本場スウェーデンの味を再現!香り豊かな焼き菓子&自家焙煎コーヒー
「オーテル」で楽しめるのは、オランダの焙煎機で挽いた新鮮な豆を使用し、丁寧に淹れてくれる自家焙煎コーヒー。「エチオピア」「グアテマラ」「ブラジル」など厳選されたおすすめの豆が何種類も並び、好みに合わせて選ぶことができます。
エチオピアの豆を使用したアイスコーヒーは、スッキリした味わいとフルーティーな香りが特徴。果実のように華やかな香りをたっぷり味わってもらうのが北欧スタイルなのだとか!
こちらは、スウェーデンの“FIKA”の定番シナモンロール「カネルブッラ」。スウェーデン出身のスタッフさんも驚くほど、本場の味に仕上げられたシナモンロールです。
カルダモンのスパイス感とシナモンの香りがふんわりと広がり、中に練り込まれたアーモンドクリームの程よい甘さがコーヒーと相性抜群◎。こんがり焼き上げられた、スウェーデン式のかわいらしい横巻のフォルムにも注目です。
北欧の伝統的なスーパーフード「リンゴンベリー」を使用したドリンクも人気。手作りのシロップは、つぶつぶとしたリンゴンベリーの果肉がたっぷり入っています。しっかりとした酸味と程よい甘さは夏場にぴったり!
「オーテル」では、北欧の伝統的なお菓子も食べられます。ほろほろとした口溶けのアーモンドクッキーや、甘酸っぱくて爽やかな味わいのラズベリークッキーなど、コーヒーに合う爽やかなお菓子もぜひチェック!
焙煎士・田中さんにインタビュー
――お店づくりで大切にしていることは何ですか?
「植物がある環境で豊かに暮らしたい」という想いを込めて、店内に植物を多く取り入れています。
スウェーデンでは、多くの方がインテリアの一部として植物のある暮らしをされていて。その暮らしから学びを得ながら、日々の疲れを癒し、より豊かな時間を過ごしていただきただけるような空間づくりに取り組んでいます。
――自家焙煎コーヒーのこだわりを教えてください。
スウェーデンのスタイルに習い、浅煎りを中心にすっきりとした飲みやすいコーヒーがこだわりです。
また、オランダ製の焙煎機を使用し、コーヒー豆の個性を引き出しつつ、誰が飲んでもおいしいと思ってもらえるような焙煎度合を目指しています。
フルーティーで酸味のある豆やコクの深い豆など、生産地によってコーヒー豆の味わいは様々ですよね。そんなコーヒー豆の個性をしっかりと出しつつ、バランスの良い風味になるよう心がけています!
――今後、「オーテル」をどのような場所にしていきたいですか?
おいしい焼き菓子やコーヒーと一緒に、この空間含めて北欧の“フィーカ”を体感できる場所にしていきたいです。
お菓子はすべて本場のレシピで作っているので、現地スウェーデンで食べられるものに近い味になっています。
そんな本場の味を楽しみながら、「これが北欧の人たちが毎日過ごす“フィーカ”なんだ」と感じていただき、豊かな時間を過ごしてもらえたらうれしいですね!
お店は北欧雑貨やインテリアに囲まれた空間が広がっていて、まるで北欧に訪れたかのよう!自家焙煎コーヒーは、豆の香りを嗅がせてもらえたり、試飲させてもらえたりと、自分好みの味を選べるのも魅力です。気さくな焙煎士の田中さんと会話を楽しみながら、ぜひ素敵な“フィーカタイム”を過ごしてみてください!
