2024.5.27mon
東海地方からナマステカレー探訪!「善左衛門咖喱」で 日本初!? とろろ✕キーマを合わせた新感覚カレーが爆誕【中区・矢場町】
誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。
カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。
第6弾は、2024年4月6日(土)にオープンしたニューフェイス「善左衛門咖喱(ゼンザエモンカレー)」を紹介します。ネバネバしたあの野菜と合わせた新しいカレーを提供しているとのことで、オープン当初から注目を集めています。
“日本初?! ” ジャパニーズスタイルのカレー店
お店は、地下鉄「矢場町駅」から徒歩4分。筆文字で「善左衛門咖喱」と大きく書かれた、白いのれんが目印です。
店内は、テーブル席とカウンター席があり、シーンを選ばず活躍するおしゃれな空間が広がります。テーブルは、店主・西尾さんの手作りとのこと。一枚板に鉄を掛け合わせた異素材のコンビネーションに、センスが光ります。
「もはや飲める!」とろろとスパイスが異色のコラボ!
「既存のカレーのジャンルにはないものを作りたい」と、店主が考案したのは、粘りが特徴的なとろろと、スパイスを合わせたキーマベースのカレーです。
米の量は、100gから600gまでが選べ、既存トッピングのパクチーをネギにチェンジしたり、とろろをサラダに変更できたりと、苦手な食べ物への配慮もしてくれます。
カレーは、あえてスパイス感を控えめにすることで、日本人の口に合う、尖りのない優しい味わいを実現しています。とろろは昆布出汁と合わせることで、素材の風味を引き立てます。
店名にもなっている「善左衛門カレー」は、ポークキーマと卵黄、とろろをオン。“ズズズッ”っと喉を通り抜けるとろろの粘り気と豚肉のうま味が絡み合い、クセになるおいしさです。卵黄と絡めれば、よりマイルドに仕上がります。
辛さが足りないときは、「ワサビを追加して食べるのがおすすめ」とのことで、アイデアが斬新過ぎる! “ツーン”と鼻を抜ける香りと辛さに、スパイスが良く合います。
「トッピングしたいけど、種類が多くて迷ってしまう」という人は、「炙りチーズ」がおすすめ。ほど良い焦げ目がつくまで炙った濃厚なチーズと、とろろが織り成す、とろける口溶けをぜひ体感してみてください。
「海老左衛門カレー」は、さわやかなココナッツレモンチキンカレーに、とろろを合わせた一品です。大きめにカットした鶏肉とエビは食べ応えがあります。
トッピングには「スパイス砂肝」をチョイス。ハーブの香りと、砂肝ならではの食感がアクセントに!
カレーと同じ皿に盛られた総菜は、当日仕入れた食材で異なる5種類を展開。 この日は、ニンジンラぺ、サワラの塩焼きなどがラインナップしています。カレーと混ぜ合わせて食べるのも◎。
セットの「カレースープ」は、トマトっぽさを感じさせる味わい。そのまま飲むのはもちろん、カレーにかけて味変するのもGOOD♪
「私ほどジュースを飲んできた人はいない」と語る、スタッフのエリザベスさんこと、松下さんが作る特製のラッシーは、ぜひ注文を。季節によって変わるフルーツ自体の甘さを最優先にした、濃厚な飲み心地を堪能してください。
「愛のあるお店にしたい」店主・西尾さんにインタビュー
現在は、地下鉄「国際センター駅」から徒歩で約3分のところに移転した「Andy curry」で腕を振るっていた店主が、2024年4月に開店した「善左衛門咖喱」。「行きつけの『味噌煮込みうどん』の店のように、ついつい行きたくなるような場所にしたい」という願いから、いまだかつてどこにもない「日本式のカレー」が誕生しました。店主に、店名の由来やカレーにとろろを使った経緯を教えてもらいました。
――店名の「善左衛門咖喱」の由来は何だったのでしょうか。
私(店主)の奥さんの祖先に、江崎善左衛門さんという人がいて、そこから名を取りました。善左衛門さんは、愛知県犬山市にある「入鹿池」を作ったメンバーの一人で、新田開発などに大きく貢献した方です。この店も彼のように「誰かのため」になればいいなという願いを込めています。
――とろろを入れたカレーを考案したきっかけは?
