撮影中の“涙のサプライズ!?”&流行ったこと
――撮影中や撮影以外の場面で、印象的だったエピソードはありますか?
本田さん 泊まり込みの撮影だったので、僕ら4人(本田さん・勇翔さん・辻本さん・平松さん)は、みんな同じ部屋で、雑魚寝をしていたんですよ。主演の勇翔は、出番が多いから、朝早くに準備しなくちゃいけなくて。毎朝、勇翔の爆音のアラームで、ボイメン4人が起きていました。
辻本さん アラームはロックバンドの楽曲なんですけど、アラームをかけている勇翔が起きないんですよ。
本田さん 最後に、勇翔がむくっと起きて、のしのしと部屋の風呂まで行くんです。僕たちは、アラームが鳴り終わって、もう一回寝ようとするころに、ザッパーンって、勇翔が湯舟に入る音を聞いていました。しかも、メイク入りのためじゃなくて、朝風呂に入るためのアラームなので、とにかく早朝なんですよね。まうさんたちの部屋まで、爆音のアラーム音が聞こえていなかったですか?
西尾さん 全然聞こえてなかったよ。
本田さん それなら良かったです。
勇翔さん 僕も、全然気づいてなかったですね。
本田さん 結局、「勇翔、勇翔」って、僕たちが起こすんですよ。アラームの二段構えです。
辻本さん アラーム音が鳴り終わるまで、だいぶ待つんですけど、もう起きるやろって思っても、全然起きなくて。だんだん僕たちも語気が強くなっていきましたね。「勇翔!」って(笑)
勇翔さん そのおかげで、すんなり起きれて、撮影ができましたね。
――それなら良かったです(笑)。西尾さんの印象的なエピソードは?
西尾さん 辻本くんが誕生日だったので、サプライズでお祝いできたのは、良かったですね。
――どんな風にお祝いされたんですか?
西尾さん その日、私は撮影が先に終わっていたので、スタッフと一緒に風船を膨らませたり、部屋の飾り付けをしました。
本田さん 「HAPPY BIRTHDAY」の飾り、最終日までずっと飾られていたよね(笑)
西尾さん そうだね(笑)。それで、一人ずつのインタビューっていう体で、その部屋に呼ぶっていう。でも、辻本くんにバレていたんじゃないかなと思う。
辻本さん いや、気づいていなかったです。僕、泣いちゃいました。
――そうなんですね…!
本田さん いや、泣いていないです(笑)
西尾さん スタッフさんがクラッカーを持ちながら、「次、辻本さんです」って言ってたんですよ。だから、絶対バレてると思って(笑)
辻本さん おっちょこちょいのスタッフさんだったのかな(笑)
勇翔さん でも、それにも気づいてなかった訳でしょ(笑)
本田さん 自分がサプライズされるかもって、思ってなかったんだね。
辻本さん ボイメンだけだったら、あんなに手の込んだお祝いはされないので(笑)、うれしかったですね。
――そこで、また現場の雰囲気も良くなったんですね。
辻本さん あそこで、初めて現場が一つになりましたね。
西尾さん 撮影の中盤だったけど(笑)
――(笑)。撮影期間は、どれくらいだったんですか?
勇翔さん 1週間半くらいです。
本田さん 体感としては、もっと長かった気がしますね。
――その期間に、皆さんで流行ったことは?
本田さん 三谷幸喜監督の映画『ザ・マジックアワー』ですね。ボイメン内では元々流行っているんですけど、まうさんに布教しました。
西尾さん 結局、途中までしか観れなかったんですけど、ちょっとずつ観ていました。
本田さん 僕らも見直したよね。
辻本さん やっぱおもろいな~ってね。本田は『Somedays』の中で、ちょっと要素入れてたんですよ。
本田さん そう。『ザ・マジックアワー』で、妻夫木聡さんが演じる役が言っていたセリフを、アドリブシーンでこっそり入れました。作中にそのセリフを入れても変じゃないから、入れたんですけど、これは、今の今まで、つーじー以外にはバレていない。
――ちなみに、どのシーンですか?
本田さん チラシ配りをしているシーンで、「相手の懐に飛び込むんだよ」っていうセリフです。
西尾さん 全然気づかなかった!
――よーく聞いておきたいポイントですね! 他に流行ったことはありますか?
辻本さん あとは、お風呂ですかね。撮影中の宿泊先が、泊まれる温浴施設みたいな所だったんですよ。撮影終わりに、みんなでお風呂入る時に、あんまり喋ったことのないスタッフさんとも、そこで話したりして仲良くなりましたね。
本田さん 裸の付き合いだね。
――『Somedays』は「青春」を感じられる作品ですが、現場もそういう雰囲気だったんですね。
本田さん そうですね。“ワンチーム”感が、とてもありました。
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- Satomi Hirata
- 映画『Somedays』が2023年10月13日(金)に公開!主演の西尾まうさん・勇翔さん、出演の辻本達規さん・本田剛文さん・平松賢人さんにインタビュー