ファン待望の音源化続々!

――「彼女のジャズマスター」はいつかのLIVEで聞いてからずっと好きだったので、音源化されてとてもうれしいです! 他にも「月光荘」や「サイン」など、これまで音源化されていなかった曲がたくさん収録されていて、まさに“時をかけるメロディー”だと感じています。今回、音源化に踏み込んだきっかけは?

ありがとうございます! アルバム制作時に、音源化していない曲は候補に入れていて、その中から今回のアルバムのテーマだったり、他の曲とのバランスを考えたりして、判断しています。「彼女のジャズマスター」でいうと、「目の覚めるようなメロディーをつれて」っていう一節があるんですが、今回のアルバムにぴったりだなと。来るべき時が来たという感じですね。


――まだ音源化されていない曲もいつか来ると思って待っています。「コナーラクへ」は19歳の頃に制作されたと聞きました。20年以上経った今、発表しようと思ったきっかけは何ですか?

そうなんです。きっかけは、前にこの曲をラジオで歌ったことがあるんですが、その録音がYouTubeに違法アップロードされていて(笑)。それをたまたま見つけて、当時のことを思い出しました。その時点ですでにアルバムの8割ぐらいは出来上がっていて、この曲も「時をかけるメロディー」だと思って、収録を決めました。

――当時どのような経緯で「コナーラクへ」を制作いたしましたか?

コナーラクは、インドの都市で「スーリヤ寺院」っていう太陽神を祀る寺院が有名なんですが、そこに行くために滞在していた街から30kmの道のりを自転車を漕いで向かったんです。そんなときに作りました。その時に泊まっていたゲストハウスでギターを弾いて歌ったりもした、思い出深い曲です。

――「マジカルダンサー」も、旅がきっかけの曲ですよね。

そうです。19歳の頃に「コナーラクへ」を作って、それからもずっとインドにまた行きたくて。20代に入ってからは色々余裕がなくて、ずっと行きたいと思いながらも行けなかったんです。それから15年後くらいに、やっと行けて。そのときに、インドからネパールに行ったんですが「ポカラ」というゲストハウスで知り合った日本人がいて。ハルキくんっていうんですけど、ダンサーとして活動されていて、そんなハルキくんとの出会いを歌にしました

小学生の頃は「芸人」から「児童会長」

――ドラマ『直ちゃんは小学三年生』の主題歌「恋はマーブルの海へ」は、初めてドラマの書き下ろしをされたということですが、制作するにあたって、これまでと書き下ろしではどのような違いがありますか?

やっぱり、期待に応えたいっていうので、プレッシャーは感じます。これまでにオファーをいただいたこと自体は何度かあるんですが、応えられないことも多くて。2020年に書き下ろした映画『#ハンド全力』主題歌「OH MY GOD」と、今作アルバム収録のドラマ『直ちゃんは小学三年生』主題歌「恋はマーブルの海へ」は、制作を始めて1週間くらいで出来上がって、うまくハマったなと。

――一週間! すごいですね。タイミングもあったんでしょうか。

元々構想していたものと、こうしてタイミングが合って、というのもあると思いますね。

――「恋はマーブルの海へ」は、小学生時代を思い出しながら制作したとのことでしたが、小山田さんはどんな小学生時代を過ごしていましたか?

小学生の頃は、クラスの爆笑をかっさらうような芸人でした(笑)。

――え!!すごく意外です。意外といっていいものか。

(笑)。ただ、芸というよりは、思いっきり鼻水を出してしまうとか、“天然”というか力技って感じだったので、だんだんそれが通用しなくなっていって(笑)。学年が上がるにつれて、大人しくなっていきました。でも、小学5、6年生の時は、児童会長でした。

――えー!すごい!

やっぱりこう、根っからの出たがりなんでしょうね。お笑いが通用しなくなったから、真面目な方向性にシフトチェンジして、何かしらの形で目立ちたいと(笑)。人前に出たり、なんか言ってみんなを沸かせたりするのが好きなんだと思います。

公園の遊具ではしゃぐ、わんぱくな小山田さん。

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小山田さんの名古屋で行ってみたいスポットは…?

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2ndアルバム『時をかけるメロディー』をリリース! アルバムに込めた思いや小山田壮平さんについて深掘りインタビュー

WRITER

Eri Kimura

Eri Kimura

三重県出身。学生時代は、読書や映画鑑賞、バンド活動に、アパレル店員として働くなど多趣味全開で奔走。現在は新人編集者として奮闘中!

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