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映画『Somedays』が2023年10月13日(金)に公開!主演の西尾まうさん・勇翔さん、出演の辻本達規さん・本田剛文さん・平松賢人さんにインタビュー
#インタビュー

2023.9.17sun

映画『Somedays』が2023年10月13日(金)に公開!主演の西尾まうさん・勇翔さん、出演の辻本達規さん・本田剛文さん・平松賢人さんにインタビュー

2023年10月13日(金)に、映画『Somedays(サムデイズ)』が公開します。
女優の西尾まうさん、「BOYS AND MEN」の勇翔さんによる、W主演作品です。

また、「BOYS AND MEN」の辻本達規さん、本田剛文さん、平松賢人さんをはじめ、西村知美さん、倉野章子さん、渡辺徹さん、東ちづるさん、大場康正さんが出演。

本作は、様々な理由で家族に裏切られた児童養護施設出身の5人組ヒップホップ・グループ「Somedays」の物語です。
世間から冷たい目で見られていた彼らが、綻びかけた2組の家族の絆を、前向きな生き方と、音楽を通して、やさしく結び付けるというストーリーになっています。

脚本は、『ViVA! Kappe(ビバ! カッペ)』『 4/猫ねこぶんのよん(一円の神様)』『棘の中にある奇跡 笠間の栗の木下家』などの、受賞作品を誇る森田剛行さん

監督は、『カメラを止めるな!』で撮影監督を務め、第42回「日本アカデミー賞優秀撮影賞」を受賞した、曽根剛さんです。

今回、西尾まうさん、勇翔さん、辻本達規さん、本田剛文さん、平松賢人さんに、好きなシーンや撮影期間のエピソードなど、インタビューしました!
初出し(!?)情報もあるので、映画公開前に読んで、より一層、作品を楽しんでください♪

STORY

幼い姉の松平香(西尾まう)と、弟の松平勇人(勇翔)は、「必ず迎えに来るからね」と母親に言われ、児童養護施設に預けられたが、母が迎えに来ることはなかった。年齢で養護施設を退園した香と勇人は、二人で母親を探しながら、社会の片隅で懸命に生きていた。
ある日、育った養護施設の廃園が決まり、閉園式の手紙が二人の手元に届く。閉園式でかつての仲間、佐藤良太(辻本達規)、渡辺洋介(本田剛文)、西川光(平松賢人)と再会する。

『Somedays』のこのシーンがお気に入り!

松平香 役・西尾まうさん

――まず、今回の役が決まった時、台本を読んだ時の率直なお気持ちを教えてください。

西尾さん 私が演じる、松平香が育った「児童養護施設」が、あまり身近ではなかったので、まずきちんと調べることから始めました。それと、香はどういう子なんだろう?と考えましたね。正義感があるところとか、自分とすごいリンクする部分があって、自分と照らし合わせて、なるべくナチュラルに演じようと思いました。「児童養護施設」で育ったことを、変にかわいそうとは思わずに、“ありのままの自分”で、香として真っ直ぐ生きようと思いました。

――私も作品を拝見して、西尾さんの“真っ直ぐさ”を感じる場面がたくさんありました。香の弟・松平 勇人を演じた、勇翔さんはいかがでしょうか。

勇翔さん 勇人たちと同じ境遇ではないんですけど、自分の家庭環境などと重ねて、役に入り込めました。勇人が「Somedays」というグループの活動を通して、その時、その時で自分の心情が変わって、一歩ずつ大人になっていくので、そのあたりは、映画を観ていただく皆さんにも注目してほしいです。

松平勇人 役・勇翔さん

――映画公開前なので、ネタバレはできないかと思いますが、皆さんそれぞれの好きなシーンを教えてください。

西尾さん 花火です!

平松さん 先に出すなんて、ずるい!(笑)

西尾さん みんなで花火をしているシーン、いいよね!

辻本さん もっとコアなところ、言ってよ。花火しか思いつかなかった(笑)。そうなると、僕はエンディングのライブシーンですかね。ここから、ネタバレさせていっていい?(笑)

勇翔さん ネタバレしない程度にって、言われたでしょ(笑)

西尾さん あとは、車のシーンも好きです。

本田さん ほぼアドリブだったので、普通にみんなで喋っている感じでした。

辻本さん 車中の掛け合いは、喋っている役の視点からのカットがあって。そのシーンを撮る時は、喋っている役の席に、監督が座って撮影するから、掛け合いのはずが、喋っている人がいないんですよ(笑)。その点は、新鮮さと難しさがありましたね。でも、すごく楽しかったです。

――私も車の中のシーンが好きです! ほとんどアドリブとは、びっくりです。

本田さん そのシーンで、平松が演じる役柄のプロフィールが出るんですけど、趣味と特技が、平松の普通のプロフィールなんですよ(笑)。そこも、よくチェックしてもらいたいですね。

