2024.4.18thu
ヤングスキニーVoかやゆーさんに、EP『不器用な私だから』リリースインタビュー! 撮り下ろし写真もたっぷり掲載
かやゆーさんにとっての「忘れられない匂い」
―—2nd EP『不器用な私だから』リリースおめでとうございます。今の心境はいかがですか?
ついこの間、EP『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』をリリースして、もう次のEPリリースかという感じで。
音源だけじゃなくライブもですが、短いスパンで色々やらせてもらっているので、お客さんからも「もう新曲!?」っていう反応をいただいたりして。お客さんにとって、これからの活動を楽しみに感じてくれていると嬉しいです。今回のEPは、初めて挑戦したことがたくさんあって、今までにないような曲ばかりなので、新しい“ヤンスキ”を見てもらえたらと思っています。
—―新曲「雪月花」は、忘れられない匂いをテーマにした楽曲ですが、今回も実体験を基に制作されてますか?
そうですね。ただ、書き始めたのが結構前で、よく覚えてないんです。
—―どれくらい前ですか?
2年前くらいですね。当時は“匂い”がテーマの歌を作りたくて、書き始めました。その頃にはBメロまでできてて。そこから、1年前くらいに没になってた曲を久しぶりに弾いていたら、どんどん進んで「雪月花」が完成しました。
——かやゆーさんにとっての「忘れられない匂い」とは?
僕、基本的に匂いにも味にも鈍感で。味音痴だし、年中鼻詰まってるんで(笑)。臭くないと思っていたものが、実は臭かったみたいなことも多いし。だから、好きな匂いもなければ、香水も興味なくて、柔軟剤にもこだわりないんです。でも過去に唯一、いいなって思ったというか、“忘れられない匂い”がありました。今ではもう忘れちゃったんですが。
—―唯一の香り、気になります。どんなエピソードが?
名前は分からないんですけど、遊んだ女の子が付けていた香水で。めっちゃいい匂いだなって思って覚えていて、そこからしばらく経った後に、たまたまその子がライブに来ていて。弾き語りだったので、僕が物販に立ってたんですけど、顔をしっかり見ずに商品を渡そうとしたら、その匂いがして。同じ匂いだと思って、顔を見たら、その子だったんです。
—―運命的なものを感じさせられますね…。ますますどんな匂いなのか、ファンの皆さん気になっていると思います。
どんな匂いだったかは、本当に覚えてないですね。覚えてないから言葉に表せないけど、とにかくめっちゃよかった。今でも嗅けば思い出すと思います。
“ライブの鍵になるような曲ができた”
—―恋愛や日常をテーマにした曲が多いヤングスキニーですが、前回リリースされた友情ソング「愛すべき日々よ」に引き続き、今回リリースされた「精神ロック」では「バンドと音楽への愛」がテーマになっており、また新しい一面が見られました。制作してみていかがでしたか?
いつもそうなんですが、こういう曲を書きたいと思って書いたわけじゃなくて、たまたまその時に書き出したタイミングで、思っていたことがストレートに出た、というか。ライブでやるときもお客さんの反応もよくて、ライブの鍵になるような曲ができてよかったなと感じています。
――かやゆーさんの中に秘められている情熱というか、ロックバンドへの思いを感じました。歌詞は、どのようなことを考えながら書かれましたか?
コンセプトを持ってたわけじゃなく「ロックバンド」だったならこうであれみたいな、そういうよくわかんないしょうもない人がうざいっていう気持ちを殴り書きのように書き進めていったって感じですね(笑)。
—―2020年に「ヤングスキニー」での活動を始め、自身の人生や生活の中に「ロック」や「音楽」の存在があるということは、かやゆーさんにどんな影響をもたらしていると思いますか?
最近まで気づいていなかったんですが、自分にとって「音楽」は日常の一部なんだと、改めて実感しました。移動中も音楽を聞いていない時はなかったし、イヤホンを忘れたときは地獄だなって思いますし。だから、音楽で救われるとかそんなのは別にないんですけど、“当たり前にあるもの”というか、日常の一部だなって。
—―わざわざ好きだと公言するものでもないというか。
そうそう。だから「趣味はなんですか?」っていう質問に「音楽」と答えたこともないですし。わざわざ好きだというものじゃないって思ってます。
—―鍵盤を入れたサウンドも素敵ですが、今回はシンプルな4ピース・サウンドが多く、初期の頃を彷彿とさせられて、すごく良かったです。原点回帰したことで、皆さんの進化も改めて感じられました。
これもあえて4ピース・サウンドでやろうと思ったわけじゃなくて、たまたまできた曲たちが、そのままでいい感じに仕上がったので、鍵盤を入れない選択をした曲が多かったですね。今回再録した「別れ話」も変わらず、4ピース・サウンドで鳴らしているので、進化が一番分かりやすいと思います。自分でも聞き返すと、成長したというか、前が下手すぎたと(笑)。
――いやいや。
いやでも本当に(笑)。下手すぎたものを今回再録でリリースできて、ようやくちゃんとロックバンドになれたなっていう感じはしました。
――でも、楽器隊の成長はもちろんのこと、かやゆーさんの歌声に力強さがより増していたのが印象的でした。
本当ですか。自分の歌はあんまり聞いていなかったので、そういってもらえて嬉しいです。ありがとうございます。
—―「恋は盲目」では、ドラマのOPテーマとして書き下ろされた曲ということですが、制作してみていかがでしたか?
ドラマのタイアップということで、設定もあって、その時の気持ちで書く自分にとっては難しかったです。最初に提案したものは、最初から最後まで強い女性を表現していたんですが、もう少し弱さを見せてほしいとのことだったので、最初は未練が残っているけど、段々前に向かっていく女性の曲になりました。タイアップだからこそ、形が変わって、よりいい曲に仕上がったと思います。
「ベランダ feat.戦慄かなの」コラボのきっかけ
――新曲「ベランダ feat. 戦慄かなの」は、フィーチャリングゲストとして戦慄かなのさんが参加し、SNSでも話題となりましたが、コラボのきっかけはなんですか?
