2、3Fのオフィスまで自由に移動◎
2Fには、畑さんが所属する「studio36一級建築士事務所」をはじめ、岡崎市出身の24歳20人で結成されたクリエイティブグループ「Tanconaf(タンコナフ)」がオフィスを構えます。3Fの乙川を拠点に活動する市民グループ「ONE RIVER」も合わせ、30~40代だけでなく、若い世代も「偶偶 GUUGUU」の一員となっています。
社員しか入れないイメージが強いオフィスエリアですが、なんと、お客さんは2、3Fまで自由に行き来が可能。ここまで、“繋がり”を意識した空間づくりが行われています。
さらに、屋上まで開放。南康生エリアを見渡せるだけでなく、岡崎城まで見つけることができます。ここまでジェラートを持ってきて、きれいな景色を眺めなから、くつろぐのもおすすめです。
プロジェクト主導者・畑さんにインタビュー!
――「偶偶 GUUGUU」の名前の由来はなんですか?
“ふらっと立ち寄ったら、偶然なにかあるかも”というキャッチコピーの通り、目的をもってここに来てもらうのではなく、偶然通りかかって見つけてほしいです。なので、“たまたま”とも読める「偶偶 GUUGUU」と名付けました。
――「OHKA GELATO」の前に広がる、イートインスペースが素敵ですね!
学校帰りの高校生たちにも気軽に立ち寄ってほしく、元々この敷地は駐車場でしたが、木の温かみがある机やイスを置くことで、民地でありながらも公園のような雰囲気のあるイートインスペースに仕上げました。
また、一緒に花壇を置いていますが、今後はここでいちごやハーブなどを育てたく、ミニビニールハウスも設置しようと考えています。いずれここで育ったものを「OHKA GELATO」さんで活かせたらうれしいです!
――まだまだ発展途中ということで、今後どんなスポットになっていくのか楽しみになりました。
今は何もない「偶偶編集室」も、イートインスペースとして利用するだけでなく、休憩場所や会話をする場所として利用してほしいと考えています。事務所に人がいる間は夜遅くても開放しているので、そういった意味でも気軽に利用していただけるとうれしいです!
偶偶GUUGUU
- 場所
- 愛知県岡崎市康生通南3-43
- 駐車場
- なし
アクセス
名鉄「東岡崎駅」より徒歩で約10分
地産地消の食材を使用したジェラートが楽しめる「オーカジェラート」が岡崎市にオープン!【愛知】
2023年10月17日(火)、愛知県岡崎市にある街の中継所的スポット「偶偶 GUUGUU」内に、食品卸業を営む株式会社マルサが手がける、「OHKA GELATO(オーカジェラート)」がオープンしました! 地産地消に取り組み、“愛知県の果物や野菜の作り手の顔が見えるジェラート屋”として、素材の味がストレートに感じられるジェラートを販売しています。 今回は、ジェラートの実食レポートとともに、マルサ代表取締役の櫻井さんから聞いてきたお話をお届け! マルサでの経験を活かした食材選び 人が集まる街を目指し、大規模な街づくり計画が実行されている籠田公園周辺エリア。「OHKA GELATO(オーカジェラート)」は、そんなまちの中継地的スポットとして誕生した「偶偶 GUUGUU」の一角にあります。 マルサでは、市場から野菜や果物などを仕入れるだけでなく、農家や生産者のもとへ直接足を運び、現場の声を聞くことを強みにしてきました。ジェラート作りでは、その強みを活かし、作り手が分かる果物や野菜を使用。 メニュー名には、味だけでなく、どこの誰が作っているのかが表記されています。愛知県内で作られている旬の食材をジェラートで味わえるのは、地元に根付いた活動を続けてきたマルサならでは魅力です。 素材そのものの味が感じられるジェラート ジェラートは常時12種類の味を用意。レギュラーメニューは、「のんほい牛乳」「塩キャラメルナッツ」「紅ほっぺ」「きな粉&黒蜜」「蒲郡みかん」「西尾抹茶」の6種類で、残りの6種類は季節限定の味で展開します。 撮影時には、蒲郡市で採れたいちじくや、豊川市で採れたさつまいもなど、秋の味覚を使用した限定フレーバーが並んでいました。 色鮮やかさが目立つ、カラフルなジェラートは、すべて着色料不使用とのこと。そのため、素材そのものの味をストレートに感じることができます。 組み合わせて新しい味を発見! 今回編集部では、「塩キャラメルナッツ」と「宿儺かぼちゃ」をセレクト! 