2023.9.23sat
愛知県内でプチバカンス気分♪リニューアルした「伊良湖オーシャンリゾート」で、記憶に残る思い出作りを。
2023年7月、客室の一部と屋外プールを改装した「伊良湖オーシャンリゾート」。リニューアルに先立ち、6月にはビュッフェレストラン、メインダイニング、カフェ、セレクトショップも一新されました。“Around Nature”をコンセプトに、伊良湖周辺の自然を感じることができるリゾートホテルとして、さらなる進化を続けています。
今回は、インフルエンサーのyoshikoさん(@p.yopppikooo)とnanaさん(@naana_103)が宿泊!リニューアルポイントを抑えながら、二人のレポートをお届けします。これを見て、秋のバカンス気分を味わいに行こう!
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リニューアルでさらに快適な時間を提供!
感動の声を漏らさずにはいられない!太陽でキラキラと反射する海は一日中眺めていられる美しさ。
最大の魅力は何と言っても、全室オーシャンビューのリゾートホテルとして、空と海の絶景ロケーションを、どこにいても堪能できるところです。特に、その絶景を最大限に楽しめる「伊良湖温泉露天風呂」は、打ち寄せる波と船の往来、雲の流れが、時の経過を忘れさせます。
改装したばかりの3~5階の客室は、海をモチーフに、モダンかつ上質な空間へとアップグレードしました。 2~3人部屋の「プレミアツイン」から、3~5人部屋の「プレミアファミリートリプル」まで、それぞれの用途に合った部屋を展開。また、東側の客室からは朝日と太平洋の水平線を、西側からは夕日と三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台となった「神島」を眺められます。日常の忙しない時間を忘れ、圧巻の景色を堪能してみて♪
窓から見える景色に合わせ、部屋は青色と白色でまとめられています。壁に描かれた波のような線が印象的!
地平線を一望できる、屋上の展望台。夕暮れ時には、海に消えていく夕日に圧倒されます。
満月の夜には、海に反射する光の道筋に、心を奪われること間違いなし!
Check1:ビュッフェレストラン
モーニングのおすすめは、目の前でシェフが仕上げる「クロワッサンベネディクト」。クロワッサンからこぼれ出るチーズがたまらない♡
グリルビュッフェレストラン「IRAGO BOLD KITCHEN(イラゴボールドキッチン)」では、渥美半島で採れる野菜や、魚介をメインにした料理が味わえます。モーニングとディナーでメニューが変わるため、飽きることなく楽しめるところが魅力の一つです。
グリル料理をはじめ、和食、本格中華、スイーツなど、多種多彩なビュッフェが堪能できます。
大家族でも一同に座れる大きなテーブル席まで用意。地中海を感じさせる雰囲気の中、食事時間も思い出に残しませんか?
Check2:シーサイドレストラン
渥美半島の海や山の幸を使用した色鮮やかな料理で、女子トークにも花が咲きます。
海の幸をメインにした料理を提供するシーサイドレストラン「TRIDENTE(トリデンテ)」。“水(AQUA)”をテーマにしているため、室内でも潮風を感じるような空間が広がります。優雅な時間を体感してください。
「和」「洋」「中」の特性をアレンジした3種類の創作コースの中から、好みのコースを事前に選択できます。
深く冴えたカーペットの青色と、大きな窓から見える海の色がマッチ。海抜100mからの眺望にうっとりします。
Check3:カフェ&セレクトショップ
カフェには、ワインサーバーが設置されています。フランスをはじめとする海外のワインを片手に、大切な人とゆったりとした時間を味わってみてください。
種類豊富なドリンクメニューと、スイーツや軽食などを提供する「SARAS CAFE(サラスカフェ)」。隣のセレクトショップには、ここでしか買えないリゾート感あふれるアイテムが並びます。
正面の大きな窓から見える、伊良湖の海は圧巻。時間とともに変わる雰囲気を堪能できます。木の温もりが心地よさを生み出している空間にも注目です。
“ビンテージ&モダン”がコンセプトのセレクトショップ。伊良湖のロケーションとリンクする、ファッションアイテムが充実しています。