曲ができた時点で誰か誘うつもりはなかったんですが、編曲していくにつれ、ヒップホップの要素を入れた曲にしようという方向性になって。そうなった時に誰か呼びたいと思って探しました。戦慄さんを選んだのは、シンプルに声が好きで。違うジャンルの人と組みたいと思っていたのもあって、戦慄さんに声をかけました。
—―元々、戦慄かなのさんとの交流はありましたか?
一度だけ。去年の夏に同じライブに出演することになって、挨拶程度でした。そこで仲良くなったとかもなく、レコーディングの時が初対面くらいでした。
――今回のコラボを経て、戦慄さんへの印象に変化はありましたか?
そうですね。ちょっと怖かったイメージがあったんですが、めっちゃ話しやすかったです。他のインタビューで、お互いの日頃聞いている音楽を話すことがあったんですが、こんな音楽聞いてるんだって発見があって、すごく多才だなと思いました。
――ルーツはブラックミュージックで、洋楽をよく聞いているそうですね。
そうそう。暇なときには知らない国の音楽ランキングを漁っているらしく、変だなって思いました(笑)。
――共感できないですか?
全くわかんないですね。中学生の時は洋楽も聴いていましたが、歌詞がそこまでしっかり分からなくても、メロディーが好きな曲じゃないと聞けなかったので。あんまりメロディーが自分に刺さらないうえに、歌詞も分からないとなると、僕には難しいなって。
—―かやゆーさんには確かに、ラップとかヒップホップのイメージはあんまりないですね。
僕は全然ラップを聴かないですね。時々、TikTokとかSNSで伸びているものを聴いてみたりするくらいで。ラップは通ってなかったけど、好きな曲の中にラップの要素が入ってたりとかはありました。例えば、くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」、ジェニーハイとちゃんみながコラボしてる「華麗なリップ」とか。どうやって曲中にラップを入れ込んでいるのか、参考にしましたね。
前回のインタビューでも上がった「FRUITS ZIPPER」
—―前々回のインタビューで、「今後挑戦してみたいこと」をお聞きした際「自分と異なるジャンルの音楽で自分の色を出したい」とお答えいただきました。楽曲提供ではないですが、異なるジャンルで活動される戦慄さんとのコラボを経て、改めていかがでしたか?
初めは自分がつくった歌を、自分じゃない人が歌うことに慣れてなくて。想像していた歌い方じゃなくて、直してもらおうかとも思いましたが、だんだんその人の個性を尊重して自由に歌ってもらったほうが、僕との違いが出て、めっちゃ面白いって気づきました。自分がつくった曲が思っていた通りに進まないっていうのが一番危惧していたことなんですけど、今回のコラボを経て、それもそれでありだなって。
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ヤングスキニー、1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』リリースインタビュー
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—―今後のコラボもすごく楽しみです。前回のインタビューではFRUITS ZIPPERとコラボしたいとおっしゃってましたが、その気持ちは今も変わらず?
変わらず、推してます。かわいいなぁと。
――(笑)。
この前、イベントでコラボすることがあって、ライブの日程は違ったんですが、お互いに「会場にいる皆さん」的なビデオコメントを映したときに、FRUITS ZIPPERの皆さんが僕たちに向けて「いつもありがとうございます。ぜひライブに来てください」って言ってくれて。気持ちよかったです。
—―気持ちよかった(笑)。 ライブに行ったことはありますか?
1年前ぐらいに、FRUITS ZIPPERの1周年ライブのチケットを取って、一人で行くのは気まずかったので友だちに「お前のチケット分も出すから、ついてきてほしい」って言って。細いサイリウムのペンライトをメンバー分買って、持っていきました。
――ちゃんと推し活してる!
結構前のほうで見れて、嬉しかったです。
—―いつかコラボが叶うといいですね。
でも、さすがに、どんな曲というか、どんな路線で書けばいいのかわからなすぎて(笑)。「ゴミ人間、俺」みたいな曲を歌わせるわけには…
—―(笑)。お互いに新しい一面が見られるかもしれませんね。FRUITS ZIPPER以外だと、他にコラボしたいアーティストはいらっしゃいますか?
現時点では、コラボしたいと思っているアーティストは思いつかないですね。僕、基本的に誰かと一緒に作品を作るのは苦手なんで、できた曲を歌ってもらうとか、作ってもらった曲を自分が歌うとかだったらいいかもしれないけど、誰かと一緒に作るのは想像したことがないですね。でも、今回の戦慄さんみたいに、ゲストボーカルを招くのは、またしてみたいです。できた曲でこのひとが合いそうだなって思った人に声をかけさせていただく感じで、誰がいいとかは決まってないです。
—―2020年8月に結成され、あと4カ月で結成4年目を迎えます。濃い4年間を過ごされたと思いますが、ヤングスキニーはどんなバンドになったと思いますか?
今回のEPもそうですが、その時やりたいなって思った音楽と、こうすればもっといい曲になるんじゃないかって、コンセプトは決めずにその時その時にあわせて制作できているので、変に縛られず、形にとらわれずに、好きなようにやれてると思います。それは結成からずっと変わってなくて、唯一変わったとすれば、個々の技術とスキル。一人ひとりすごく個性も強いので、個人での活動もこれから増えていくんじゃないかなと思います。
—―いよいよ16日から10都市のツアーが始まりますね。
ワンマンライブは1年ぶりで、前回は対バンツアーだったので、日によって対バン相手が違ってMCもそれに合わせて毎回違うことを話せてたんですけど、今回は僕たちしかいないから、同じようなライブにならないように工夫していきたいなと思います。毎回同じだと、お客さんが飽きちゃうよりも、自分たちが一番飽きちゃうから(笑)。刺激を自分たちに与えられるようなライブにできたらいいなと思ってます。
――ありがとうございました!
