【話題作】『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』が「WOWOW」にて10/6(日)より独占放送&配信スタート!矢本悠馬さん、舘ひろしさんが登壇した愛知試写会をレポート
#インタビュー

2024.10.1tue

【話題作】『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』が「WOWOW」にて10/6(日)より独占放送&配信スタート!矢本悠馬さん、舘ひろしさんが登壇した愛知試写会をレポート

2024年10月6日(日)22時より、「WOWOW」にて独占放送&配信がスタートする『連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』。
その配信を記念して9月10日(火)、「ミッドランドスクエア シネマ」にて愛知試写会が行われました。ゲストとして、白石由竹役の矢本悠馬さんと、土方歳三役の舘ひろしさんが登壇!

連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』は、累計発⾏部数2900万部超の⼤⼈気コミックが原作で、2024年1月には映画『ゴールデンカムイ』も公開された話題作です。
舞台は明治末期の北海道。アイヌの埋蔵⾦を巡るミステリーであり、魅⼒的なキャラクターたちが相まみえる冒険活劇となっています。

今回のドラマは映画の続編で、待ち望んでいたファンも多いはず! ドラマでは新たなキャストも登場して、パワーアップしています。この記事では、ゲストの2人が愛知試写会で語った、作品の見どころや撮影の裏話などをたっぷり掲載!

STORY

明治末期の北海道。⽇露戦争を⽣き抜いた元軍⼈・杉元は、アイヌの少⼥・アシリパ、網⾛監獄の脱獄囚・⽩⽯とともに、⾦塊のありかを⽰す暗号が彫られた24⼈の“刺⻘囚⼈”を探していた。だが「第七師団」を率いる鶴⾒や尾形、元新撰組「⻤の副⻑」こと⼟⽅も囚⼈たちを狙う。杉元たちは旅路で、アシリパの⽗・古き友のキロランケ、アイヌの⼥ ・インカラマッ、「札幌世界ホテル」の⼥将・家永、元ヤクザの若衆の夏太郎など、腹の中が読めない者たちと出会う。
さらに、鶴⾒の忠⾂・鯉登、網⾛監獄典獄の⽝童、伝説的な熊撃ち“煌めき”を追い求める男、ヤクザの親分、天才剝製職⼈、詐欺師などクセ者たちが次々に現われ、波乱の⾦塊争奪戦が幕を開ける――

名古屋と言ったらやっぱり“味噌”

――矢本悠馬さん、舘ひろしさん、ようこそお越しくださいました。では、矢本悠馬さんから挨拶をお願いします。

矢本さん 白石由竹を演じた矢本悠馬です。今日名古屋に来て様々な媒体の取材を受けました。今日、足を運んでくれた皆さんが、ドラマの第1話を観てくださることに感謝しています。

――舘ひろしさん、お願いいたします。

舘さん 私が演じた土方歳三は、自分自身がずっとやりたかった役でしたが、この年齢(74歳)なので、もうできないと思っていました。しかし『ゴールデンカムイ』の原作の設定では、彼が生きていたということで、夢が叶いました。本当に幸運だったと思っています。今日はお越しいただいてありがとうございます。

――愛知試写会ということですが、お2人が持つ愛知の印象や思い出はありますか?舘さんは、名古屋ご出身でいらっしゃいますよね。

舘さん 実家は現在の中区・新栄で、高校卒業するまでいましたので、思い出はいっぱいあります。

――うれしいです。皆さんの中で「新栄から来たよ」という方はいらっしゃいますか?

観客 (観客の1人が手を上げる)

舘さん そうですか。昔は「老松町」でしたが、今は「新栄」になったんですよね。

観客 (頷く)

――すごいご縁ですね!矢本さんは名古屋にいらっしゃったことはありますか。

矢本さん はい、撮影で何度か来たことがあります。ひつまぶしやあんかけスパゲティを食べたことがあります。あとは、味噌カツや味噌煮込みうどんなども食べました。やっぱり『ゴールデンカムイ』は“味噌”の作品なので、名古屋は“味噌”が強いですよね。

――確かに、名古屋は“味噌”が強いです!

