ロックバンド・Cody・Lee(李)がアルバム『最後の初恋』をリリース! アルバム楽曲やワンマンツアーについて、Vo.&Gt.の高橋響さんとGt.&Cho.の力毅さんにインタビュー
#インタビュー

2024.8.17sat

ロックバンド・Cody・Lee(李)がアルバム『最後の初恋』をリリース! アルバム楽曲やワンマンツアーについて、Vo.&Gt.の高橋響さんとGt.&Cho.の力毅さんにインタビュー

2024年6月12日(水)、唯一無二の存在感を放つロックバンド・Cody・Lee(李)がアルバム『最後の初恋』をリリース!

個性的なバンドサウンドと、ファッショナブルなビジュアルで注目を集める彼らは、現在、国内はもちろん、海外でも絶大な人気を博しています。

今回は、Vo.&Gt.の高橋響さんとGt.&Cho.の力毅さんに、アルバム『最後の初恋』の収録楽曲や、9月から開催されるライブツアーについてなど、たっぷりインタビューしました。

Cody・Lee (李)

PROFILE
メンバーは、高橋響(Vo.&Gt.)、力毅 (Gt.&Cho.)、ニシマケイ (B.&Cho.)、原汰輝 (Dr.&Cho.)の4人構成。2020年にリリースした「我愛你」のミュージックビデオが台湾・アメリカを中心に世界中で話題を呼び、1000万回再生を突破。2023年2月には、初の海外ライブ・台湾の音楽フェスティバル「浮現祭 -Emerge Fest-」に出演。今年に入り中国大陸最大規模の音楽フェスティバル「Strawberry Music Festival」にも出演し、海外ワンマンライブを実施するなど、国内外から熱烈な支持を受けている。

“生活がコンセプトのひとつ” アルバム『最後の初恋』

――アルバム名『最後の初恋』は、どのようなコンセプトで制作されましたか?

高橋響さん コンセプトを決めて作ったわけではないのですが、アルバム最後の曲でもある「生活」に集まるような形で、曲がどんどんできていったので、“生活”はコンセプトの一つだと思います。

――Cody・Lee(李)はこれまで、“生活や暮らし”をテーマにした曲を制作されている印象です。アルバムのラストを飾る「生活」というタイトルが付いたこの曲は、バンドにとってもすごく存在感のある曲だと思いました。このタイミングで「生活」という楽曲を発表されたきっかけは?

高橋さん
 「生活」というタイトルの曲をずっと書きたかったんですが、なかなかそこに気持ちとか技術が追いついていないと感じていて。やっとこのタイミングで追いついてきていると思えるようになって、今回リリースしました。

――この楽曲では、リーガルリリーのVo.&Gt.たかはし ほのかさんがコーラスとして参加されています。たかはしさんが参加された経緯を教えてください。

高橋さん 同じレーベルに所属していることがきっかけの一つ。メンバーの皆もリーガルリリーが好きで、特に力毅が。

力毅さん (たかはし)ほのかさんの声もこの曲に合うだろうなって思って、一緒にやってみたいなって思いました。リーガルリリーを聴いていても、いろいろな声色を持っている方なので、この曲に合わせて歌ってくれそうだなと。

――実際にコラボしてみて、いかがでしたか?

高橋さん
 とてもイメージしていた通りに歌ってくれて、ばっちりでした。

新体制初のアルバム、タイアップ曲収録

――また、今回は4人編成になって初のアルバムとなります。活動や制作の進め方に変化はありましたか?

高橋さん そんなにないよね。

力毅さん 元々作曲は響だったので、作詞作曲の面ではあまり変わらなかったですね。根本的なところは大きく変わらず、変わった点といえば、曲として女性ボーカルが必要か必要じゃないか、必要だったら入れよう、みたいな考え方になりました。

高橋さん 元々、デモからコーラスをここに入れようと思って作ってはいなくて、後からリノちゃんにここを歌ってもらおうみたいな流れが多かったので。それがなくなった以外は、何も変わってないですね。

――今回、映画・ドラマのタイアップ曲が収録されていますが、タイアップの際に心がけていることはありますか?

高橋さん 僕は、タイアップの際に作品を何回も見るんですが、作品のことだけを書くのは違うと思っていて。自分との共通点を探すようにしています。

――今回収録されている曲だと、ドラマのエンディングテーマである「涙を隠して(Boys Don’t Cry)」は、どのようなテーマで制作いたしましたか?

高橋さん 『恋愛のすゝめ』というドラマなんですが、僕たちが好きな“ユーモア”も入れつつ、あくまで学生がテーマだったので、そこから外れないようなワードを選んだりして、ドラマの雰囲気にも合うような曲を制作しました。

二人のマイベストソングは?

――今回のアルバムの中で、お二人のマイベストソングはなんですか?