ヤングスキニー EP『不器用な私だから』
2024.03.13 RELEASE
初回限定盤(CD+DVD) VIZL-2291 3850円
通常盤(CD) VICL-65930 2200円
【CD収録内容】
1.雪月花
2.ベランダ feat. 戦慄かなの
3.恋は盲目
4.精神ロック
5.別れ話 (2024 ver.)
【DVD収録内容】※初回限定盤に付属
「“老いてもヤングスキニーツアー vol.2” vol.2あったんだ編 Live at Zepp Shinjuku(TOKYO)」
ライブ映像およびツアードキュメンタリー
<収録曲>
1.愛の乾燥機
2.ヒモと愛
3.ゴミ人間、俺
4.本当はね、
5.らしく
6.精神ロック
7.バンドマンの元彼氏
8.ごめんね、歌にして
9.東京
10.8月の夜
11.憂鬱とバイト
En.ロードスタームービー
Documentary of “老いてもヤングスキニーツアー vol.2” vol.2あったんだ編
▼ツアー情報
「“老いてもヤングスキニーツアーvol.3”2度あることは3度ある編」
4月13日(土)香川 festhalle
4月14日(日)Zepp Osaka Bayside
4月19日(金)北海道 Zepp Sapporo
4月26日(金)Zepp DiverCity(TOKYO)
▼ライヴ情報
「ヤンスキ春の野音祭り 東京編」
5月6日(月・祝)東京 日比谷公園大音楽堂
OPEN 17:00 / START 18:00
「ヤンスキ春の野音祭り 大阪編」
5月25日(土)大阪城音楽堂
OPEN 16:30 / START 17:30
ヤングスキニー、1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』リリースインタビュー
今、最も注目を集めているロックバンドのヤングスキニーが2023年3月15日(土)に、1stフルアルバム『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』をリリース! “嘘だらけで、矛盾だらけな日常の歌を歌う”をコンセプトとした、どこか切ない楽曲で、若者の心を鷲掴みにしているヤングスキニー。今回、バンド初のフルアルバムをリリースしたということで、アルバムに対する想いやツアーに対する意気込み、名古屋の思い出など、かやゆーさん(Vo/Gt)&しおんさん(Dr)にお話を伺いました! ヤングスキニー プロフィール かやゆー(Vo/Gt)、ゴンザレス(Gt)、りょうと(Ba)、しおん(Dr)の4人からなる、平均年齢20歳の4ピースバンド。シンガーソングライターとして活動していた“かやゆー”が中心となって、2020年8月に結成。2021年2月に「世界が僕を嫌いになっても」のMVを公開後、SNSを中心に反響を呼びTikTokで楽曲を使用した動画が急増、現在MVの再生回数は100万回を突破。若者のリアルな思いを描く等身大の歌詞に、10代や20代から熱い支持を受けている。 初の1stフルアルバム、タイトルは1年半前から ――バンド初のフルアルバムということですが、今作はお二人にとってどのような作品になりましたか? かやゆーさん どの曲を取っても“良い”と思えるアルバムが出来上がりました。初のフルアルバムなので、バンド結成2年半の集大成としてふさわしいものになったんじゃないかなと思います。 しおんさん 今までのファースト、セカンドミニアルバムと比べて、10曲それぞれに個性がしっかりあって、色んなジャンルが詰まっているので、音楽性を感じてもらえるアルバムを作れたと思います。かつ、メンバーで意見を言い合ったり話し合ったりして、一曲一曲に時間をかけられたので、納得のいくものになりました。 かやゆーさん メジャーデビューしたからといって、これまでと変わりなく今まで通り、自分の好きなように曲を作ることができました。ただ、これまでのアルバムと比べると、最後までワクワクしながら聴くことができる、ジャンル豊富なアルバムになったなと。バンドとして、大きく成長できたアルバムになったと思います。 ――タイトルの『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』は、収録曲「ごめんね、歌にして」の歌詞から付けられていますね。 かやゆーさん 「ごめんね、歌にして」ができたのが1年半前で、この曲の中にあるフレーズを“次のアルバムのタイトルにしよう”ってずっと決めていました。でも、これといった理由は正直なくて。歌詞の一節をタイトルにしたいと考えていたくらいですね。 アルバムタイトルが決まってからもどんどん曲が出来ていったんですが、結果、どの曲にも「歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた」という部分を持ってるなと感じます。 ――収録曲の中で特に思い入れのある曲や、特に好きな曲を教えてください。 かやゆーさん 僕は「ゴミ人間、俺」の歌詞と曲調が一番好きですね。まさに「どんなことでも許されると思っていた」っていう要素が出ている曲だと思いますし、なかなかこういうことを歌っている曲もないと思うので、自分じゃなきゃ書けないんじゃないかな、と。 しおんさん 僕は「美談」という曲が好きです。このアルバムの中で一番歌詞が共感できるんじゃないかな。付き合っていた人のことを思い出すときって、悪い思い出よりも良い思い出とか、その人の良いところばかり浮かんでくるっていう、多くの方が共感できる歌詞だと思います。歌詞もそうですし、サウンド的にも、ヤングスキニーの中でもテクニカルなことに挑戦している曲なので、ぜひ注目していただきたいですね。 次のページ… 8割が実体験で、2割は妄想 8割が実体験、2割は妄想 ――代表作「本当はね、」をはじめ「美談」「好きじゃないよ」など、恋愛や失恋をテーマにした曲が多いですが、どれも実体験に基づいて書かれているのでしょうか? かやゆーさん 8割が実体験で、2割は妄想で作っています。