勇翔さん 僕は、エンドロールですかね。皆さんには、すぐに退席せず、最後まで観てほしいです。

佐藤良太 役・辻本達規さん

――たしかに、エンドロールで答え合わせができる感じですよね。本田さんは、いかがでしょうか。

本田さん 僕が好きなシーンは、辻本演じる、佐藤良太の初登場シーンです。映画公開前にこんなことを言うのもあれだけど…「あばれる君」みたいだった(笑)

辻本さん それを言うと、俺が「あばれる君」にしか見えなくなっちゃうだろ(笑)

本田さん だんだん、辻本が「あばれる君」みたいなスキンヘッドに見えてきたもん(笑)。そのシーンは、エモーショナルな感じで演じるというか、感情的で、突発的な行動をするんですけど、テイクを重ねるたびに、セリフがちょっとずつ違うっていう(笑)。「あれ、セリフが変わっとるな」と思ってましたけど、そこは大人の皆さんの手腕で、見事に完成されていましたね。

平松さん でも、監督は毎回「いいね」って言ってたよね。

辻本さん そう! 「覚えないで、覚えないで。それでいいんだ」ってね。

本田さん 「この紡ぎ出している感じが良い」って言ってたよね。セリフが長い分、ぼんやりしていたんでしょうね(笑)。でも、それが結果的に良かったっていう。あそこは、名シーンだと思います。

平松さん 僕の好きなシーンは、登場人物たちが育った児童養護施設で、辻本くんがぐわーっとセリフを言った後、5人が再会して、「そういえば、ここでダンスの練習をしたよな」って懐かしむところですね。

一同 ああ~いいね。

平松さん あのシーンは、動きが結構フリーなんですけど、コミカルダンスが見られます。

辻本さん いやいや、「Somedays」が、幼少期から積み重ねてきたダンスね。

本田さん 我流だと、あんなもんなんだよね(笑)。あそこも、アドリブと言っても過言ではないシーンだね。

平松さん そうそう。その場で動きとか考えてやっているので、笑顔も偽物じゃないです。まうちゃんだけは、「私はダンスできますけどね~」っていう感じでやっています。

辻本さん あれは、“まうのプライド”が出ていたな。

西尾さん 役の香じゃなくて? プライドなんて、1ミリもないよ(笑)

渡辺洋介 役・本田剛文さん

――パフォーマンスシーンもすごく多いですが、その練習はどのように進んでいったですか?

辻本さん 泊まり込みだったので、現場で、みんなで練習していましたね。

西尾さん わざとダンスに慣れない感じを出すのが、大変でした。私は、ダンス上手いんで…。(ちらっ)

平松さん 「突っ込んで」っていう目で、周りを見ないでよ(笑)

西尾さん このメンバーに会うのは久しぶりだから、空気感を見つつ、言った(笑)

辻本さん でも、自分だけ先に、先生にダンス教えてもらってたよね。

西尾さん 撮影時、私はアイドルを卒業して2~3年経っていたんで、振り覚えが心配だったんですよ。でも、意外とちゃんと出来ちゃったんですよね。

辻本さん 先に振り入れとけば、出来るでしょ(笑)

勇翔さん 劇中の楽曲「未来」は、(平松)賢人の振付なんですよ。

辻本さん これは、記事には書けないですけどね。

平松さん 書けるわ!(笑)エンドロールにも、「振付 平松賢人」って出てくるから。

本田さん この曲は、撮影現場のお座敷で練習したもんね。

平松さん みんなの役柄のキャラクターを見ながら、こんな風な振付、構成にしたら、エモいんじゃないかな、とか考えて作りました。

西川光 役・平松賢人さん

――はじめから、この曲は平松さんが振付担当です、と決まっていたんですか?

平松さん 違うんですよ。ステージで歌を歌うシーンで、歌唱するだけでも良いんですけど、「せっかくなら、動きがあった方がいいんじゃないですか」というお話をして、「振付をやらせてもらえますか?」と提案しました。

西尾さん 絶対に、振付があって良かったと思います。

平松さん ありがとうございます! 振付師さんに頼んでも、素敵な振付になると思うんですけど、現場の温度感もわかっていた方が、そういうのも振りに落とし込めるなと。あとは、僕のチャレンジとしても、担当させていただきました。

――ご自身で提案されたんですね! 辻本さん、何か言いたそうですね。

辻本さん まあ、負担が増えましたよね。

一同 (笑)

西尾さん そんなこと言わないでよ(笑)

本田さん そんなに振り数多くないけどね。

辻本さん 尋常じゃないくらいのセリフもあるんでね。良太は、スラスラ話すタイプじゃないので。

本田さん いやいや、尋常じゃないくらいのセリフはうろ覚えだったでしょ(笑)

辻本さん シーンの要点だけ捉えて、セリフを紡ぎ出すのは、芝居の中で一番難しいと言われている作業ですよ。

本田さん 芝居論を語るね~。

▼Somedays「未来」-prod.Jam9- MUSIC VIDEO short.

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WRITER

Satomi Hirata

Satomi Hirata

千葉県出身。週末の楽しみは、東海の温泉やスパに足を運ぶこと。ヨガ、お散歩も大好きな健康オタク。名古屋歴は浅いながらも、日々の発見を大事に、新鮮で楽しい情報をお届け。

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