Check4:露天風呂
空と海、湯が一体となったような露天風呂でまったり♪「贅沢とはまさにこのこと」と納得の景色が待っています。
見渡せば海、見上げれば空が目の前に広がる天空の露天風呂。「伊良湖温泉露天風呂」をはじめとする、8種類の湯あみが用意され、身体と心が少しずつ温まっていくのを感じてください。
女性大浴場限定の「ナノスチームサウナ」は、低温高湿のため、高温のサウナ
が苦手な人でも入りやすいのが特徴。アロマの香りでさらに癒されます。
大注目を集める「ReFa」のシャワーヘッドを大浴場の全席に導入。女性大浴場には、同ブランドのドライヤーも完備されています。
伊良湖オーシャンリゾート
- 問い合わせ
- 0531-35-6111
- 場所
- 愛知県田原市日出町骨山1460-36
- 時間
- IN 15:00/OUT 10:00
- 宿泊料金
- 1泊16000円~
- 駐車場
- あり
- アクセス
- 東名高速道路「豊川IC」より車で約90分
絶景を眺めながら、リゾート気分を味わう。全室オーシャンビューの「伊良湖オーシャンリゾート」がリニューアルオープン!【愛知県・田原市】
2023年7月15日(土)、愛知県田原市・渥美半島の伊良湖岬にある全室オーシャンビューのリゾートホテル「伊良湖オーシャンリゾート」が、客室と屋外プールを改装し、リニューアルオープンしました。 リニューアルオープンに先立ち、6月にはビュッフェレストラン、メインダイニング、カフェ、セレクトショップがオープンし、子ども連れの家族がより充実した滞在を楽しめるように、2023年7月1日(土)にはキッズパークが新設オープン! 今回は“Around Nature”をコンセプトに、伊良湖周辺の自然を感じることができるリゾートホテルとして、さらなる進化を続けている「伊良湖オーシャンリゾート」の魅力をお届けします。 どこを見ても空と海!圧巻の絶景ロケーション 愛知県渥美半島の伊良湖岬に位置する「伊良湖オーシャンリゾート」。全室オーシャンビューのリゾートホテルとして、空と海の絶景ロケーションを堪能できることが魅力の一つです。 特に、その絶景を最大限に楽しめる露天風呂の「伊良湖天然温泉」は、2021年に湧出した日本の中でも比較的新しい温泉として知られています。 館内の大浴場には他にも、「寝湯」「ジャグジー」「季節湯」「サウナ風呂」「水風呂」「伊良湖温泉風呂(内湯)」といった湯あみを用意。さらに、男性は血行促進効果が期待できる高濃度炭酸風呂の「壺湯」を、女性は肌や髪に優しく体に負担のない「ミストサウナ」を楽しむことができます。 絵画のような景色を堪能できる、海をモチーフにした客室 「プレミアツイン」 今回改装した3~5階の客室は、海をモチーフに、モダンかつ上質な空間へとアップグレード。壁に描かれた波をイメージさせるデザインが特徴的です。2~3人部屋の「プレミアツイン」から、3~5人部屋の「プレミアファミリートリプル」まで、用途に合わせ、部屋のランクを選択することができます。 また、東側の客室からは朝日と太平洋の水平線を、西側からは夕日と三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台となった「神島」を見ることができます。日常の忙しない時間を忘れ、圧巻の景色を堪能してください。 大人用プール 宿泊者は無料で使用することができる屋外プールも、客室に合わせて品のあるデザインに。 子ども用の水深40cmのプールには、泳げない子でも楽しめるように小さな滑り台が設置されています。大人用の水深120cmプールは海のような青さが眩しく、大自然に囲まれた環境で泳ぐことができるため、まるで高級リゾート地に来たかのような気分が味わえます。 成長過程に合わせて楽しめるキッズパークを新設! 新設されたキッズパークは、季節や天候を問わず海を感じられる施設になっています。 30㎡のボールプールや、サンゴをイメージしたボルダリングなど、4~8歳を対象とした体を使った遊びができるアクティブゾーンと、3歳以下を対象としたトドラーゾーンと、ベビーハウスが設けられています。どの世代の子どもでも満喫することができます。 キッズパーク 営業時間 14:00~17:30、翌日の10:00~12:00 対象年齢 1~8歳とその保護者 料金 一人 300円 次のページ・・・ リニューアルオープンに先駆けて、2023年6月にオープンとなった施設をご紹介! 