「もし善左衛門さんが、江戸時代でカレーを作ったら」と想像したときに、思いついたのが「日本式」という言葉でした。たまたまテレビで「エスプーマカレーうどん」を紹介していて、それがとろろに見えたんです(笑)。ちょうど手元に長イモがあって、試作品を作ってみたらとてもおいしく、メニュー化しようと決意しました。開店当初は「とろろ✕キーマ」の斬新なカレーを提供することに不安もありましたが、受け入れてくれる方ばかりでうれしいです。
――まさにアイデアメーカーですね。今後の新メニューも楽しみです!
今後は、土鍋に乗せたアツアツのカレーを出す予定です。それと、鮎の塩焼きととろろ、総菜を盛り付けた「鮎左衛門」っていうメニューにチャレンジしたいです。あえてスパイスを入れずに、カレースープを混ぜて食べるのがおもしろいかなと思って考案中。楽しみにしていてください。
とろろを使ったおいしいカレーに出合える「善左衛門咖喱」。アイデアメーカーの店主・西尾さんと、店のムードメーカーのスタッフ・エリザベス(松下)さんの二人三脚での活躍に、今後も目が離せません。ぜひ足を運んでみて下さい♪
善左衛門咖喱(ゼンザエモンカレー)
- 問い合わせ
- 080-4787-6747
- 営業時間
- 11:30~14:30(LOは14:00)
- 定休日
- 水曜(不定休あり)
- 駐車場
- なし
- 支払方法
- カード・電子マネー不可
- @zenzaemon_curry
- 予算
- 昼1500円
- アクセス
- 地下鉄「矢場町駅」より徒歩で約4分
東海地方からナマステカレー探訪! 「木今」のスパイシーで発汗必至の“ととのう”キーマカレーを発見【愛知・一宮市】
誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。 カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。 第5弾は、2024年3月9日(土)にオープンしたばかりの「木今(コキン)」。“キーマ”とも読める店名の通り、バリエーション豊富なキーマカレーを提供しています。昼間はカレー専門店ですが、ディナータイムになると、スパイスを使った一品料理を提供する居酒屋に変身します。 今回は、昼メニューを中心にご紹介。こだわりのキーマカレーはもちろん、店名の由来など、じっくりお話を伺いました。 この町を見守ってきた建物をリノベーション JR「尾張一宮」駅より徒歩約9分のところにある「木今」は、昔ながらのブティックや居酒屋などが立ち並ぶ「一宮市本町商店街」を越してすぐのところに店を構えます。レトロな外観に、白いのれんが目印です。 取材時はオープンから間もないとのことで、店内は装飾物でお祭りムード一色に。 内装のテーマは“神社”。天井は木材がむき出しになっていて、どこか神社の建造物を思わせるような雰囲気です。テーブル席の他、「来てくれたお客さんと、他愛もない話ができるように」とカウンター席を用意。 メニューは絵馬に書かれています。ランチタイムは、特製のキーマカレーをベースに、様々なトッピングが入ったメニューがラインナップ。その他、チキンカレーも展開しています。 汗ばむくらいにスパイシー!種類豊富な“ととのう”キーマカレー 「キーマカレー」(1000円) 十数種類のスパイスと合挽き肉、玉ネギなどを約2日間じっくり煮込んだ特製の「キーマカレー」は、素材それぞれのだしが溶け合う濃厚な味わいに仕上げています。最後にカスリメティをトッピングして、ほんのりと甘い香りをプラス。一口食べれば、身体全体がホカホカとして汗ばむくらいに辛いことから、通称“ととのうカレー”とも呼ばれています。 ランチタイムは、サラダと味噌汁付きなのもうれしいポイント! 「チーズキーマカレー(卵付き)」(1300円) 「キーマカレー」の上にチーズと生卵を加えた「チーズキーマカレー(卵付き)」が、店主のイチオシ&人気No.1メニューです。目玉焼きをイメージした、ユーモアあふれるルックスで写真映えも◎。こちらのメニューのみハーフサイズを展開しています。 チーズが伸び~~~る! ! 幸せなビジュアルです! チーズ好き必見! 数種類のモッツァレラチーズをブレンドしています。チーズと卵黄のなめらかで濃厚な組み合わせが、カレーの辛みを和らげてくれます。濃厚チーズ × スパイシーなキーマの組み合わせが、反則級のうまさ! 「ダブルバターチキンカレー」(1100円) 辛いのが苦手な方は「ダブルバターチキンカレー」がおすすめ。