自分が主人公だったり、相手を主人公にして自分のことを客観的に書いてみたり、自分のことを女性目線で書いてみたり……。色んなパターンがありますね。「コインランドリー」の歌詞に出てくる「どこの誰のかもわからないTシャツも一緒に取り出して」とか、そういうアイテムや場所は、曲に合わせて2割の妄想で書いてます。 ――曲によって「僕」や「俺」「わたし」と一人称が異なっているのも印象的で、アルバムの中に色んなストーリーが詰め込まれていますよね。 かやゆーさん 作詞の際に、この曲は女性視点、この曲は男性視点で書こう、とかはあんまり考えてなくて。「僕」よりも「わたし」のほうがメロディに当てはまるな、とかそういう直感で選んでいます。「本当はね、」もAメロ、Bメロではまだ性別がはっきりしていないのも、初めは女性視点で書こうとは考えてなくて、書いているうちに決まっていきました。 ――「本当はね、」は特に、曲が進んでいくことで、主人公の輪郭がはっきりしていく感じがします。 かやゆーさん そうですね。「メイクもヘアセットも全部あなたのため」ってフレーズを入れてから、この曲は女性視点で書こう、って決めたので、曲の後半は女性視点として具体的な表現が入っていきます。 ――ヤングスキニーといえば、若い世代から共感を集めるリアリティな歌詞や心理描写が聴きどころですが、普段どのようなものからインスピレーションを受けていますか? かやゆーさん ものではないですが、影響を受けたアーティストは、「クリープハイプ」と「マカロニえんぴつ」ですね。あと、小さい頃は、「Mr.Children」、学生の頃は「back number」や「ゆず」をよく聴いていました。恋愛ソングはとても親しみがあって好きなので、自分から出てくるものも恋愛をテーマにした曲が多いんだと思います。 次のページ… 初の県外ライブは名古屋!が、苦い思い出も…? 初の県外ライブは名古屋!が、苦い思い出も…? ――今回、全国ツアーも決定し、4月14日(金)には名古屋CLUB QUATTROでワンマンライブも行われます。名古屋にはどのような印象がありますか? かやゆーさん 僕がバンドを結成する前の弾き語りをしていた時から、名古屋のバンド「ねぐせ。」のりょたちくんに仲良くしていただいているので、めちゃくちゃ来てたわけではないんですけど、りょたちくんに案内してもらいながら、古着巡りに行ったりご飯食べたり、ちょくちょく遊びに来てます。 しおんさん 味噌カツも、ちょうどさっき食べてきました! かやゆーさん 初めての県外でのライブも名古屋だったと思います。 しおんさん 「GOLD RUSH」でしょ。 かやゆーさん 「GOLD RUSH」だ。夜行バスで行って、ライブして、夜行バスで帰って。 しおんさん いや、違うよ。かやゆーくんは帰れなかったんだよね?(笑) かやゆーさん そう!僕とりょうと(Ba)は帰れなかったんだ(笑) 打ち上げにギリギリまで参加してたら、帰りのバスを逃してしまって……。 ――他のメンバーたちは乗れたんですよね? かやゆーさん 僕とりょうとは、めちゃくちゃ走ってバスを止めようとしたんです。なんならバス停にも二人よりも早く着いていたんですけど、乗るバスを知っているのはゴンザレス(Gt)だけで。着いていたにも関わらず、乗るバスを知らずに乗りそこねて、結局当時のドラムメンバーとゴンザレスだけがバスに乗れて、僕たちは置いて行かれました。 しおんさん (笑) かやゆーさん ゴンザレスも「出発を待ってほしい」とバスの人に交渉してくれてたみたいなんですけど、「もう止められない、出ちゃう!」っていうメッセージがきて(笑)。そのあと駅前のビジネスホテルに泊まって、悲しみの牛丼を食べました。 ――名古屋でのライブの思い出はありますか? しおんさん ライブでいったら、一番難しいと思ってます。だからこそ今回のツアーで覆してやろうと。 かやゆーさん あえて言わなかったのに(笑)。たしかに名古屋は、他県でのライブと比べると、リアクションがあまりなくて、難しいかもしれないです。 しおんさん シャイな方が多いのかも。 かやゆーさん だからこそ、今回やってやろうじゃないですけど。 しおんさん 気合入ってます。一番。 ――お二人とも、古着が好きとお聞きしたのですが、古着の街・大須商店街には行かれたことはありますか? かやゆーさん 名古屋に来て時間があるとき、よく行きますね。 しおんさん 東京の下北沢と比べて、価格帯が安くて良い! かやゆーさん 下北沢とか大阪のアメ村とかは、結構チェーン店が多いイメージがあるんですけど、名古屋に来たらそこにしかないお店がたくさんあって面白いですね。 二人のこれから挑戦したいこと ――結成から約2年半でメジャーデビューから1stフルアルバムのリリースと、勢いが止まりませんが、今後挑戦してみたいことはありますか? かやゆーさん 誰かと共作してみたいと思っていたんですが、今回のアルバムに収録されている「夜のままで」でメンバーのゴンザレスと初めて共作ができたので、次は楽曲提供をやってみたいなと思っています。 ――具体的に「この人に提供したい」というのはありますか? かやゆーさん 最近、アイドルにハマっていて。アイドルに限らず、自分とはかけ離れたジャンルの音楽で自分の色を出せたら、今までにない音楽を作り出せると思うし、カッコいいなって思います。 しおんさん 僕は音楽に専念しながら、音楽以外でも活動の幅を広げていきたいなと思っています。洋服が好きなのでモデルもやってみたいし、今年はマルチな活動にチャレンジしたい。バンドとしても、大きなステージやフェスに立ちたいですね。より多くの人に僕たちの音楽を届けたいです。 ヤングスキニー 1stフルアルバム 『歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていた』 2023年3月15日(水)リリース 初回限定盤(CD+DVD)4400円 通常盤(CD)2970円 【CD収録内容】 1. ヒモと愛 2. ゴミ人間、俺 3. 