渥美野菜や魚介が主役!地中海を感じるビュッフェレストラン 渥美野菜や魚介をメインにした料理を中心に、地中海を感じさせる雰囲気まで楽しめるグリルビュッフェレストラン「IRAGO BOLD KITCHEN(イラゴ ボールド キッチン)」。できたての料理を楽しめる最新の機材を導入し、オーシャンビューの開放感がある空間で、ゆったりと食事を楽しむことができます。 ムール貝や紋甲イカ、渥美アサリなどのシーフードをふんだんに使用した「シーフードコーナー」や、綿菓子やピンクのチョレートファウンテンが置かれた「キッズコーナー」など、コーナーごとに料理を展開。 ディナーでは、上品な牛乳の甘さと微かな塩気が特徴のチーズ、グラナパダーノで絡めたパスタや、溶岩プレートで調理した柔らかいローストビーフなどを提供しています。 見て楽しい、食べて楽しい、多種多彩なビュッフェでお腹を満たして♪ グリルビュッフェレストラン「IRAGO BOLD KITCHEN」 営業時間 ●ブレックファースト 7:00~9:00(ラストイン 8:30) ●ランチ 12:00~14:00(ラストイン13:30) ※~8/30(水)までは毎日開催 ●ディナー(2部制) 17:30~19:00(ラストイン18:15) 19:15~20:45(ラストイン20:00) 海と山の幸を本格的なコース料理で味わえるレストラン 海の神「ポセイドン」が持つ三叉の槍「トリデンテ」からインスピレーションを受け、“水(AQUA)”をテーマに、海の幸をメインにした料理を提供するシーサイドレストラン「TRIDENTE(トリデンテ)」。 和食コース 中華コース 「函館国際ホテル」の総料理長でもある、国際薬膳調理師・木村史能さんを総監修に迎え、薬膳のエッセンスを取り入れた独自のメニューを開発。渥美半島の海や山の幸を使用し、「和」「洋」「中」の特性をアレンジした3種類の創作コースを、ラグジュアリーな空間で味わうことができます。 シーサイドレストラン「TRIDENTE」 営業時間 ●ランチ 12:00~14:00(LOは13:30) ※8/30(水)までは「IRAGO BOLD KITCHEN」にてランチブッフェ開催のため休業 ●ディナー 17:30~21:00 ※利用はどちらも前日17:00までの予約が必要 お酒も楽しめるカフェとシームレスにつながるセレクトショップ 「フレンチトースト」(1000円) ホテルオリジナルブレンドのコーヒーやフレーバーティー、クラフトコーラなど、種類豊富なドリンクメニューと、フレンチトーストやケーキなどのスイーツや軽食を用意している「SARAS CAFÉ(サラスカフェ)」。 「カフェオレ(アイス)」(800円)、「フォンダンショコラ」(800円) 暑い夏でも、冷たい「カフェオレ」との相性がクセになる「フォンダンショコラ」は、甘さ控えめのしっとりとした生地の中に、トロトロのチョコレートが入っています。 また、カード式のワインサーバーでは、フランスをはじめとする海外のワインなどが味わえます。お酒を片手に、時間とともに雰囲気を変える伊良湖の海を満喫してください。 SARAS CAFE(サラスカフェ) 営業時間 13:00~21:00 カフェとシームレスにつながるセレクトショップでは、“ビンテージ&モダン”をコンセプトに、見ているだけでも楽しい、リゾート感あふれるアイテムがそろっています。日本有数のサーフポイントである伊良湖のロケーションとリンクする、Tシャツやアロハシャツなどのファッションアイテムも充実。 ローカルデザイナーズのパールアクセサリーやサングラスなど、旅を彩るアクセサリーはスタイリッシュなディスプレイまで注目です。 セレクトショップ 営業時間 7:00~10:00、13:00~21:00 次のページ・・・ 女性にうれしい必見ポイント 美容面でも女性にうれしい必見ポイントが盛りだくさん はじめに紹介した女性大浴場には、7月15日(土)から「Refa(リファ)」&「ナノスチームサウナ」が導入されています。 2009年に日本で誕生し、美容ケアを「こころが弾む時間」に変えていくことを目指している美容機器・化粧品ブランド「ReFa(リファ)」。女性から高い支持を受けるシャワーヘッドを女性・男性大浴場で全席導入しています。 