東海地方からナマステカレー探訪! 型にはまらないアイデアが光る「Spice Buono!」【瑞穂区・瑞穂運動場西】
#カレー

2024.3.9sat

東海地方からナマステカレー探訪! 型にはまらないアイデアが光る「Spice Buono!」【瑞穂区・瑞穂運動場西】

誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。
カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。

第4回目は、2019年に間借りカレー屋としてオープンし、2020年に実店舗をオープンした「Spice Buono!(スパイス ボーノ)」。週替わりのスパイスカレーは、毎回2種類から選べます。また、2023年11月から、ナチュールワインとフレンチが楽しめる“ビストロごはん”屋として夜も営業。

今回は、スパイスカレーへの愛やビストロを始めたきっかけなど、じっくりお話を伺いました。

あふれるカレーへの愛で店をオープン

住吉町にあるバーでの間借り営業からスタートした「スパイスボーノ!」。現在は、「瑞穂運動場西駅」から歩いて約1分のところに店を構えています。

店内は、カウンター6席と座敷1卓(4席)の全10席で、アットホームな雰囲気。かつてこの場所は居酒屋だったとのことで、当時の面影も感じられます。

店主の華麗(カレー)なる手さばきを、カウンター越しで見られるのもポイントです。

インスピレーションから生まれる独創的な一品

「2種あいがけ」(1250円)+「たまごのピクルス」(150円)

取材日当日は、右から「チキンのチャイニーズカレー」と「なばなのキーマカレー」が盛り付けられています。プラス料金で具材をトッピングすることも可能です。店主のイチオシは、「玉子のピクルス」で、程よい酸味がカレーと絶妙にマッチ!

「チキンのチャイニーズカレー」

じっくりと煮込んだチキンのうま味を感じる「チキンのチャイニーズカレー」は、中国の調味料の豆豉(トウチ)豆板醬オイスターソースなどが入っています。

「なばなのキーマカレー」

一方こちらは、独特苦みを持つなばなと、さわやかな辛みが特徴の京七味が主役。一口食べれば、春の訪れを感じさせてくれること間違いなしです。
中央のターメリックライスは、山形県のブランド米「雪若丸」を採用。カレーとのバランスもバッチリ。

4種類の副菜は、箸休めやカレーと混ぜて食べるのも◎。 左から、「ポテトサラダ」「キャロットラぺ」「紫キャベツのピクルス」と、手前に「きゅうりのピクルス」です。

ワンオペ営業のため、注文は卓上のオーダー表に記入して渡すだけ! 代金も前払い制です。

夜営業の“ビストロごはん”にも目が離せない!

「パテドカンパーニュ」(968円)「ナチュールワイン」(グラス・1000円~)

昨年の11月から始めた夜営業の“ビストロごはん”。実は、約10年間フレンチやイタリアンのシェフをして活躍経験を持つ店主。オリジナルのビストロメニューと、ナチュールワインがそろいます。

ドライいちじくを練り込んだ「パテドカンパーニュ」は、肉をミンチにするところから店内で仕込むこだわりよう! シンプルな素材のみで作られた「自家製パン」にのせて召し上がれ♪

その他、「豚肉のロースト」やパスタなどもラインナップしています。スパイスカレーは昼のみの提供なので、ご注意を!

全国各地のカレーを食べ巡る“愛好家”ならではの味

扉のイラストは店主自身が描いたものなんだとか! 画伯です!

「カレーを作ることは、私にとって自己表現なんです」と語る、店主の竹内さん。5~6年前から全国各地の店を巡り、日々の研究を欠かさないんだそう。料理へのこだわりやこれからチャレンジしたいことなど、お話を伺いました。

――「カレー好きが高じて」店を始められたとのことで、店ならではのこだわりは?

カレー作りって自由なんです。元々フレンチやイタリアンの経験があるので、過去にはバルサミコ酢やポルチーニなどで作ったこともあります。食材もこだわっていて、生産者さんに会いに行くことも。また野菜は、体に優しいものをセレクトしています。

――毎週メニューも変わるので、考案するのも大変なのでは?

そんな週もありますね(笑)。最後の最後まで悩んでしまうこともあります。毎週食材を見て味を決めるのですが、レシピ化はしていないので、全く同じ味になることはありません。

――これからチャレンジしたいこととは?

沖縄の食材を使ったカレーにチャレンジしてみたいです。今注目しているのは、「島唐辛子」や、甘い香りが特徴の香辛料「ヒバーチ」。独特な味がするので、取り入れてみたいと考えています。

Hoshikawa

店主の熱意に圧倒! 玉ネギの炒め加減や、具材を煮込む時間など、一つひとつの工程を研究し尽くした逸品をぜひ味わってみてください。

Spice Buono!(スパイス ボーノ)

問い合わせ
090-8327-7212
場所
愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通6-5-2 サントピア瑞穂
営業時間
12:00~14:00(LO)、18:00~23:00(LOは22:00)※カレーは昼のみ
定休日
火~木曜(不定休あり)
駐車場
なし
支払方法
カード(夜のみ)・電子マネー可
公式サイト
https://spicebuono.owst.jp/
予算
昼1000円/夜4000円
アクセス
地下鉄「瑞穂運動場西駅」より徒歩で約1分

※掲載内容は2024年2月時点の情報です
※価格はすべて税込み表記です

LINEお友だち登録

Please Share

東海地方からナマステカレー探訪! 型にはまらないアイデアが光る「Spice Buono!」【瑞穂区・瑞穂運動場西】

WRITER

Yuna Hoshikawa

Yuna Hoshikawa

愛知県出身。まだまだ未熟なひよっこ編集部。ファッションと旅行が好き。暇を見つけては、お気に入りの洋服を着て、一人旅へ出かけるほど。何事も、思い立ったらすぐ始める派。

  1. トップページ
  2. GOURMET
  3. Yuna Hoshikawa
  4. 東海地方からナマステカレー探訪! 型にはまらないアイデアが光る「Spice Buono!」【瑞穂区・瑞穂運動場西】

KELLY’S
RECOMMEND
おすすめ記事

PICK UP! 注目の記事

SERIES 連載もの

ABOUT日刊ケリーとは

"GOOD LOCAL"な、
東海のライフスタイルマガジン。

雑誌『KELLY』がお届けする、"GOOD LOCAL LIFE(地元でのよりよい暮らし)"のためのWebマガジンです。「地元での暮らしがより心地良く、自分らしく、喜びを感じる日々になりますように」。そんな思いを込めて、まちの情報を丁寧に編んだコンテンツを配信します。身近な巡り合いで、地元がもっと好きになるはず。