本当はね、 4. 美談 5. コインランドリー 6. 好きじゃないよ 7. 夜のままで 8. 東京 9. らしく 10. ごめんね、歌にして 【初回限定盤付属DVD収録内容】 「保証はないけどあなたを幸せにできる気がするワンマンツアー Live at SHIBUYA CLUB QUATTRO」 1. 東京 2. ゴミ人間、俺 3. ヒモと愛 4. バンドマンの元彼氏 5. ごめんね、歌にして 6. 本当はね、 7. コインランドリー 8. また冬が終わって 9. 憂鬱とバイト 10. ロードスタームービー 購入URL https://jvcmusic.lnk.to/yanski_1stalbum 【全国ツアー情報】 「歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていたワンマンツアー」 4月1日(土)新潟・GOLDEN PIGS RED STAGE 4月5日(水)仙台・darwin 4月8日(土)札幌・BESSIE HALL 4月12日(水)大阪・UMEDA CLUB QUATTRO 4月14日(金)名古屋・NAGOYA CLUB QUATTRO 4/月16日(日)山梨・KAZOO HALL 4月18日(火)香川・高松 DIME 4月20日(木)広島・SECOND CRUTCH 4月22日(土)福岡・BEAT STATION 4月27日(木)東京・LIQUIDROOM ALL SOLD OUT 公式サイト https://www.yangskinny.com/ ※掲載内容は2023年3月時点の情報です
今をときめくヤングスキニーが大須の古着屋に!メジャー1st EPリリースインタビュー
2023年9月27日(水)、平均年齢21歳!今をときめく人気ロックバンド・ヤングスキニーが、メジャー1st EP『どんなことにでも幸せを感じることができたなら』をリリースしました。 そのビジュアルや耳に残るメロディと歌詞に、10代・20代の間で注目の的となっているヤングスキニー。最近では、メディア露出やタイアップ曲の書き下ろしなど、目まぐるしい活躍ぶりをみせています。そんな彼らに、1st EPリリースに対しての思いや楽曲・MV制作秘話など、たっぷりインタビュー!メンバーそれぞれのキャラクターも見えてくるはず。 さらに今回は、中区・大須にある古着屋「Feeet 2nd」でシューティング。メンバーの自然体で楽しむ様子を、ぜひご覧ください。 大須の古着屋さんでショッピング! ――前回、かやゆーさんとしおんさんにインタビューさせていただいた時、「名古屋に来たら大須商店街の古着屋に行く」と言っていたので、今回、大須にある古着屋「Feeet 2nd」さんでロケ撮影させていただきました。 全員 めっちゃ楽しかったです! ――皆さん、たくさん購入されてましたね! かやゆーさん めっちゃ買いました。こういう機会、最近あんまりないので、逃したらもったいない。 しおんさん 買っちゃいましたね。古着は本当に出会いなので、うれしい。 古着が大好き!と明言する、Drのしおんさん ――ちなみに、好きな女性のファッションは何ですか? しおんさん 僕、無条件で好きなのが、〈ドクターマーチン〉のブーツを履いている女の子。めっちゃ可愛いです。もちろん、長いほう。長くないとだめです。 りょうとさん 僕は、ワンピース。 ゴンザレスさん 俺、結構、ビッグシルエットのパーカー系が好き。ラフな感じ。 かやゆーさん ヘソ出てて、ピチピチの服が好きです。 全員 (笑)。 メンバー皆で、仲良く服を選び合っていました 1st EPリリース!メンバーそれぞれのベストソングは? —―メジャー1st EPリリース、おめでとうございます!今回のEPは全体的に爽やかな印象を受けて、今までと違うヤンスキの新しい一面を見れた気がします。リリースを迎えて、今の率直なお気持ちを聞かせてください。 かやゆーさん やっぱり、デジタルシングルのリリースよりも、こうやってCDという形で出すことで、自分たちの曲を世に出したという実感が違いますね。めっちゃうれしいです。今回のアルバムには新曲だけじゃなくて再録も入っているので、デビュー前から聴いてくれていた人も喜んでくれるんじゃないかなと思います。 —―「8月の夜」の2023年ver.、とても素敵でした。 かやゆーさん ありがとうございます。僕自身、レベルアップしたなと感じました。お客さんはこれまでの「8月の夜」をずっと聴いてくれているので、あんまり変えすぎても良くないと思っていたので、今までの良さを残しつつ、シンプルにレベルアップした楽曲になってるんじゃないかなと。 真剣な眼差しで服を選ぶ、Vo&Gtのかやゆーさん ――今回収録されている5曲の中で、個人的ベストソングをそれぞれ教えてください。 かやゆーさん 僕は「愛すべき日々よ」が一番お気に入りです。江崎グリコ「セブンティーンアイス」のプロジェクトで生まれた楽曲なんですが、自分が心から思っていることを一番詰め込めた楽曲になったんじゃないかな。 しおんさん 僕は「8月の夜(2023 ver.)」です。前回のリリース時は、僕が加入する前なので、ヤングスキニーとして初めて出した楽曲に参加できたっていうのがすごく感慨深くて。サウンド面でも重厚感があって、聴き応えのあるロックな楽曲になっています。 ゴンザレスさん 「愛の乾燥機」ですね、やっぱり。他の曲よりも、ギターを前に出した楽曲にしていただいたので、聴いてほしいフレーズがたくさんあります。 りょうとさん 僕は「君の街まで」。ヤングスキニーの中では珍しくリズムが軽快な曲で、テンポも早くしていて、結構いい仕上がりになったと感じております。 Gtのゴンザレスさん、犬トレーナーを見つけてドヤ顔 あのメンバーが“恋ステ”のオーディションに!? ――推し曲が見事にバラバラですね!「君の街まで」は、ABEMAの人気恋愛番組『恋する♥週末ホームステイ 2023夏』のオープニングテーマとして書き下ろされた曲ですね。 