北欧の珈琲店 ÅTER
- 問い合わせ
- 0564-45-2188
- 場所
- 愛知県岡崎市籠田町12番地 第2藤村ビル 3F
- 営業時間
- 10:00~18:00
- 定休日
- 火~金曜
- 駐車場
- なし
- 支払方法
- カード・電子マネー可
- @ater_japan
- アクセス
- JR「東岡崎駅」より徒歩で約15分
デザイン事務所「atelier hito」がプロデュース!カフェ「FOREL SKET(フォレルスケット)」で北欧気分を満喫♪【名古屋市】
2023年4月22日(土)に、名古屋市中村区のデザイン事務所「atelier hito(アトリエ ヒト)」の1階に、北欧気分を堪能できるカフェ「FOREL SKET(フォレルスケット)」がオープンしました。 これまで名古屋市内をはじめとする、カフェの設計やデザインを手掛けてきた「atelier hito」が、ブランディングから施工、メニューの考案まで完全プロデュース。毎日手作りされている「シナモンロール」や「ビスケット」を味わうことができます。 「FOREL SKET」に込めた思いがあふれる店内 デンマーク語で“恋に落ちたときの幸福感”という意味がある「FOREL SKET」。お店に来た人に、お菓子やコーヒー、インテリア、一冊の本から、ときめきを1つでも持ち帰ってほしいという思いが込められています。 その思いの通り、店内の照明や家具は一つひとつこだわりが詰められ、6脚のイスは全てバラバラのデザインに。北欧デザインで有名なArtek(アルテック)やCarl Hansen&Søn(カール ハンセン&サン)などのインテリアが並びます。 北欧ビンテージのチェストには、コーヒーのお供にもぴったりな、スタッフセレクトのデザインや北欧の暮らしに関する本が置かれています。 次のページ・・・ 愛着が湧いてしまいそうな、手作り感が重視のイチオシ商品 愛着が湧いてしまいそうな、手作り感が重視のイチオシ商品 「シナモンロール」(420円) 「毎日シナモンロールが食べられたら、最高じゃない?」というスタッフの一言で始まった「シナモンロール」。形が多少バラバラでも、なんだか愛着が湧いてしまいそうな手作り感が今ではイチオシ商品に◎。焼いた日に食べるのが一番おいしいということで、作り置きはせず、毎日朝焼き上げられています。 味も形もフィンランド風のシナモンロールが再現され、スパイスのカルダモンが練り込まれた生地に、よく見る渦巻き状の形ではなく、“つぶれた耳”のような平らな形が特徴的です。甘さは控えめで、ふわっとくるシナモンがクセになります。 「ビスケット(自家製コンフィチュール+マスカルポーネ)」(580円) 全粒粉が入った「ビスケット」は香ばしく、ブルーベリーの自家製コンフィチュールとの相性が抜群。弱火で時間をかけて煮ることで、粒の食感はあえて残しているとのこと。 あっさりとした味わいのマスカルポーネが落ちないように、リボン状に包まれたフォルムもかわいらしいです。「テイクアウトしたい」という声も多く、ビスケットでトッピングをサンドする形にすることで、持ち帰りが可能になりました。 これまでの関係が生かされた、ここでしか味わえないラインナップ 「オリジナルブレンド」(550円) 販売されている商品の中には、鈴鹿市のコーヒーショップ「coffee uno」の豆を使ったブレンドコーヒーや、川名のカフェ「haru.」のクッキーなど、他店舗の商品も提供されています。これらはすべて、「atelier hito」がお店作りで携わってきた店舗の商品。味に妥協が一切なく、本当においしいコーヒー、お菓子とは何かを日々追求されている人たちとの繋がりは、「FOREL SKET」にしかない強みです。 次のページ・・・ 「atelier hito」デザイナー・岡島さんにインタビュー! 「atelier hito」デザイナー・岡島さんにインタビュー! ――店名だけでなく、内装や商品でも一貫して“北欧”にこだわっている理由を教えてください。 元々、北欧の家具や内装デザインが大好きで、現地の人々の人生観や暮らし方にも共感できる部分が多かったからです。