役に対する想いと演じる上で意識したこと

――熱狂的なファンも多い原作ですが、最初にオファーの話がきた時は、どう思われましたか。

矢本さん 『ゴールデンカムイ』は、大作です。作品内のコミカルなシーンは、私が演じる白石由竹に預けられていたので、笑いのポイントでコケてしまって、作品にケガをさせてしまわないかと、プレッシャーを感じながら役に挑んでいました。

――インパクトの強いキャラクターだと思いますが、役作りで苦労されたことはありましたか?

矢本さん 白石由竹の行き当たりばったりな性格やテキトーなノリみたいな部分は、大事にしたいなと思って演じました。なので、真面目に面白いことをするとか、真面目にテキトーを演じるっていうよりは、“テキトーにテキトーを演じよう”と思っていましたね(笑)。できるだけ何も考えずに現場に行って、その場で感じたインスピレーションや、相手役の出方を見て、本番中に思いついたことを演技に盛り込んでいました。その場のノリに近い状態で撮影していました。

――その場のノリでやってたんですか⁉

矢本さん 完全にバカを演じるには、バカにならなきゃいけないなと思って! 何も考えないのが一番でした。

――ありがとうございます。土方歳三は実在する人物ですが、舘さんは演じる上で意識したことや苦労したことはありましたか。

舘さん 先ほども言った通り、土方歳三という役は「やりたい」と願ってきた人物でしたが、この年齢じゃ絶対できないと思っていました。でもこの作品のおかげで彼を演じることができたので、本当に幸運でした。
私の中で土方歳三という人物は、“No.2のロマン”みたいなものを心の中に持ってる人だと感じています。近藤勇が処刑されてから、きっと彼は生きていく何かを失ったと思うんです。だから役を演じている時は、「近藤勇がいない世界をどうやって過ごしていたのかな」と考えながらやっていました。

――土方歳三がもし生きていたとしたら。これは誰も知らないことなので、どんな土方歳三がこの作品で登場するのかとても楽しみです。

現場は緊張感が走る!2人の仲を縮めたのは一杯のコーヒー⁉

――ドラマ版では、土方歳三と白石由竹が、ついに接触する展開になると聞いています。改めて共演した時はいかがでしたでしょうか。

矢本さん 映画とドラマは並行して撮影してたんですけど、初日に舘さんとの共演シーンがあったので、作品に入るだけでも結構緊張していました。ただでさえ、白石由竹を演じる時があったのでことが決まってからずっと緊張しいて、あまり寝付けていなかったんですけど、初日に憧れの舘さんと一緒っていうので「まじかよ!」と思いましたね。ダブルの緊張で、体がカチカチだった記憶があります。

――現場は緊張感があったのでしょうか。

矢本さん 間違いなく緊張感はありました。最初は撮影スケジュールもタイトだったので、プライベートでお話する機会もなく、「わっ!目の前に舘ひろしさんいるわ~」みたいな(笑)。しかも撮影は、舘さん演じる土方に脅されるようなシーンだったので、私は「(圧倒された表情で)うわっ!え~!」という状態になって…。自然な白石由竹を引き出してもらいました。 
   
――自然な表情で演じているということですね。舘さんは、矢本さんと共演したシーンを覚えていらっしゃいますか。

舘さん 矢本さんは、全く緊張しているように見えなかったですよ。さっき矢本さんは、役を演じている時は「テキトーに演じた」って言っていましたが、テキトーさを自然にこなしたり、軽くスピーディーに動いたりする芝居は本当に難しいんですよね。私は彼の姿を見ていて「素晴らしい俳優さんだな」と思って、すごく憧れたっていう記憶があります。

矢本さん 恐れ多いです。墓に持っていきます。うれしすぎてリアクションの取り方がわからないです。感無量です。

――撮影の後は、お互いに世間話をしていたのでしょうか。

矢本さん 物語が進んでいくと、共演シーンも徐々に増えたので、舘さんや他の共演者みんなで世間話をしていました。朝から撮影がある日は、舘さんが淹れたコーヒーをいただきました。

――舘さんがコーヒーを淹れていたんですか⁉

舘さん そうです。私はコーヒーが好きなので、必ずコーヒーを作って持ってきているんです。それで、「一杯いかが?」と。コーヒーでなんとかこの距離を縮められたら、優しく接してくれるかなと思って。
矢本さん 大先輩を相手に、こちらから話しかけに行くのは恐れ多いです。でも舘さんから、私たちに歩み寄ってくださったので、すごく感謝しています。

ファンが待ち望むグルメシーンがパワーアップ!

