2021.12.24fri
杉浦非水 時代をひらくデザイン
東海地方初の大回顧展に注目。
日本におけるモダンデザインのパイオニアとして知られる杉浦非水。彼は画家を目指して上京しましたが、洋画家・黒田清輝との出会いをきっかけにデザインの道に進みます。27年間にわたり三越呉服店の広告を手掛け、本の装丁やパッケージデザインでも、巧みなデザインによってその名を知らしめることに。今回の展示では、代表作を始め、制作の背景を示すスケッチや写真、資料300件が公開され、明治、大正、昭和を生きた彼の生涯をたどっています。非水と洋画家・中澤弘光は、与謝野晶子の歌集「みだれ髪」に感銘を受け、歌に絵を添えた《みだれ髪歌がるた》を共に制作。このカルタは、これまでまとめて展示されることはなかったが、現存する28枚が前・後期に分けられ、三重会場でのみ公開されます。記念講演会(要予約)も見逃せません。
『杉浦非水 時代をひらくデザイン』
- 会場
- 三重県立美術館(三重県津市大谷町11)
- 時間
- 9:30~17:00 ※最終入館は閉館30分前まで
- 休館日
- 月曜(1/10開館)、12/29~1/3、1/11
- 料金
- 1000円
- お問い合わせ
- 059-223-0570
※掲載内容は2021年11月時点の情報です
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