二宮さん発案のセリフを見つけて

現場での仲の良さが伝わってくる、お三方の和んだ雰囲気が印象的でした

――さて、あっという間に終盤となりましたが、まだまだ喋り足りないことはありませんか。

今井さん 凧を飛ばして、糸電話を作るじゃないですか。悟、サステナブルだなと思いました(笑)

二宮さん そこ?(笑) あれは悟の「電話で話してみたい」っていう思いのもと、起きたアクションですからね。

監督 でも「電話したい」ってセリフも、実は和也さんの発案ですよ。

二宮さん ええ?僕でしたっけ?

監督 和也さんが発案したセリフ、結構ありますよ。

今井さん 覚えてないんですか?(笑) 二宮さんはやっぱり憑依型ですね。

監督 海で焼鳥屋の写真を見るやり取りも、“二宮アイデア”です。焼鳥屋のシーンを撮影したときは、写真を撮り忘れてしまって。次の日に「みゆきさんと写真撮っておけば良かったね」ってなって、もう1度ロケを組み直しました。

――覚えていないのも、今は二宮さんですから、役になりきっていたということですね。どんどん良い話が出てきますが、お時間となりましたので、最後にお客さまに向けて代表して二宮さん、メッセージをお願いします。

二宮さん 改めまして、本日は映画『アナログ』を選んでいただき、ありがとうございました。みんなで話していると、それは俺だったのかとか、それは誰だったのかということが、実際に蘇ってくるので、答え合わせではありませんが、一つの映画作品となって、皆さまと共有できるのは本当にありがたいな、うれしいなと感じています。

この先もずっとこのまま映画が残っていきますが、こんなにもたくさんの方が一か所に集まって、一緒に映画を観るって、こういう機会でないと、なかなかできません。多くの方と、この感情を共有できる、このような機会を僕らも何回もやれたらいいなと思っています。

また、名古屋にも来られたらなと思っていますので、これからもどうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。

会場 (拍手)

――皆さまも少しの時間でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか。本日お三方に聞いたポイントを踏まえ、また2度、3度と皆さんでご覧いただければと思います。本日はどうもありがとうございました。

EDITOR SETO

私も予告の段階から公開楽しみにしていた、映画『アナログ』。二宮さん演じる悟に思わず感情移入してしまい、映画は涙なしには見られませんでした。波瑠さん演じる携帯を持たないみゆきとの恋愛は、デジタルが発達した現代では想像も付かないもので、新鮮さも感じます。お三方の話を聞いて、注目ポイントを抑えつつ、次はいろんな登場人物の目線になって、映画を鑑賞したいと思いました。まだ劇場へ足を運べていない方も、すでに鑑賞された方も、何度でも見たくなるこの秋一番の感動作をぜひ劇場でご覧ください!

映画『アナログ』

出演
二宮和也 波瑠
桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎(なにわ男子)、坂井真紀、筒井真理子、宮川大輔、佐津川愛美、鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキー
監督
タカハタ秀太
原作
ビートたけし『アナログ』(集英社文庫)
脚本
港岳彦
音楽
内澤崇仁
インスパイアソング:幾田りら「With」(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
製作
「アナログ」製作委員会
制作プロダクション
アスミック・エースAOI Pro.
配給
東宝 アスミック・エース
公式サイト
https://analog-movie.com/


©︎2023「アナログ」製作委員会©︎T.N GON Co., Ltd.


※掲載内容は2023年10月時点の情報です

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【大ヒット上映中】映画『アナログ』名古屋での舞台挨拶に二宮和也さん、今井隆文さん、タカハタ秀太監督が登壇!

WRITER

Mizuki Seto

Mizuki Seto

愛知県出身。大学でデザインについて学び、編集職に憧れて入社。趣味はテニスと好きなバンドのライブへ行くこと。休日は愛用のカメラを片手に気になるカフェを巡っている。

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