女性大浴場にはドライヤーも完備。ヘアアイロンの貸し出しも行っています。 低温高湿でより発汗性の高い「ナノスチームサウナ」は、ドライサウナより温度が低いため、髪や敏感肌の人でも安心して入ることができます。 肌や髪への保湿効果が期待できるだけでなく、超微粒子の蒸気が体の毛穴の奥まで浸透し、老廃物の排出を促進。また、気分を安定させるラベンダーとカモミールをベースとしたアロマを設置することで、さらにリラックスしたサウナ体験を提供しています。 海に囲まれたチャペルで、一生の思い出に残る結婚式を ホテル敷地内には、青い空と海に抱かれた独立型のチャペルがあり、ホテルならではのゆったりとした滞在型ウェディングを行うことが可能です。 絶景ロケーションを生かした「ウエディングフォトプラン」から、大きなパーティー会場を利用した「リゾートウエディング」まで、夫婦の希望に寄り添ったプランニングを提案します。 輝かしい晴れ舞台を、リゾート感あふれる他にはないホテルの結婚式で、一生の思い出を残しませんか? EDITOR SETO 屋上の展望台からはどこを見ても海が広がり、まるで船の上にいるような感覚に!満月の日には月の光筋や、正月には初日の出が拝めるスポットとして、一味違った絶景を堪能することができます。長期連休を取ることが難しい人でも、愛知県にいながら、プチバカンス気分を味わってみませんか? 伊良湖オーシャンリゾート 問い合わせ 0531-35-6111 場所 愛知県田原市日出町骨山1460-36 時間 IN 15:00/OUT 10:00 宿泊料金 1泊16000円~ 公式サイト https://irago-ocean-resort.com/ アクセス 東名高速道路「豊川IC」より車で約90分 ※掲載内容は2023年7月時点の情報です ※価格は税込み表記です
知多半島の旬の恵みが詰まったランチが自慢。「発酵ご飯と量り売り かもそう食堂」がオープン【愛知県】
知多半島の美浜町で10年近くにわたり愛されてきた「畑カフェ Rainbow Art」が、2023年4月26日(水)に、隣の武豊町にある築115年の古民家に移転オープン!「発酵ご飯と量り売り かもそう食堂」と、名前も新たにスタートしました。 「かもそう食堂」では“食べることは生きること”をテーマに、「畑カフェ Rainbow Art」のころから変わらず、知多半島のみずみずしい旬の野菜を生かすことを大切にしています。そこで今回は、自家製の「発酵調味料」や「量り売り」という新たな要素を加えたお店の魅力を、たっぷりとご紹介します。 旬の有機野菜のおいしさを、発酵調味料が引き立てる 昔ながらの製法を受け継ぐ味噌蔵が今も残る、武豊町里中地区に誕生した「発酵ご飯と量り売り かもそう食堂」。築115年のこの建物も、もとは味噌蔵として使われていたそう! その後、15年ほど自家焙煎珈琲店の「治郎兵衛」が営業してきましたが、マスターが高齢になったことから、店主の仙石修一さんが建物を受け継ぎ、「かもそう食堂」をオープンしました。 古民家ならではのやすらぎあふれる空間で味わえるのは、知多半島の旬の恵を詰め込んだランチコース。前菜やスープ、メイン、デザートは月替わりで、3種類のメイン料理の中から一品が選べる「醸創(かもそう)」と、二品が選べる「豊穣(ほうじょう)」の二つのコースが用意されています。 「前菜盛り合わせ」 まず運ばれてきたのは、前菜盛り合わせです。「大根と塩麹のクミン炒め」や「旬豆の塩麹お豆腐テリーヌ 玉葱麹と豆乳のソース」などに使われている野菜は、知多半島の農家から直接仕入れる有機野菜や無農薬野菜が中心。 その旬のおいしさを、塩麹や玉葱麹、ひしお、甘酒などの発酵調味料によるうま味が引き立てています。 メイン二品のコース「豊穣」(3080円※無農薬ごはん、汁物、デザート、ドリンク付き) 今回はメインの二品コース「豊穣」をチョイス。メインの「錦爽鶏の玉葱麹グリル 新玉葱と大葉のソース」は、錦爽鶏を玉葱麹に一晩漬けてから焼き上げたもの。 もう一つのメイン「天然鰤の自家製ひしお漬け」も、ブリを“ひしお”という発酵調味料に2~3日間に渡り漬け込むことで、うま味を閉じ込めています。 デザートも5種類から選べる。