かやゆーさん “アップテンポで軽快に、夏っぽく、遠距離恋愛の二人”というテーマだったので、それに合わせて制作しました。二人の会えない時間がどんどん縮まっていくような楽曲にしたいなと。二人の距離が遠いけど、近いみたいな。そういうものを表現できた楽曲になったと思っています。 ――恋人に会いに行くワクワクドキドキ感があって、遠距離恋愛というテーマにぴったりな楽曲だと思いました。ちなみに、皆さんは“恋ステ”をご覧になったことは? かやゆーさん 挿入歌として使ってもらったので、それで観始めました。しおんはオーディションに応募したことがあるそうです(笑)。 しおんさん そうなんですよ、僕は中学生の頃から好きで。落ちたんですけど…出たかった!でも、僕とかやゆーくんはスタジオゲストとして出させてもらったので、違う形で出演できてうれしかったです(笑) ――他の皆さんはいかがですか? ゴンザレスさん 僕は今回の書き下ろしがきっかけで。今まで恋愛リアリティショーみたいな番組を観てこなかったんですけど、観てみたら面白かったです。もう味わえない青春を摂取してる感じが。 ――摂取!(笑) ゴンザレスさん かわいいなっていう。遠目に見てる感じになっちゃうんですけど。高校生、いいね…って(笑)。メンバーの中でも僕、最年長なんで。 ――でも、分かります…(笑)りょうとさんはいかがですか? りょうとさん 僕は高校生の頃に友達が出てたので、ちょっと観たことがあります。 かやゆーさん …ん!?初知りなんだけど。 しおんさん いや、出てたんかい!僕、りょとくんの友達に負けたんだ…。 ――友達が恋愛番組に出てたら、少し複雑ですね。 りょうとさん そうなんですよね。でも、面白かったです、色んな意味で。 ――じゃあもし、しおんさんが出たら…。 りょうとさん 面白いですね。絶対に観ます。 しおんさん やだやだ、めちゃくちゃやだ(笑) 気分はもう秋モード!な、Baのりょうとさん 「君の街まで」MV撮影の裏側や秘話も ――MVも拝見しました。撮影場所は電車内&駅構内だったと思うのですが、MV撮影時の印象的なエピソードはありますか? かやゆーさん 撮影の前日、僕、めちゃくちゃ飲んでて。朝に2回吐いてから撮影したので、顔のむくみが取れてめっちゃビジュアル良かったと思います。 しおんさん かやゆーくん、シジミ汁飲んでたもんね。 ――切なげな顔の裏に、そんな背景があったんですね。個人的に、しおんさん以外すごい切なげな顔で、しおんさんだけすごい笑顔だったのが印象的です。 しおんさん 違う違う!彼らは別に切なげにやっているわけじゃなくて、集中しすぎて、そう見えてるだけなんです。僕は余裕があるから楽しそうなんです。 全員 (笑)。 しおんさんはメンバー最年少! ゴンザレスさん 僕、寝るシーンがあったんですけど、気づいたらガチで寝てて。 全員 (笑) かやゆーさん そうだそうだ(笑) ゴンザレスさん 本当に寝てて。あそこだけ記憶ないんですよね。だから「ゴンちゃんだけやけにリアルだね」ってコメントが結構来るんですけど、実は本当に寝てます。 高校生と対談を経て誕生した「愛すべき日々よ」 ――撮影の裏側を知れてうれしいです。「セブンティーンアイス」のプロジェクトで生まれた「愛すべき日々よ」は、歌詞も高校生との対談から制作したそうですね。 かやゆーさん 高校生と話してテーマに沿って書いたものの、結果、一番自分の思いを詰め込めることができた楽曲になりました。だから、今回のEPの中でも、歌詞が一番好きですね。他の曲は大体、歌詞とメロディが同時に浮かんできて、とはいえメロが少し先行してるんですが、「愛すべき日々よ」は歌詞が先行して浮かんできたんです。「もっと入れたい歌詞あったな」「なんか入りきらなかった」とか、そういう気持ちもあるくらい歌詞が先行してましたね。 ――これまでドロドロな恋愛を表現されているイメージだったので、かやゆーさんがこんな歌詞も書くんだとすごく衝撃的でした。 かやゆーさん たまーに日常のことを歌ったりはするんですけど、友情ソングは初めてですね。今までにない、新しい感じが出せてよかったです。 ――皆さんはいかがですか? ゴンザレスさん 高校生の皆それぞれ、ちゃんと色々考えてるんだなって思いました。それぞれやりたいこととか、やりたいことはなくても将来に迷ってたりとか。課題とそれに対しての解決策を追い求めていて、すごいなっていう。 しおんさん 僕は、かやゆーくんが作ってくれたこの楽曲の歌詞とメロディーに、格好つけたりせず、純粋に向き合おうと思いましたね。歌詞もストレートな楽曲なので、難しいことはせずシンプルに曲が伝わるようにって。 ――「愛の乾燥機」は一曲のなかに色んな遊び心が詰まっていて、ヤンスキの進化を改めて感じさせられました。「愛の乾燥機」のギターはまた一段と良かったです! ゴンザレスさん かやゆーが「こんな感じのメロディがいい」みたいなところから色々派生させて作っていって、イントロや間奏のリフもかなりキャッチーにしました。サビも、かやゆーのメロに対してチョーキングで同じ音を入れてるところもこだわりなので、ぜひ聴いてほしいです。あとはやっぱり、ソロ。今までのソロはわりとメロディアスなソロが多めで、ゆったりとしたものが多かったんですが、これはもう“THE・ロック”ですね。 ――たしかに、洋楽のような印象を受けました。 ゴンザレスさん 本当ですか。最近、洋楽を聴いているので、それが出てるのかもしれないです。 ――レッチリとか? ゴンザレスさん すごい、まさにそこらへんですね。「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」とか「ガンズ・アンド・ローゼズ」とか。 かやゆーさん すごい。やっぱり音に出るんだ。 ゴンザレスさん キャッチーさは僕的に残したかったので、個性的な音を入れるというよりも、王道なロックな感じを入れるように意識しました。 ――貴重なお話、たくさんありがとうございました! 