――9年前の「サイン会0人事件」から、再ブレイクに向けて、ジョイマンさんがさらに勢いを増したように感じるのですが、やはりあのサイン会がきっかけになっているのでしょうか。

高木さん　あそこで、芸能界の底を感じましたね。その前にも、パーッと落ちているような感じだったんですけど、そこで、やっと底にドンッてたどり着きました。そこからバウンドした感じで、ポヨーンと上にいきましたね。

池谷さん　「サイン会0人事件」で、いろいろな先輩方からもいじってもらえるようになって、僕らも“一発屋”という覚悟を決めることができました。そこから、「ムーディ 勝山」さん、「レイザーラモンHG」さん、「レギュラー」さん、「天津」の木村さんとかがいる、一発屋オールスターズみたいなユニットに入れてもらったんです。
高木さんがTwitterで、サイン会を開いても参加者が1人も来なかった、というツイートをしなければ、今こうなっていなかったかもしれません。あれが、運命の分かれ道でしたね。

――そのときに高木さんがツイートした写真が、今回オリジナルグッズになっていますね！

池谷さん　そのグッズは、やり口があくどいっちゃ、あくどいですよね（笑）。サイン会の0人の様子を画にしたって言う。

高木さん　キャンバスボードね。いくらでしたっけ？

池谷さん　3万円！ マジで良い画だよね。自分家に飾りたいくらいだもん。

高木さん　うん。普通に良い画！

――今回はサイン会がツアー形式で、オリジナルグッズもできたというのは、9年前と比べると本当にすごいことですよね。

池谷さん　新しいモデルになれば良いですよね。なるかわからないですけど（笑）

高木さん　新しいビジネスモデルとしてね。

池谷さん　何年後かわからないけど、「ゆってぃ」さん辺りがやっているんじゃない？

――具体的なお名前が出てきました（笑）

池谷さん　いくんじゃないかな（笑）。これが、続いていったら面白いですよね！

高木さん　ネタとかじゃなくて、サイン会って言うね（笑）

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コンビ歴20年を振り返って
「相方は〇〇なんです」