バターをたっぷり使用したクリーミーなカレーと、“森のバター”とも言われるアボカドを合わせたマイルドさが絶妙です。 カレーのトッピングとしては珍しい、ネギやレモンがのっているのが「木今」流。すべての具材をスプーンにのせて最後にレモンを絞れば、さわやかさな風味とスパイスの香りが相まって、さっぱりとした味わいに! 「自家製はちみつレモンラッシー」(500円) カレーのお供に自家製のラッシーはいかが? 優しい甘さが、カレーの箸休めにピッタリです。 一宮市のカレー文化を盛り上げたい! この場所でスパイスの魅力を発信 店主の友人が開店記念に作ってくれたというだるま 居酒屋での経験を持つ店主が、一宮市の飲食業を盛り上げるために活動中の仲間から誘われて、「一宮市にカレーの文化を広めたい」とオープンした「木今」。看板メニューのカレーが完成するまでの研究や店名の由来など、お話を伺いました。 ――これまでのご経歴で、スパイスを使ったメニュー開発や調理を担当されていたことはありましたか? この店を始めると決意してからスパイスを学び始めたのですが、はじめは種類の多さに驚きました。それと同時に、組み合わせ次第で味が変化していくことにワクワクしていました。今の形になるまで、約半年間試行錯誤を繰り返しましたが、研究もすごく楽しかったです。 ――店名が“木(キ)”に“今(イマ)”で、「こきん」と読ませる理由は? 歴史が好きなので、平安時代前期の歌集『古今和歌集(こきんわかしゅう)』から文字を取って“コキン”がいいなと思ったのがきっかけです。漢字は決まっていなかったのですが、木材で骨組みされた店内の天井を見たときに、木を入れようと思って、“木”に“今”で“木今”と命名。名前を付けた後に、“キーマ”と読めることが発覚して、偶然キーマカレーと結び付きました(笑) Hoshikawa “ととのう”キーマカレーと言われるように、食べ始めから身体が火照ってポカポカしました。しかしただ辛いだけではなく、食材のうま味が溶け込みコク深い味わいで、プロの魂を感じました。カレーのバリエーションは今後も増えていくとのことで、新しい味が待ち遠しいです。 木今 (コキン) 問い合わせ 0586-80-1050 場所 愛知県一宮市本町2-7-16 営業時間 11:30~15:00(LOは14:30)、18:00~ 定休日 不定休 駐車場 なし 支払方法 カード・電子マネー不可 Instagram @kokin2307 予算 昼1300円/夜3000円 アクセス JR「尾張一宮駅」より徒歩で約9分 ※掲載内容は2024年4月時点の情報です ※価格はすべて税込み表記です
東海地方からナマステカレー探訪! 型にはまらないアイデアが光る「Spice Buono!」【瑞穂区・瑞穂運動場西】
誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。 カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。 第4回目は、2019年に間借りカレー屋としてオープンし、2020年に実店舗をオープンした「Spice Buono!(スパイス ボーノ)」。週替わりのスパイスカレーは、毎回2種類から選べます。また、2023年11月から、ナチュールワインとフレンチが楽しめる“ビストロごはん”屋として夜も営業。 今回は、スパイスカレーへの愛やビストロを始めたきっかけなど、じっくりお話を伺いました。 あふれるカレーへの愛で店をオープン 住吉町にあるバーでの間借り営業からスタートした「スパイスボーノ!」。現在は、「瑞穂運動場西駅」から歩いて約1分のところに店を構えています。 店内は、カウンター6席と座敷1卓(4席)の全10席で、アットホームな雰囲気。かつてこの場所は居酒屋だったとのことで、当時の面影も感じられます。 店主の華麗(カレー)なる手さばきを、カウンター越しで見られるのもポイントです。 インスピレーションから生まれる独創的な一品 「2種あいがけ」(1250円)+「たまごのピクルス」(150円) 取材日当日は、右から「チキンのチャイニーズカレー」と「なばなのキーマカレー」が盛り付けられています。プラス料金で具材をトッピングすることも可能です。店主のイチオシは、「玉子のピクルス」で、程よい酸味がカレーと絶妙にマッチ! 「チキンのチャイニーズカレー」 じっくりと煮込んだチキンのうま味を感じる「チキンのチャイニーズカレー」は、中国の調味料の豆豉(トウチ)や豆板醬、オイスターソースなどが入っています。 「なばなのキーマカレー」 一方こちらは、独特苦みを持つなばなと、さわやかな辛みが特徴の京七味が主役。