写真は、「塩麹と甘酒のいちごタルト」 店主・仙石さん「知多半島を拠点に料理教室や発酵食作りのワークショップなどを手がける、料理研究家の塩谷明代さんが、『一緒にお店をやりましょう!』と声をかけてくれたことで実現できました」 次のページ… “量り売り”スタイルが、懐かしくて新しい! “量り売り”スタイルが、懐かしくて新しい! もう一つの「かもそう食堂」の特徴は、入り口の右手に設けられた「量り売りスペース」です。ここでは、オーガニックの調味料やスパイス、油、ナッツ、ドライフルーツ、小麦粉、大豆ミートなどの他、武豊町「中定商店」の丸大豆たまりや地元農家の野菜などが、量り売りで販売されています。 店主・仙石さん「買い物のたびにゴミが出る現状を、少しでも変えていきたくて。ここで『量り売り』を楽しみながら体験してもらうことで、他の買い物でも量り売りを選ぶ方や、商品を量り売りで提供するお店が増えていくきっかけになればと思っています」 小さなお子さん連れの方に人気の個室の座卓席も用意。メニューには、「キッズランチプレート」(880円)も 知多半島の旬の食材を生かしたおいしい料理を届ける「かもそう食堂」。そこには、店主・仙石さんの「なるべく地球環境に負荷をかけず、子どもたちの未来に繋がるようなライフスタイルやメッセージをこの場所から広げていきたい」という想いが込められています。 店主・仙石さんにインタビュー ――美浜町から武豊町に移転した理由とは? この建物で、「治郎兵衛」という自家焙煎珈琲店を営んでいたマスターが高齢となり、2年ほど前から「ぜひここを使ってほしい」と声をかけていただいていたんです。 私は「治郎兵衛」が好きでよく通っていて、マスターにもとてもお世話になっていたこと、さらに武豊町が地元だったことから、ここで新たに店を開くことを決意しました。 最初は、「畑カフェ Rainbow Art」と「かもそう食堂」の2店舗を営業していこうと思っていたのですが、長年の友人である「ナナイロベーカリー」の名村さん夫妻が受け継いでくれることに。今年3月から、新たに「生きたパンと畑のごはん nanairo」としてリニューアルオープンしています! ――「かもそう食堂」という店名の由来を教えてください。 「醸す(かもす)」という醸造を表す言葉が、店名のもとになっています。ここ武豊町には、昔ながらの製法で豆味噌やたまり醤油を作っている蔵がいくつも残っていて。 そんな醸造の町で、手作りの発酵調味料や発酵食を取り入れながら、心も身体も喜ぶ料理を届けていきたいという思いが込められています。 ――これから手がけていきたいことは? 「量り売りコーナー」で、付き合いのある農家さんの野菜を生かした惣菜や、自家製の発酵調味料を販売していきたいです。 農家さんは野菜作りの中で、サイズが小さかったり、割れていたりと、B級品と呼ばれる野菜がどうしても出てきます。僕たちは、それをB級品だとは思っていなくて。そうした規格外の野菜も、惣菜や玉葱麹などの発酵調味料に生かして、ぜひ近々販売していきたいと考えています! もう一つは、現在、「中定商店」の丸大豆たまりを、量り売りで販売していますが、他の醸造蔵とも関係を広げて、地元の豆味噌やたまり醤油など種類を増やしていければと思っています。 また、発酵調味料をはじめ、味噌作りや梅干し作りなど、料理教室やワークショップも、ここで開催していきたいですね。 WRITER Sugiyama 古くから醸造業が盛んな武豊町にある、かつて味噌蔵だった古民家の温もりあふれる空間でいただく発酵ご飯は、一品一品、しっかりと素材の持ち味と発酵調味料のうま味が感じられました。また、店内のテーブルや棚などの什器は、古材や古い建具をリメイクしていて、なるべく地球環境に負荷をかけず、素敵な空間を作りたいという店主・仙石さんの思いが感じられました。ランチは予約必須ではないそうですが、連日多くのお客さんが訪れているので、予約をして訪れるのがおすすめです。 発酵ご飯と量り売り かもそう食堂 問い合わせ 0569-72-0160 場所 愛知県知多郡武豊町里中128-1 営業時間 10:00~17:00 (ランチLOは15:00、カフェLOは16:00) 定休日 月・火曜 駐車場 12台 支払方法 カード・電子マネー可 Instagram @kamosou.shokudo アクセス 名鉄「知多武豊駅」、JR「武豊駅」より徒歩で約15分 ※掲載内容は2023年6月時点の情報です ※価格は全て税込み表記です 撮影/千葉亜津子