左から「塩キャラメルナッツ」、「宿儺かぼちゃ」(ダブルで600円) 「塩キャラメルナッツ」は、すっきりとした味わいながらもコクのある「のんほい牛乳」をアレンジ。 キャラメリゼしたアーモンドの食感と、ほんのり感じる塩味がクセになります。櫻井さんも何度もリピートしてしまうほど、お気に入りとのこと! 11月いっぱいまで販売予定の「宿儺かぼちゃ」には、今が旬の宿儺かぼちゃを使用。“野菜×ジェラート”という新感覚な組み合わせですが、かぼちゃの自然の甘さが生かされていて、スイーツとして違和感なく楽しめます。少し溶かして練りながら食べると、味や甘さが増すのがポイント。 シングル(500円)、ダブル(600円)、トリプル(700円)から選べるため、優柔不断な人でも安心。気になる味を組み合わせて、新しい味を発見してみてください♪ 次のページ・・・ 代表取締役・櫻井さんにインタビュー! 代表取締役・櫻井さんにインタビュー! ――ジェラート屋という新業態にチャレンジしようと思ったきっかけは、何ですか? 直接、農家や生産者の方とやり取りをする中で、強いこだわりを知り、作り手と買い手が繋がるような場所を作りたいと思うようになりました。すでに、多くの飲食店が栄えているこのまちで、食後でも気軽に食べられるものとして思い浮かんだのが“ジェラート”です。 注文してから、お客さんを待たせる時間も短いので、スピーディーに提供できる点も魅力の一つに感じています。 ――店名の「OHKA」の由来は? 「OHKA」は、岡崎が桜の名所であることの「桜花」と、地元の果物や野菜に恵まれたことへの喜びを表す「謳歌」から取っています。工業のイメージが強い愛知県ですが、農業産出額も全国8位と農作物も豊富なので、ジェラートを通して、地産地消の味を堪能してほしいです。 ――オープンしてから間もないですが、お客さんからの反響はどうですか? 近所の方だけでなく、ふらっと通りかかった方も立ち寄ってくれています。子どもからお年寄りの方まで、幅広い世代の方に利用していただけてうれしいです! 「偶偶GUUGUU」内にあるイートインスペースはもちろん、道路の向かいには、中央緑道のウッドデッキがあります。そこで、学生たちが大勢でジェラートを食べる姿は、まさに青春を「謳歌」しているようでした。これからもそんな姿が見られるように、さまざまな味を展開していきます! EDITOR SETO 愛知県内で育った食材を、こんな形で食べられるなんて驚き。今回は2種類をいただきましたが、他にも気になる味がたくさんありました。レギュラーメニューはもちろん、行く度に変わる季節限定の味に、リピートしたくなること間違いなし! OHKA GELATO(オーカジェラート) 場所 愛知県岡崎市康生通南3-43 時間 11:00~17:00(春・秋・冬) 11:00~19:00(夏のみ) 定休日 水曜 駐車場 なし 支払方法 現金不可(カード・電子マネーのみ対応) アクセス 名鉄「東岡崎駅」より徒歩で約10分 ※掲載内容は2023年11月時点の情報です ※価格は税込み表記です
26歳の若き店主が営む「菓子喫茶カン」が岡崎市にオープン【愛知・東岡崎駅】
2023年1月11日(水)、岡崎市にオープンした「菓子喫茶カン」。ここでは、地元・岡崎市でお店を開くのが夢だったという、26歳の若き店主が一つずつ丁寧に作る心のこもったスイーツと焼き菓子がいただけます。 オープン当初からSNS上で「かわいい!」と評判だったショートケーキをはじめとするキュートな見た目のスイーツのこだわりや、お店への想いなどをじっくり伺ってきました。 店主の好きなものを詰め込んだ空間 名鉄「東岡崎駅」から徒歩で約5分のところにお店を構える「菓子喫茶カン」は、ショートケーキと缶のイラストが描かれたキュートなネオン看板が目印。店主の名前“カンザキ”さんにちなんで、缶のデザインなんだそう。 オリジナルキャラクターのショーコさん 店主の知人であるライフスタイルショップ「SPROOF」さんが、喫茶店の内装デザインを担当。店主のイメージに合わせたシンプルかつスタイリッシュな空間が広がります。中でもお気に入りは、客席についているぷっくりとした見た目のライトとのことで、来店した際にはぜひ注目してみて。また、店内に置かれている小物やインテリア、ケーキを注文したときに出してくれるお皿やカップなどはすべて店主のコレクションです。 