愛知のおしゃれな郊外カフェ巡りvol.10|春日井市「百時(ももとき)」で“チーズケーキなひと時”
2023年3月からスタートした、「愛知のおしゃれな郊外カフェ」を巡る企画。
第10回目は、春日井市の「百時(ももとき)」をご紹介します。
古民家シェア店舗で、チーズケーキやランチメニューを提供する「百時(ももとき)」さん。心安らぐ空間が広がっており、思い思いの時間をゆったりと過ごすことができます。
様々なメニューの中でも、1番人気はチーズケーキ。常時25種類ものフレーバーがそろっており、チーズケーキ好きにはたまりません!
今回は、そんなチーズケーキを求めて、さっそく取材へ行ってきました!
▼前回の「愛知のおしゃれな郊外カフェ」
愛知のおしゃれな郊外カフェ巡りvol.9|岡崎市「焼き菓子処 Principiante(プリンチピアンテ)」
“百人百通りの過ごし方”を提供
JR「勝川駅」から徒歩で約8分の場所にある「百時」は、築90年の建物をリノベーションした、古民家シェア店舗「TANEYA(たねや)」の1階に入っています。2階では、「なごみの華」の、お花レッスンや占星術を受けることができるそうです。
店内は昔懐かしい雰囲気で、心地良い安心感があります。店名の「百時」には、お腹が空いた時、ひと息つきたい時、友達とおしゃべりしたい時、勉強に集中したい時、寄り道したい時など、どんな気持ちの時もここを思い出して、お店に来て、ほっとしてほしいという思いが込められています。
家具は、この建物の持ち主が使用していたものや、お客様からいただいたものを活かしているそうです。
店内では、服やアクセサリーなど、様々な作家さんの作品も販売しています。
作品は、「百時」主催の、ハンドメイド作品が集まる作家市「つなぐてしごと」に出店してくれた作家さんたちのものだそう。店主は、人と人との繋がりをとても大切にしています。
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素材にこだわる「百時」の絶品チーズケーキ
素材にこだわる「百時」の絶品チーズケーキ
ショーケースには、25種類ものチーズケーキが並んでいます。上段はベイクチーズケーキとバスクチーズケーキで、下段にあるカップに入っているものは、レアチーズケーキです。テイクアウトすることもできます。
「百時」のチーズケーキは、濃厚で口当たりがなめらか。長野県安曇野工場で作られたフレッシュチーズや、北海道産生クリーム、富山県産の卵など、厳選された国産の素材を使用しています。食べる人の心に、“温かな気持ちが残るようなチーズケーキ”を目指して作っているそうです。
一つひとつのチーズケーキに、店主さんの思い入れがたっぷり詰まっています。
例えば、写真の「ゆず レアチーズケーキ」は、友人からゆずをもらった時に生み出された、思い出のメニュー。
「このゆずでチーズケーキを作って、おいしくできたらお礼に届けよう!」という思いで作ったそうです。店主さんは、「こんな味があったら喜んでもらえるかな?と人が喜ぶ姿を想像することが原動力となり、ここまで種類が増えてしまいました」と、うれしそうに話します。
相性抜群のチーズケーキ×ブレンドハーブティ
「ホワイトチョコ チーズケーキ」(561円)、「ブレンドハーブティ 女子力アップ」(700円)
今回は、特に女性人気の高いチーズケーキとドリンクをいただきました。きれいなピンク色が特徴の「ブレンドハーブティ 女子力アップ」は、店主さんお気に入りの、名古屋市瑞穂区にある「自然茶専門店オレンジ・ペコー」さんの茶葉を使用しているそう。ローズヒップやハイビスカス、ダマスクローズ、ジャーマンカモミールがブレンドされており、肌荒れや浮腫み、冷え対策などに効果的です。
「ホワイトチョコ チーズケーキ」は、しっとりとした食感で優しい味わい。練り込まれたホワイトチョコレートの、まろやかな甘みが口いっぱいに広がります。卵白のみ使用することで焦げづらくなり、見た目がきれいな白色っぽくなるように工夫しているそうです。
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店主の伊佐治さんにインタビュー
店主の伊佐治さんにインタビュー
店主の“もっちゃん”こと伊佐治さん
――カフェを始めた理由を教えてください。
「人に喜んでもらえる空間を提供したい」と思ったからです。学生のころから、コーヒーとチーズケーキが大好きで、それを求めてカフェや純喫茶を巡っていました。また、当時は母が毎日のように家でコーヒーを淹れてくれて、近所の友人たちもコーヒーを飲みによく来てくれていました。その時間がとても好きで、そんな場所を自分でも作りたいと思うようになったんです。
元々、インテリアデザインの学校に通っていて、卒業後は飲食店を作る仕事をしていました。後に、和食料理店の厨房で修行させてもらい、独立することになりました。
――チーズケーキを軸に提供しようと思ったきっかけは?
店舗設計の会社で働いていた時の先輩が、「もっちゃんのチーズケーキは、食べた人が絶対に笑顔になるから!」と言ってくれたことです。
はじめは、チーズケーキ以外にも様々なスイーツやランチメニュー、モーニングを提供していたのですが、店を初めて、自営業の厳しさを目の当たりにし、手が回らなくなってしまいました。そんな時に先輩の助言を受け、「百時」を守るべく、デザートをチーズケーキのみに絞って、販売することにしました。
――カフェを営業する上で大切にしていることはありますか?
居心地の良さを大切にしています。それと、チーズケーキが看板メニューですが、「百時」に来たら必ずしもチーズケーキを食べないといけないわけではありません。チーズケーキは、「百時」で過ごす時間の中にある、添え物的な存在であれば良いと考えています。
――読者のみなさんへメッセージをお願いします。
なるべく長く、“変わらないおいしいもの”を作り続け、みなさんの心の片隅に、温かく残っていくようなお店でいられたらいいなと思っています。ご来店いただいた際は、ぜひごゆっくりお過ごしくださいませ。
EDITOR
KATO
運ばれてきたチーズケーキとドリンクには、かわいらしいお花が添えられており、細かいところまで店主さんのこだわりを感じました…♡オムライスやパスタ、「母・正子のお手製 肉味噌丼」など、気になるランチメニューも豊富なのでまた伺いたいです!店主さんの温かい人柄と、スタッフさんの明るい笑顔に、みなさんも癒されること間違いなし♪
百時(ももとき)
問い合わせ
070-5257-6832
場所
春日井市旭町1-11シェア店舗TANEYA1階
営業時間
11:00〜17:00
※掲載内容は2024年6月時点の情報です
※価格は税込み表記です
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