天然酵母パンや旬の野菜たっぷりのランチが堪能できる「生きたパンと畑のごはん nanairo」が開店【愛知・美浜町】
知多半島の美浜町で長年愛されてきた「畑カフェ Rainbow Art」が、隣の武豊町に移転したのを機に建物を受け継ぎ、2023年3月21日(火)に「生きたパンと畑のごはん nanairo(なないろ)」がオープン! お店を営むのは、1年前に静岡から二人の娘さんと一緒に移住した名村さん夫妻。前店主とは10年来の付き合いで、「Rainbow Art」の居心地の良い雰囲気が大好きだったという名村さん夫妻は、「みんなが集える癒しの場所」というお店のコンセプトや、地元の旬の野菜をワンプレートでたっぷりと提供するスタイルを大切に継承。そこに「自家製天然酵母パンプレート」や「お結びプレート」など、二人らしいメニューもプラスしました。 今回、ランチではどんな料理が味わえるのかをはじめ、パン作りで大切にしていることや、これからチャレンジしてみたいことなどについてインタビューしてきました。 地元の無農薬野菜や調味料を使った、身体に優しい“畑のごはん” 名古屋から車で1時間ほど、海岸まで歩いて数分で行けるのどかなロケーションに、「生きたパンと畑のごはん nanairo」はあります。薪窯を右手に眺めながら店内に入ると、田舎のおばあちゃん家に帰ってきたような、懐かしい雰囲気の空間が広がります。 ランチタイムは、日によって味わえるメニューが替わります。平日は「ごはんの日」として、「畑のごはんプレート」と「お結びプレート」をラインナップ。土・日曜は、二つのメニューに加えて、「Rainbow Art」の頃から受け継ぐ「カレープレート」を用意しています。 「自家製天然酵母パンプレート」が味わえる「パンの日」は月に2日ほど。6月からは「石窯ピザ」が味わえる日も新たに設けられています。(詳しくは、公式インスタグラムの営業カレンダーをチェック!) 「自家製天然酵母パンプレート」(1800円) この日は、人気の「自家製天然酵母パンプレート」と「お結びプレート」を味わいました。「自家製天然酵母パンプレート」には、オーガニック食パン、胡桃レーズン、雑穀パン、コーヒーチョコの中から、おまかせでパンが数種類盛り付けられています。 「お結びプレート」(1600円) 「お結びプレート」には、土鍋で炊いた黒米のおむすびと、季節の炊き込みむすび(この日はグリーンピース)が盛られています。 どちらのプレートにも、美浜産無農薬青パパイヤの天ぷらや、甘夏キャロットラペ、南瓜とトマトのクリームチーズサラダなど、6〜7種類の副菜が彩り豊かに盛られ、食べ応えも十分! お子さんと一緒にゆったり過ごせる座卓席のある部屋も。「お子様プレート」も用意されている。 焼き上がったばかりのキッシュ 名村さん夫妻「食べることは、私たちの命に直結しています。だからこそ、地元で無農薬や低農薬で育てられた旬の野菜をたっぷり使った、身体にやさしいご飯をお届けしたいと思っています」 次のページ… 生地が一番いい状態で焼き上げる“生きたパン” 生地が一番いい状態で焼き上げる“生きたパン” 天然酵母パンを焼くのは、ご主人の雄一さんです。有機栽培の季節のフルーツやお米から酵母を起こし、粉はオーガニック認証を受けたものや国産の粉をオリジナルでブレンドして使用。発酵器などの機械は一切使わず、毎日手ごねでパンを仕込んでいます。 雄一さん「機械で強制的にコントロールするのではなく、酵母菌が自ら活動し、生地が一番いい状態になったタイミングで焼き上げたいと思っています。もちろん、その日の気温などによって発酵の状態が変わりますし、石窯の火の入れ具合によっても焼き上がりが変化するので大変ですが、実際に生地に触れて状態を確かめながら、素材の持ち味を引き出すよう心がけています」 天然酵母パンは、受注販売も行なっていますが、受付日に1ヶ月分の注文がすぐに埋まってしまうほど、人気を博しています。この他、「日替わりおやつ」や自家製の酵素&フルーツシロップでつくるジュース、オーガニックコーヒーやオーガニック和紅茶などのドリンクも用意されています。 