次のページ… 断面萌え♡な自慢のスイーツ 写真映えと味の両方を兼ね備えた欲張りスイーツたち 「ショートケーキ」(650円) ショーケースには、見た目と味にこだわったスイーツが常時4種類並びます。実は、甘いものが得意ではないという店主。甘いスイーツが苦手な人でも食べられるようにと、砂糖は控えめのケーキを提供しています。 看板メニューの「ショートケーキ」は、しっとりしたスポンジと甘さ控えめな生クリームが特徴。さっぱりした味わいなので、ボリューミーな見た目とは裏腹にペロリと一つ完食できます。イマドキ女子ならではの発想で、断面が写真映えするように具材の置き方を工夫したり、クリームの塗り方にこだわったりと、“萌え断”にも力を入れています。 「ロールケーキ」(550円) 旬のフルーツをたっぷりのクリームと一緒に巻いた「ロールケーキ」は、もっちりとしたスポンジがポイント! 市内の八百屋さんと一緒に中身のフルーツをセレクトしているとのことで、今の時期はさわやかな酸味が後を引く「土佐文旦」を使っています。 「バスクチーズケーキ」(580円)、「カン オリジナルブレンドコーヒー」(550円) 外は香ばしく、中はとろりと濃厚な味わいの「バスクチーズケーキ」もラインナップ。クリームチーズとサワークリームの配合に研究を重ねて、ついに辿り着いた至極の逸品です。香り豊かなチーズの香りとなめらかな口当たりをぜひ堪能してみては? こだわりのスイーツたちと一緒にいただきたいのが、オリジナルのブレンドコーヒーです。豊川市のロースタリーカフェ「hikure.(ヒクレ)」が監修した深煎りコーヒーは、リラックスできるような奥深い味わいが特徴。 レジ前には、自家製の焼き菓子やブレンドコーヒーの販売も。「他では味わえないものを届けたい」との想いから、ゴマを使ったフロランタンや塩味のクッキーなど、アイデアあふれる焼き菓子がそろっています。ケーキもすべてテイクアウト可能なので、お土産やプレゼントにもおすすめ! 次のページ… 店主の官崎さんにインタビュー 店主の官崎さんにインタビュー 店主 官崎さん ――自分のお店をオープンしようと思ったきっかけは? 昔から、「小さくてもいいから自分の店を持ちたい! 」と思っていて、念願叶って地元・岡崎市にお店をオープンすることができました。地元に何か貢献したいという想いもあるので、この喫茶店を通して、地元活性化に少しでも力添えできるとうれしいです。 ――ということは、今までも飲食系のお仕事を? はい。専門学校を卒業後、パティシエとして働いたのち、西尾にある「ぞうめし屋」で約4年間、接客や料理を担当していました。アットホームな雰囲気のお店だったので、お客さんとの距離も近く、いろんな人と会話をするのがとても楽しかったです。パティシエ時代の経験を買ってもらい、気まぐれでスイーツを作らせてくれたこともありました。そんな店で出合ったオーナーの後押しもあり、このお店を持つことができたと思っています。そして、内装を手がけてくれた「SPROOF」さんや、お店のイラストを手掛けてくれたイラストレーターさん、オリジナルコーヒーを作ってくれた「hikure.」さんたちの協力がなければ、お店はオープンできなかったので、お店の開店に関わってくれたすべての人にとても感謝しています。 ――これからどんなお店にしていきたいですか? 住宅街の中にあるので、近所の皆さんの拠り所になれるような場所にしていきたいですね。人と会話することが大好きなので、来てくれたお客さんとたくさん話がしたいです。常連さんには、「今日、調子どう? 」なんて言ったりしてね。とても楽しみです! Hoshikawa 私と店主さんの歳が近いこともあり、意気投合。取材そっちのけでいろいろな話をさせてもらいました。あっさりとした味わいが特徴な自慢のスイーツと、気さくな店主さんに会いにぜひ訪れてみてください。 菓子喫茶カン 問い合わせ 0564-73-4737 場所 愛知県岡崎市明大寺町馬場東156-1 営業時間 11:00~18:00(LOは17:30) 定休日 水・木・金曜 駐車場 なし 支払方法 カード・電子マネー不可 Instagram @kashi_kissa_kan アクセス 名鉄「東岡崎駅」より徒歩で約5分 写真 古里綾乃 ※掲載内容は2023年3月時点の情報です ※価格は税込み表記です
「Park Side Cafe(パーク サイド カフェ)」が岡崎のマイクロホテル 1階に開店。コーヒーやラテ、焼き菓子が楽しめる!
