かき氷の聖地・奈良へ!個性が光るこだわりの氷と「氷室神社」を巡る旅
#観光

2023.8.27sun

かき氷の聖地・奈良へ!個性が光るこだわりの氷と「氷室神社」を巡る旅

奈良県内には「氷室神社」という氷と関わりの深い神社が、天理市と奈良市の2カ所にあり、10年ほど前からかき氷がブームに。“かき氷の聖地” とも呼ばれるこのまちで、独自の氷を追求する隠れた名店へ足を運んでみて下さい。

陶芸家の器で、儚くも美しい一杯を。工房兼カフェ「春日野窯」

鹿児島出身のご主人と、奈良生まれ奈良育ちの奥さん

陶芸歴30年の奥さんが夫婦で、2014年に若草山の麓に開いた工房兼カフェ。上質な素材を使うこと、丁寧に作ることを大切にしたかき氷は、おいしさはもちろん、美的センスにあふれ、毎年新作を楽しみにするファンも多い。

幸せの青い氷がテーマの新作「杏仁花山(あんにんはなやま)こほり」(1100円)。生クリーム多めの杏仁豆腐はクリーミーで、和三盆練乳の優しい甘さと良く合います。

「若草いちご氷」(1200円)は、上質な大和産抹茶のビターな味わいと、奈良県産イチゴ「古都華」の酸味が効いた大人な一杯。

春日大社にも近く、周囲には豊かな緑が広がる。店の前をシカたちが歩くことも。 

壁には、古都・奈良を詠んだ和歌をモチーフにした絵が飾られています。

店内では、陶芸や絵付けも体験できます(要予約)。

集中して模様を描く時間が癒しになる、「正倉院文様絵付け体験」の様子。

店内では、奥さんの作品も販売。小さなシカが描かれた器もあるので探してみて。

春日野窯(ハルヒノガマ)

問い合わせ
0742-23-3557 
場所
奈良市春日野町158-9 
時間
11:00~17:00(かき氷・カフェは13:00~) 
定休日
火~木曜定休(祝日の場合は営業) 
駐車場
なし 
支払方法
カード・電子マネー可 
Instagram
@haruhinogama
平均予算
昼1000円 
アクセス
近鉄「近鉄奈良駅」より車で約6分 
かき氷
4月第4土曜~11月最終月曜

奈良の食材や野菜をスイーツに昇華した、ベジ氷を味わえる!「奈良イタリアン Bambuno」

“奈良イタリアン”をコンセプトに、地元食材の魅力を観光客だけでなく、奈良の人にも発信し続けるお店。

かき氷にも、県南部産の本ワサビや自家菜園で育てた里芋、玉ネギ、ジャガイモなどの有機野菜を使って、スイーツとして確かにおいしい“ベジ氷”を9年に渡って作り続けています。

粘りのある里芋のシロップを仕上げにかけた「ルビーチョコバナナと里芋」(1210円)。

「野迫川村本わさび&きたまち豆腐&黒川本家吉野葛」(1320円)。甘みのあるソースに、ワサビがピリリとアクセントに。

奈良生まれ奈良育ちの竹内さんは、この地で約10年修業し、独立されたそう。近年は父親から野菜作りを学び、天理市にある自家菜園で父親と共に育てた有機野菜を、かき氷や料理に。 

友人が描いた奈良の風景や野菜たちが壁を彩る。2階にも広々とした席が。 

店は、興福寺の鐘の音が聞こえる猿沢池の近くに。 

店内では「リンゴと粒マスタード」(600円)など、自家製ドレッシングも販売しています。 

奈良イタリアン Bambuno(ナライタリアン バンブーノ)

問い合わせ
0742-27-0072 
場所
奈良市今御門町22 
時間
11:30~21:00(かき氷は14:30~17:00) 
定休日
火曜定休
駐車場
なし 
支払方法
カード・電子マネー可 
Instagram
@bambuno
平均予算
昼1500円/夜3000円 
アクセス
近鉄「近鉄奈良駅」より徒歩で約7分 
かき氷
5~11月末

コーヒーの未知なるおいしさを表現した、かき氷が注目の「宿雨」

これまでロースターやかき氷店で経験を積み、様々なコーヒー店を巡った店主が厳選する、3ロースター4種類のコーヒーが味わえます。事前予約制のかき氷にも、積極的にコーヒーを活用。浅煎りのフルーティーな豆には柑橘を合わせるなど、コーヒーの新たな一面に出合えます。氷を削る様子を目の前で見られます。メニューは毎月入れ替わるとのこと。

砂糖漬けライムのシャリッとした食感が心地良い「エスプレッソトニック」(1300円※季節商品)。浅煎りコーヒーとライムシロップは相性抜群!

香り高いエスプレッソのシロップと、マスカルポーネ入りのカスタードクリームがマッチする「ティラミス」(1600円※季節商品)。 

「檸檬とグレープのレアチーズケーキ」(800円)の他、チーズケーキも数種類用意。

店内では、オリジナルのドリップバックも販売中です。

宿雨(シュクウ)

場所
奈良市学園北1-1-11 イヴビル102 
時間
13:00~20:00(LOは19:30)
※かき氷は事前予約制(公式Instagramを要確認) 
定休日
水・木曜定休 
駐車場
なし 
支払方法
カード不可・電子マネー可 
Instagram
@shuku._
平均予算
昼1500円
アクセス
近鉄「学園前駅」より徒歩で約3分 
かき氷
通年
※かき氷の「ティラミス」と「エスプレッソトニック」は常時ある商品ではありません。
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WRITER

Masahiro Sugiyama

Masahiro Sugiyama

金沢の出版社、東京の雑誌『自休自足』(現『TURNS』)の編集部を経て、2009年に独立。2016年秋から、地元・愛知へUターン。月刊『KELLy』では、おでかけ記事を担当し、年間200軒以上のショップや飲食店を取材!著書に、『ふだんの金沢に出会う旅へ』『レトロカーと。』(ともに主婦の友社)など。

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