――ドラマ版では、キャストが増えてパワーアップしていると伺いました。ドラマ版での注目ポイントを教えてください。

矢本さん 映画で描ききれなかった『ゴールデンカムイ』ならではの独特のノリやテンションをより映し出していると感じます。中でもグルメシーンやコミカルなシーンが見どころです。様々なキャラクターが、映画版ではみせなかった表情を観られると思うので、注目してください!

――グルメシーンは、映画版から待ち望んでいる人もたくさんいると思います。

矢本さん ドラマ版では、グルメシーンが多く盛り込まれていると思います!

――グルメシーンは実際に食べているんですか?

矢本さん もちろん食べています! 初めて食べるような味でおいしいなと思っていました。

舘さん どの料理も当時の作り方で再現されていて、現代風の味付けとは違って濃くないんです。

矢本さん 塩茹でや水煮のような味でおいしかったです。

――その他に注目してほしいポイントはありますか?

舘さん 「落っこちたら大怪我するぞ」というほど高い崖の上に立って撮影した時があったんですよ。でも映像では、そんなに高いとこに立ってるように見えなくて「なんだよ!」って思いました(笑)

――では皆さん、崖のシーンが映し出された時は「本当は倍ぐらい高いんだ」と思いながら観てくださいね(笑)

観客 (頷く)

――ドラマでは主人公・杉元佐一とも遭遇されますね。主人公を演じた山崎賢人さんとの共演はいかがでしたか。

舘さん 山崎さんを見た時、「久しぶりにスターさんを見たな」という気持ちになりました。休憩中は、芝居のことに関して一言も喋らず、ずっとバイクの話をしてました。最近は休憩時間になると、役者さんとお芝居のことについて話す方が多かったのですが、山崎くんは違いましたね。僕もあんまり芝居にはあまり興味はないのですが、彼は…いい感じでしたね。

――現場では、様々な俳優さんとコミュニケーションを取っていたんですね。

舘さん そうですね。若い方の芝居は、本当にしっかりしていて「素晴らしいな」と実感しました。私は、この年齢になってもまだ自分の芝居に自信がないんです。だから矢本くんの芝居は本当に憧れるというか、「こういう芝居したいよな」って思うばかりで、小さくなってしまいました(笑)

矢本さん とんでもないですよ。1番(存在が)大きかったですよ(笑)

――お互いにとって新鮮な現場だったんですね。今日は撮影の裏話をたくさん聞くことができました。最後に本日お集まりいただいた会場の皆様にメッセージをお願いします。

矢本さん 映画版からクオリティを落とさず、ドラマ版の全9話もものすごいスケールで描いています。この作品を気に入ってもらえたら、ぜひ周りの皆さんにもその興奮を伝えて、『ゴールデンカムイ』をどんどん広めていってください! 今日はありがとうございました。

舘さん 矢本くんが言った通りです‼ 映画にも勝るとも劣らないというか、ドラマなのにすごいスケール感で出来上がっています。特に雪の中で撮影したシーンは、矢本くんがすごく頑張ってますよ!
――ありがとうございました。皆さん、ドラマ版『ゴールデンカムイ』を楽しみにしていてください!

連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』全9話は、10月6日(日)22時より配信開始! 第1話は無料で視聴できるので、矢本さんと舘さんの熱演を、ぜひご覧ください♪

連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―

配信日
2024年10月6日(日)22:00~(WOWOWにて独占放送)
※全9話
※第1話無料放送
原作
野田サトル「ゴールデンカムイ」(集英社ヤングジャンプ コミックス刊)
出演者
山﨑賢人、山田杏奈、眞栄田郷敦、工藤阿須加、栁俊太郎、塩野瑛久/矢本悠馬、大谷亮平、高橋メアリージュン/桜井ユキ、勝矢、中川大志、北村一輝、池内博之、木場勝己、大方斐紗子/井浦 新、玉木 宏、舘 ひろし
製作
WOWOW
公式サイト
https://kamuy-movie.com/

©野田サトル/集英社
©2024 WOWOW

※掲載内容は2024年9月時点の情報です

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WRITER

Yuna Hoshikawa

Yuna Hoshikawa

愛知県出身。まだまだ未熟なひよっこ編集部。ファッションと旅行が好き。暇を見つけては、お気に入りの洋服を着て、一人旅へ出かけるほど。何事も、思い立ったらすぐ始める派。

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