昼12時、通りの看板がかけ替えられ、今日も「Park Side Cafe(パーク サイド カフェ)」の営業がスタートします。 ここは岡崎市の中心部、籠田公園の向いにあるマイクロホテル「ANGLE(アングル)」。その1階ホールにはカウンターがあり、朝7時半から11時までは先日紹介したガレットのお店「écumer ハナレ(エキュメ ハナレ)」が、12時から18時までは「Park Side Cafe」が営業。以前は週末バーのみでしたが、地元の人もより気軽に訪れられるようにと、昨年12月から平日の日中も複数のカフェが入れ替わりオープンしています。 焼き菓子はすべて店内のオーブンで 「Park Side Cafe」で味わえるのは、店長の安保(あぼ)さんが店内のオーブンですべて焼いている焼き菓子です。メニューのプロデュースは、神奈川県の逗子にある「POOL SIDE COFFEE」に依頼しました。 「ピスタチオシュークリーム」(460円) 中でも人気は、「ピスタチオシュークリーム」です。クッキー生地の中にたっぷりと詰まったピスタチオクリームは甘さ控えめで、ピスタチオの濃厚な風味が感じられます。クリームは舌触りが滑らかで軽く、大きめのサイズですがぺろりと食べられます。 「美岳小屋 ピーナッツバター クランベリー パウンド」(480円・写真中央) パウンドケーキも数種類ラインナップ。なかでも、「美岳小屋 ピーナッツバター クランベリー パウンド」には、豊田市とみよし市で肥料や農薬に頼らない自然栽培でイチゴや落花生を育てる「美岳小屋」のピーナッツバターを使っています。 マフィンは、メニューを監修したPOOL SIDE COFFEEと同じくグルテンフリーに。中にカレーが入ったおかず系の「さつまベーコンマフィン」(400円)や、「ほうじ茶みかんマフィン」(420円)が人気だそうです。 フルーティーな浅煎りが焼き菓子にぴったり コーヒーは、東京都・蔵前にある「LEAVES COFFEE ROASTERS(リーブスコーヒーロースターズ)」が焙煎した豆を使用。甘味のあるフルーティーな浅煎りで、毎日飲みたくなるようなコーヒーです。 この他、「ジンジャーラテ」(650円)には、豊橋の水上ビルに製造所を構える「TEMTASOBI GINGER(テンタソビジンジャー)」のシロップを、「チャイラテ」(650円)には岡崎市額田地区の宮ザキ園のほうじ茶を使ったチャイベースを使用しています。クラフトビールや、アングルのオーナー・飯田さんゆかりの山梨のワインもそろえています。 公園のように、思い思いにゆったりと ——Park Side Cafeを開いたきっかけは? 店長・安保さん 実は、ここでオープンする週末バーに、クラフトビールを飲みにちょくちょく通っていたんです。僕は豊田の出身で、岡崎のインテリア関連の会社で働いていました。その前は、飲食系の仕事をしていたこともあり、趣味で焼いた焼き菓子を週末バーに持ってきて、皆さんに食べてもらっていたんです。それを、アングルの飯田さんが覚えていてくれて、今回、「Park Side Cafe」を始めるタイミングで声をかけてもらいました。 ——ここで働く決意をした理由とは? 店長・安保さん 旅行者や地域の人が自然と集まるこの場所が、すごく居心地が良くて。ここで働けるなら、ぜひチャレンジしてみたいと思ったんです。実際にあったことですが、お客さん同士がカウンターで会話するうちに、そのお客さんが開くイベントにもう一人の方が出店することが決まったんです。新たなつながりが生まれる瞬間を目の前で見られるのは、とても嬉しいことだなって感じています。 ——今後、力を入れていきたいことは? 店長・安保さん 岡崎や愛知の食材を生かした焼き菓子やドリンクを、さらに増やしていきたい。この場所をきっかけに、地域の魅力を発信していけたらと思っています。 ——この場所をどんなふうに楽しんでもらいたいですか? 店長・安保さん 籠田公園が目の前ということもあり、今でもお子さん連れの方や、一人でカウンターに座ってゆったり過ごされる方などがよく利用してくれます。「Park Side Cafe」の名のとおり、街のパブリックスペースとして公園の一部のような感覚で立ち寄ってもらえたら嬉しいです。 ライター 杉山 自分自身が好きで通っていた「アングル」という場所で、働き始めた店長の安保さんは、とてもいきいきとしていました。焼き菓子は、営業が終わったあとに店内のオーブンですべて焼いているそう。季節ごとに新メニューが加わるとのことなので、何度訪れても楽しめそうです! 取材・文/杉山正博 撮影/北川友美 ※価格はすべて税込み ※掲載内容は2022年3月時点の情報です。 ※新型コロナウイルス感染症の影響で、掲載内容は予告なく変更する場合があります。公式サイト・SNSで事前にご確認ください。
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