店内のデザインも北欧を参考に、あれもこれも好き!可愛い!と選んでいたら、お店の椅子もバラバラになりました。それもまたいいですよね。 ――最近、「ビスケット」をテイクアウトできるようにされたということで、今後、新商品などを作る上でもお客様の声を取り入れることは意識されていますか? お客様の声はもちろんですが、まずは私たちが満足して、おいしいと感じられるものを一番に提供したいという思いでやっています。仕事柄、建築の現場周りで外出する際に、コーヒーとお菓子をテイクアウトすることもあるので、「片手でパッと気軽に食べられるものがあるとうれしいな」など、社内でリクエストし合うこともあります。 ――2階ではポップアップショップも開催されている期間もあるということで、夏に向けて考えているイベントや新作メニューがあれば教えてください! まだ試案段階ですが、夏らしい、みんながちょっと元気になってしまうような楽しいメニューを考えていますので、ぜひお楽しみに! EDITOR SETO 今年で4年目を迎えるデザイン事務所の「atelier hito」は、カフェが大好きな二人で始められたそう。「いつか名古屋中のカフェの設計やデザインができたら幸せだな」という夢から、今ではたくさんのカフェに携わられています。オーナーやお店を通じてできた繋がりをもっと広げたい、デザインを通してより多くの人に自分たちの考えを知ってもらいたいという思いで、念願のオープンとなった「FOREL SKET」にぜひ足を運んでみてください! FOREL SKET(フォレル スケット) 場所 愛知県名古屋市中村区則武1-18-9 営業時間 11:00~17:00(時間変更あり) 定休日 水・木・日曜定休 駐車場 なし 支払方法 カード・電子マネー可 Instagram @forelsket_hej アクセス 「名古屋駅」より徒歩で約10分 ※価格は税込み表記です ※掲載内容は2023年7月時点の情報です
おやつ時間に行きたい!焼き菓子が魅力のカフェ vol.2 | 安城市「cafe kanro/カフェ 甘露」
編集部・セトが「おやつ時間に行きたい!焼き菓子が魅力のカフェ」を紹介する企画。 ▼前回はこちら おやつ時間に行きたい!焼き菓子が魅力のカフェ vol.1 | 蒲郡市「moi(モイ)」 第2回目に紹介するのは、伝統的な日本建築をリノベーションされた和モダンカフェ「cafe kanro/カフェ 甘露」。緑あふれる庭園を眺めながら、こだわりの食材を使用したスコーンや、一杯ずつ丁寧に淹れたドリンクを味わえます。これからの暑い夏にぴったりな季節限定のメニューまで、詳しくご紹介していきます! 古民家に広がるのは、“和×洋”がマッチした空間 店主の祖父が昭和32年に建てたという実家の“はなれ”をリノベーションし、オープンした「cafe kanro/カフェ 甘露」。 温かみを演出する畳の上に用意された席数は8席と限られていますが、古民家ならではのレトロな調度品に囲まれた店内は、どこか懐かしさを感じさせてくれます。 席に座ると目の前に見えるのは、鯉が泳ぐ日本庭園。水の流れる音が聞こえてくるほど、風情ある眺めは、日常の忙しさを忘れられる、くつろぎの空間を生み出しています。 カウンターには、店主こだわりのティーカップが。こんなにも“和”の空間が広がる店内ですが、違和感なく、一つひとつの細部まで美しい柄がとてもマッチしていました。「cafe kanro/カフェ 甘露」という店名に、ローマ字と漢字表記の2種類あるのは、読みやすさと共に、このような“和”と“洋”の要素が上手く融合していることを表しています。 次のページ・・・ 店主自らが出向き、おいしいと思ったものを提供するメニュー 店主自らが出向き、おいしいと思ったものを提供するメニュー 「スコーン(クロテッドクリームとジャム付き)」(660円) 一番人気の「スコーン」は、割れないよう丁寧に毎朝焼き上げられています。外はサクッと、中はホロッとした食感がたまりません・・・!そのままでも、もちろんおいしく食べられますが、スコーンの自体の甘さは控えめに作られているため、本場のイギリスではおなじみのクロテッドクリームとの相性は抜群。 