力毅さん こういうインタビューなどの機会をいただくたびに、変わっていっちゃうんですけど、「烏托邦」はもう長いこと一緒に過ごしてきたので、思い入れがあります。この曲ができたのが4年前とかで、当時自分は大学生。通っていたギターレッスンの先生に教わったこととかをそのまま曲に入れていたりしていて。久々にこの曲をリリースするとなって、改めて聴いたときに「意外といいじゃん」って思いました。当時の感覚とかも一緒に思い出すこともあるし、我ながらすごいことしてるなって今になって感じましたね。

――4年前の自分から、成長を特に感じられる曲でもありますよね。

力毅さん そうですね。学んだ理論とかを入れようとはしてたけど、テンポとか空気感に全然はまっていなかったものを、4年越しに改めて、成長した自分が当時やりたかったことを正確に入れてあげることができたかなと思います。

――4年経って、このタイミングでリリースされた理由は?

力毅さん アルバムに何度か入れようとしていたことはあるんですけど、アルバム全体の整合性的な部分だったり、全体からこの曲だけ突出しちゃってたりで、結局入れられなくて。多分、前作のアルバムに入っていたら、浮き過ぎちゃってたと思うし。でも、海外での活動を経て、バンドの空気感も変わって。今のこの空気を取り込んだうえで、今回のアルバムに入れることになりました。リリースしてからですが、このタイミングじゃなかったら、浮き過ぎて評価されない曲になっていたかもしれないと思いましたね。

――未発表の曲もまだまだあるとのことなので、とても楽しみです。それでは、響さんのマイベストソングはなんですか?

高橋さん 僕は「生活」と「下高井戸に春が降る feat. GOMESS」が好きです。「下高井戸に春が降る feat. GOMESS」は、世田谷線の「三軒茶屋駅」から「下高井戸駅」までの電車によく乗っていて、その電車に乗っている時に聴くと、世田谷線の景色とリンクしていて、すごく良いんですよね。自分にとって都合の良い曲です(笑)。

――高橋さんと同じように、世田谷線を利用している方にも響いていると思います!

高橋さん そういう風に感じていてくれたらいいなと思います。

これからやってみたいこと「30歳からは…」

――最近は海外でのライブ活動も精力的なCody・Lee(李)ですが、海外での反響にどのような心境でいらっしゃいますか?

高橋さん 嬉しいっていうのが一つ。あとは、海外でのライブの方が日本に比べて盛り上がるので、もっと日本でも盛り上げたいって思いますね。

――海外のオーディエンスはどんな感じでしたか?

高橋さん お客さんの歓声が曲の間に何度かあって、それがあって初めて1本の曲として成立しているように感じました。それくらいエネルギーというか、熱気を感じましたね。踊っている方もいれば、僕たちの声を上回るくらいのボリュームで歌っている方もいたりして(笑)。日本のお客さんの聴き方って、横の人を見て乗り方を決める人が多いように感じていて。海外だと、自分が気持ちよければ、楽しければいいっていう風に過ごされているのが心地よくて、それぞれの好きなように聴いてほしいなと思いました。

力毅さん 自分たちもただ気持ちいいからやっているので、お客さんはそれを聞いて、頭を振ろうが走り回ろうが何をしていてもいいと思います。無理にサビで手をあげる必要もないし、自分が上げたいと思ったタイミングで上げればいいと思う。

――日本でも映画やドラマ、アニメの書き下ろしなど、これまでも様々なことに挑戦してきたCody・Lee(李)ですが、これからやってみたい・挑戦してみたいことはありますか?

――日本でも映画やドラマ、アニメの書き下ろしなど、これまでも様々なことに挑戦してきたCody・Lee(李)ですが、これからやってみたい・挑戦してみたいことはありますか?

高橋さん
 僕は、ラジオをやってみたいですね。レギュラーで。メンバーで雑談をしているところを聞いてもらえたら、もっとパーソナルな自分たちを知ってもらえるんじゃないかなと思って。

力毅さん 個人的には、自分のブランドを作りたいです。ただプリントしたTシャツを販売するとかじゃなくて、本格的なファッションブランドをやってみたいですね。音楽とファッションは結びつくものだと個人的に思っています。

高橋さん 個人的なところでいうと、東京を出たいと思っています。30歳までは、東京でいろんなことをインプットして、30歳からはそれを整理する時間が欲しい。個人的に田舎が好きなんですが、彼女と犬と一緒にスローライフを送れる場所だったらどこでもいいなと思います。

愛知での思い出「日間賀島」「大須のアイドル」

――愛知には、ライブで何度もお越しいただいているかと思いますが、プライベートでも遊びにきたことはありますか?

力毅さん 最近は行けていないんですが、年末年始に家族で日間賀島に何度か旅行に行きました。おじいちゃんとおばあちゃんも一緒に行って、冬にフグとかがすごく獲れるので、海鮮をご馳走してもらいました。

――何度か遊びに来ていただいているとのこと、うれしいです! 高橋さんは、愛知にはどのような思い出がありますか?