自家製酵素シロップのドリンク「苺×りんご酵素」と、「キウイ×ぶどう」(各600円※ハーブ入り) 「米粉のお豆腐ガトーショコラ」と「ちいさなあんみつ」 この日の「日替わりおやつ」は、「ベイクドチーズケーキ」「米粉のお豆腐ガトーショコラ」「ちいさなあんみつ」「バナナチョコマフィン」の4種類。通常は500円ですが、ランチとセットだと300円で味わえます! この場所から繋がる“縁”を大切に メニュー表をよく見ると、金額の「○○円」が、「○○縁」と書かれているのに気づくはず。名村さん夫妻は、人の“縁”に導かれるように知多半島の美浜町を訪れ、多くの人に支えられて移住することができたそう。 だからこそ、このお店から繋がる“縁”を大切にしていきたいと、名村さん夫妻は料理を提供するだけでなく、地域で出会ったプロの奏者によるピアノとフルートの生演奏会を開催したり、店内で地域の作り手の作品を販売したりしています。 今後は、移住を希望する人の相談に乗るなど、自分たちのできることを広げながら、この町に恩返しをしていきたいと考えているそう。 店主・名村さん夫妻さんにインタビュー ――美浜町に移住したきっかけとは? 雄一さん 以前、静岡県で林業を手がけていた私は、結婚して子どもが生まれたのをきっかけに、より経済的に安定した仕事に就こうと、慣れない営業職に転職しました。仕事は充実していて、社内での役割や期待も高まっていったのですが、その分、家族と過ごす時間はどんどん短くなっていく。 家族の幸せのために頑張っているのに、家族の幸福度がどんどん下がっていくことに違和感を覚えて、ついに体調を崩してしまったんです。 そんなとき、友人である「Rainbow Art」の店主・仙石さんのもとを訪ねてみたら、美しい海や自然、地域の皆さんの人柄の温かさに、居心地の良さをすごく感じて。もう一度、ここで家族の基盤を作り直そうと、移住を決意したんです。 ――パン作りを始めた経緯を教えてください。 陽さん 実は、私は幸田町にある「ダーシェンカ」というパン屋さんで、数年間修業していました。結婚後は、パン作りから離れていたのですが、改めて酵母について学びたいと、「ダーシェンカ」で開催される講座に申し込んだんです。 ところが、当日体調を崩してしまって。主人が代わりに参加したところ、一気に酵母の魅力にはまってしまい、今に至ります(笑)。 陽さん 当初は、自宅で焼いたパンを、近所の方にお裾分けしていたのですが、「おいしいから、ぜひパン屋を開いてほしい!」という声を多くいただくように。 そこで、パン屋をスタートし、「Rainbow Art」の休業日にお店を使わせてもらい、「パンプレート」のランチを提供していました。それもあって、今回「Rainbow Art」の建物を受け継ぐことになったんです。 乳製品や卵を使わない身体にやさしいおやつも販売 ――これからやっていきたいことは? 雄一さん 今年から、田んぼでお米作りをスタートしました。機械を使わず、苗からすべて手作業で育てる自然農法にチャレンジしています。また、妻は近隣の子どもたちを対象に、この場所でピアノ教室も開催しています。 これからも、このお店から広がる縁を大切にしながら、僕たちなりに地域に還元できるよう、様々なことにチャレンジしていきたいです! WRITER Sugiyama 自家製の天然酵母パンを味わいましたが、長野の無農薬リンゴから起こした酵母を使って焼かれたパンは、噛むほどにリンゴの甘みや香りが感じられて、とてもおいしかったです。副菜もそれぞれ野菜の味が濃く、種類も豊富でボリュームも満点でした!取材後、名村さん夫妻はお店の一角でお子さんたちと夕食を囲み、楽しそうに過ごしているのが印象的でした。ここ美浜町で家族の時間を大切に、自分たち自身が心豊かに暮らしているからこそ、お客さんにも幸せな気持ちを届けられるのだと感じました。 生きたパンと畑のごはん nanairo 問い合わせ 0569-47-6746 場所 愛知県知多郡美浜町野間須賀95 営業時間 11:00~15:00(LOは14:00) 定休日 月・金曜 駐車場 15台 支払方法 カード・電子マネー不可 Instagram @nanairobakery アクセス 南知多道路「美浜IC」より車で約10分 ※掲載内容は2023年6月時点の情報です ※価格は全て税込み表記です 撮影/千葉亜津子
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