一口食べれば、春の訪れを感じさせてくれること間違いなしです。 中央のターメリックライスは、山形県のブランド米「雪若丸」を採用。カレーとのバランスもバッチリ。 4種類の副菜は、箸休めやカレーと混ぜて食べるのも◎。 左から、「ポテトサラダ」「キャロットラぺ」「紫キャベツのピクルス」と、手前に「きゅうりのピクルス」です。 ワンオペ営業のため、注文は卓上のオーダー表に記入して渡すだけ! 代金も前払い制です。 夜営業の“ビストロごはん”にも目が離せない! 「パテドカンパーニュ」(968円)「ナチュールワイン」(グラス・1000円~) 昨年の11月から始めた夜営業の“ビストロごはん”。実は、約10年間フレンチやイタリアンのシェフをして活躍経験を持つ店主。オリジナルのビストロメニューと、ナチュールワインがそろいます。 ドライいちじくを練り込んだ「パテドカンパーニュ」は、肉をミンチにするところから店内で仕込むこだわりよう! シンプルな素材のみで作られた「自家製パン」にのせて召し上がれ♪ その他、「豚肉のロースト」やパスタなどもラインナップしています。スパイスカレーは昼のみの提供なので、ご注意を! 全国各地のカレーを食べ巡る“愛好家”ならではの味 扉のイラストは店主自身が描いたものなんだとか! 画伯です! 「カレーを作ることは、私にとって自己表現なんです」と語る、店主の竹内さん。5~6年前から全国各地の店を巡り、日々の研究を欠かさないんだそう。料理へのこだわりやこれからチャレンジしたいことなど、お話を伺いました。 ――「カレー好きが高じて」店を始められたとのことで、店ならではのこだわりは? カレー作りって自由なんです。元々フレンチやイタリアンの経験があるので、過去にはバルサミコ酢やポルチーニなどで作ったこともあります。食材もこだわっていて、生産者さんに会いに行くことも。また野菜は、体に優しいものをセレクトしています。 ――毎週メニューも変わるので、考案するのも大変なのでは? そんな週もありますね(笑)。最後の最後まで悩んでしまうこともあります。毎週食材を見て味を決めるのですが、レシピ化はしていないので、全く同じ味になることはありません。 ――これからチャレンジしたいこととは? 沖縄の食材を使ったカレーにチャレンジしてみたいです。今注目しているのは、「島唐辛子」や、甘い香りが特徴の香辛料「ヒバーチ」。独特な味がするので、取り入れてみたいと考えています。 Hoshikawa 店主の熱意に圧倒! 玉ネギの炒め加減や、具材を煮込む時間など、一つひとつの工程を研究し尽くした逸品をぜひ味わってみてください。 Spice Buono!(スパイス ボーノ) 問い合わせ 090-8327-7212 場所 愛知県名古屋市瑞穂区瑞穂通6-5-2 サントピア瑞穂 営業時間 12:00~14:00(LO)、18:00~23:00(LOは22:00)※カレーは昼のみ 定休日 火~木曜(不定休あり) 駐車場 なし 支払方法 カード(夜のみ)・電子マネー可 公式サイト https://spicebuono.owst.jp/ 予算 昼1000円/夜4000円 アクセス 地下鉄「瑞穂運動場西駅」より徒歩で約1分 ※掲載内容は2024年2月時点の情報です ※価格はすべて税込み表記です
東海地方からナマステカレー探訪!間借り営業の「スパイスボーイ」で冬限定の“おでんカレー”を食す! 【名東区・藤が丘】
誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。 カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。 第3回目は、間借りカレー屋の「スパイスボーイ」。名東区・藤が丘にある「Slow Camp アジアン遊飯酒場」にて、不定期でオープンしています。毎月異なる2種類のカレーを提供していて、今月の注目は、日本の冬の風物詩の一つ、おでんがカレーと共演!?気になる味やメニュー考案の秘密まで、さっそくご紹介します♪ 天然パーマのスパイスカレー屋さん♪ 地下鉄「藤が丘駅」から、徒歩で約3分のところにある「スパイスボーイ」。毎月最大でも2回しか営業していないので、レア度も高め。カレー愛好家からのラブコールもアツい店です。 この日は、オープン時間になった途端から、お客さんがひっきりなしに訪れていました。 撮影した12月は、「鰹だし香る和風だしキーマ」と「おでんカレー」の2種類がラインナップ。欲張りさんには、2種類の味が一度に楽しめる「合いがけカレー」がおすすめです。 