱したり、お客さんと歌うシンガロングもやったりしているし。

ニシオさん たしかに。レコーディングの時も、ここの部分、合唱してみたらどうかな?って提案して、できたのを聴いて、「SMAPみたいじゃん!」ってなったらOKみたいな。

マルモトさん あと、最近よく聴いてるのは「プールと銃口」(@pool_and_muzzle)というバンドで、ゼローネの時から対バンしたことがあるんですけど、先日wowdowでも対バンさせてもらって。なぜかとてもシンパシーを感じるバンドです。

ゐざやさん まじで良い。新曲もめちゃくちゃ良いです。

好きな音楽がそれぞれ異なるメンバー

——他の皆さんはどうですか?

T.りょうさん 根底にあるのは「東京事変」なんですが、アニメ『けいおん!』がベースを始めたきっかけです。wowdowのベースラインを作るときも、隙間をミッチミチに埋めたくなるので、そういうところもアニソンの影響を受けているんじゃないかなと。

トガミさん 僕は「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」とか洋楽から入っていて、今は色々聴きすぎて、何が好きか全く分からないです。とにかく何でも聴きます!そして何でも叩けます。安心してください。

一同 (笑)

ゐざやさん トガミさんはいつも安心させてくれる。

ニシオさん トガミくんなら両手が3本ないと無理だろってやつもいけるだろうなと思って、いつも曲作っちゃってます。

マルモトさん いつも無茶なこと言ってるなって思いながら聞いてる(笑)

トガミさん それでも大丈夫です。脇腹からもう一本出します。

一同 (笑)

Drのトガミさん

ごろりさん 私は完全に邦ロックで育ってきて、モッシュやダイブとかするようなガチガチのライブキッズでした。大学に入って、マルやニシオに出会って、色んな音楽を知っていくうちに、昔だったら毛嫌いしていたジャンルも受け入れられるようになって。今では邦ロックもポップスも好きなので、幅が広がったなと感じています。西尾の作る曲は全部好きなので、一緒にやっていて楽しいですね。

ゐざやさん 僕は「cinema staff」や「KOTORI」などのインディーズのオルタナティブロックが好きで。“分かる人にだけ分かればいい”というスタイルでやっている、尖ったバンドが好きです。wowdowはそれとは異なるんですけど、そういう部分も兼ね備えていて好きです。

メンバーが選ぶ“wowdowベストソング”とは

――皆さんからニシオさんがつくる音楽への愛が伝わってきます。ズバリその魅力はなんでしょう?

ゐざやさん wowdowは、メロディも分かりやすくて、色んな世代に受ける音楽だと思うんですけど、実は小難しいこともやってるんです。ニシオさんの作る音楽って、“あれっぽい”って形容するものがなくて、毎回新鮮な気持ちにさせてくれる。新しいものって受け入れるまでに時間がかかると思うんですけど、分かりやすいメロディと織り交ぜて上手くまとめているから、受け入れやすいんですよね。

――wowdowの中でマイベストソングはなんですか?

ゐざやさん 僕はダントツで「ウェディングソング」です。イントロとAメロが最強です。

マルモトさん あの曲はどうやって作ったのか分からないくらい新しくて良い。

ごろりさん 私も「ウェディングソング」ですね。元メンバーに対する気持ちを込めたので、思い入れがあります。まると殴り合いながら完成させたし。

ニシオさん 俺が曲を作ってるうしろで、カセットコンロが飛んできたりしたね。

一同 (笑)

sbeさん 皆の思い入れがあるのは「ウェディングソング」だけど、ライブやっていて楽しいのは「ナイト・クルージング」。ラスサビを皆で合唱していて、音源だとそんなに声を重ねていないように感じるんですが、ライブだと皆の声がよく聞こえてとても楽しいです。

マルモトさん MVに出演している主人公役の方が、僕の大学の頃の友人なんです。あのMVは、歌詞を書いているときからざっくりとしたイメージがあったので、監督をしていただいたHOTARUさんに、“社会人になったときの居たたまれなさみたいなものを表現したい”と伝えました。

ゐざやさん MVの主人公も働きながら好きなことを続けてたし、あれ僕のことだったのか。

一同 (笑)

――これからバンドとしての目標はなんですか?

マルモトさん 定期的に名古屋で企画を開催して、お客さんをどんどん増やしていきたいですし、野外フェスやイベントにも呼ばれたいですね。“名古屋といったらwowdow”といわれるような存在になりたいです。

ゆくゆくは、自分たちでフェスを開催して、面白いことをやる人たちだねって思ってもらえたらいいなと。あくまで音楽に軸を置きながら、フードだったり、アパレルだったり、色んなジャンルが混ざり合うような企画を“team wowdow”で開催したいです。

★今回、インタビューを記念してwowdow 1stEP『wowdow 1』(サイン入り)を1名様にプレゼント

▼ご応募は下記応募フォームより
【応募締め切りは2023年7月31日(月)正午まで】

wowdow初シングル『ブラッシュアップ』
2023年7月5日(水)TSPS Recordsよりデジタルリリース

■team wowdow
Vo.sbe(@s__b__e
Cho.sawa (@misawasabi820
Gt.ゐざや (@izaya03666704
Ba.Tりょう(@Ryu_KLL
Key. ごろり (@goroooori
Dr. トガミコウジ (@togami_koji

2022年9月28日RELEASE
1st EP『wowdow 1』

価格
1000円

収録曲
1. アネモネ
2. サマータイムラブ
3. シグナル
4. ナイト・クルージング
5. ウェディングソング

撮影/辻瑞稀(@sipruixi
※価格は全て税込み表記です
※掲載内容は2023年7月時点の情報です

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東海エリアで活躍する次世代アーティストを応援!vol.2 │ 話題沸騰中!名古屋発"ソフト"ミクスチャーロックバンド「wowdow」

WRITER

Eri Kimura

Eri Kimura

三重県出身。学生時代は、読書や映画鑑賞、バンド活動に、アパレル店員として働くなど多趣味全開で奔走。現在は新人編集者として奮闘中!

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