高橋さん 名古屋に「OS☆U」っていうアイドルがいるじゃないですか。実は、そのアイドルのグッズのリストバンドを持っていて。「OS☆U」の存在を知らなかったときに、ネットでそのリストバンドを見つけて、デザインがかっこいいと思って、買いました。それをずっとライブとかでも付けていて、「これなんなんだろう?」って思いながら付けてました(笑)

9月からツアーも開催「ぜひ聴いてください」

――9月からアルバムリリースツアー 「I want to be a flower」が始まります。10月19日には、名古屋ライブもありますが、どのようなライブにしたいですか?

高橋さん 名古屋は新体制になってから1回くらいしか来ていないので、お披露目じゃないですが、こんな感じでやっていますっていうのを見せれたらと思います。

力毅さん 新体制になって、最近聞いてなかったけど、やっぱりCody・Lee(李)いいじゃんって言ってくれる人も見かけるようになってきたように感じます。そういう人たちに向けても、もう一度ライブに来てほしいという気持ちもあるし、新しい人にも来てほしいっていう思いも。ツアーのフライヤーも、はっちゃけたフライヤーじゃなくて、スーツで撮影して。「ぜひ聴いてください」という謙虚な気持ちが表れたのかもしれないです。

――さらに今回は、バンド最大規模のツアーとのこと。意気込みをお願いいたします!

高橋さん 今回、これまで行ったことのない場所もまわるので、ご飯とかいろいろ楽しみたい。僕たちが楽しむことが一番、お客さんが楽しむことにつながると思うので、楽しみながらまわっていきたいと思います。

――最後にファンの皆様に一言、お願いいたします。

力毅さん 現代は、フィジカル的な部分はどんどん淘汰されてしまっていると思いますが、皆さんと一緒にぜひ楽しんでいけたらと思います。

――高橋さんもお願いいたします。

高橋さん 犬の散歩をしている時に、スマートフォンをするのはよくないと思います。

――その通りですね。…以上でよろしかったですか?

高橋さん はい、以上です!

――ありがとうございました!(笑)。

Cody・Lee(李)
Major 2nd Full Album『最後の初恋』
2024年6月12日(水)RELEASE

KSCL 3523-4
CD+Blu-ray 完全生産限定盤
5600円

■CD収録内容
01.NOT WAR,MORE SEIKATSU
02.涙を隠して(Boys Don’t Cry)
03.DANCE扁桃体
04.イエロー
05.真夏のジャイガンティック
06.ストロベリーエンジェル~Don’t Say Goodbye~
07.さよuなら
08.烏托邦
09.ほんの気持ちですが!
10.下高井戸に春が降る feat. GOMESS
11.1096
12.生活

■Blu-ray収録内容
●Studio Live Session vol. 01
 01.悶々 / 02.在夜市再見 / 03.烏托邦 / 04.我愛你
●せいかつはつづくTOUR 2023.12.05 at LIQUIDROOM
 01.おどる ひかり / 02.I’m sweet on you(BABY I LOVE YOU) / 03.1096
 04.初恋・愛情・好き・ラヴ・ゾッコン・ダイバー・ロマンス・君に夢中!! / 05.When I was cityboy
●Documentary of “Cody・Lee(李) in Thailand”

Cody・Lee (李) Major 2nd Album Release TOUR「I want to be a flower」
9月29日 (日) 横浜 Bay Hall OPEN 16:00 / START 17:00
10月5日 (土) 新潟 CLUB RIVERST OPEN 17:00 / START 17:30
10月6日 (日) 仙台 darwin OPEN 16:15 / START 17:00
10月12日 ( 土 ) 札幌 cube garden OPEN 16:30 / START 17:00
10月13日 ( 日 ) 苫小牧 ELLCUBE OPEN 16:00 / START 16:30
10月19日 ( 土 ) 名古屋 THE BOTTOM LINE OPEN 17:00 / START 18:00
10月20日 ( 日 ) 京都 磔磔 OPEN 16:30 / START 17:00
10月24日 ( 木 ) 静岡 LIVE HOUSE SHIZUOKA Sunash OPEN 18:30 / START 19:00
10月26日 ( 土 ) 高松 DIME OPEN 17:30 / START 18:00
10月27日 ( 日 ) 心斎橋 BIGCAT OPEN 16:30 / START 17:30
11月3日 ( 日 ) 岡山 EBISU YA PRO OPEN 16:30 / START 17:00
11月4日 ( 月・祝 ) 福岡 DRUM LOGOS OPEN 16:15 / START 17:00
11月17日 ( 日 ) 東京 EX THEATER ROPPONGI OPEN 16:00 / START 17:00

チケット購入
https://eplus.jp/codylee/


※掲載内容は2024年7月時点の情報です

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WRITER

Eri Kimura

Eri Kimura

三重県出身。学生時代は、読書や映画鑑賞、バンド活動に、アパレル店員として働くなど多趣味全開で奔走。現在は新人編集者として奮闘中!

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