程良い酸味の効いたブルーベリージャムは、付けすぎてもあっさりと食べられる仕上がりに。クロテッドクリームの濃厚な甘さとのギャップも楽しんでみてください♪ 「サワーサップ(ポット)」(880円) 紅茶はすべて、東京・表参道にある紅茶専門店「サロン・ド・テ・ラヴォンド」の最高級の茶葉を使用。店主自らが店舗まで出向き、「実際においしいと思ったものを自分のお店でも提供したい」という思いから、メニューに取り入れられています。 私が今回いただいたのは「サワーサップ」。南国フルーツのフレーバーティーということで、さわやかさの中にある、甘い香りがクセになる味わいでした。 ポットで注文するとティーカップ約3杯分の紅茶が楽しめます。キャンドルを灯すことで、常に温かい状態を堪能できるため、ついつい長居したくなってしまいます。 次のページ・・・ 夏季限定のかき氷からも目が離せない! 夏季限定のかき氷からも目が離せない! 「安城のいちじく氷(カカオニブ添え)」(990円) 夏季限定でスコーンの替わりに提供されるのが、ふわふわ食感にこだわったかき氷。昨年の夏から本格的に販売を始め、今年も新作の「安城のいちじく氷」をメニューに追加して登場! かき氷機も、全国的に有名な桑名市の「中部コーポレーション」まで足を運び、買いに行ったという店主。氷はふわふわ食感になるように、日々研究が重ねられています。 お店がある愛知県安城市は、いちじくの産地で有名ということで、安城の農家から仕入れたいちじくを贅沢に使用した甘いシロップが、氷の中にもたっぷり詰まっています。 添えられたカカオニブは、チョコレートの甘い香りが印象的で、味変するためのエッセンスに。いちじくとチョコレートの一見変わった組み合わせですが、途中でかけることでカカオニブのコリコリ食感が良いパンチになり、最後までスプーンが止まらないおいしさへと仕上げてくれます。 EDITOR SETO 紅茶を飲むときのティーカップは、カウンターに並べられたものから、店主がセレクトしてくれるワクワク感も味わえます♪他にも、デンマークの伝統料理の「スモーブロー」や「季節のケーキ」など、捨てがたいメニューが勢ぞろい。日常のちょっとしたご褒美時間を味わいたいときは、ぜひ「cafe kanro/カフェ 甘露」へ! cafe kanro/カフェ 甘露 場所 愛知県安城市篠目町新郷21 営業時間 11:00~18:00 定休日 日~水曜 駐車場 4台 支払方法 カード・電子マネー不可 ※2023年8月~10月のみ電子マネーでの決済可能 Instagram @cafe.kanro.anjo アクセス JR「三河安城駅」より徒歩で約13分 ※価格は税込み表記です ※掲載内容は2023年7月時点の情報です
“盆栽×コーヒー”の新嗜好体験を提供するサイフォン専門店「彩盆の間」がオープン!【中村区・名駅】
2023年6月1日(木)にオープンした「彩盆の間(サイホンノマ)」。サイフォンのチャンピョンが監修するサイフォン専門店で提供されるのは、丁寧に抽出される“コーヒー”と、日本の伝統を象徴する“盆栽”をかけ合わせた、全く新しい感性のペアリング体験です。お店のオーナーは、サイフォンコーヒーの日本一を決める大会の最多優勝記録を持ち、数々のメディアに出演経験もある、まさにサイフォンのプロ!気になるお店にさっそく取材に行ってきました。 思わず深呼吸したくなる、洗練された空間 盆上の彩りを楽しむために特別に誂えられた特別カウンター席には、茶室を思わせる畳が敷かれています。さらに、畳の上に敷かれるのは、一枚板のお盆。ここでは、このお盆の上を、好きな盆栽やコーヒーで彩り、その景色と香りを楽しむことができます。プロのサイフォニストと会話を楽しみながら、コーヒーが抽出される様子を眺めることができる特別カウンター席は、まさに特等席。 ※特別カウンター席は別途100円(18:00~300円) 窓際には、1~2名で利用できるテーブル席も。友人との会話に花を咲かせながら、ゆったりとした時間が過ごせそうです。 店の中央には、小さなお庭を思わせるミニ盆栽のディスプレイが。こちらの盆栽は、全て購入することができます。