絞り込んで探す

▼ジャンルで絞り込む

▼エリアで絞り込む

    • ▼主要駅で絞り込む

    • ▼区で絞り込む

絵を描く時のアイテム、制作現場は〇〇〇!?

――ジミーさんは、描きたいものをはじめに考えて制作するのか、インスピレーションを受けて一気に描き上げているのか。どちらに近いですか?

大西さん スタッフが「描きたいものを描いてください。どこかに行きたいならどこかに行ってください」というスタンスなんです。はじめに、絵にする場所を選ぶことが多いですね。あと、描く時は必ず音楽を聴いています

――どんな曲を聴いていますか?

大西さん 今、58歳なんですけど、58歳になるまでの楽曲というものが僕の中にあるんですよ。海外に住んでいた期間もあるので、みんなが知らないようなラテン系の曲とかも聴いています。

吉本興業のデスクで制作をするジミー大西さん。

――音楽の他に必要なアイテムはありますか?

大西さん 正確に色を見たいので、ライトをバーンと照らしています。ほんまは太陽の光で確認するのが良いんですけど、主に吉本興業のデスクで描いているので、ライトが必要ですね。

――まさかデスクで描かれているとはびっくりです!

大西さん 吉本興業のデスクはフリーデスクなんですけど、僕にはお気に入りの場所があってそこで描いています。夏場は「ライトが熱い」とみんなが言って、僕の隣の隣まで席が空いています(笑)。
あと、スタッフが周りにいるので、一つの作品に長い時間がかかる僕に「どうやったら早く描けますか?」と言ってくることがありますね。「焼肉を食べないと描けません。それも高級焼き肉店の焼肉」と言って、連れて行ってもらっています(笑)。

――良いですね!(笑)制作風景のお写真を拝見して、すごく細い筆が描かれていて驚きました!

大西さん あれしか使わないんです。スタッフがすごい太い筆を買ってきて「こういう選択肢もありますよ」と渡してきます(笑)。でも、いろいろ試した結果、あの筆じゃなきゃいけないんです。

――ジミーさんは、絵を描く前にキャンバスを黄色に塗りつぶしてから描くと伺いましたが、黄色にはどういう意味があるのでしょうか?

大西さん ブルーは落ち着く色、赤はカッカカッカする色、黄色はやらなきゃいけない色なんです。描かなきゃいけないスイッチですね。黄色を埋めていくと、出来上がりがどんどん見えてくるんです。

――色で意識が変わってくるんですね。

大西さん 変わってきますね。でも、黄色の上に中間色の黄色をのせていくのはしんどいんです。一旦、黄色の上に白をのせて黄色をのせたりしています。

「イスを使ってポージングしてください」とお願いすると、すぐにこのポーズを取ってくれたジミー大西さん。

――絵のためにスペインやマルタ島へ移住するなど、ジミーさんはとても行動力があると思うのですが、その行動力の源は何ですか?

大西さん 海外が好きだからでしょうね。特に地中海側が好きで、魚介系の食べ物も合うんですよ。
あと、日本とは違って地中海の方の建物はずっと残っていて、建物の内装は変えていいんですけど、建物自体は変えてはいけないという決まりがあるんです。日本は地震とかがあるので下から上、地中海側の国は重力があるので上から下、というように、そもそもの造りが違うので、すごく勉強になりましたね。

次のページ…
名古屋会場のために描いた特別作品も!

LINEお友だち登録

RANKING ランキング

TAGS #人気のタグ

MAGAZINE 雑誌『KELLY』

Please Share

ジミー大西さんインタビュー! 画業30年記念作品展「POP OUT」がジェイア一ル名古屋タカシマヤにて開催

WRITER

Satomi Hirata

Satomi Hirata

千葉県出身。週末の楽しみは、東海の温泉やスパに足を運ぶこと。ヨガ、お散歩も大好きな健康オタク。名古屋歴は浅いながらも、日々の発見を大事に、新鮮で楽しい情報をお届け。

  1. トップページ
  2. ENJOY TODAY
  3. 中村区
  4. ジミー大西さんインタビュー! 画業30年記念作品展「POP OUT」がジェイア一ル名古屋タカシマヤにて開催

KELLY’S
RECOMMEND
おすすめ記事

RANKINGランキング

PICK UP! 注目の記事

SERIES 連載もの

ABOUT日刊ケリーとは

"GOOD LOCAL"な、
東海のライフスタイルマガジン。

雑誌『KELLY』がお届けする、"GOOD LOCAL LIFE(地元でのよりよい暮らし)"のためのWebマガジンです。「地元での暮らしがより心地良く、自分らしく、喜びを感じる日々になりますように」。そんな思いを込めて、まちの情報を丁寧に編んだコンテンツを配信します。身近な巡り合いで、地元がもっと好きになるはず。