「Feeet 2nd」(@feeet_2nd)さん、快く撮影にご協力いただき、本当にありがとうございました!メンズもレディースも、ユニセックスで着られる古着を取りそろえており、ヴィンテージの魅力を存分に感じられます。ヤンスキの皆さんもトリコにした「Feeet 2nd」に、ぜひ行ってみてください♪ ヤングスキニー メジャー 1st EP 「どんなことにでも幸せを感じることができたなら」 2023年9月27日(水)RELEASE 初回限定盤(CD+DVD) VIZL-2227 4400円 通常盤(CD) VICL-65874 2200円 VICTOR ONLINE STORE限定セット (初回限定盤+オリジナル・ラバーキーホルダー) 5500円 VICTOR ONLINE STORE限定セット (通常盤+オリジナル・ラバーキーホルダー) 3300円 収録曲 01. 君の街まで 02. 愛すべき日々よ 03. 君じゃなくても別によかったのかもしれない 04. 愛の乾燥機 05. 8月の夜 (2023 ver.) DVD収録内容 ※初回限定盤のみ 「歌にしてしまえば、どんなことでも許されると思っていたワンマンツアー Live at LIQUIDROOM 2023.04.27」 ロードスタームービー / 8月の夜 / 愛鍵 / 本当はね、 / ヒモと愛 / ゴミ人間、俺 / コインランドリー / 美談 / 好きじゃないよ / また冬が終わって / 東京 らしく / ロードスタームービー / ごめんね、歌にして / En1. 世界が僕を嫌いになっても / En2. 憂鬱とバイト 「いつか僕は誰もが羨むバンドになってやるフリーライブ Live at 代々木公園野外音楽堂 2023.03.15」 ヒモと愛 / ゴミ人間、俺 / 本当はね、 / 美談 / コインランドリー / 東京 / らしく / ごめんね、歌にして ヤングスキニー presents. 老いてもヤングスキニーツアーvol.2 “vol.2あったんだ編” ※全公演ゲストあり 全公演SOLD OUT 10月7日(土)高知 X-point. 10月9日(月・祝)岡山 CRAZYMAMA KINGDOM 10月11日(水)兵庫 VARIT 10月12日(木)京都 KYOTO MUSE 10月14日(土)大阪 BIGCAT 10月15日(日)広島 LIVE VANQUISH 10月17日(火)静岡 LiveHouse浜松 窓枠 10月21日(土)香川 MONSTER 10月22日(日)岐阜 CLUB ROOTS 10月24日(火)愛知 THE BOTTOM LINE 10月26日(木)福島 郡山HIPSHOT JAPAN 10月27日(金)宮城 Rensa 10月29日(日)岩手 CLUB CHANGE WAVE 11月1日(水)長野 CLUB JUNK BOX 11月2日(木)金沢 EIGHT HALL 11月4日(土)新潟 LOTS 11月7日(火)山梨 甲府KAZOO HALL 11月9日(木)長崎 DRUM Be-7 11月10日(金)福岡 DRUM LOGOS 11月12日(日)熊本 B.9 V1 11月13日(月)鹿児島 CAPARVO HALL 11月17日(金)東京 Zepp Shinjuku 11月19日(日)神奈川 F.A.D横浜 11月22日(水)北海道 PENNY LANE24 11月23日(木・祝)北海道 苫小牧エルキューブ 11月25日(土)北海道 旭川カジノドライブ 11月28日(火)茨城 水戸ライトハウス 11月30日(木)埼玉 越谷easygoing 12月3日(日)沖縄 Output沖縄 12月4日(月)沖縄 Output沖縄 チケット https://l-tike.com/yangskinny/ “老いてもヤングスキニーツアー vol.3” 2度あることは3度ある編 3月16日(土)宮城 仙台GIGS 3月21日(木)神奈川 KT Zepp Yokohama 3月30日(土)広島 HIROSHIMA CLUB QUATTRO 3月31日(日)福岡 Zepp Fukuoka 4月3日(水)新潟 LOTS 4月4日(木)新潟 LOTS 4月7日(日)愛知 Zepp Nagoya 4月13日(土)香川 festhalle 4月14日(日)大阪 Zepp Osaka Bayside 4月19日(金)北海道 Zepp Sapporo 4月26日(金)東京 Zepp DiverCity チケット https://l-tike.com/yangskinny/ 公式サイト https://www.yangskinny.com/ 撮影/辻 瑞稀 ※掲載内容は2023年9月時点の情報です ※価格はすべて税込み表記です
「M!LK」メジャーデビュー初アルバム『Jewel』リリース記念! 吉田仁人さん、山中柔太朗さんインタビュー
佐野勇斗さん・塩﨑太智さん・曽野舜太さん・山中柔太朗さん・吉田仁人さんからなる、5人組ダンスボーカルグループ・M!LK。 「M!LKを彩るすべての宝石」をテーマに、M!LKを形成する様々な魅力にスポットを当てた、メジャーデビュー後初となる待望のアルバムが発売中です。 今作には、「Ribbon」「HIKARI」「奇跡が空に恋を響かせた」「STARS」に加え、新録7曲が収められています。 リリースを記念して、吉田仁人さん、山中柔太朗さんにインタビュー! 新録を含むボリューム満点のメジャー1stアルバム『Jewel』 ――今年5月のツアー以来の名古屋ですね。おかえりなさい! 吉田さん ツアーの時はなかなか会場外に出れずのため、今回のキャンペーンでは“名古屋感”を存分に楽しみたいと思います! ――愛知県や名古屋と言えば…なイメージは何ですか? 吉田さん YouTuberの「東海オンエア」さんですかね。あとは、リリースイベントでよく常滑市のショッピングモールに来ていたことを思い出します。 山中さん 僕は、ひつまぶしとか味噌カツが大好きです。