気に入った盆栽があれば、卓上へ持っていき、その姿を愛でながら一緒にカフェタイムを楽しむことも。 店頭ではサイフォン器具の販売もしています。一見扱いが難しそうに見えますが、コツと仕組みさえ分かってしまえば、実は自宅でも気軽に挑戦できるというサイフォン。定休日を利用して定期的にサイフォンセミナーも開催予定。気になったらぜひ店のスタッフに声をかけてみて。 次のページは… 五感で鑑賞する、サイフォンで淹れるアート作品 五感で鑑賞する、サイフォンで淹れるアート作品 サイフォンは「高温・短時間」でコーヒーなどを抽出する器具です。サイフォンで抽出したコーヒーは、香りの豊かさと、澄みきった後味が特徴。 昭和の喫茶店ブームの頃に、多くのお店や家庭に普及し、その後喫茶店の低迷とともにあまり見かけなくなっていきました。しかし、近年流通しているスペシャルティコーヒー豆の風味・個性を鮮明に味わえることから、再びサイフォンブームが訪れています。 「サイフォンコーヒー」(880円~) こちらのお店では、「コーヒーの香りや味わいを、景色として記憶に残してほしい」という思いから、“季節”や“風景”をイメージした名前の、浅煎りから深煎りのコーヒーメニューがそろいます。攪拌(かくはん)の仕方を変えることで、お客さんの好みに合わせて、コーヒーの味わいや香りを調整できるのは、プロの技術があってこそ。 「サイフォンアイスコーヒー」(990円~) 技術があるからこそ、マニュアル化したコーヒーを出すのではなく、お客さんに寄り添った味わいの一杯や、サービスを提供したいというオーナー。オーダーに迷ったらぜひ、その日の気分や好きなテイストを気軽に相談してみて。 「サイフォンの日本茶」(880円~) 「サイフォン=コーヒー」のイメージが強いと思いますが、このお店ではコーヒーに留まらず、サイフォンで抽出した紅茶や、日本茶、ハーブティーなど、豊富なお茶メニューも提供しています。 サイフォンは「高温」で抽出するのが特徴の器具。煎茶や日本茶を高温で抽出すると渋さが出てしまい、サイフォンとの相性は悪いと言われてきました。しかし、こちらのお店では、「融解熱」の原理を利用した、お茶に合った低温抽出で、サイフォンでも煎茶や日本茶を楽しむことができます。 サイフォンでコーヒーやお茶を抽出する際、目には見えない“ナノバブル”が発生すると言われています。そのナノバブルが液体に溶け込むことで、その香りが口内に広がり、より深く長く香りの余韻を楽しむことができるのだとか。 「日本のサイフォンハーブティー(赤紫蘇)」(770円~) コーヒーやお茶を、よりおいしく味わえる形状や材質、厚さにこだわり、陶芸家と制作した特製の器。ゆらぐ切れ目が入った器の側面からは、中の色味が透けて見えます。特にハーブティーはその香りだけでなく、赤・青・黄など、美しい天然の色味を見せてくれ、その癒し効果も抜群。 「ペールエール」(880円) コーヒーやお茶と同じくらいお酒が大好き、というオーナーのセレクトで、お酒の種類も豊富にそろいます。オーナー曰く、お酒のお供にはもみじの盆栽がイチオシ!もみじの葉やその影を眺めながら、盆の上で楽しむビールは、なんとも贅沢です。 特別な一杯に合わせて楽しみたいスイーツ 「阿蘇のモンブラン」(990円) コーヒーやお茶と一緒にぜひ味わってほしいのが、愛知・豊田市の人気パティスリー「パティスリータブロウ」の季節のケーキや、焼き菓子、自家製の和菓子などのスイーツ。 さらに7月末より、盆栽を模したオリジナルデザート「盆彩たっぷりん」が新登場!今後は、オリジナルのスイーツを増やしていくそう。 丁寧に淹れられた一杯に、好みのスイーツとミニ盆栽を合わせて盆の上を彩れば、それはアート作品にも似た美しい“香りの風景”となります。 石木花という小さな盆栽の、置き方や、向き、その楽しみ方に「正解」というものはありません。難しい言葉で述べる必要のない、自分だけの香りの景色を味わってください。 