1月は、24日(水)と31日(水)に営業予定。詳しくはInstagram(@currybar_spice.boy)をチェックしてみて! ボードに描かれた天然パーマでキュートな顔のキャラクターは、店主をイメージした似顔絵。 おでんとスパイスの奇跡の出合い 「おでんカレー」(1100円) 今回は、「おでんカレー」をいただきます。おでんの具材は、【大根・ちくわ・こんにゃく・玉子・牛すじ・ゴボウ天】から好きな具材を3つ選択できます。追加料金で全部のせもOK。 食いしん坊なので、5種類トッピングしちゃいました。 カツオ節と昆布、椎茸でだしを取った関西風のおでんの味をベースに、香り豊かなスパイスを加えたカレーは、スープのようにサラサラなのが特徴です。「寒い時期なので、ジンジャーやシナモンなど、体を温める材料を配合しています」と店主。季節に応じてスパイスの調合や使う種類を変えているのもこだわりです。 それぞれの具材も、負けてはいません。一日寝かせてじっくりと煮込んだ具材は、どれもだしがしみ込んでいます。特に牛すじは、噛めば噛むほどうま味があふれ出てきます。薬味のネギも良いアクセント♪ Hoshikawa 牛すじや大根のうま味がカレースープに染み出て、和だしを感じる上品な味わいでした。辛さもしっかり感じたので、体がじんわりと温まりました。 辛みが苦手な人は、玉子と絡めてどうぞ! 彩り豊かな副菜が3種類も付いてます。時計回りで「赤カブの甘酢漬け」「ピーマンのだしびたし」「ポテトのバターソルト」。どれも和を感じるテイストで、「おでんカレー」との相性も抜群です。 「合いがけ」(1300円) 「鰹だし香る和風だしキーマ」(プレート内・右)は、西京味噌の甘みとだしの香りを感じる一品。海の恵みを最大限に感じられます。 「メニューは香りと記憶で考案しています」 オリジナルスウェットは非売品。 毎回斬新なアイデアで、毎月新しいカレーを誕生させている店主の吉田さん。これまでには、モッツァレラチーズを使ったイタリアンな一品や、世界各国の伝統料理からインスピレーションを受けたものなどを考案しています。そのウィットに富んだメニューの秘密について、お話を伺いました。 ――間借りカレー屋を始めたきっかけは? 吉田さん もともと居酒屋で働いていたのですが、“次はカレーの時代が来る”ということを聞きつけて、スパイスについて学び始めたのがきっかけです。私自身、“決められたことは従う”というような性格なのですが、スパイスは、配合や分量などに決まり事などがなくて、思うがままの味を表現できることに魅力を感じました。自分の性格を脱却してくれるという意味でも、私にないものを持っている存在だったんです。 ――メニューはどうやって考案しているのでしょうか。 吉田さん “食べる楽しさ”をコンセプトに、お客さんが“食べた時のワクワク感や好奇心”を搔き立てられるような味わいのカレーを日々届けています。新しいメニューを開発するときのポイントは、味のムラや、ホールスパイスを食べた時に感じる味の違い、副菜と混ぜたときの相性を考ることです。スパイスの配合は、自分が実際に食べた記憶から、メインとなる具材に合いそうな香りを合わせて調合しています。 ――「おでんカレー」がとてもおいしかったです。 吉田さん ありがとうございます。関西だしの香りと、クミンやカスリメティの香りをイメージしたときに合うんじゃないかなと思って、組み合わせてみたのがきっかけです。昨年誕生したのですが、お客さんからも好評だったので、今年はパワーアップしてカムバックしました。 Hoshikawa 様々なカレー屋に取材に伺わせてもらい、スパイスの種類や奥深さをしみじみ実感している今日この頃。吉田さんの手がけるカレーは、型にはまらない自由な発想で、毎月新しい味を届けてくれます。「おでんカレー」は冬季限定ですが、今後も新しい味が誕生していく予定とのことなので、ワクワク! スパイスボーイ 場所(間借り先) SlowCamp アジアン遊飯酒場 (愛知県名古屋市名東区照が丘2 藤が丘イーストスクエア 1F) 営業時間 11:30〜14:30(LOは14:00) 営業日 不定期(詳細はInstagramを要確認) 駐車場 なし 支払方法 カード不可・電子マネー可 Instagram @currybar_spice.boy アクセス 地下鉄「藤が丘駅」より徒歩で約3分 ※掲載内容は2023年12月時点の情報です ※価格は税込み表記です
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