名古屋と聞くと、食べ物系が思い浮かびますね。 ――名古屋グルメ、ぜひ堪能してください! 名古屋はカフェや喫茶店も充実しています。お二人は普段からカフェなど行きますか? 吉田さん 鬼のように行きます!(笑) 山中さん そうなんだ! どういう雰囲気のお店に行くの? 吉田さん おじいさんが一人で営業しているようなお店とか、渋すぎるアイスコーヒーとかが好き。この中(雑誌『KELLY』のカフェ特集)で言うと、老舗の喫茶店とかがすごく気になります。 ――今回の名古屋プロモーションでは、ファンの皆さんとの交流もありましたね。 吉田さん 対面のイベントは久しぶりだったので、すごく楽しかったです! 平日ということもあって、仕事終わりとか学校帰りに来てくれた人もいて、うれしかったですね。 山中さん 大きくはないイベントでしたが、皆さんとお話もできて良かったです。 吉田さん 東海エリアの方がたくさん来てくださいました。とても良い機会でした! ――あらためまして、メジャー1stアルバム『Jewel』の発売おめでとうございます! 今作について教えてください。 吉田さん メジャーデビューから1年半が経って、その期間をぎゅっと詰め込んだ集大成のようなアルバムになっています。メンバーそれぞれの個性が出せるようになった曲とか、メンバープロデュースの曲もあって、M!LKの色がより濃くなった作品だと感じています。 これまでに出したシングル曲のリテイクと、新曲もたくさんあるんですけど、この1年半で大人の雰囲気を出せるようになったし、メンバーの個性が強まってきましたね。今回のアルバムは、本当に自信作です。 山中さん 新曲もですけど、過去曲のリテイクはずっとやりかったことなのでうれしいです。あと、初回限定盤Aには「M!LK学園“課外授業編”」という映像特典もあって、みんなでワイワイしている様子も見られて、ギャップも感じられると思います。 ▼“M!LK学園 課外授業編” 前編 (Official Teaser) ――ボリューム満点の内容ですね! 吉田さん そうですね。レコーディング期間が1~2カ月くらいあったんですけど、ぱっつんぱっつんのスケジュールでした(笑)。スタッフさんもバタバタだったと思います。 山中さん これまでのシングルの録り直しだけでも結構な曲数があったので、レコーディングも大変でした。普通なら喉のコンディションから、1日で1曲分をレコーディングするんですけど、今回は過去のシングル曲ということもあって、1日2~3曲レコーディングする時がありました。4~5曲分レコーディングするメンバーもいましたね。 ――レコーディング期間の印象的なエピソードを教えてください。 山中さん リーダー(吉田さん)は基本的にハモリを録っているので、倍くらいレコーディングするんですよ。あまりにも大変で「1曲くらい助けてよ~」と言われたので、僕がハモを録った曲があります。どの曲か忘れちゃったんですけど。 吉田さん 忘れるなよ(笑) 山中さん 結構難しかったですね。「もう1曲くらいやる?」と聞かれたんですけど、「あとは任せた」と言ってやめておきました(笑) 吉田さん レコーディングの後半は「一旦休憩させてー!」と言って、さすがに休憩しましたね。脳が“ほわんほわん”してました(笑)。ハモリと言っても、音程が高いハイハモと、低いローハモと何ラインかあるので、聴いて、歌って、終わったら次のラインを聴いて、歌っての繰り返しだったので、脳がサーバーダウンしましたね(笑)。 その点は大変でしたが、新曲たちも歌ってて楽しくて、ライブを想定できるなと感じました。レコーディング時には、今年10月の「横浜アリーナ」での公演が決まっていたので、そこをモチベーションに、次のライブで披露することができるんだろうな、と思いながら収録しました。すごい楽しかったです! 次のページ… メンバー全員での作詞エピソード 「あのフレーズは〇〇〇だった」! M!LK全員で作詞した“応援ソング” 吉田さんは、雑誌『KELLY』のカフェ特集を読んで、さっそく名古屋の推しカフェを探していました! ――アルバム全曲の中で、特に思い入れのある楽曲は? 吉田さん 「Break it down」です。この曲は好き勝手歌わせてもらいました! 曲終わりあたりで、ずっとフェイクをしているんです。仮歌さんの段階で、なくすかどうかみたいな話が出ていて。でも、そこが一番好きで、一番練習していたので、「ちょっと歌ってみてもいいですか?」と提案しました。無事に採用されてうれしかったです!! 今までもフェイクはあったんですけど、この曲は長めのフェイクだったので、これは絶対にやりたいなと。あとは、Bメロの音程が高めだったので、練習も楽しかったですね。 山中さん 僕は「ジブンエール」ですね。この曲は、M!LKメンバーで作詞しています。一曲ごとにテーマがあるんですけど、テーマの中に「M!LKプロデュース曲」というのがあって、それが「ジブンエール」なんです。この曲はテーマからメンバーで決めたんですけど、「応援ソングってあんまりないね」と話し合って、その方向性になりました。 スタッフさんが何十曲か選んでくれた中から、メンバーで曲を絞って決めて、みんなで歌詞を出し合ってまとめていきました。ライブで盛り上がる大事な曲になってくるのかなと思います。 ――メンバーの皆さんでの作詞は、どのように完成したんですか? 山中さん それぞれ歌詞を出し合った上で、そこからメンバー3人くらいが歌詞をまとめました。みんなスムーズに歌詞を提出していたし、今回は歌詞をまとめるのも比較的スムーズに進みましたね。 ――以前もメンバーの皆さんで作詞されたことがあるんですか? 吉田さん はい。メジャーデビューシングルの『Ribbon』のカップリング曲「夢路」です。僕と山中で歌詞をまとめたんですけど、この曲の歌詞はだいぶ彷徨って、難航しました(笑)。今回は“応援ソング”というコンセプトがしっかりあった
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