次のページは… オーナー・中山さんにインタビュー「香りの景色を旅してほしい」 オーナー・中山さんにインタビュー「香りの景色を旅してほしい」 オーナー・中山さん オーナーは、サイフォンコーヒーの日本一を決める大会「ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ」の最多優勝記録保持者。サイフォニストになる前は、絵画や写真、茶道など、芸術に携わる活動をしてきました。 ――中山さんがサイフォニストを志したきっかけは? まだサイフォンについて知識も何もなかった時代に、サイフォンで何気なく淹れたコーヒーが、びっくりするくらいおいしくて。 でも、悔しいことに仕組みを理解していなかったので、何故その一杯がおいしく淹れられたのか、理由が分からなかったんです。「こんなにおいしいコーヒーを、自由に表現ができたら、どれだけの人を幸せにできるんだろう」と、すぐにサイフォンの虜になりました。 また、当時コーヒー界の中でも、サイフォンのことをしっかりと理解して、活動しているサイフォニストがあまりに少なかったことから、「自分がやらなくては」という使命を感じた気がしました。 ――「彩盆の間」のコンセプトは? テーマは、「盆を彩る 香しき間」です。「彩盆の間」では、 小さな盆栽とサイフォンコーヒーを一緒に提供しています。その理由は、コーヒーの香りの個性を、自由に楽しく鑑賞してほしいからです。 例えば、深みあるコーヒーは力強い松やケヤキ、花のように甘い香りのコーヒーには桜など、香りの特徴を味覚や嗅覚だけでなく、小さな盆栽の印象から視覚的に感じることで、より記憶に深く残りますよね。香りを、景色を楽しむように味わって欲しいという思いがあります。 ――コーヒー以外のメニューも多くて驚きました。 プロとして、香りの表現が得意なサイフォンを使って、コーヒーだけでなく、もっとたくさんの可能性を表現したいという気持ちがありました。 「サイフォニスト=コーヒーを淹れる人」だと思われがちですが、コーヒーを淹れて、香りを楽しんでもらう時間をプロデュースすること。また、その香りが人々の記憶に残り続けるという事まで考えると、私たちが提供しているのは、ただのコーヒーではなく、“飲んで消える作品”だと思うんです。 なので、どちらかというとアーティストや芸術家にも近い職業かなと思います。“カフェ”を作りたかったというよりは、その作品を楽しんでもらえる”ギャラリー”を作りたかったんです。 ――これからどんなお店にしていきたいですか? 「盆を彩る」というコンセプトなのですが、「盆=ステージ」と考えていて。人それぞれ、働いているステージ、お父さんやお母さんの顔をしているステージ、自分と向き合うステージ、恋人とのステージ…色々なステージがあると思うのですが。そういった各々の大切な時間を、私たちのお店の盆の上で表現してもらって、新しい気づきだったりを提供していきたいです。 盆の彩りは、知識があるなしに関わらず、自分の感性で自由に楽しめるものです。「おいしい」という気持ちを、盆栽のある景色と一緒に記憶してもらって、お店の外で、サイフォンや、盆栽や、コーヒーと出合った時に、このお店で味わった「香りの記憶」を思い出して欲しいですね。 EDITOR IMAI 「自分に盆栽やコーヒーの良さが分かるだろうか」と、始めは少し不安でしたが、次第に、好きな盆栽を選んで、盆の上を彩る楽しさに魅了されてしまいました。おいしいコーヒーに、スイーツ、盆栽の癒しパワーをぜひ体感してみてください。オーナーの中山さんがとても気さくで、それでいて心地よい距離感で接客をしてくれるので、ぜひカウンター席をオススメしたいです。 彩盆の間(サイホンノマ) 問い合わせ 052-307-3738 場所 愛知県名古屋市中村区名駅5-5-23 18ビル 2F 営業時間 12:00~21:00(土・日曜、祝日は9:00~18:00) 定休日 火・水曜定休 駐車場 なし 支払方法 カード・電子マネー可 Instagram @syphon.no.ma アクセス 地下鉄「国際センター駅」より徒歩で約1分 撮影/千葉亜津子 ※掲載内容は2023年7月時点の情報です ※価格は税込み表記です
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