キッチンカー出身の「オノモト商店」が待望の実店舗をオープン!東海地方からナマステカレー探訪!【昭和区・御器所】
#カレー

2024.8.13tue

キッチンカー出身の「オノモト商店」が待望の実店舗をオープン!東海地方からナマステカレー探訪!【昭和区・御器所】

誰もが一度は食べたことがあろうカレーは、一見シンプルですが、多数のスパイスと様々な食材を掛け合わせることで誕生する、奥が深い料理の一つ。
カレー大好きの編集部・星川が、東海三県のカレーを調査! これを読めば、あなたもカレーの奥深さに魅了されること間違いなしです。

第8弾は、2024年6月に店を構えた「オノモト商店」です。これまでは、イベント出店を中心にキッチンカーの移動販売にてカレーを提供していましたが、遂に実店舗をオープン! カレーはもちろん、夜は一品料理も楽しめるとのことで、さっそくチェックしていきましょう♪

地元で愛された美容院をリノベーション!懐かしさが残る店内

地下鉄「御器所駅」から徒歩で約5分のところにある「オノモト商店」。かつてこの場所は、美容院だったとのこと。「レトロな外観がどこか懐かしさを感じさせてくれる」と、店主・加藤さんは一目惚れし、即決したそう。カレー屋として生まれ変わりました。

ロゴは、“円”が無限に連鎖するという意味を持つ「七宝柄」がモチーフ。この場所で、カレーを通して「“縁”が重なってほしい」という想いを込めています。

早速店内に入ってみると、カレーのスパイシーな香りが漂います。席は、カウンターとテーブルがあり、アットホームな空間です。

肉がホロホロ♡ うま味がジュワ―ッと溶け込むあいがけカレー

「2種あいがけ」(1100円)+「たまごピクルス」(50円)、「チャイ」(400円)

具材をじっくり煮込んだカレーは、単品orあいがけから選ぶことができ、毎日3種類を展開しています。あいがけの場合、あいがけは選んだ2種のうち、値段が高い方に+100円で注文可能。副菜はその日の店主の気まぐれで、1種類が付いてきます。

今回は、メニュー名に店名を冠した「オノモトのチキンカレー」(1種類の場合・1100円)と、「エビ香る豆乳キーマカレー」(1種類の場合・1100円)のあいがけをチョイス!

「オノモトのカレー」

西インドのゴア料理にインスピレーションを受けた「オノモトのカレー」。スパイスや野菜などの具材をじっくり煮込んだ重みのあるカレーです。食べると、豊かな香りと辛さが口の中に広がります。後から追いかけてくるココナッツの甘みも加わることで、奥深い味わいに!2~3時間じっくり火にかけて、軟骨さえもとろける食感に仕上げた、ホロホロとした食感の手羽先もポイント。

「エビ香る豆乳キーマカレー」

キッチンカー時代に人気があった「白キーマ」の名前を変更して、現在提供しているのが、「エビ香る豆乳キーマカレー」。台湾の朝ごはんとして人気の「鹹豆漿(シェントウジャン)」からインスピレーションを受けた一品です。豆乳のまろやかな口当たりが特徴で、エビの香りも華やか。隠し味に黒酢の酸味をプラスしています。

「ひよこ豆のサラダ」、「タマゴピクルス」(カレーのトッピングとして各+50円)

季節の野菜を使った総菜は、カレーと混ぜても◎。この日は、キュウリとひよこ豆、玉ネギを合わせた「ひよこ豆のサラダ」です。

また、トッピングも種類が豊富! 半熟の黄身がツヤッと美しい「タマゴピクルス」をはじめ、「パクチー」(+100円)や「なすのピクルス」(+150円)、「辛味ペースト」(+50円)がスタンバイしています。

カレーは、今回紹介した他に、野菜とココナッツのみで作った「ココナッツベジカレー」(1000円)と、気まぐれで登場する「店主のきまぐれカレー」も要チェック!

一品料理とお酒も楽しめる! 夜営業にも注目

「夜も気軽に寄ってもらえるように」と、カレーはもちろん、ジンを中心にしたアルコール類やおつまみを提供しています。季節の食材を使ったおつまみは、その日によって異なるので、いつ訪れても新しい一品に出合えます。

ジンの他にも、ウイスキーやハイボールもラインナップ。「ちょっと一杯」や2軒目利用としても大活躍です。

今までもこれからも縁を大切に「お客さんと一緒に成長する店へ」

インテリアや装飾もかわいいので、訪れた際はぜひチェックを!

キッチンカー出身の「オノモト商店」を営む店主・加藤さん。大学時代に漠然と描いた「食に携わりたい」という夢を叶えるべく、上京して飲食業について学び、様々な縁が重なり、今に至るそう。加藤さんにお店のことについてインタビューしました。

――なぜカレー屋をやろうと決意したのでしょうか。

元々、体育系の大学に通っていたのですが、アルバイトで飲食業を経験したことで、飲食業の楽しさを知りました。その後、新卒で上京して、ある店に調理部として採用してもらい、腕を磨き料理人の道へ。その時代に流行っていた“コーヒー✕カレー”の組み合わせに影響を受けて、東京のカレー屋「HATONOMORI」で働きつつ、コーヒーの焙煎所でも働きながら経験を積みました。今後は、コーヒーの焙煎を行う友人の力も借りて、“スパイスカレーが食べられる喫茶店”を目指していきたいです!

――その後名古屋で、キッチンカーを始められたのですか?

はい。ご縁があって、「キッチンカーを貸したい」という人から譲り受けました。当時は、キッチンカーを出資してくれた「KOHYO Kitchen」さんの名前を借りて「KOHYO KITCHEN」として活動していました。
キッチンカーで出会った仲間やお客さんがいるからこそ、安心して実店舗をオープンできたなと思っています。

――では、「オノモト商店」という店名の由来は何だったのでしょうか。

私は下の名前が“源己(げんき)”というのですが、オノモトは、己(おのれ)と源(みなもと)という自分の名前から取りました。「自分が何かの“源”になるように」という意味も込めています。よく「店名のオノモトは苗字からきているのですか」と聞かれますが、「違います!名前は加藤源己です」って答えています(笑)

実家のような温かみのある空間で、本格カレーを提供する「オノモト商店」での食事はもちろん、行くだけで元気がもらえる店主・加藤さんとの会話も醍醐味の一つです! 今後もキッチンカーでのイベント出店もあるそうなので、店舗とイベントどちらも足を運んでみてください。

オノモト商店

場所
名古屋市昭和区緑町2-19 MAP
営業時間
11:00~14:30(LOは14:00)、18:00~23:00(LOは22:30)※木曜は11:00~14:30(LOは14:00)、日曜は12:00~16:00(LOは15:30)
定休日
月曜定休(不定休あり)

※掲載内容は2024年7月時点の情報です
※価格はすべて税込み表記です

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キッチンカー出身の「オノモト商店」が待望の実店舗をオープン!東海地方からナマステカレー探訪!【昭和区・御器所】

WRITER

Yuna Hoshikawa

Yuna Hoshikawa

愛知県出身。まだまだ未熟なひよっこ編集部。ファッションと旅行が好き。暇を見つけては、お気に入りの洋服を着て、一人旅へ出かけるほど。何事も、思い立ったらすぐ始める派。

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